飯ヶ岳研修登山

2007年5月3日（木）　飯ヶ岳研修会報告 　報告者：ゲンゴロウ

森林インストラクター山口会の飯ヶ岳研修会が行われました。
今回の主要研修目的は「森林セラピーに関連する周辺自然の確認」です。
参加者は山口会11名と森林ｲﾝｽﾄﾗｸﾀｰ島根会より大野さんをゲストとしてお迎えして総勢12名。
登山口に到着するまで若干のトラブルはあったにせよ、山口会の研修は順調にそして意気揚々に始まったのでした。

	登山口の小川を渡る。(10:45)
	登り始めてすぐに、巨大な滑松に遭遇。島根会の大野さんより滑松の説明をしてもらい、同心円状に広がった緻密で美しい年輪、優れた材質、これは全て、滑の自然があっての賜物だと言うことを聞き、改めて自然の妙に感心した。写真は、神々しい滑松の巨木。（いっつあん）
	リーダーやまんばさんのｲﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝは豊富な知識とユーモアを交えてサスガ!!の一言。
	天田さんｲﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝの｢ヘキサチューブ｣　苗木に被せるﾁｭｰﾌﾞで苗木を乾燥や害獣などから守る保護管との事。
	標高850ｍを過ぎたあたりからブナ出現。この辺りのブナ林は本州西限となる。
	頂上付近は笹（12:45）
	ゲストの大野さんは元森林管理署署長。国有林にまつわるミニ講座。その後ゲンゴロウによる地図読みミニ講座。
	下山開始(13:45)　直後のブナ林は荘厳な雰囲気。野うさぎが足元で飛び出したのはこの辺り。目撃者はほんの3,4名。豊かな自然にしばし感動。
	突然、紅白のイワカガミのお花畑が出現！一同感激。写真は合成ですが実際は本当にきれいでした。山頂付近は、十種ヶ峰にもよくある、ヒカゲノカズラが多く生えていた。
	ブナの倒木。この辺りかなり急傾斜と滑りやすい土壌に苦戦。子供引率の場合は別ルートの必要あり。
	新緑のブナとコバノミツバツツジのコントラストが美しい。これが本当の自然のままの景色。
	沢コースに入ると少し余裕が出来る。滑りやすい河床と山肌は滑山の語源につながるのか？
	滑松(ナメラマツ)と某氏。ゲストの大野さんによると皇居の松の間にも使われている滑松はこの地区の赤松が特に有用なため付けられた名前。年輪が密で材として非常に有用との事。想像以上に巨大で通直でした。
	無事下山(15:10)後の持ち寄りミニ研修。横田さんの「ぽんぽこクイズ」解説文について。
	やまんばさんの愛虫、山の分解者ゴキブリの「ゴキ江」ちゃん紹介。男性陣は引き気味？
	金丸さんの冬虫夏草クイズ「冬虫夏草が発見されていない昆虫は？１アリ、２カブトムシ、３カメムシ」　実物に勝るもの無し！
	帰りに寄った滑の三本杉。樹高約40ｍ、樹齢約300年。山口県唯一の「森の巨人たち百選」に選ばれている。杉の足元の立派な案内板で大いに盛り上がりました。　＊今回は、様々な立場や経験をお持ちの方々が、色々な情報を持ち寄って行われた研修会。本当に為になりました。（いっつあん）
	三本杉の前で記念撮影。目が泳いでいるように見えるのはカメラ３台で同時にセルフ撮影しているから。

＜メモ＞
平成19年5月3日（木曜日）
飯ヶ岳（937.3ｍ）
天候：晴れ
気温：登山口22℃　
参加者：12名
研修ﾘｰﾀﾞｰ：やまんばさん
幹事：ゲンゴロウ
集合場所：大原湖手前「愛鳥林」駐車場
集合：9時30分
解散：16時30分
※現地解散後、山口会有志にてﾐｰﾃｨﾝｸﾞ開催（於：徳地少年の家）

コメント(3) ｜

カテゴリ：グループ/団体 > NPO/NGO/ボランティア

「飯ヶ岳研修登山」をウェブ検索する

2007年08月23日(木) 09:26:01 Modified by gengolo

添付ファイル一覧(全5件)

fb58bec5e521d09b.jpg (86.05KB)
Uploaded by violashiron 2007年05月07日(月) 10:01:02

5ba3ed73c2e5e282.jpg (92.27KB)
Uploaded by violashiron 2007年05月07日(月) 10:01:02

d319a138bb2b3e0a.jpg (87.00KB)
Uploaded by violashiron 2007年05月07日(月) 10:01:02

98055f18a6db2379.jpg (49.78KB)
Uploaded by violashiron 2007年05月07日(月) 10:01:01

55df24bea82aeb0b.jpg (26.94KB)
Uploaded by gengolo 2007年05月06日(日) 17:47:26

森林インストラクター山口会の活動記録

メンバーの個室

飯ヶ岳研修登山