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分散コンピューティングプロジェクト

このページでは、現在行われているプロジェクトについて詳しく解説できる人を募集しています。
PCがどんな計算を行っているかを知ることができれば、より一層BOINCを楽しむことができるでしょう。

※TANPAKUは終了しました。

SETI@home

宇宙からは、様々な電波が地球上に降り注いでいる。この宇宙からやってくる電波の多くはどこからやってきたのだろうか?

中には、どこかの星が発しているものもあるだろう。しかし、このように自然に発せられる電波の性質は、ほとんどが限られたものである。これらのような、いわゆる「ノイズ」をカットして、もしそれでもある性質の電波が残っていたとしたら、それは何を意味するのだろうか?

現在人間は、様々なかたちで電波を用いている。電子レンジ、無線、ラジオ電波など、これらは自然から発せられる電波とは性質の全く異なるものである。
宇宙からやってくるこれらのような電波をキャッチできたとすれば、これは地球外生物の存在を意味するのではないか。今まで蓄積してきた膨大な量のデータを解析していけば、その中にこれらの痕跡が見つかるかもしれない。

TANPAKU

たんぱく質は、生物の全てを構成するために必須の物質である。たんぱく質は数え切れないほど多くの種類があり、それぞれで異なった性質を持つが、現在その全てを知るに至ってはいない。
これまでの研究により、たんぱく質はDNAによって構成(アミノ酸配列)が決められていることが判明している。しかし実際には、更にこれが三次元的に折り畳まれた複雑な形をしており、なぜそのような形になるのか?という部分では、未だ決定的な意見が出されていない。

TANPAKUでは、ブラウン動力学法と呼ばれる規則をもとに、与えられた分子の取り得る立体構造を予測する。
そこにある種の法則性が見出されれば、特に医療分野での応用が期待されるとともに、生命の起源を辿るための、一種の手がかりともなるかもしれない。

http://issofty17.is.noda.tus.ac.jp/doc/first.html

研究の成果は、以下のように論文となって発表されています。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001156882/

TANPAKUは終了したプロジェクトです。

Riesel Sieve Project

このプロジェクトは、リーゼル数と呼ばれる数を発見し、もしくはそれが正しいことを確かめるプロジェクトである。
リーゼル数とは、全ての自然数nに対して、k*2^n-1が合成数となる数の奇数kのことをいう。
合成数とは2より大きい素数を除く全ての整数のことをいう。つまり、4,6,8,9,10,12……である。
すなわち、nがいずれかの値にあるとき、k*2^n-1が素数となれば、そのkはリーゼル数ではないことになる。そのためこのプロジェクトは「素数を探すプロジェクト」と言える。

では、リーゼル数を求めてみよう。例えば、奇数であるk=1について、n=1のとき、k*2^n-1=1*2^1-1=1 これは素数なので、k=1はリーゼル数ではない。
k=5について、n=1のとき、k*2^n-1=5*2^1-1=9 これは3*3と因数分解できるので合成数である。ではn=2のときはどうだろうか。k*2^n-1=5*2^2-1=19 これは素数なのでk=5はリーゼル数ではない。

このような計算を繰り返し、nの値がいくらになっても定義式から求められる値が素数とならなければ、そのkはリーゼル数である。
現在知られている最小のリーゼル数は509203である。これより小さく、k*2^n-1の形で素数となるものが見つかっていないkは2007年9月の時点で68個ある。これらの数が本当にリーゼル数であるかどうかを、nの値が限りなく大きくなるまで計算して確かめる作業は、人間よりも計算機(PC)に任せたほうがはるかに効率的だろう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3...

ABC@home

整数論に関する未解決問題であるABC予想の解決を目指す。
例えばある整数A,B,Cについて、A+B+C=0が成り立つとする。このときA,B,Cをそれぞれ因数分解していくと、式が成り立つ数A,B,Cの関係には一定の法則があると予想される。

この予想はある意味でフェルマーの定理とよく似ている。なぜならフェルマーの定理はnおよびx,y,zを自然数としたとき x^n+y^n=x^n が n=0 を除く n=3 以上では成り立たないというもので、式を変形して x^n+y^n-x^n=0 とおけば x^n=A , y^n=B , -z^n=C としてABC予想の一部にフェルマーの定理が隠されていることが分かる。
更に身近な例を挙げると、例えば我々は三辺の長さが3:4:5であれば、その三角形は直角三角形になることを知っている。すなわち三辺が9:12:25であっても同様である。これは n=2 の場合におけるフェルマーの定理と同値であるが、我々がその正しさを疑わないのは数を階乗したときの変化と三角形の性質について、ある種の「決まり」を知っているからである。

もしABC予想が思いもよらない形で解決されると、これまでに解決されてきた多くの問題についても見直しを迫られる可能性も生まれることだろう。そうでなくとも、あるいは新たな未解決問題解決の糸口となるだろう。

Collatz Conjecture

整数論に関する問題であるコラッツ問題の解決を目指す。
この問題は実に簡単で、掛け算さえできれば紙と鉛筆を用いて誰でも簡単に問題に取り組むことができる。簡単な演算処理は計算機の最も得意とするところであり、この問題の解決も時間の問題と言えるのかもしれない。

まず、あなたが自由に選ぶことのできる、0でないたかだか有限の整数をひとつ選ぼう。
次に、その数が偶数であれば2で割る。偶数でなければ、その数に3を掛けて1を足す。
これを延々と繰り返していくと、最終的に値は1となる。
1となった後は 1→4→2→1 を循環する。

本当に全ての整数でこのようになるだろうか?
鉛筆一本での挑戦も可能だが、面倒だと思うならば、後は文明の利器に任せるとしよう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A9%E3...
2009年11月06日(金) 13:35:35 Modified by ID:+YSLcsCe3A




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