「・・・ほんと!?ほんとにない?誰とも?」
パッと顔を上げたカズが、うれしそうに聞いてきた。
「ないってば。ヘンなやつだなぁ。それがどうしたんだ?」
「なんでもない。おにいちゃん大スキ!」
そう言うと、俺の首に両腕をからませてきた。
ここまできてようやく俺は、「カズはやきもちに近い感情で質問していたのか?」と
推測する事が出来た。
初体験と言えども「本能的に行う恥ずかしい行為」という事は何となく分かったのだろう。
「検査」に対する真偽の程は確かめず、行為における自分の位置を確認するとは・・・
子供と言えど、侮れないなと感心してしまった。
男女年齢問わず、独占欲というのは怖いものなのだ。
俺は、俺の胸に顔を埋めたカズのおでこにそっとキスをしながら、
「にいちゃんもスキだよ・・。」
と優しく背中を撫でていた。

「・・・ほんと?僕のこと一番すき?」
「ああ。カズが一番さ。じゃないとこんな事しない。」
「・・・・・・にいちゃぁん。」
カズがいっそうきつく俺にしがみついてきた。
俺は長年のわだかまりが少しほぐれたような感じがして、
たまらなくなってしまった。
カズの細い顎を持ち、顔を上に向ける。
ぽってりとした愛らしい唇に吸い付き、カズの舌を舌でまさぐった。
シャワーの音に混じって、ちゅく・・ちゅぷ・・・という音が聞こえ出した。
クチから出された舌を舐め、カズの唇に沿って舌を這わす。
俺のヨダレをコクン、と飲み込むカズを見ていると、またたまらなくなってきてしまった。

「カズ・・。」
泡だらけのカズの身体を撫で回しているうちに、当然尻にも手が伸びた。
白くて柔らかいお尻のほっぺたを揉んだり撫でたりする度に、
カズの身体がピクン、ピクンと反応する。
「カズはスケベだなぁ・・・気持ちいいんだろ?」
「あ・・・やだぁ・・スケベじゃ・・・ないぃ。」
「そうかな?ならこうしても声は出ないよな?」
俺は意地悪くそう言うと、滑りのいい指でカズのアナルを撫で始めた。
「・・・・・・・・!!ん・・・・ぅ・・・っ!!」
クチをキュッとつむり声を出さないように我慢していても、執拗にアナルを撫でまさわれる度に
「・・・!ん・・・ん・・・・・・!はぁ・・っ!」
という吐息とため息が出続けた。

「んー?カズは我慢強いなぁ。これだとどうかなー?」
からかうように言いながら、カズの鼻先や唇をぺロリと舐める。
「ん・・・ぅん・・・・。」
と、ウットリしていたカズの身体が、急にビクンと飛び跳ねた。
何の前置きもなく、俺の指をアナルの奥まで突っ込んだのだ。
「・・・・・・・・・・・!!!!は・・・っ・・あ・・・・!!」
「あれ?今、声出なかった?」
ニヤニヤしながらカズの下唇にキスをする。
俺の指はアナルの中に消え、腸壁をさするようにくるくると回転していた。
「・・・・・んーーーーーーーー!ぅぅ・・・・ぅーーーー!」
俺の肩を握り締めた手に力が入る。
相当こらえているのか、カズの顔が赤くなってきた。

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