それをこする時にはいわゆる「おかず」が必要だ。
ここは一昔前のマンションの玄関。
言うまでもなく殺風景。
それとは裏腹に張りつめる僕のちんこ。
カメラに撮られている興奮、奥の部屋から聞こえるエロビのあえぎ声。
いや、違う。
「あっ・・・」
ゆうくんが触ってくれている、という妄想に声が出た。
「出そう?」
無言で首を縦に振る。
「じゃストップ。」
舞台は風呂場に移された。
洗面器で体に湯をかける。
柔らかなお湯が肩から肌を滑ってゆく。
形のない物。
なのに、寸止めされたそこは、お湯が当たる度にジンジンと疼く。
石鹸が体を撫でる。
上がるとき、体をふいたタオル。
ユウキとかかれていた。

脱衣所には撮影用の服が置かれていた。
上のは、まあサイズが少し小さいぐらいでふつうのTシャツ。
下を見たときに、少し固まった。
オトコノヨクボウとやらの深さを思い知らされた。
用意されていたジーンズはいわゆる半ズボンというよりも、ギリギリまで短く破かれている。
パンツは、大事なトコロを隠す以外は全部ひもで、貴重な布も完全にスケスケ。
はいてみたら、半立ちのそれが伸縮性豊かな布を自由に圧している。
ピチピチのズボンは、お尻の肉を締め付けて、まるでお餅みたいにさせる。
「似合ってるよ、タケシくん。俺の昔の衣装。」
キツイズボンが更にきつくなった。
ベッドに呼ばれる、いよいよ本番らしい。
ベッドには僕の着てきたパーカーをかけたゆうくんが横たわっている。

テレビはゴチになりますの再放送をやっている。
ゆうくんと二人ベッドに横になる。
目はテレビを見てるけど気は完全に別の所。
触られている。

「タケシくんもゆうくんの触ってよ。」
手を伸ばす。
確かめるようにゆっくりと撫でる。
春の太陽のように暖かい。
「どう?」
「すごく・・・大きいです・・・」
ゆうくんのそれは確かに大きい。
「ゆうくん、キスしてみて」
「ねえ、俺に任せてみない?」
男はすこし考えたようだが、すぐにうなずいた。
「そのほうがいいかもな。」
ゆうくんは僕の体をひっくり返して自分の上に乗せた。
股が太股に押し付けられて、感じる。
「タケシくん」
耳元で囁かれる。
ゆうくんの声は甘く響く。
「なに?」
「サイコーだよ」
「なにが?」
「可愛くて、エロい。完璧俺のタイプ。押しつけてる、ちんこ。いやらしいね。」

「じゃ、二人とも脱いでみようか。」
に始まって、どんどん服を脱いでいく。
下着姿は二人とも気に入ったみたいで、目から鱗で皿を釘付けにしていた。
「タケシかわいいよタケシ。」
ファーストキスを奪われたなんて言っている場合ではない。
ゆうくんの口と舌は薄い布の上から僕のを弄ぶ。
玉の根本をなめられると、腰が浮いたみたいな感覚になる。
そして吸い付きながらちんこを口がゆっくりと上っていく。
ねちねちと淫猥な音がして、先端までくると僕はあまりの気持ち良さに声を出してしまう。

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