「…んっ…あぅ…嫌ぁ…」
僕の肌を這うような、兄の舌の感覚に思わず声を出してしまった。
それまでいやらしかった兄の表情が、みるみる怒りに染まっていくのがわかった。
「おい…ペットが喋ってんじゃねえよ」
そう言って、僕の首にはめられた首輪からのびる鎖を強く引っ張る。
「うぐぅ…」
首がしまり、反り返った形になる。同時に兄が僕の胸の突起物をつねった。「ひゃぁ!」
痛いはずなのに、感じてしまう。
「なんだ?こうしたほうが感じるのか?」

そう言って兄は僕の顔を覗き込む。
「そっそんなこと!」
恥ずかしい…本当はもっとしてほしい自分がいる。
「そうか…じゃあ止めるよ。」
「えっ?」
驚いた。あの兄が僕のいうとおりにしてくれるなんて…
「ふふっ。ホントはしてほしいんだろ?それならちゃんとお願いしなきゃな…?」

編集にはIDが必要です