「・・・んっ」
兄のものに触れる、それは既にはちきれそうな位に大きくて
先ほど兄が自分で慰めてる姿が思い出された。

ずっと我慢してたんだ・・・ごめんね兄ちゃん。

「んん・・・はぁ・・んっ」
荒い息が耳にかかる。
「こんな感じで良いの?」
「・・・うん。すごく気持ちいい。続けて・・・」
兄の甘い声が耳元で囁かれる度にどんどん恥ずかしくなって
それをごまかすように手の動きが速くなる。
「ぅん・・ん・ひぁっ!ぁっ・・あ!」
今まで押し殺されていた声が兄の口から漏れる。
首に抱きつく手が強くなる。
嬉しい。もっと声を聞かせて!
その一心で手を動かし続けた。速度が増していく

「あっ!しゅう・・・しゅうと!はやっ・・もっとゆっく・ゆっくりー!!」
はっとして手を止めると兄は少しグッタリしていて
僕の手は白い液体でベトベトだった。
「あ・・・ごめんなさい」
「もっとゆっくりって言ったんだけどなぁ?」
「・・・ごめんなさい」
苦しかった?痛かった?
「許してあげない」
冷たい言葉が突き刺さる。
どうしよう。頭が回らなかった。
「・・・嘘だよ」
「え・・よかった・・・ぁわ!!」
「許してあげるから続きやらして?」
押し倒されていきなり言われた言葉の理解に時間がかかる。
その間兄は自分の液でベトベトになった僕の手に手を絡めて
ネチョネチョとなる音を楽しんでいた。

「・・・続き・・やって」
その言葉は許して欲しかったからか。只求めていただけかもしれない。

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