VAZIAL SAGA妄想設定集 神王編 by Mumey&リメイ

この表はMumeyとリメイによる39人の神王の妄想設定をまとめてみたものです。もうちょっぴり追記するかもしれません。

3月9日 ヴァレムサークとシャリ神王に追記、そのほか微調整。
ヴァレムサークとAmvalitのつながりをこじつけてみました。
シャリ神王の追記部分は新旧の顔絵を見比べているうちに思いつきました。


  


神王名一人称呼ばれ方勝手設定諸々&「ひとこと」
海翔レイシュウオレ兄貴、
大将、
艦長、
レイ様
明るく楽しいラテン系な性格。仲間や可愛い女の子たちとわいわい過ごすのが好き。
神王中で一番かもしれないその明るさは、「不老不死でも死ぬことができる島」の在り処を知っているためらしい。
ただし、長時間海から離れていると精神的にしおれる。海の男その1。
 
「港という港を全部頂くぜ!」(歯がキラリ)
雷神キルマわたし神王様貴族の出身。
「高貴な血統の者はどう振る舞うべきか」を長年追究していたが、神暦200年頃に「騎士道」に巡り合い、開眼した。
(騎士道に関する記録はほとんどが失われていたが、運良く貴重な文献を手に入れることができた)
騎士道を他国の神王にも語り広めたいと思っているが、語りだすと止まらないことを自覚しているので普段は自制している。
自国の部将には遠慮なくどこまでも滔々と語る。
ジィーア神王神王様(※旧絵からのイメージです)
 
外見は20代前半、ややつり目のきりっとした顔立ち。
喜怒哀楽がはっきりしていて、感情が表に出やすい。
しばしば『事故』に見舞われているが、全てを気合と根性で乗り切って生きている。
(『事故』:インクが書類にこぼれたり物が壊れたり雪に埋まったり、山で熊に襲われたり…といった各種トラブル。)
部将や兵士たちには『この方には我々がついていないと!』と思われている節が微妙に無きにしもあらず。
 
元々は庶民の出身。神暦前の大戦末期、当時あった王国を打ち倒した革命軍(圧政に反発し武装蜂起した民衆)の中心メンバーのひとり。
人々をまとめ士気を高める能力の高さから神王に選ばれた。
皇国の圧力により愚民化を行うようになったが、本心では民の思考停止を好まず、再び戦乱が始まるまでは敢えて洗脳率を高めないようにしていた。
「ジィーア」が本名。国名は彼女の名前からつけられた。
部将や城にいる者たちは家族のようなものだと思っているらしい。
 
隣国のリヴァスとは神暦前からの同盟国で、ヴェイ・ルースとは当時からの知り合い。
神暦100年頃から、十数年に一度「息抜き」と称して、ベルナ神王やデフィスとともにリヴァスに遊びに行っている。
押しかける際にはコタツとお茶とミカンを持参するのが常。
ヴェイ・ルース神王様、
ルース様
口数は少なめ、常に冷静で淡々としている。
感情をあまり表に出さないが、完全に無表情な訳ではない。
 
遠隔地の現在の様子、およびその場所の断片的な未来を見ることができる。
個人の身に降りかかる出来事を予知することは困難。
実際に起こる出来事や結果は努力によって若干変えられることもあるが、見えた未来と大きく異なるものにすることはできない。
 
未来を見て得た情報を踏まえて内政を行っている。
(特に災害対策など。愚民たちは『神王様はすべてを見通しておられる』と思うようになり、洗脳率が上昇する。)
神暦以後の歴史については、数千年後に『破壊の魔法王』が挙兵しハイネルを滅ぼすまでは分かっているが、それより先の未来は見えていない。
魔法王の時代まで待ち、『その先』に何が起こるのかを見届けるつもりでいる。
 
愚民の平穏のために出来る限りの努力をしながらも、醒めた目で神暦の世界を見ている。
内政仕事の手が空くと、考え事をするか遠くを見るか本を読むかしている。
時折、睡眠時間や健康というものを考慮せずに、徹夜で仕事や読書に没頭する。
エンシェス兄妹からは「ルース様」と呼ばれる。
 
表情には出さないが、友人たちの十数年に一度の「息抜き」訪問をそれなりに楽しみにしている。
ベルナ神王神王様(※旧絵からのイメージです)
 
外見は20代半ばの人の良さそうな青年。
基本的に温厚でやや天然、のほほんとしている。
白豹をはじめ全てのネコ科動物を溺愛していて、ネコ類に危害が及ぶと本気で怒る。
 
『人間が幸せなら猫も幸せになる。猫にとって幸せな環境をつくれば人間も幸せになる。』が持論。
ベルナの愚民は誰もが猫好きになるように教育され、猫に優しいのどかでのんびりした平和な国になった。
戦乱が始まった時にはこののどかさが災いしたのか、真っ先に侵略の標的にされることになる。
 
立場は弱め(国の歴史的事情による)、腰が低い(もともとの性格による)。
ときどき悪気なく余計な一言を言ってしまう。

本名は完全に忘れ去られており、不明。

「白豹を好きになったのは最初は外見からですけど、その後は理由無しで全てが好きですねー。」(のほほんと笑う)
氷虎デフィス神王様、
族長、
大将、
兄ィ、
氷虎様
面倒見が良い性格で、仲間と食料を何よりも大事にしている。
受けた恩は忘れずに返す。

アラナダ最北部に暮らす狩猟民族の出身。
アラナダの厳しい自然環境の中で苦労することが多く、国は決して豊かとはいえない。
神暦開始直後の不安定な頃には、他国からの食糧援助が必要なほど困窮したこともあった。
しかし、郷土に対しては強い愛着と誇りを持っている。
部将からはばらばらな敬称で呼ばれつつ慕われている。

(後々追記予定:氷虎の能力について)

北国の「息抜き」仲間の中では、突っ込み役にもボケにもなる。
物事に食物がからむと熱くなりやすい。
何故か被害者になったり損をすることが多い。(中途半端に常識的なためか、単にあまり運が良くないのか)

「食い物を粗末にする奴に生きる資格は無ぇ!!」
ミル・フラート我が君話し方は「〜たまえ」口調。
格好をつけた言い回しを好み、指を鳴らして部下に指示を下す。
高潔な人柄だがどこか不器用なところもあり、部将たちに愛されている。
ネミスの国の正装である甲冑をほとんどいつも身に着けている。
統治者としては非常にまともで優秀な人物。
同じ『仁徳』の才能を持つルシメル・ハネイと仲が良い。
クリース一族は、親友の子孫。
他国の者から髪型(天然パーマ)を不思議がられることが多く、けっこう気にしている。
とある理由からゴート・メイサスと固い同盟を結んでいる。

「何故だ…何故皆私の髪型を奇異に思う…!」
ゴート・メイサスわし神王様争いを好まない穏健派神王。
物事に動じず、否定的な見方を避け、何事にもポジティブな側面を見つけるようにと愚民たちに教えている。
議論のまとめ役や争いごとの仲裁が得意で、双方の言い分から妥協点を導き出すのがうまい。
しかし、アヴァリス国を独立国家として認めたがらない蛇神ガ・ネムドを諭そうとして失敗し、禍根を残してしまった。

ターバンに隠されたその髪型は…

「…実は、わしも、」
紅彩神王陛下引きこもって星の世界に逃避しがちな乙女。外見は15歳くらい。
人見知りする性格で、よその国の神王は基本的に怖い人たちだと思っている。
部将に対してはにこにこしながら押しが強い。
流浪してきた部将の名前を星の名前に改名したりする。
紅彩の愚民は、晴天の夜は一時間以上星を見るのが義務である。(300年時点ではもはや娯楽と化している。)
城の庭園には巨大な天体望遠鏡をそなえた天文台がある。

「南天の星も見たいわね。カノープス、アルファ・ケンタウリ、それに南十字。
そういうわけで南進しましょう。」
蛇神ガ・ネムドワシ(?)アヴァリスを目の敵にしており、もともと自分のものだったアヴァリスの領土を奪還することを誓っている。
様々な分野の膨大かつ瑣末な知識を記憶しており、それらを愚民たちに説いては定期的にテストを行っている。
テストは暗記問題ばかりで出題範囲はランダムであり、優秀者は表彰される。
知識の伝達のために読み書きは必修であるため、砂蛇の識字率はほぼ100%である。
また、ガ・ネムドは他国よりも優れた医術の知識を特に意識的に愚民たちに広く浸透させている。

「黙れ小僧!」
法神セイドウ
(わたし/わたくし)
神王様リシュの親戚(大伯父)。
国際会議の席上で法と政治について長々と論じ、出席者の大半を辟易させ、さらに数人を居眠りに追い込んだことがある。
愚民を完全に「管理対象」とみなしている。
もともとは法学者。
親類であるリシュには甘い。自分の孫のように思っている。(自らには妻子や孫がいなかった)
公式の場や政治の話をしているときは対等な相手として接するが、私的な場では子供(孫)扱いする。
300年間欠かさずにお年玉を贈っているらしい。
元帝ロードハーン吾輩神王様、
ロードハーン様
高い統率力を持ち、モンバルギ国内の七つの民族を統べている。
(国内には遊牧民、農耕民、商業を生業とする民など、多様な民族が混在している。自身は遊牧民族であるモンバルギ族の出身。)
『ロードハーン』という名は称号・敬称であり、本名ではない。

どこまでも広がる草原と大空を心から愛している。
城の留守番を部将に任せて遊牧に出かけ、数ヶ月間帰ってこないこともしばしば。
城にいない間は移動生活を送りながら内政仕事をこなして統治している。
羊と一緒にうっかり隣国との国境線を越えてしまい、抗議されたことが何度かある。

「こまごまごみごみした場所は好かん。空が見えない場所も気分が滅入る。」
ランファンあたし

ボク

ラン
主、
外見は15歳くらい。
300年間で最も性格が変化した神王。
神王の座についた頃は、神を名乗り国を率いていくことに自信がなく、不安と戸惑いを感じていた。
神暦100年を過ぎた頃から、自ら神を名乗るようになる。(初めのうちはまだ自分に言い聞かせている面があった)
神暦200年以降になると、他国への布教を開始。
神暦300年の時点では、完全に自分が輪廻の神であると思っていて、人類を「救済」することを望んでいる。

「皆さんすごいですよね…あたし全然自信なくて…」
 ↓
「だからボクは教祖じゃなくて神なんだって…何度言えばわかるのかな?」
 ↓
「世界のみんなを救済するんだ。だってランは神だから☆」
隗神テイカク神王様、
マスター
後に真陽となった地域の出身。
妙に懐の深いおっさん。
人間の心理に関心がある。
人の身の上話を聴いたりカウンセリング的なことをするのが趣味。
(対象は他国の神王にも及んでいる。ランファンはお気に入りのクライアント。)
哲学的な話も好む。
月人(宮廷道化師的存在)からは「マスター」と呼ばれている。

「決して尽きることのない人の欲望が作り出す歴史の流れ…とくと見物させてもらうとするか。
 ま、ついでに儂が天下を取るのも悪くないし。ひまつぶし。」
刀神ムラマサそれがし御舘様武士道を大陸全土に広めるべきだと思っている。
酒豪。
アラナダを『荒灘』と漢字表記する。
鬼神シャラおれ殿、
鬼神様
表面上穏やかでのん気だが、実は波乱やスリルを好む刹那的な性格。
特に自分以上に強い相手や人数の多い敵に立ち向かうときなど、一見勝ち目のなさそうな戦いに臨むことに無上の喜びを感じる。
強い相手と戦う機会をいつも探している。
好奇心旺盛でお祭り好き。
弱い者いじめをしてる強い連中を負かすのが好き。
正体を隠したお忍び旅行が趣味で、300年で紺華中を歩きつくしている。
本当は国外にも出かけたかったが、外交上の制約と神王の仕事のために限られた場所にしか行けなかった。
部将や愚民には気さくに接する。仕事をさぼって遊ぶ。
年4回の祭りの直前に、ためていた事務仕事をまとめて片付ける。

神暦前の大戦時代、分裂していた紺華を統一する戦いに参加し、終結後に戦闘力の高さを理由に仲間から神王に推される。
古より紺華の民の生と死の循環を統べる神であり戦の神である「鬼神」の取りつく霊媒を名乗り、城内で政を行っている。
城内の重臣や部将たちには「憑坐(よりまし)の殿」、あるいは「殿」と呼ばれる。
城外の一般愚民の前には神王として姿を見せることをせず、紺華を治めているのは鬼神様そのものだと愚民たちに思わせている。
一般の愚民たちはシャラの名も知らず、顔と姿を公的に見ることはない。
旅行中のシャラを見かけても普通はその正体に気づかない。
愚民たちは人間の姿をした「神王」は紺華にはいないと思っている。
このような顔の見えない統治方法は、シャラが自分自身が神王であると民に認識されることによる束縛を嫌ったためである。

皇国の圧力によって愚民化政策を受け入れたが、次第に民が権力に対して素直になりすぎてつまらないと感じるようになる。
本心では愚民化による世界全体の平和よりも個人の自由を好む。
神暦290年代はじめに国内をお忍び旅行中、龍戒から密かに武器が流れ込んでいることが紺華の治安を悪化させていることに気づいた。
そして世界情勢を見てソウリュウの意図を悟り、早々と龍戒に同盟を申し入れて戦争に備え始める。
世界を統一して、徐々に愚民化をやめて政を人間の手に還し、自分は世界中を放浪するつもり。
純粋な戦いへの欲求があり、世界に波乱を求めるという点では、ソウリュウとシャラは互いに相通ずるものを覚えている。

「どうせなら、ぱあっと天下統一して、壮大に隠居したいよね。」
砂神アヴァリス王、砂神様古語で喋る。
自らを神であると認識している。
「アヴァリス」はもともと聖地の名であり、砂神の真の名は秘されている。
神暦以前の大戦時、砂蛇に弾圧されていた砂神信仰を持つ少数民族を独立に導き、アヴァリスを建国した。
その直後に皇国軍の介入によって砂蛇との戦争を停戦させられたため、皇国中心の世界体制に不満を抱き、ほとんど鎖国して独自の方針を貫いてきた。
古より受け継がれた蹴球という大規模な集団競技を神事として繰り返すことによって、民の一人ひとりが最期の瞬間になるまであきらめない不撓不屈の力を鍛え上げてきた。
砂神の力が発動するときは全兵士が「アァァヴァルルルリィィィィィス!!!!」と大音響で叫ぶ。
神話ではもともと砂神のものだったという砂蛇の領土を奪還することを誓っている。

「我戦わん。其処に剣戟の鳴る限り。」
物神サトリあたし、
あっし
長、
親方
外見は苦労の滲んだ渋めの中年男性。
神暦時代にほぼ唯一火薬を用いる技術を継承している花火職人の組合の長でもある。
サトリを含めた花火師たちは、火薬は空の芸術のためにある神聖なものであり、本来は人殺しの道具ではないという矜持を持っていた。
それゆえサトリは野戦に火薬を用いようとはせず、やむをえず攻城戦の工兵に花火師団を編入し、城壁の破壊のみに火薬を用いる。
火薬の製造方法や加工方法、実践技術、保管場所は職人の間で全て口伝で継承され、職人たちはその秘密を命を懸けて守る。
 
「迦沼花火師団の意地にかけて、この火薬は渡しゃあせんよ。」
皇帝ソウエン皇帝陛下、
神王陛下
神暦前からの大国・皇陽に君臨する皇帝。
声が大きく威圧的。
300年の長きにわたって最高権力者の座に就いていたためか、態度はかなり尊大。

神暦前の大戦時に隣国(後に真陽と呼ばれる地域)を吸収合併、領土を大きく広げた。
その後、シュンケイの提案を受けて対立国であった皇陰と和解。
皇陰とともに、強大な国力をもとに世界各地の争いに介入、停戦させ、皇国を中心とする世界秩序をつくった。
愚民化政策の原型はもともと皇陽で行われていた。
世界初の月人「月音」を従えているが、感情に乏しい彼女に満たされないものを感じていた。
聖帝コリュウ天子様、
聖帝陛下
外見年齢は10歳前後。神暦300年時点での実年齢は14〜15歳。
『付き従う者が空腹にならない(食事を必要としなくなる)』という不可思議で特異な力を持って生まれた。
自分自身も生まれつきほとんど食事をとらない。

神王になった頃は「お母さまの期待にこたえなくちゃ」という気持ちが強かったが、
いつまでも自分を幼い子供として扱い、さらに「わが子コリュウを世界を統べる神王に」と過剰な期待を膨らませていく母リュネイに対し、
戦乱が始まった頃から次第に反抗するようになる。

「お母様は、なぜ予を不死の身にしたのですか?」
ルシメル・ハネイ神王様行政管理国の神王。
それぞれの神国で愚民から搾取した税金が公正に使われているか、税金を扱うものが不正を行っていないか、などを監視することが任務。
数年から十数年に一度各国に出向いて会計監査を行っている。
訪問先では色々と苦労することが多い。
ミル・フラートとは気の合う友人同士。
顔をあわせる機会があると、一緒にお茶を飲みながら政治・行政について語り合ったり仕事の愚痴をこぼしたりしている。
神暦200年代以降、迦羅輪廻教の宣教師がハイネル国内で無断に布教していることについて、ランファンに再三苦情を申し立ててきた。
琉王リーガイ(?)神王様

大僧正睨下
自国の不安定な気候にうんざりしていたところに、国内で『如何わしい宗教』が流行。
当初はあまりに胡散臭いのでそれを排除しようかと思っていたリーガイだったが、愚民化に利用できると気づき、自ら加担するようになる。
神王のお墨付きを頂いた宗教は、怪しげな教義にも関わらず瞬く間に琉球全土に広まった。
宗教的な最高指導者である大僧正の座に就いた当初は半ばやけくそだったが、神暦300年にもなるとすっかり振る舞いが板についている。

「神にでもすがらねばやっておれん…。」
 ↓
「異教徒どもに菩薩の福音を知らしめる聖戦を行う!!最後の審判は近い!!
 さすればニライカナイに召された暁にはヴァルハラの館に入ることができるであろう!」
天帝アイヒミわらわ天帝(あまみかど)、
大君
対面したものは誰もがひれ伏してしまうような、圧倒的で神々しい美しさを持つ。
唯我独尊。
京核の民を治めるための膨大な知識と優れた思考回路、天女のような理想の容姿を併せ持つ。
極東の技術の粋を集めた開発者たちによって、生まれる前から遺伝子操作され造り上げられた、いわゆるデザイナー・ベイビー。
開発を指示した時の為政者は彼女を単なる人形として利用するつもりだった。
しかし開発者たちの予想を超える強い自我と絶対的なカリスマをもって人心を掌握し、為政者を追い払って京核を治めるにいたる。
自らを天より降臨した女神だと認識しており、実際、人工的に設計された能力だけでは説明できない要素もある。
いかなるときも高飛車な態度だが、自分を崇める民を慈しみ、大きな義務感を感じている。
京核以外の場所は田舎で、皇国は成り上がり、辺境の住民は蛮族だと思っている。
戦には鉄扇を携えていく。

「全てのものはわらわの前にひれふすのじゃ。」
ヴァレムサーク一人称不明森長(もりおさ)様あまり喋らず、短い言葉だけを発する。
部将たちとは以心伝心、阿吽の呼吸で話が通じる。
他国の者からは『半分植物なのでは…』『葉緑体と共生していて光合成ができるのではないか?』などと思われている。
動植物と心を通わせることと日向ぼっこを好む。

植物の成長を促進したり、逆に枯死させたりする能力を持つ。
また、滅多にやろうとしないが、動物の成長速度や寿命を変えることもできる。
能力の本質は『生命の持つ「時」を操る力』。
 
神暦以後に源霊の森と同化した。
精神のほとんどは『森』の意思の中に溶け込んだが、
思念の一部と能力は同化しきらずに残り、『時』と呼ばれる存在になった。
 
「…世界中、全て森に。調和のため。」
黒帝シンリュウ神王様長年ソウエンより格下の地位であったが、いつか世界全土を自分ひとりの手で統べるという野望を持ち続けてきた。
神暦前の大戦時、シュンケイの協力により父王と兄を追い落とし王座を手に入れた。
月人は月無有無(ムーンムーム)。
部将のいない場では、時折自嘲気味な独り言を渋く吐き、ムーンムームに明るく突っ込まれている。
(ムームの突っ込みはフォローになっていないこともある。)

「もはや愚かなソウエンの尻拭いや煩わしいシュンケイの容喙には我慢がならぬ。独り君臨し、思うさまこの世界を治めてくれるわ。」
結界神想武ワシ神王様、
想武様
基本的な性格・口調はボイスドラマvol.3参照。
趣味人。
他国の城も改造してみたいと思うことが時々あるらしい。
その衝動を300年間我慢してきたが…。
易爻神王わたくし(私)神王様、
祖師様
外見は20代後半〜30代前半。
非常に美しい声の持ち主。
夢を通じて愚民に語りかけることができる。
癒し系。
赤法神リシュぼく神王様皇陰の出身。中央から派遣されて司啓の神王になった。(大戦時、司啓の地域は紺華と同様に小権力が群立していた。)
福祉政策を得意としている。

外見が少年であるため、他国の神王から何かと年下扱い、子供扱いされる。
リシュ本人としては、実年齢はもう子供ではないのだから、子供扱いはいい加減にやめてほしいと思っている。
(神暦300年時点ではもはや諦観の境地かも?)
コリュウが神王となったとき、法守国の神王としての理性では世界の秩序が崩れることを危惧しつつ、
内心では自分より明らかに年下の神王ができたことを少しだけ嬉しく思ってしまった。
ギルス神王神王様華奢な体格で、女性に見えなくもない顔立ちに化粧をしている。
そのため、シャリ神王と初めて会ったときに、女性と勘違いされて口説かれかかったことがある。
本人は男性・女性どちらと思われても構わないらしい。

慈悲深く、真面目な性格。受けた恩は絶対に忘れず返そうとする。
弱小国として300年間苦労するうちに、ごくわずかずつだが性格が歪み始めている(恨みを忘れられなくなってきている)。

ソウリュウが全世界の統治を目的として戦を始めたと信じ、全面的に協力していたが、ソウリュウの真意が異なることを知り、離反・独立する。
弱者の痛みを分からない強者は支配者になるべきではない、と考えるようになる。

国土は5000メートル級の山々が連なる厳しい高山地帯。
ラクダ科のリャマとアルパカやテンジクネズミなどが家畜として飼われている。
旧時代の世界で広く信仰を集めた預言者の母とさまざまな文化の大地の女神が習合した存在である、大地母神マリアが信仰されている。
神暦以前からマリアを讃える物語を演じる神秘劇が旅芸人や聖職者などによって行われていた。
ギルス神王は男性であるが、いわゆる女形としてマリアを演ずる旅回りの役者だった。
マリアの美と神聖性を最も体現することができる役者として国中で評判になり、マリアの化身そのものとして崇拝されるようになったため、神国建設の際に神王に選ばれた。

「シャリ神王殿……一応言っておきますが、僕は男ですよ?」
祭神ロジュウこの婆、
わし
祭神様神王中最年長。
他国の神王を、坊や、お嬢ちゃん、若いの、青二才、などと呼ぶ。
ガ・ネムドもセイドウもロジュウお婆様から見れば年下。

「ほっほっほ、あの若造もまだまだ青さが抜けんのぅ。」
ホーハイホクわたし大旦那様商売で儲けることが何よりも好き。
世界を統一して自由に商売ができるようにしようと思っている。

「こうこまごま国が分かれとりますと、関税やら手続きやらえらい難儀ですからねぇ。」
護神ヤンセあたし母上、
母君
自国の愚民からは『我らが黒き母』と慕われ敬われている。
土地に宿る精霊と会話し、力を借りたり操ったりする能力を持つ。
部将の四精霊は彼女の子孫。
蒼流センラキ拙者センラキ様滅びの美学。
伏し目がち。
静けさと風流を好む。
移ろいゆく季節をうち眺めるのが趣味。
希泉落城後は、些細なことにも責任を感じて切腹しようとする。

「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結び、久しく留まりたるためしなし…」
覇帝ソウリュウオレ神王様50年近くかけて世界に戦乱の火種を蒔く。
赤ワインを飲みつつ華麗で破滅的な独り言を吐く。
その強大な力の出自には謎が多い。
月人はリツキ。
 
群雄割拠していた大陸西南部地方の小国の騎馬隊長だったが、下克上と巧みな戦を繰り返して広大な領土を支配するにいたる。
一介の騎馬隊長だった頃、西海の島に出没した生物兵器の怪物に軍を全滅させられながらも、それを独りで追い払ったと伝えられている。
だが、真実は少し異なっている。
それは、前文明の負の遺産、人間に造られた歪んだ怪物などではなかった。
この世界と表裏一体の異世界からこの地を訪れた、神的な力をそなえた存在だった。
その白い龍は洞窟の奥深くから現れたという。
相対したソウリュウと白龍の間にどんなやりとりがあったのか。
その場で唯一生き残った兵士の子孫、竜騎将リジュラムだけがその断片を知っている。
 
ソウリュウは、自らの治める国を「龍戒」と名付けた。
皇国を警戒させるほどの力と傲慢さを持ちながら、何を思ったかソウリュウはあっさりと愚民化政策と皇国中心の秩序を受諾した。
しかし、平和の時が彼の予想以上に長く続くあいだ、彼は考えていた。
 
世界は破壊と再生を繰り返しており、その中で人類を含めた生物は弱いものは滅び、強いものだけが生き延びることによって進化を続けてきた。
世界は光・平和・秩序・喜び・善などの正の要素だけでなく、闇・殺戮・混乱・憎しみ・悪のような負の要素と混沌となってこそ、完全な美しい姿と言えるのである。
したがってこのように長く続く平和と愚民化政策は人類の進化を止めて脆弱にし、世界を偏った形で腐らせてしまうものである。
 
彼は独酌しながら思う。
およそ300年もの平和が続いた今、世界を再びあるがままの凄烈な姿に戻さなければならない。
戦乱による混沌の中を生きのびる力を持った者だけが、さらに進化を繰り返していく。
自ら生きる道を選ぶことを放棄して神王に全てを託す愚民どもは、乱世の中ですら本能を呼び覚まさないなら、一人残らず屠ってやろう。
300年間愚民どもの世話に明け暮れて倦怠の時を過ごしたあげく、この血の河を渡りきることができなかった神王たちは、ことごとく封じてやろう。
全ての者を嘲笑いつつ、自分に立ち向かうことができるほどの強者が現れてくることを期待している。
そうでなければ世界はすでに手遅れなのかもしれないからである。
自らの城が落ちることになろうとも、彼は笑っているだろう。

「一人また一人と消えていく・・・他愛もないものだ。こんな奴らが神王を名乗っていたとは笑えるな。」
シャリ神王神王様外見は30代前半。
女性美を語りだすと延々と果てしなく語る。
女性に対してはまめで優しい性格らしい。
自国の民(特に…以下略)を龍戒による侵攻から守るために、ひとまず従属する道を選んだ。

神王に選ばれた時にはすでに40代に達していて腹回りが少々気にかかる体型だったが(新絵の外見)、
神王化する直前にアンチエイジングの手術を受け、若かりし日の姿(旧絵の外見)を取り戻した。
シャリ神王はこの肉体改造の過去を隠し続けている。
幸いにもほとんどの神王はシャリの秘密を知らない。
 
「女性は一人一人違う魅力があるんですよ。何百年眺めようと見飽きることはない・・・(うっとり)」
ロイ・ファルド己(オレ)頭、
お頭、
船長
海の男その2。
神王になる前は、役人として海賊を取り締まりながらその上前をはねていた。
神暦開始直前にクーデターを起こし、当時の支配者から権力を奪って王座に就いた。
船の上ではイラスト参照な格好だが、陸の上では一応きちんとした服装をしている。

「悪いが海も陸も好きなように暴れさせてもらうぜ。」
知龍シュンケイ神王様、
シュンケイ様
皇国に働きかけて神王と愚民化という神暦の世界体制を創りだした最大の功労者。
呉宇のもとの国の王族出身で、いかなるときも優雅さを失わない。
世界の理想の形をたゆまぬ知的好奇心で探し求めつづける。
世界平和の実現のために兵法を楽しくマスターした人。
あまりにも完璧すぎているので、部将は「自分などいなくてもこの方は困らないだろう」と自信をなくしてしまったりするところがやや弱点である。
元僧侶。
ライネ・灯咲わたし神王様忍耐強い。
部将や兵を駒としてのみ見る考え方は好まない。
愚民を上から見下ろす神王たちに対して少し反感を抱いている。

呉宇とトランベルのどちらに従属するか決断を迫られたとき、
『一度シュンケイに従属すれば、いつまでも従属国の立場から逃れられずに利用される』
『相手がギム・ザイファならばやがて離反する隙が生まれる可能性が高い』
と考え、トランベルに従属する道を選んだ。

父親の遺志と才能を継いで国の指導者になった。
ギム・ザイファ俺様神王様筋力だけなら神王中最強。
が、頭脳戦や技術といったものには無関心でさっぱり向いていない。
愛用の武器はモーニングスター。

「『脳ミソまで筋肉』だと?!それで何の問題がある!!」
2009年03月09日(月) 10:29:46 Modified by li_mei




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