後期中間試験テスト対策/産業と商業
MOT（技術経済）Management Of Technology
MOT（技術経営）とは
・MOTの定義
MOT（Management Of Technology）とは技術を事業の核とする企業・組織が、次世代の事業を継続的に創出し、持続的発展を行うための経営手法である。・その目的は
技術投資の費用対効果を最大化し、企業の持続的発展を図ることであり、価値創造型企業に変身することである。価値創造による経営改善
使用総資本利益率（ROA）＝売上高利益率×使用総資本回転率・イノベーション（技術革新）とは
イノベーションを大別すると、生産技術面のいわゆるプロセス・イノベーションと、製品開発面のプロダクト・イノベーションに分けることができます。日本で国際競争力のある製品は、ビデオやノートパソコンなどのエレクトロニクス製品や半導体、自動車など、もともとは欧米で開発されたものが大部分です。日本の製造業の競争力は、こうした製品を高品質かつ低コストに製造するためのプロセス・イノベーションにより成し遂げられてきました。例えば、トヨタのジャスト・イン・タイム・システム、いわゆるカンバン方式は代表的なプロセス・イノベーションです。
今後、さらに競争力を維持・強化するためには、プロセス・イノベーションに加え、高付加価値のオリジナル製品を生み出すことが不可欠です。したがって、現場においては、製造プロセスの改善のみならず、製造プロセスを踏まえた上で新しい製品を提案できるプロダクト・イノベーションが求められるようになってきています。
（経営用語の基礎知識より抜粋）
技術革新のプロセス
How to make → What to make「高品質のものをどうやって安く作るのか」という考え方から、「どういうものを作るのか」という考え方に変わってきた。
技術革新の飽和現象と不連続性
成果は最初伸び悩み、あるところから急激に出て来るが最終的に飽和してしまう。そしてまた新たな技術が生まれ発展する。
事業のポートフォリオ分析
・商品毎の事業戦略
BCG（Boston Consulting Group）方式
| 問題児 先行投資必要 | 花形商品 資金投入必要 |
| 負け犬 撤退すべき | 金のなる木 利益を生む |
市場があるところに投資しろ！
マーケティング・ミックス
│＼ ／←商品A：似たもの商品なら販売促進（広報活動）を頑張る重│ ＼／
要│ ／＼
度│／ ＼←商品B：製品が良ければ販売促進をしなくても売れる
└─────
製価流販
品格通促
事業戦略と研究開発
| 企業における研究開発 | ||
| ・既存事業の維持・勝ち残り | ・新規分野への進出 | ・将来の布石（基礎研究） |
未来予測方法
・外挿法
簡便に予測可能、無難な予測法。近未来予想。＜例＞ムーアの法則
・専門家予測法
中長期の技術革新の未来予想（専門家の目標でもある）。低コストで予測可能、主観的、直感的に明快な予測が可能。
＜例＞デルファイ法
3C環境分析
内部分析
| 自社分析（Company） |
| 技術力、販売力、ブランド力、市場シェア、キャッシュフロー、成長力、収益力、人材・組織など |
外部分析
| 競合分析（Competitor） | 顧客分析（Customer） |
| 技術（特許）、市場寡占度、市場参入障壁、ライバルとの相対的な強み・弱みなど | 市場規模、市場成長性、顧客ニーズ、顧客の購買行動など |
マクロ環境分析
外部分析
| 技術環境 | 経済環境 |
| 革新的な技術、代替技術、生産技術、技術のライフサイクル、特許など | 経済成長、投資動向、消費動向、価格変動、為替変動、金利、石油価格 |
| 市場環境 | 規制 |
| 人口構成、地域分布、年齢構成、出生率・死亡率、人種構成、ライフスタイル、収入レベル、教育レベル、宗教など | 環境保護、消費者保護、公正競争、特許制度、金融制度など |
テーマ選定の進め方
��ニーズ → シーズ → 新製品・新技術��シーズ → ニーズ → 新製品・新技術
ニーズ…顧客要望、市場動向、事業性改善、社会環境変化予測、予感（ひらめき）
シーズ…自社保有技術の深耕、開発技術、導入技術・整備、基礎研究、基礎技術の強化、着想（ひらめき）
研究開発とは
取り敢えず自分の夢を語れ！コアテクノロジーの育成
| 縮小 | コアテクノロジー（拡大）重点化 |
| 縮小 | ↑本格化↑ |
技術の重要性が高く、技術の優位性が低いものは本格化してコアテクノロジーにしてしまえ！
魔の川、死の谷、ダーウィンの海
基礎研究 → 魔の川 → 応用研究 → 死の谷 → 開発 → ダーウィンの海 →商品研究開発のステージ
| 項目 | 基礎研究 | 応用研究 | 開発 |
| 目的 | 新知識の獲得（発見） | 可能性の立証（発明） | 新事物の実際化（新製品・製法完成） |
| 魔の川 | 死の谷 | ||
産学連携の成果例
新技術・新製品開発のベースとなる基礎研究には、大学・公的機関などとの共同研究が有効特許出願の狙い
- 他社の進出を阻止するため
- 会社の方針
- 独占権を確保するため
- 技術を給与するため
マーケティングの「４つのＰ」
| 製品（Product） | 価格（Price） |
| 開発／改良・デザイン、ブランド…etc | 慣習価格、割引…etc |
| 流通・場所（Place） | 販売促進（Promotion） |
| 販売チャンネル、流通系列化…etc | 広告、販促活動…etc |
コンカレントエンジニアリング
設計から製造にいたるさまざまな業務を同時並行的に処理することで，量産までの開発プロセスをできるだけ短期化する開発手法。（Tech-On！用語辞典より抜粋）
研究開発における役割分担
| 経営トップ | |
| 研究開発への期待・理解・支持 | |
| 研究開発者 | 管理者 |
| やる気の向上、努力の継続 | 意識改革、指導能力 |
2005年11月29日(火) 23:40:32 Modified by aegisfleet