先端技術特論ノート12/9講義分

先端技術特論12/9講義分
ＩＰ電話とＳＩＰ技術の動向(第3回）

コネクション型とコネクションレス型

コネクション型

　　-シグナリングで経路を確立。
　　-確立した経路上にデータが流れる。
　　-エラー制御などの信頼性を持つための仕組みがある。

コネクションレス型

　　-事前に経路を確立しない(制御が簡易→低コスト)
　　-パケットごとにデータの通る場所が異なる。
　　-信頼性が低い。

コネクションレス型データ転送

シグナリング・プレーンはない。
データはあて先を書いたパケットで転送。
パケットの順番が変わることがある。
処理しきれないデータは損失する可能性がある。

　(音声劣化の原因→IP電話の欠点)

IPで音声転送を可能にした理由

ネットワークの高速化

　　-回線(ADSL、光ファイバ)
　　-ルータの高速化

信号処理技術の進展

　　-エコーキャンセラなど

企業におけるVoIP

　　-企業内の内線電話間通信と内線―外線間を制御する機器。

IP-PBX(SIP)

　　-IPセントレックス―IP-PBXを企業内ではなく、キャリアに委託して設置。

SIP(Session Initiation Protocol)
　　-シグナリングを実現するための手段。
　　-ユーザが他のユーザにセッションを通知して参加の招待をするプロトコル。

　機能
　　-マルチメディアセッションの確立、変更、切断。
　　-既存のセッションに新規メンバーを招待。

　　　新しいセッションの前処理
　　　　-セッションの参加通知をし、合意を得る。
　　　　-マルチメディアセッションのパラメータをネゴする。
　　　　　(メール、画像どれを送るの？)

　　　SIPでは、ユーザエージェント(UA)が必要。
　　　UA間でSIPメッセージを交換。

SIPの基本動作
①INVITE(招待)
②ACK(了承)
③OPTIONS
④BYE
⑤CANCEL
⑥REGISTER(登録)

REGISTER(登録)
　UAは、自分のサーバに、現在のロケーション(SIP URL)を登録。

SIPのフォーマット
　-文字列で転送。
　-３wayハンドシェーク
　　2wayハンドシェークより信頼性が向上。

SIPによるいろいろなサービス。
　-SIPサーバによるフォーキング
　　　SI`サーバがさまざまな端末(携帯電話など)に呼び出しを掛ける。
　-プレゼンス
　　　外出先から帰還→プレゼンスサーバに通知。
　-電話を掛けるのはPC、実際に電話をしているのは電話機本体。
　-インスタンスメッセージの送信。

writer:komatsuteruyo

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2005年12月15日(木) 16:22:10 Modified by c_5

津山工業高等専門学校１６期C５同窓会（wiki）

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