書籍PDF化プロジェクト

最近の動き

iRex Iliad - 電子ブックリーダの決定版(2006-08-16)

ついにiRex Iliadが手元に。レポート第一弾。

書籍のスキャンと著作権保護(2006-06-07)

著作権保護のためのルール。

世界最小のA4スキャナ(2006-02-27)

書籍PDF化に使えるかどうかをちょっと吟味してみた。

新しい電子ブックリーダ登場?(2006-02-05)

まさにこのプロジェクトにピッタリのビューア。値段はどのくらいになるんだろう。

本90冊持ち歩いてます(2006-02-03)

順調にPDF化が進んでいる。OQOでの読書イメージ。

主旨

なぜこれが[社会/環境]-[環境保護]ジャンルになっているのか、ということについてはブログの方を参照。
とにかく、いかに速く安く手持ちの書籍をデジタルライブラリ化できるか、という点を追求する。

書籍デジタル化の目的

そもそもなぜ書籍をPDFにするのか。理由は以下の2つ。

• 大量の書籍をモバイル環境で読みたいから。
• 書籍を処分する理由が欲しいから。

著作権保護のために

以下のルールを守る。背景はコチラ。

1. PDF化した書籍は、どんな理由があっても、人に渡さない。
2. 解体した書籍の表紙(カバーではない)を保存しておく。

目的達成への要件

要件をもっと具体的に定義してみる。

• 予算的には数万円程度で可能なこと。
• かかる手間を最小限にすること。
• 失敗しないこと(処分した書籍は再スキャンできないので)

以上のバランスの良いところを見つける。

用意したもの

• ADFスキャナ ScanSnap 4万円程度

• 裁断機 DC-210 1.3万円程度

手順

現在確立した手順は以下の通り。「紙質が悪い場合」の方法は、ダブルフィードの可能性をほとんど排除できるため、中々良い工夫だと思っている。スベリが悪い紙ほどこの方法は効く。

1. 書籍の背表紙を外す。手で簡単に剥がせる。
2. 書籍を5mmぐらいの厚さでバラバラにする。カッターを使えばラク。
3. バラした紙束を裁断する。ノリ付け側を5mmぐらい刈り込めばよいだろう。
4. 普通の紙の場合
   1. 25枚数えて、紙を良くほぐしScanSnapにかける。
   2. スキャンした結果が25枚であれば、前項から繰り返し。逆にもし25枚になっていなければ、ダブルフィードが発生している。やり直すか、次項の「紙質が悪い場合」のパターンを実行。
5. 紙質が悪い場合
   1. 25枚数えて、札束を数える容量で紙をずらして並べる。このとき最初に吸い込まれる紙を一番先頭になるようにし(当然!)、一枚ごとに4〜5mm以上ずらすようにする。
   2. ずらした紙束を垂直方向にきれいに揃える。
   3. ScanSnapにずらしたままセットし、ずらした状態を保つように軽い重りを載せる。
   4. スキャンを実行。重りが重すぎる場合は紙がフィードされずスキャンが止まってしまうので、軽くスベリが良いものに変える。(写真ではプリンタのインクパッケージを使っている)

この手順のポイントは紙をずらす部分。実はこれは次のように一石三鳥の効果があるのだ。

• 枚数を勘定するため
• ダブルフィードを防止するため
• 裁断不良によるノリ付き状態をチェックするため