なんか怪獣イラスト/怪獣の話などのてきとうwiki



●まあなんというか、Macintoshとウィンドウズ両方がそろってる
3DCG作成ソフト、Shade(シェード)を使って怪獣を造る過程を紹介。
ついでにフォトレタッチに必要なPhotoshop Elements 3での作業も
含まれている。
とは言っても、3DCG作成ソフトは多種あるので、Shadeの記事は
ほとんどの人にとってあまり参考にならないとは思うが・・・。




おまけに、この記事では細かいコマンドの使い方やツールなどを
あまり説明していない。
あくまで作業の流れを説明するものであり、細かいソフトの使い方は
専門の書物とかソフトのヘルプとかを読んで欲しい。

3DCG作成ソフト Shade編

●まずShadeを起動するとか、新規書類を作るとか、そういう基本的すぎる
ようなことは、ここでは取り扱わない。
ばばっとドキュメント感覚でおおざっぱな過程を見てもらいたいから。

●まんずとりあえず『球』でも作っておく。
これを『自由曲面』に変換して、コントロールポイントを増やして編集。
 

●編集モードでポイント増やしながら、なんかてきとうに形作る。
ツールバーの拡大縮小、せん断などをどんどん利用し、まずはおおざっぱな
形を作っていくわけ。
 

●この辺で名前をつけて保存した。
とりあえず今回は『ゲゴルフ』と名付けてみた。
  



●大まかな形が出来てきたら、少しずつコントロールポイントを増やし、
ディティールに取りかかるのだが、まあ対象がてきとう怪獣なので、
ほどほどにしておいた。
トカゲっぽい上半身だけでは当然ものたりないので、何か付けようかと思って
角を付ける事にした。
角を付けるために、てきとうな断面を作成し、これを『回転体』作成ツールで
輪っかにしてさらに『自由曲面』に変換。
この輪っかから必要な部品を取り出して、少し編集すると角になる。
 
   ↓

 

●さらに腕を作ろうと思ったが面倒くさい。
そこで、頭の角をコピーして少し変更を加え、爪にしてしまった。
とりあえず左腕を造って、この左腕を複製して右腕にするためには
鏡面コピーするのだけど、これは雑誌で覚えた技で、
まあ『複製-特別』コマンドで編集画面のてきとうな所をクリックすると
数値入力画面が出てくるので、そこの最初の項目に『マイナス1』(-1)を
入力すると、正面図で鏡面コピーされる。
覚えておくと便利。
 

●まあそんな感じで怪獣のモデルを造るわけだ。
でもって、次は表面材質を決定する。
表面材質パレットにはいろんなテクスチャやスライダーがついてるので、
色々いじくって、気に入った表面材質を作り出す。
時々レンダリング(現像みたいな事)をして、どのように反映されたか
確かめながら、思い通りの
結果になるまでトライ&エラーと言うのが、基本。
まあ慣れるごとに結果が予想つくようになるけど、やっぱり
基本はトライ&エラーだと思っていい。
 

●続いて、カメラパレットで構図を決める。
 

●さらに光源パレットで照明を決める。
複雑な照明とかはオブジェクトとしての『光源』を配置した方がいいのだけど、
(『光源』はちょうど、被写体の周りにライトを配置する感覚になる)
例えば野外を表現する程度なら無限遠光源でじゅうぶん。
 

●表面材質や照明、構図が決まったら、
レンダリングと呼ばれる仕上げを行い、造ったモデルの
設定が反映された画像を製作する。
とりあえず今回はスキャンラインと呼ばれる一番簡単で早い
レンダリングを行ったが、高品質なレイトレーシングや、さらに
時間はかかるがより高品質であるパストレーシングなどがあり、
バラクーダなんかはパストレーシングでレンダリングした。

ちなみに下の図のレンダリング画像がいいかげんなのは、
決してスキャンラインでレンダリングしたからではなく、
モデルそのものがてきとうだと、例えパストレーシングで
仕上げても、けっきょくは似たようなものになる。
差がつくのは、あくまでも造り込んだ場合ということ。
 


この時背景になる写真をあらかじめ用意して、バックドロップで挿入して
おくと、上図のように自動的に合成されて便利。
これで、3DCG作成ソフト/Shadeの作業は完了。

Photoshop Elements 3編

●フォトレタッチソフト、Elementsでの作業。
とりあえずまず、『焼き込み』ツールとか使ってなんか影とか
強調してみた。
 

●続いて、『指先』ツールでてきとうにこねくり回す。
CGの継ぎ目なんかは作成時に全く処理しなかったが、これは
この指先ツールでなんとか消せるからだ。
 

●後、何となく色が少なくて寂しいなと思ったら、
オーバーレイとかで上から描き足してもいい。
 

●そんなこんなで、それっぽくなるように手を加え、
さらにノイズや色補正など、いろんなフィルタを使って
なんとか写真っぽく仕上げてみる。
これで怪獣が一体完成した。
 

  以上、てきとう製作指南でした。

 

これが今回のAbout用に造ったてきとう怪獣、ゲゴルフ。
この完成写真だけは、クリックで拡大できる。

付け加えて言うなら、このページ作成の時間は、怪獣作りをふくめて
2時間もかからなかったが、これはShadeのほとんどのツールに、
キーボードショートカットを割り当てていて、キーを押すだけでツールが
発動し、すぐにでも作業できる環境になっているため。
要するに工夫次第で使いやすくなるソフトだと言っていい。
軽くてかなり確実に動いていいCGソフトなのだが、例えば
CGアニメで映画でも造ろうと思ったら、かなり手間取るだろう。
あくまでもモデリングや静止画製作、てきとう怪獣造りのために
開発されたソフトだと思われる。

今回、小さな画面で作成し、造りながらスクリーンショットを撮影するという
手間のかかる作業のため、怪獣そのものはいつもよりさらにてきとう。
でも製作の流れとかは伝わったと思う。

結局のところこれは一例にすぎず、怪獣造りなんて人それぞれに
やればいい事で、まあよく分からないと言う人のために指標になればと
とりあえずこのページを作ってみた次第。
イラストで造るとなるとまた方法は幾つもあり、さらに実際に造形しようと
思ったら、アドバイスが出来ないほどの方法論があると思う。
いちおう粘土で作った例、ドリル怪獣ゼグドフを紹介できる程度。

その他ホームページ『ウヅラヤ商店』に、似たようなページもある。
内容も似たり寄ったりだが、まあ参考までに載せておく。
てきとう怪獣の作り方

てきとう人間の作り方

どちらにせよ、Shade始めようかと言う初心者や入門者以外・・・
いや、入門者でもなんか頼りに出来ない記事かもしれない。

 てきとうShade紹介

本来はアフィリエイトでやる事なんだけど、リンク作るの面倒だから
ここでいいや。
まあ紹介って言っても、おおざっぱな寸評くらいしかない。

 
↑このShade画面の作例は、あくまでもてきとう人物であって、本来はもっと造り込める。

まずShade(シェード)の簡単な来歴から。
旧くは90年代のMac本にも載っているくらいで、けっこう歴史が
ありそうだが、あまり詳しくない。
ウィキペディアで調べると、最初のバージョンR1が96年には登場して、
このころからMacとWin両方あったらしい。
その後R2が売り出されていた頃、くつぎけんいち氏が有名な
『テライユキ』を発表している。
これが98年前後で、まあぶっちゃけ自分も『テライユキ』で
Shadeに飛びついたクチです。
より具体的に言うと、テライユキの登場後にメーカーである
エクスツール社は、1万円で買える『i Shade』を発売した。
当時3DCGソフトが1万円とは、極めて安かったと思う。
そのイチ万円ソフトの広告や雑誌などでのプレビューに、
テライユキをえらく積極的に採用していた。これまた、
ゲームでしかお目にかかれないようなデジタルビューティー
(あるいはバーチャルアイドルとも言う)が自分で作れると
いう宣伝効果になってか、このソフトはけっこう売れた。

そのへんの詳しい話は置いておいて、
当時からShadeとは、アニメーションや特殊効果が苦手な
CGソフトだった。
特殊効果とは例えば炎、竜巻などのパーティクル効果とか、
フォッグ、雲などの煙効果、後は草むらや毛の生えた怪獣に動物、
パンク頭やスポーツ刈りなどの植毛も苦手だった。

複雑な階層構造を作れるブラウザ機能は便利だが、パートあつかいの
ジョイント(可動部分)の組み込みも複雑になりがちだった。
もっとも、他のCGソフトをよく知らないのだけど・・・。
アニメはモーションパレットで楽譜みたいに入力するのだけど、
そんなんで動きをコントロールするのは至難の業。
そこで、インバースキネマティクスという、まあマリオネット操作
みたいな感じでポーズを決められる方法と、ポーズの保存という
ふたつの技を使って、なるべく自然に動かそうとするのだけど、
やっぱ昔のCGみたいな動きになる。
また、エンジンのシリンダーとかピストンなど、機械関節は
動作支点を任意の場所に固定したいところだが、これができるように
なったのはごく最近。チェーンやキャタピラみたいな無限軌道を
作る機能が付いてきたのも最近であって、それを思えばShadeが
いかにアニメーションを不得意としているか分かる。
まあどちらにせよ、滑らかでリアルな動きはプロの領分なんで、
アマチュアがうまく作れなくても当然、とも言えるが。

アニメーションは苦手だけど、モデリングは得意。
軽くて自在に編集できる『自由曲面』とブラウザ機能で、
快適にモデリングできる。

そして、レンダリングの美しさには定評があった。
つまりアニメは難しいが、静止画などを作るには最適。
メカやロボットもそれなりに簡単に作れる部類だと思う。
デジタルプラモみたいな車輛、航空機、船舶なども、得意か
どうかはともかく、かなり楽しめるところがある。
要するに、ホビーには最適なソフト。
それが、最初に『i Shade』を買った当時の、Shadeの
大体の世間評価であったわけ。

ついでに言うと『i Shade』などの完全入門版をのぞけば、
アニメーション製作ができる(苦手ではあるが)機能と、
もちろんモデリングツールも当然ついて、さらにレンダリングの
機能も付属するオールインワンパッケージであり、まあ一通り機能が
そろっている安心感があるが、これは現在ほとんどのソフトに共通。
でもまあ、テクスチャとか背景とか作るには、結局Photoshopとか
Elementsとかのフォトレタッチソフトが必要になるけど。

 
これは室内を描いたもので、まあわりと込み入っている方だけど、
細部にこだわらなければ、新しいパソコンなら不自由なく動作する。

その後、Shade-R5になってからは現在に通じるツールが
大体そろって少しは近代的になり、Shade6になるとMacの場合だが、
OSXに対応し、着実に進歩しつつある。
そして現在ではバージョンが8になっている。

でもって、現在の世間評価はどうかというと、
驚く事に6年前とあまり変わっていない。
ポリゴン編集や、ラインフィットにテキストエディタなど、
いろんな機能が追加されたにもかかわらず、
アニメは苦手だがレンダリング結果は美しい、という評価に
かわりがない。

Shadeのラインナップは高い順から

Shade 8 professional (10万くらいする)

Shade 8 standard (3万5千円くらいで買える)

Shade 8 basic (今1万で買える)

もし、これを読んでいるCG経験のない初心者が、
ちょっとShadeをやってみようという気になったとしたら。
まあ自分的には一番安いShade 8 basicをお薦めする。

Shadeはかなり確実に動くけど、100パーセントじゃないし、
万が一手持ちのパソコンと相性が悪かったりした時、高いグレードを
買っていたら大損だ。なにぶんCGソフトは使ってみたら、パソコン
ではなく、自分と相性が良くなかった、ということもあり得る。
と言うかよくある。
ワタクシもピクセルズ3Dとか六角大王とかVueとかやってみたら、
いまひとつ相性が悪くてあまり使わない、あるいは全く使わないなんて
事があったりする。

まずは試しに安いグレードの製品を試すか、あるいは体験版とか入手
するとか、慎重に事を運んだ方がいい。
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このページへのコメント

IXhMTc Looking forward to reading more. Great article. Much obliged.

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Posted by check this out 2013年12月19日(木) 21:35:50 返信

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