なんか怪獣イラスト/怪獣の話などのてきとうwiki

   

なんかabout-15.5-3からの続き




●2015.6.8 タバコを巻けるということは


なんか手巻きタバコに凝っているという話。
気分でいろんな巻き方をできていいよね、なんといってもおいしいし。
ところでタバコ葉さえあれば好きに調合でき、タバコをつくれるということは。
アタゴオル玉手箱5巻に登場する「鯨のため息」とか蟲師の「蟲避けタバコ」とかもつくれるんじゃないかと。
鯨のため息はハッカ系の涼しいもの、という設定でどんな外観なのかはマンガに登場しないので不明。 蟲避けタバコのほうはまあ両切りだろうが、じっさいは葉巻みたいなもんかと。
どちらもハッカ油で再現可能じゃん。


とゆうわけで作ってみたが、しょーじき辛すぎた。
外観は紙巻きフィルター付きで、おそらく、鯨のため息はこのような形かと。
キョーレツなハッカ臭は虫除けが期待できて、蟲避けタバコとしてはこっちが正解かな。
つまりどっちつかずのものになった。


まあハッカ油のメンソール臭は加減すればよし。
蟲避けタバコらしい葉巻風なラッパーもしくは紙が入手できればそれもよし。
なんであれオリジナルなタバコができるのはいいことだ。


ちなタバコ代のほうだけど、いまんとこまだわからんというか、40グラム入りのパウチを今期みっつ買ったから、すでに単純計算で三千円ナリ。
手巻き煙草は安いわけではない、というけど本当なのかも。
ただまあ、通常のシガレットは確実に減っていて、今月ははじめたばかりで調子に乗って巻きまくってるとこあるんで、来月期にまた勘定しなおしてみようかと。

とまあそんな話。



最近観た映画



●るろうに剣心 伝説の最期編

なんかニコニコ動画で期間限定25ポイントを視聴。
前作が途中で切れたため事実上の前後編となるわけか。
まあ映画的なツッコミどころは多い、多いんだけど。 けど。
独特の殺陣はやっぱり見どころなのではないだろうか。
佐藤健はやっぱり逸材なのか、アクションがすごいんだよね。
すいすいと歩きながら警官隊の攻撃を何気にかわすとか、合気道の達人動画みたいなことを実現できてるし。
機動半径の小さい独自のステップとか拳銃のように素早く連射する突きとか、流れるように鉄砲をかわすとか、なかなかいい感じに。
いっぽう志々雄の技は面白いけど無意味だよな、身体に熱がこもってるから炎が時々こぼれる的な表現で、荒唐無稽ではないか、という点はマンガだから全然おkなんだが。
まわりが海なんだから熱の対策はなんかあるだろなんか、と思えて。
海水は火傷にしみるからなんとなくNG? そんなこと気にするキャラではないだろうに。
肉体が変化していて比重が重くなったから泳げないとか? いやそんな説明はなかったような。
また鋼鉄船の船首にある波動砲みたいなの、未使用ではなかったか。
この船も時代を考えると絶対的な秘密兵器のようで、じっさいは15サンチ砲みたいので普通に沈んだし。
どうもこの敵軍団、戦艦ではなく明治政府の弱み握ってクーデターするつもりだったようで、アホかと。
いや作品内でもアホかという設定なんだけど。
また剣心の処刑にあたって後々、左之助が柵を怪力で破壊して乱入してるが、それ早くやっとけよと。
まー先述したようにツッコミどころは多いものの、楽しめる作品です。



●父親たちの星条旗

iTunes Storeで百円セール来たので借りて観た。
やっぱイーストウッド監督はいいよな〜。
硫黄島という、あまり語られなかった激戦地を描いているのもそうだが、あの有名な旗を立てる写真、あれが太平洋戦争の、硫黄島での写真と知ったのは最近だが・・・あれを題材にしている。
当時から「本物か?」「ヤラセでわ」といろいろ言われていたそうで、近代史に意欲的なイーストウッド監督には良い題材なのかも。
映っている様々なアイテムも興味深く、例えば海を覆うほどの大船団には、もしかしたらリバティ船が混じってるのではないかと目を皿にしてしまう。
DC-3っぽい輸送機が、戦時中なので完全つや消しに塗られていたのも面白い。
その他なにが登場するのかワクワクするが、あんがいとカマボコ兵舎はなかったのでそこは残念か。
またよく言われている「アメリカは太平洋戦争でも余裕で日本を叩いた」「アメリカは日本との戦いでギリギリまで追い詰められた」という相反する意見が、この映画で謎とけた。
アメリカ市民は普通に暮らしていて、軍がそれとは別に予算もらって活動するが、その戦時予算が日本がやたら粘ったために尽きた、という話だったのかなるほど。
それを解決するため市民に語りかけ理解を得た上で戦時国籍とか買ってもらう、ということなのかな。
要はアメリカは余裕、という意見は正しかった。
日本が総力戦だったのに対し、多少の不便はあれどアメリカ市民は普通に暮らせたのだから。
またアメリカはギリギリまで追いこまれた言うのも正しいようで、軍は予算が尽きかけていたと。
まあそれもまた、油がなくて動けなかった日本の帝国海軍よりはマシなんだろうけど。
そんな事情は資料を詳しく調べればわかるのだろう、イーストウッド監督は日本側がどんなだったかと知り、硫黄島からの手紙を撮ったようで。
硫黄島からの手紙のほうは、以前テレビで放送した時に録画し損なって、急遽Blu-ray借りて観たんだっけ。
いづれiTunes Storeで百円セールなったら、迷わず借りようと思う。


●エアポート05

午後のロードショーでエアポートシリーズのオマケで放送されたもの。
ぶっちゃけエアポートシリーズとは無関係と思われる。
今回もお金持ち私用のボーイング747チャーター機が事故というかハイジャックという、いくつかの映画を合わせたような内容で、冒頭の航空機事故が丸ごとCGでそのクオリティに不安を覚えたものだ。
お嬢様のリゾートご相伴みたいな若者たちがひゃっほ〜いと乗り込んでいって、なんだバカな若者がバカな死に方をするバカ映画かと思ったが底までもといそこまでではなく。
頭からっぽのほうが夢詰め込める、いうわけでもないが危機に直面して成長する、という方向性でしたはい。
主役はなんかプロの軍人っぽい人で、お嬢様であること自体がコンプレックスなヒロインとか最高にどうでもいいのだが、そこわまあアレですな。 自分が何を示唆してるのかわかってないけど。
ダイ・ハード的な孤軍奮闘とかエアフォース・ワン的な閉鎖状況とかエアポートシリーズの危機をぜんぶぶっこんだようなお話とか、それなりに頑張ってる作品かも。
緊急着陸で島の飛行場があわてて90メートル突貫工事で延長するんだけど、微妙な数字で、本当にそんなんで間に合うのかなーと心配になる。
大型機の離着陸って通常、2000メートルだっけ、それが2090メートルになっても・・・みたいな。
あとでかい岩があったけど、あんなん発破で砕けるんかいな。 加減できなきゃ逆にクレーターだろと。
いやツッコミどころは多いのは前提なんでまあいいか。
こーしたB級作品でお約束なのは主人公が敵を倒してゆくが二人目、三人目が失敗で、そこでヒロインの助力で危機脱出、みたいな。
ふたりの共同作業みたいな見せ場のつもりなのかな・・・観客の種類によるんだけど、自分的にはそこで主人公を見放すけどね、実力だけで状況を突破できない男なのかと。
むろんステージが進めば誰かの助力は必然なんだけど、最初のミッションでつまづかれるとね。
そ〜考えるとエンド・オブ・ホワイトハウスはよく出来てたな。
とまあそんなB級作品っぽいエアポートでした。


●サラリーマン忠臣蔵

なんかAmazonリンクもYouTubeもないので社長太平記を貼ってますが↑
TSUTAYAでこれだけ置いてある東宝サラリーマン映画、他のシリーズも置いておけよと言いたい。
十年くらい前だったか、川崎市民ミュージアムで東宝サラリーマンは特集やっていたので、4、5本くらい観たんだけど、ホント面白いよね。
東宝というだけである意味、学芸会的な楽しみがあって誰がなんの役を演じるのか、大部屋俳優ふくめて期待してしまう。
そして昭和という時代の懐かしさがあるんだけど、それを除外しても面白いシリーズだと思う。
今回は忠臣蔵ということで、誰もが知っているあらすじなんでもうワクワクして観始めるというわけ。
ただ浅野が吉良にひどい目にあわされるのは分かるが、まさかあんな重い展開とはちょい意外。
それにしても吉良上野介はアレ、水戸黄門様じゃないのか? 他の東宝映画でもちょい憎まれ口な役柄が多いが、まさか悪代官があれほど似合うとは。
でもってこの頃から三船敏郎ってどっしりとした日本男子を演じていたんだな、存在感が際立っている。
大石内蔵助は森繁久彌だっけ、最後に芸を見せたけどそんな事ができるんだみたいな。
まあ当時の俳優は全員、剣舞や舞踏など何かしらできたのかもしれないが。
ところでこの映画、市民ミュージアムで特集やってたときに観た可能性が高い。
冒頭の東京駅らしきとこの遠景、一瞬だが非常に印象深いシーンだったような・・・・なんか技術面の話だけど、1961年の作品でも映画フィルムでできている以上、現在の4kシネマカメラと同等の力があって。
遠景で映る通行人ひとりひとりの挙動が分かる、というのがまず驚きだった。
HDが登場してまだ十年しか経っていないが、4kの時代が楽しみですな。
 とまあいささかお芝居がすぎるところもあるが、このシリーズはタイトルに非常に忠実というか昔の映画はみなそうなんだろうけど、題名から内容はけっこう想像できるのも一興。
とにかく楽しいので細かいことはいいや。


●怪獣総進撃

過去なんど観たかわからんほど・・・でもないが、繰り返し観てる映画。
なんつか、昭和ゴジラというとコレ、みたいな最大公約数なんだよね雰囲気が。
悪役ではないゴジラでありながら後半の安っぽい造りではなく、かといって豪華でもない。
むろんツッコミどころ多くて、今観ると宇宙人の操縦用イヤリングを力ずくで引っこ抜いて血まみれとか、操られているだけの本来なら味方なはずの職員のどたま撃ちぬいたり過激なとこある。
でもやっぱいいよね東宝怪獣映画、そしてSF映画。
ムーンライトSY-3号はウルトラホークの原型かと思いきや、逆だそうで、そういや散々ゴジラ映画作って、やや落ち込んだところで最後のあがきみたいな作品だったな怪獣総進撃。
次回から子供向けと開き直って低予算路線で行くんだっけ。
時期的には特撮作品が落ち目になってゆく時代なんだけど、やっぱ楽しいし好きな映画。

●ザ・コア

ものすごく話題になっている作品。
ものすごく悪い意味で。
ものすごく観たかったので録画して観たが、前にいちど観てるっぽい。
午後のロードショーなんだけど、おそらく以前にも午後ロードで観てる。 CM間の映像でそう判断、冒頭一分ぐらい観たけどやっぱそんな気が。
そもそも「鳩の扱いが悪い映画は出来も悪い」という自分内偏見があるんで冒頭でもういいや的になるな。
何故この映画をものすごく観たかったのか、それは科学的に考証がムチャクチャだと評判だから。
なにこれ頭悪いんじゃないの?的な意見がビュンビュン飛び交っていて、逆に「観てえ!!!」となっていたが。
前にも観たならいいやもう。
というわけでこの作品はパス。


●ウォーター・ホース

午後のロードショーではないような雰囲気の録画だったが、映画検索のリストで予約してるだけなんで詳細不明。
観たらすぐ消去するし。
映像がとにかくスゴかった、というか自然で。
まあ内容はというと、あまりノレなかったな。
不思議なもんで最初の、卵から孵化して出会うシーンとか、もったいぶったわりに高揚しない的な。
ありがちなジュブナイルというよりやや幼年期な話で、戦時中に何らかの事情で住んでいる屋敷に軍隊が駐屯して・・・とか南北戦争を描いたマーク・トウェイン短篇集にもあるような展開はそいやパンズ・ラビリンスと同じだね。
でもいまひとつ、感情移入ができないような。
登場人物の配置もステレオタイプなんだけど、それぞれの役目を完全にこなしていない感があるし。
じゃあステレオタイプじゃないじゃん、自然な実話っぽい感じなのかというとそうでもなく。
そもそもストーリー各所が「ホントかなあ」みたいな話で、例えばドイツ軍がUボートでネス湖に侵入、長い運河みたいな流れを遡って攻めてくるのでネス湖湖畔に駐屯して待ち受けるのだ、というがホントかなあ・・・となる。
ドイツ軍がUボートでネス湖に侵入して何するんだろ、大きな輸送船などの獲物がないような気がするのだが。
また兵隊を送るのにUボートは不向きだしネス湖が最前線にはならないように思えて。
それと水中シーンはキレイだけどネス湖ってあんなに透明度あったっけ、ホントかなあとなるし。
ネス湖湖底に謎の遺跡とか謎のストーンヘンジとかありすぎだろとか。
まーいーけどね。
どーも気が乗らない理由はいくつかあって、まずネッシーで有名な「医者の写真」た登場するが、あんなん写ってる波紋から小さい物体であることは昔から言われていて(例えばスネ夫とか)、ネッシーの話をするのに医者の写真を持ちだす奴は一番信用出来ないと思えるというか、ネッシーを真面目に考えていないだろと。
真面目に考えるとネッシーがいる、いないは分からんとして、巨大な首長竜型の動物はあり得ないだろうなと残念ながら思える。 巨大な生物は、水中生物なら漁獲量から無理なのだそうだ。
いたとしてもせいぜい2メートルから5メートル程度の、アシカみたいな動物だろうか、夢のない話だが。
話もどって、医者の写真が出てくるだけでもなんだかなー思うが、それが劇中じっさい撮ってるシーンがあって。
考証とか大丈夫なんかな、この件。
あとは神話の聖獣みたいな解釈がでていたが、じっさいどうなん。
卵をひとつだけ残して死に、いつの時代も一体しか存在しない神獣とか・・・劇中では確かに成長が速すぎて、通常の動物っぽくないのだが。
そこも今ひとつな部分なんだよね、神獣とか萎えるわ。 科学とかSFが好きな一般人として。
それとあらゆる落とし所がわからん。
人物相関もそうだが、あのクルーソーと名付けられたウォーター・ホースはどうするのがよかったのか。
飼うのは無理とわかってるが、軍隊が大砲撃つから湖に居られないとなるが、最初は海に解き放つという考えはなかったような。
正解が物語の進行中、わからないというのはアリなんだが、最後はすべて「わかった、どうするべきか」とならないと決まらない。
とまー、パッとしない印象でしたこの映画。

●裸のガンを持つ男 Part2 1/2

何度も観たけどコレまではテレビ放送の録画、あるいはVHSレンタルだったのでDVD画質ははじめて。
これは傑作だよな、元になったテレビシリーズPolice Squad!(邦題フライング・コップ)ふくめて。
テレビからのおなじみ、赤色灯のオープニングとか最高。
たぶん日本じゃ、あるいはアメリカ人でも今ではわからない政治ギャグがたくさん入っているのだろう。
くわしく知らなくても晩餐会とかもう腹がよじれる笑い盛りだくさん。
だが今でも、詳細を知らなくてもわかるギャグとしてエネルギー問題を扱った部分が。 これはいつだか観た「誰が電気自動車を殺したか?」という映画で唯一(と記憶)引用されている映画のシーンで、省エネルギー、エコロジーを実現する多くの商品、だがこれらは陽の目をみない、だからエネルギー産業の我々は安心だ、というくだり。
あとは原子力産業のために撮った推進CMの試写とかも面白かった。
「原子力発電は安全です」という趣旨とそれと相反する映像みたいな感じで、まあ不謹慎ながら今の日本人が観てもふつうに笑える。
とにかく好きな映画なのだが、不満点がひとつ、いやふたつ。
最後に事件が解決して、大勢の観客で盛り上がるラストシーン。
あそこはもっと人数増やして、盛況な感じにしてほしいよね、数人しか写ってない。
そしてその上で、無茶な話なのだが・・・・テレビシリーズと同じラストショットなら完璧だったのに。
テレビシリーズ『Police Squad!』は昔の、テレビドラマで定番の静止画ショットで終わる、という当たり前な終わり方だった。
ところがこれがラストカットのフィルムから静止画を撮ってタイトル、という手法ではなくて・・・。
ネタバレしてしまえば写っている俳優たちが止まって「ソレ」を再現している次第。
普通のシーンの途中でいきなり完全に止まるって難しいんだよね、それを数十秒続けるとかもう観ていて笑える笑える。
今回の映画、Part2 1/2のラストで大群衆が「USA、USA!」みたいに盛り上がっているところでピタッと止まってくれたらマジ完璧なのに。
という夢想をしてしまうほどだから、これは良い映画なのだろう。
今後も機会があれば観たいし。


●キングコング対ゴジラ

内容的にはくだらないコメディ風味なんだよね。
でもマジで好きな作品。
くだらなくても風格があって、それはこの時代特有なものだと思う。
まだ太平洋戦争の記憶があるので作品性の全てが本物みたいな。
例えば笑って死地に赴く若者たちとか、かる〜く描いているようでやっぱりマジなんだよね、この頃の映画は。
この作品の中では誘導している役人風が「バカタレー、バカタレー!」と叫ぶシーンなど、パロディにもされるツッコミどころであると同時に、真摯に受け止められる場面でもある。
ゴジラ映画としてはもっとも製作費がかさみ、もっとも観客動員数を稼いだ作品で、そこもまた魅力のひとつ。
製作費の一部にキングコングの版権料みたいなのがあるが、それだけで通常映画一本分とかいう噂もある。
なんつても今回の着ぐるみゴジラ、通称キンゴジの魅力が大きい。
横から見たときの悪そうな面構えはじゃりン子チエに時々登場するテツの夢ゴジラのイメージ元なのでわなかろうか。
頑健で大きな腕、元気な尻尾など他にも魅力がたっぷり。
伊福部昭によるテーマ曲も癖になるくらいで、究極超人あ〜るでは雨乞いの儀式に引用されていた。
はじめて観たのは80年代だと思うが、当時としても非常に懐かしいコンテンツとして有名だった。 80年代だともう、現在により近い時代感覚なので懐メロ、懐かしの番組、駄菓子屋探訪、新しい骨董、昭和テーマパークなどが登場したのもそのあたり、昭和35年前後のキングコング対ゴジラは映っているすべてが懐かしすぎて泣けるほどだったわけで。
多胡部長とかハッスルし過ぎのキャラクターも、当時だったらあり得るんじゃないかなと思える。
ホントにパシフィック製薬のパシン錠とか薬物入りハッスルコーラとか飲んでるんじゃないかと半ば本気で考えてしまう時代性。
ちなみに島民にハイライトを配るシーンとか非常に印象的なんだが、今では税率の関係でなかなか手が出ない高級品になってしまったハイライト、当時はどんなんだったんだろうね。
とまあいろいろ好きな作品なのだが、ただひとつ。
ウィリス・オブライエンやレイ・ハリーハウゼンが大好きな自分としてはキングコングの造形が納得いかん。
アレはちょっとひどすぎというか、そうした造形ではやっぱハリウッドには敵わないな。
平成ゴジラだとラドンが酷かったし。
とまあそんな話。




●パンズ・ラビリンス

iTunes Storeで百円セールのときに借りて、ギリギリで視聴。
ちょっと悲劇的なラストだったんで、あまり繰り返し観ることはない、と思っていたがいい機会だ。
なんつか、パシフィック・リムで知ったので、今後贔屓目に見ようと思っていたギレルモ・デル・トロ監督は、そーゆうことを除外して考えてもやっぱり別格級の作家だと、前回の「ミミック」視聴で確信したわけだが、そうした作家性が爆発したような名作ではないかと。
おそらく実力的に、宮駿監督の後継者としてふさわしい感じなのだが、宮崎監督っつーととてつもないプロデュース軍団に組み込まれ、それでいて自己を押し出せる特異な存在なのに対してギレルモ・デル・トロ氏はどうもそうした環境に恵まれているがジプリほどではなく、また宮崎監督と真逆の、皆が納得するような作品作りなのではないだろうか。
共通しているのは、映画を「デザインする能力」、文字通りに絵を描いてイメージ作りするやりかたかなと。
でもって野心的な宮崎デザインとやや違う感じで、映画もそうなんだけどギレルモ・デル・トロ作品だと風格や威厳がにじみ出ていて隠せない。
だから一部の人びとはデル・トロ作品に注目していて、パシフィック・リムなどはむしろ意外なアクション大作だったみたい。
今回のパンズ・ラビリンスもスペインかどっかの片田舎みたいな小さなお話なのに、ホントよく魅せるなと感心。
おそらく強引に力強く生きてきた宮駿監督との違いのひとつに、育った環境もあるんだろうね。
作品から感じる何かに、非常にセンシティブなものがあると思う。
人間の尊厳が損なわれないかという恐れ、みたいな?
パンズ・ラビリンスでは医者が最後まで自分の歩調を変えないみたいなところ、一種の願望みたいな。
願望といえばパシフィック・リムの対怪獣基地シャッタードームでは目的と実力を失わない限り平等とゆう理想郷を描き出したのでわと。
なんだかうまく書けないが、タダのオタクではないなと思えてならない。



●宇宙大怪獣ドゴラ

まだまだワシはヤングソルジャーじゃ。
とゆう台詞が妙に印象的な作品。
古き良き(いや悪いけど)ギャング団なども登場する、楽しい映画。
ところでここでも東宝特撮の怪獣観というものが見えてきて面白い。
最初がゴジラで、後々一般人が「怪獣」として思い浮かべるのが「恐竜タイプの二足歩行着ぐるみ怪獣」なのだが、これはおそらくガメラやウルトラマンでできたイメージ。 いやウルトラマンでさえ、非着ぐるみタイプ怪獣が混じっている。
東宝の怪獣をなぞってゆくと、最初がゴジラ、アンギラスとして続く者はラドン、モスラ、マンダ等、決して着ぐるみタイプにこだわっていない。
さらに早い段階でロボット怪獣モゲラを出してきたり、発想がかなり自由だったことがうかがえる。
怪獣イコール着ぐるみ、という構図はだいぶん後に生まれた概念なのかも・・・とドゴラを見ながら考えたり。
それにしてもこの作品で思うのは、親日外国人って今も昔もステレオタイプで描かれるなあとゆう点。
「OHH、枝豆、オツなものですね」みたいな感じで、でもまあむっちゃ信用できない的な描かれ方だったけどね。
なんにしてもいい映画だわこれ。
けっきょく油断ならない外人はダイヤGメンだったわけで、共闘となり、最後は報告書が連名とか妙な友情展開みたいな心くすぐる話。
なんだかんだでけっこう繰り返し観てしまう作品。





●海底軍艦

もとは昔あった短編小説なのだろうか、ぶっちゃけ似たものがふたつあって、判断しづらいのだが。
片方は秘密軍艦「轟」で片方は海野十三作品だと思うが記憶に自信なし。
内容的には相変わらず残念でトホホな作品でなおかつ低予算が目立つのだが。
にもかかわらず重厚で威厳に満ちていて、しかもちゃんと感動する不思議な作品。
好きだからこそ何度も観ているわけだし。
ムー帝国のおかしな世界戦略に関しては、柳田理科雄氏が著書でさんざん述べているので割愛するとして。
でも魅力的だよねムー帝国、科学が宗教みたいな、「岸和田博士の科学的愛情」に登場するモー帝国とあまり変わらない(ムッチャクチャな改変がなされたパロディのようで、本質はマジ変わらないのがスゴい)おかしな地下帝国で、現代になって突然世界に宣戦布告、それと同時に日本から落盤事故対策の専門家ばかりを狙った拉致事件を起こし、いったいムー帝国の内部で何が起こっているのだろうか・・・・ってわかりやすいわ!
科学力が自慢なのにそうは見えず、南方の原住民みたいな踊りを古代文明みたいなスタイルでやるのだから斬新だ。
この長いダンスシーンも楽しく、下手な映画なら退屈になるところが見せ場になっているとゆう。
轟天号の魅力も半端なく、その影響は計り知れないものがある。
ぶっちゃけサンダーバードと同じくらい、後のいろんな作品に浸透しているエッセンス的な。
ただし肝心の轟天号発進シークエンスは低予算が影響して、あんがいショボい。
後に登場したテレビ番組の轟轟戦隊ボウケンジャーのほうが出来がいいくらいで、残念な部分。
あのラストもマジでいいよね、東宝特撮らしくて。
敵を倒してざまあみさらせ、で終わらない、むしろ後味の悪い感じ。
ひとつには伊福部昭力(なんて読むんだろうと書いている自分が思うが)の大きさがあるのは間違いない。
伊福部音楽にはけっこう「作業BGM」みたいのがあって、怪獣総進撃のレーザーで敵の操縦装置を外すシーンとか典型だけど、今回はわりとショボい轟天号の冷凍光線、消火器のほうがよほど迫力があるだろみたいな断続するスプレーも、伊福部作業BGMで盛り上がる。
サウンドって重要だよねやっぱり。
もうひとつは俳優陣、当時は立派な俳優が気楽に使えた時代かもしれない。
予算なくても各場面はシッカリ見せていて、なんとゆうか映画の誠意を見た思い。
ツッコミどころは同時に楽しむとして、真面目に言うが名作です。



●地球が凍りつく日

GyaO!の無料動画。
アラスカだったかを舞台にしたホワイトサスペンス(今造った造語だけど)。
まあ結論から言うと、つまらないなー。
なんかどうもね、必要な情報は映画の中に込められているんだけどね、誠意が足りないな。
なにが起こって、世界がどうなるのか、その情報を元に解釈したりもできるんだけどね、容易く。
いま容易く言うたけど、それをするだけの労力が惜しいし、汲み取ってやる義理もない出来栄えみたいな。
極地を開発して、温暖化により凍土から何かが溶け出している・・・・というのはわかるが、幽霊ってなによ、言葉のアヤとかではく、モノホンの幽霊なのか?
つか古代の巨大トナカイ怪獣の幽霊ってややこしいわ。
謎のガスが地中から漏れだしている、という話で済んだのではないか。
隊員がひとりまたひとりと精神に異常をきたすという流れからも、そのほうが納得だし。
例によって通信途絶で陸の孤島となった舞台からラストで町に出てみると、世界がたいへんなことになってました的なのも出し惜しみ感に反発してしまう。 むろんミストほどエラいことになってもらってもちょい困っちゃうあるが。
そいや投げっぱなしも目立つし、過去に企業が謎の開発していたが油田基地が謎の操業停止、その跡地に謎の白い箱がぽつんと置いてあってその中に何があるのかという謎と、さらにその下には何があったのだろうとゆう謎は謎のままで終わる謎映画なのか。
ふたりほど死体のまま消えたヤツがいたようだが、どこいったとか。
ただ今回の建設基地にさり気なくカマボコ兵舎が添えられているのでファンには見どころかも。
今は倉庫になっているのか、あるいは発電室やボイラー室になっているのか、元はここが基地で後から居住区を増設したのか、逆に安上がりなカマボコ兵舎を後になって低予算で付け加えたのか、想像するだけでも楽しい。
カマボコ兵舎と小型機のコラボもあるよ。
まあともかくだ、基本設定はちゃんとしているのに、もったいぶって謎を散りばめればそれっぽい映画になる、という考えはもうやめてほしい。



●美女と液体人間

タイトルからしてネタに突っ走っている快作。
当時、全世界で作られた放射能異変物語だけど、中でも独走状態なのはやはり日本だろう。
唯一、核兵器を落とされた国であると同時に、太平洋核実験の被害をモロにくらった先進国でもあるから。
東宝特撮や円谷といえば、B級というには出来がいい作品として世界的な人気があり、そこで放射能奇譚を制作するには意義がある。
たとえどんなにトンデモ展開であっても、作り続けることが戦い・・・いやそれは買いかぶりすぎか。
この映画も放射能で生物液体化という感じでじっさいそりゃないだろと。
似たようなのが怪奇大作戦であった気がするが、むろんこっちが先なはず。
無茶な設定のわりに、非常に印象深いシーンが多い作品で、幽霊船の探索とかむしろワクワクするくらい。
今の特撮ファンだと逆に、大村千吉船員が登場した時点で期待値が上がるはず。
炎の中に立ちすくむ液体人間など、かなり記憶に残る映画である。
ところで土屋嘉男刑事はこれまた印象深いよね、液体人間と対決するシーンがあり、他にも透明人間でも対決していたので、ガス人間第一号以外で見事怪奇人間との共演を果たしたわけだ。
また以前にも言ったが当時の東宝映画は学芸会的な楽しさがあり、誰が何を演じるか注目されるところ。 今回は平田昭彦刑事が科学の講義を聞きながら、なんだか難しいねとぼやくシーンとかなぜか笑える。
この時代の映画ならどれでも見たいのが町中の風景だが、この作品ではより充実した体験がある。
繁華街や官庁街だけではなく、本物の街、つまり木工所や倉庫、酒屋さんが並ぶ通りが見られるのが嬉しい点。
ちな最後の液体人間撲滅戦、今じゃ映画の中でさえなかなかできないダイナミック作戦だよな、あわや明暦の大火というか、警察の用意したガソリンであんだけの大火は可能なのかという疑問もあるのだが、映像効果は抜群だ。
ところでこうした昔の作品を現在、同じようなスケールのセットを組んで撮影してもこれほど風格が出ないのが不思議で、研究が待たれるところだが、ひとつに演出があるんだろうね。 場面が切り替わるときの余韻とか、他の東宝特撮でもかなりうまいし。
端的に言って映画の撮り方がなぜかうまかった時代。
なんでだろね、映画に対する熱意も知識も現代のほうが上ではないのか?
まあそれはそれとして、好きな作品です。


●電送人間

かなり地味な印象がある作品。
それもそのはず、電送装置の使い方がおかしいというか、ツッコミどころが多々あるし。
でも全体的にやはり重厚なつくりで、何より出演者のノリノリの演技で楽しめる映画。
昭和35年だっけ、ハリウッドではポピュラーなのかもしれないが、日本じゃ先進的すぎるテーマ、テレポーテーションは、犯罪にも便利。
ただし乗用車くらいありそうな装置を事前に、犯行現場ちかくに設置する必要があるとゆう。
電話と同じで相互に装置がなければ使えないので。
でもって銃剣殺人の後、逃走やアリバイ作りに電送装置を使うわけ。
観ればわかるが、けっきょく犯人の異常な身体能力が決め手となる怪盗ものみたいな感じ。
警官隊を振りきって電送装置まで逃げ切れれば勝ちという、要は仲間のヘリコプターやモーターボートまで逃げ切れれば勝ちという従来のルールとかわることはない。 でもその素朴さが逆に魅力なのかもしれない作品。
ここでも土屋嘉男刑事が怪奇人間と対決してますな、本当にガス人間以外の全てと対決するつもりなのか。
それにしても三国人がなんで戦後、軍国キャバレーやってるんですかね、韓国の認識では朝鮮人は強制労働させられたという設定なのに。
この「DAIHONNEI」と書かれた軍国キャバレーの趣味の悪さも映画の魅力になっていて、他の作品でも登場してたな。 実在する店なのか?
ちなハリウッド同様、電送装置のデザインはどこも似ているが、これは別に誰がパクったとかいう話ではないと思う。 基本となる横シマ模様は、要するに電子スリットつまりテレビの走査線と同じ概念を架空の装置に取り込んだだけだろう。 80年代の「ザ・フライ」も同じと記憶。
ところで気になったのは・・・浅間山って噴火するもんなんですな、知らなかった。
そういや最近もそんなニュースがあったような気もする。
なかなか勉強になる映画です。









●ゴールデンバットの野望
なんかゴールデンバット、しんせい、わかば、エコーは安いタバコとして人気あるが、これが値上げする予定だという。
これまでも繰り返し値上げしてきたが、今回は旧3級品という課税がなくなるみたいな話で、最終的には二年後くらいに130円くらいの値上げになるそうで、これにより日本たばこの「安タバコ」というジャンルは事実上、壊滅する。
ところがJTの内部でもやっぱり一枚岩ではないのか、それに反発するような動きがあるみたいに思えることが。
自分が最初に買った時は90円だったゴールデンバット、やがて何度も値上げした結果、コストダウンの目的だろうかしんせいやエコーと同じパッケージになった。 確かにゴールデンバットだけ独自規格みたいなソフトパッケージで、中は和紙だか油紙だかで外側は包装紙でくるんだような感じだった。


これがしんせい、エコーと共通の銀紙でくるんだよくある形に変更されたのが十年くらい前。 実はこの時、細巻きだったゴールデンバットは通常の太さに変更されていた模様。 ネット上にそお書いてあるが、言われてみると・・・と思い出しながら感心する。
それでもゴールデンバットは印象として、ショボいタバコだった。
葉が安いのは旧知のこととして、スカスカなイメージはつい最近まであったような。
それがだんだん、葉の密度が高くなっているというのは気のせいだろうか。

これは推測だが、安タバコというジャンルが壊滅するのは時代だから仕方ない、ゴールデンバット百年(大げさか?)のポジションもよもやこれまで。
だがしかし、仮に三百円台に値上げしたとしても、それなりの品質にしてやろうという野望なのではないだろうか。

ゴールデンバットの価値は値段相応、というわけだ。
単に葉っぱがギュウギュウ詰めになっただけではなく、味も良くなっているような気がする。
限りなくピースに近づきたいのでは。

まあたいして根拠あって言うわけでもないが、たぶん二年後、ゴールデンバットが350円くらいになってもピースよりお手頃でそれなりの品質な普通のタバコになるのかと思う。
ゆえに今後もゴールデンバットは買い続けたい。


余談ながらハイライトは完全にアレだな、ほんの二十数年前まで二百円、2コインで買えたのに残念なことになってるな。
今じゃ買いたくても買えない高級品みたいに。

さらに余談、いちばん高いタバコは過去に1000円で20本入りのラムセス2世だが、世にはもっと高いタバコがある模様。
ラムセス2世はうまかったな、トルコ葉入ってるんだっけ? 断面が楕円形というのも吸いやすくて良かった。
しかし浅草で一度買ったきり、わりと普段買えた高級品? はラッキーストライク両切り。
これが実にうまい。
近隣だと数件、売っているていどだがラムセス2世よりは入手しやすい。
それでもレアには違いないので、高いタバコ欲しいときはキャメルのフィルター付きを買っていた。
こちらはラッキーストライクと逆で、フィルター付きのほうがうまかった。
今でもキャメルはあるらしいが、味は別物だとか。

ゴールデンバットが三百円以上になるのは、腹ただしいがそれほど落胆はしていない。
単純に時価でいえば、それでも昔よりは買いやすいはず。
ただし昨今の値上げは品質などの理由ではなく、税率というのがムカつくが。
つまり本来の値段ではない。
日本の工業力があがると共に、例えばサイダーなどの飲料は安くなったが、タバコだけその理屈に反しているのが気に入らない。
働いた時給との比較で言えば、たぶん戦後しばらくの頃より今の税率高いタバコのほうが安いかもしれないが。
何しろ50年位前だと、物価は大雑把に十分の一、つまり賃金もそんなもんだと思うから、仮にタバコが今の五分の一価格だとしても高級品だったかも的な考え方。

つか歴史的にみると、タバコ税率高いのって典型的な不況のパターンとちゃうだろか。
やっぱ、不況なんですかねまだ。

散財だが、明治大正はもっとたいへんだったので、とりあえず我慢しよう。



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