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なんかabout-16.8からの続き




●2016.8.1 八度目の挑戦

なんかイチイチ、釣りに行った話もアレだけど、自分メモ的な意味合いがあるんでいちおう。
要は反省日記です。

まあ今回もボウズなんですが、そりゃそうだ、釣りに行く前にちょい昼寝・・・のつもりが熟睡、釣り場に到着するのが遅れて、二時間居れたかどうか。
それじゃ釣果もあがらないって。

また昔は格好の釣り場であった用水路、やっぱりここにマブナがいるのではと釣り糸をたれてみるが、アタリというものが一切、ない。 今日はスイミーを単体で使ってみたが、むちゃくちゃエサ持ちが良くてびっくり。
が、それがまた「アタリが一切ない」の証明になるわけで・・小魚が食い散らした形跡すらない、という意味にもなるわけ、エサ持ちが良いというのは。


あの用水路、ふだん流れが全く無いようだし、どうも多摩川との合流点しかお魚いないっぽい。
変な水鳥がいて、浮くウズラみたいなヤツだが、ダイビングするも何か捕れた様子もないし。
貴重な時間の半分を、魚のいないシモリ釣りに費やしてしまった。

で、移動して多摩川の深みにブッコミ釣り、続いてパン釣りゆう感じで、暗くなる七時まで。
前にあそこの鯉は管理釣り場のトラウトより警戒心があるゆうたが、今度もそれを実感した。
試しに少々、パンをばらまいたのだが、やっぱ喰わねえ。
何が見えるのかね目の悪い魚ごときが。 人間が見えるのかもしれないが、そこは茂みを利用するとか、しゃがむとか・・そんな対策方法しかないような。 さすがにカモフラージュ服はちょっと抵抗あるし。

あとはウキが見えるんじゃね? という疑惑もあるんで。
ゆうてもウキを使わないわけにもいかず、次善策を考える。
まず、作ったパン釣り仕掛けのうち、玉ウキ仕掛けから。 一般的なウキの蛍光色が浮かせ釣りにはマヅいんでね? ということから、コレにスプレーでマットブラックを吹き付ける。
余談だが、こーした細々とした用途でたまに使う程度なんで、スプレーガンのエアーはタミヤのガス缶、420mlでじゅーぶん、三年は困らない。


もうひとつ、よくわからないバーゲンで安く買ったウキもあるが、そっちは放置しておいて。
さらに3つめの仕掛けを考えて作ってみた。
先述したようにマブナをシモリ釣りで狙ってみたら、なんもアタリがないという件だが、同時に発見したのがウキが小さくて見えにくい点。
そのためにちょい大きめのシモリウキを買ってきたが、後になって・・・つまりついさっきだけんど、コレを数珠つなぎにしてウキにすれば、かなり不自然さはなくなるんでね? と思いついたので作ってみる。
パンのついた針がなるべくウキやオモリと離れるよう、リリアンつけて瞬間接着剤を染み込ませ棒状に。
ま、いままで投げ込む際にウキとパンが絡まったことはないんだけど。


いかにもフィッシンガーらしい、わりと邪道なパン釣りですが・・・。
じゃっかん、本気を出してみました。

自身を見られないよう隠れるのももちろんですが、ウキが目立つので鯉が逃げる、という可能性も潰していきます。
ま、色を黒くしたり、シモリウキを数珠つなぎにしたりしてどんだけ効果があるやらですが。

繰り返しますが、鯉が喰わずに逃げる、ということは食おうとはしているんです、何もない水面に浮上してきて例の白い口がパンを吸い込もうとする直前、バシャッといって逃げさるゆうわけなんで。
あとちょっとなんですわ、パン釣り。

前回、うまいこと喰ったのはパンがどんどん流れて自分の方に寄ってくる環境で、ついに足元の岸に定着したんでそのまま根気よく待った結果で、要は岸があるんで浮上するまでこっちが見えなかったためと思われる。
その時ウキも岩に隠れていたと思われるので、人間とウキ、どっちが原因かはわかりづらい。


あ、超余談だが、サシ虫入れも買っときました。
なぜだろう、妙にお気に入りのアイテムで・・・今は低コストの時代なんで付属の首掛け紐は細すぎてハッキリ言って糸。
そこで紐通しをピンバイスで広げ、竿巻糸三号太めをつけときました。
ささやかなリッチ化です。


そうなると赤虫入れというアイテムも欲しいね、竹製のはあるがちょっと違う感じのが。
パカっと開くタイプの携帯灰皿で代用できそうだが、それよりもサシ虫入れ同様にウェアラブルなのがいい。
考えたのだが、ジャイアントロボの大作くんが使う腕時計型ボイスコントローラーみたいな赤虫入れないかな。
首から下げるより便利な気がするのだが。

他にもなんか書き留めることあった気がするが、すぐ思い出せないのでここまで。

パン釣りに本気出してどーすんだという話でした。




最近観た映画

●大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン

なんかHULUにジャイガーが来てたんで、何気にチェックしたら・・これがあるのを発見。
あったんだバルゴン、つかマイリストに登録してるじゃんすでに。
ずーっと観たいなー思ってたのだが、HULUにあるのは忘れていた。

なんつても夏は怪獣映画を観たいもの、バルゴンはぜひとも観たかった。
いやまあ、7月からもう30本観てるんですがね、HULUのゴジラ特集とローランド・エメリッヒ版のゴジラとシン・ゴジラも観に行ったし。
あ、海外の安い怪獣映画もHULUで観てるんでそれ以上だった。

それでも飽きたらないので、ガメラにも手を付けました。

それにしてもガメラ対バルゴンは面白いですね〜予算があるのもいいし、無茶なストーリーも魅力。
オパールを探しに行く探検隊も楽しいし、現地民の伝説的な部分もいいし、お宝を前に内輪もめという定番も実によろしい。
そして赤外線治療器でバルゴンの卵が孵化するという強引な展開もナイス。
次から次へと対策しては失敗するあたりはもう、怪獣映画の醍醐味。

カラー版でエンターテイメント方向に舵をきったガメラシリーズの第二弾にて早くも、もうすでに色々とグダグダで、科学考証などあってないようなもんだが、それでも科学的に語ろうとするのも好感。
バルゴンの虹とか、なんで殺人光線が曲射できるんだよという疑問をまったく棚に上げて、光線なら鏡で反射できるはず・・ともっともらしく語る手口です。

大予算といえば・・・部落にヘリコプターが来るシーンとかどーやって撮影してるんだろうね、観るたびに思うのだが。 ヘリコプターがセット内でローター回転できるはずもないんで、ヘリは野外撮影、原住民が家屋に駆け込むのはセットっぽいし、背景の島風景は書割とかホリゾントに描いたものでないなら、マット画に違いないだろうが、前景の茂みもマット画っぽいし。 ぜーんぶ合成したわけ?

バルゴンという怪獣に対し、スゲえ大量の文芸を用意してすべて回収した、というのも何気に偉業か。
まあ言っても詮なきことだけど、シン・ゴジラで観たかったのはこーゆー個人視点のストーリーなんだけどね。
ちな余談ながら、怪獣の攻撃で防衛隊員が一瞬で白骨化するという、コントのような場面があるはずと思ったらなくて。
もしかしてと「ジャイガー」で検索したら、やっぱこっちでした。
たまーに観るだけなんで、そういう記憶違いもあるもんです。

とにかく観れてよかった、なかなか堪能しました。


●ガメラ対大悪獣ギロン

そんな長いタイトルだったのか・・・あんがい知らなかった件。
単純に「ガメラ対ギロン」とかそんな感じで覚えてしまうんで。
かなり後期と思われる、ショボいガメラのひとつですね、個人的な認識では。

アホかと思うようなSF考証の連続で、少なくとも湯浅監督はそっち方面ぜーんぜんダメダメなんでしょうね。
ただ、面白くはあるんです昭和ガメラシリーズ。
だからこそ、あんなに息の長い興行となったわけですし・・・。 なんつても興行師魂みたいの、感じます。

この作品みると思いだすのが、空想科学読本などでお馴染みの柳田理科雄先生の言葉で、ガメラシリーズのモチーフはとんでもない素材ばかりなんですが、ギロンに至ってはついに「包丁」という・・・「すっぽん料理に使う道具は何だか知ってますか?」は印象深い。
確かにそれは、包丁です・・・でもすっぽん料理を作るのは料理人、包丁じゃないよ、だから亀より包丁が強いとは限らんよ、まったく勝負が成立しないとは思うけど。

脳が手裏剣とか、包丁がモチーフとか、相当にインパクトがある怪獣ですなギロンは。
しかし何度も観ている映画なのに、ギロンの最後がミサイルとは記憶おぼろげでした。
ギャオスやバルゴンの断末魔はよーっく覚えているのにこの差はなんなんでしょう。

ツッコミどころも多いので語るべき事柄もまたたくさんなのですが、大量すぎて書くのたいへん。
よって割愛させてもらいます。

やっぱ夏は怪獣映画だよな〜、夏以外も観てるけど。



●ガメラ対大魔獣ジャイガー

HULUをチェックしたらジャイガー来てるやん。
昭和ガメラも順次、補充する計画なのかな。

観たい順序でいえばギャオス>バルゴン>ジャイガーで、それ以外は優先順位低めなのですが、ギャオスはわりと最近観たような記憶あるんでバルゴン、ジャイガーを観ました。
バルゴンとジャイガーは最後に観たのがVHSレンタルでしたからね・・・DVDすっとばしてHDで観れてよかった。

これまた後期の昭和ガメラシリーズであり、ウィキペディアで知ったが予算はもう最低限だったそうな、そうは見えないのがスゴい。
大阪万博がらみなんで、特別予算が出ているのかと思った。 弱ったガメラがヨロヨロと海岸まで歩いて行く一連のシーンが印象深くて、それだけで広いセットが組める余裕があるだろという認識でしたが、先に言ったようにウィキペディアにはその部分は「頑張って交渉して勝ち取った予算三千万円で造った」的なこと書いてありました。
金はないけどがんばった映画は、多少デキが悪くても好感がもてます。

まあじっさい、出来は悪いんですがね。
相変わらずSF考証があってないような感じだし。
また1997年(だっけ?)に川崎市民ミュージアムで開催した怪獣シンポジウムで、出演者の・・開田裕治先生、金子修介監督、池田憲章氏、うち誰だったかが「ビデオで高速再生してみると、同じ怪獣映画でも本多猪四郎監督作品と湯浅監督ではぜんぜん出来が違う、湯浅監督は同じ場面の繰り返しが多い」的なことを言っていたような気がするのだが、じっさいジャイガーがその傾向あらわれてますね。

恒例なんだけど、ツッコミどころは多すぎて全部は書けません。
腕に刺さったトゲ、手で抜けるんか・・・などとツッコみながら観るスタイルなんで。
コレ、ニコニコ映画で25ポイント上映したらそーとーウケるでしょうね。

あとは怪獣映画の対決シーンって、劇中で誰かしら人間が戦いを観戦していないと面白くないという話が、怪獣シンポジウムで言われてました。
スポーツも実況が入ると盛り上がるみたいな理屈・・とはやや違う、一種の映画哲学でしょうね。
見ること、見られるということはパワーとなるみたいな呪術的な思想にちょい近い感じか。 ま、生物学者も同じようなこと言うけど。
そーなるとガメラ対ジャイガー第一ラウンドは誰も観ていない戦いなんで、あまり面白くない? いやけっこう楽しみました。
ただ、決戦のときに見守る人々がいなかったらそれはダメだろうというのは分かります。

とまあそんな感じで。
出来が悪いからこの映画嫌い、ぜんぜんダメ、などという単純論では語れない好例。


ガメラ対深海怪獣ジグラ

長いタイトルだなあ相変わらず。
自分の中では単純に「ジグラ」となってますが。

そしてツッコみながら観るスタイルもまた相変わらずでして。
片腕で「なんでやねん」「なんでやねん」と常時ツッコみながら観るんで疲れます。
いろいろ変なのはもうワザとやってると解釈するとして、主役の子供ふたりがまた憎たらしくて。
お前、コレが安永航一郎先生の作品だったら大人たちにボッコボコにされた上に吊るしあげられるぞ、くらいのレベル。

ツッコミどころイチイチあげてったらキリがないけど、ジグラ星人の尖兵として活動する工作員が、子供ふたりを抹殺せよという偏執狂みたいな命令を実直に成そうとして成せないグダグダぶりとかもうね。 コントですコレは。
このジグラ星人がまた、ウルトラセブンの敵宇宙人みたいに最後は肉弾戦に持ち込まれる不幸。
むろん自業自得なのだが哀れにも程がある。
ガメラの火炎放射が決め手になった作品って他にあったっけ昭和シリーズで。

ストーリーは「えっ、こんな話だったっけ?」と最近観たはずなのに意外でした。
他のと混じってるんですね記憶が。
でも印象的なのは鴨川シーワールドの俯瞰ショット。 これは記憶通り。
カラフルな物見やぐらが劇中確認できて、そのためか上から観た映像が何度か見られるが、こんなサッパリした施設なんだ・・・とビックリ。
当時はそうなのか、今でもこんな感じなのか、特撮番組の定番ロケ地なのに知らなかったです最近まで。

あとかなり気になるのがあの憎たらしい子供ヘレンの姉マージがスゲえ可愛いというか、美人ですねどちらかと言うと。
外国人少女=当時の子供たちの憧れ的な感じで配役されたんだろうけど、いわゆる白人、つまりゲルマン系の顔ではない。
たぶんユダヤ人とかイラン人とかそんなとこじゃね? ハリウッド美女も実はゲルマン系あまりいないっぽいし。
衣装もまたナイスで、自分がイラストを描くときけっこう参考になるデザイン。
出番少ないのが惜しまれる。

 ↑なんとなくがんばれロボコンのロビンちゃん的な印象がある 何がどうなのかわからんが

にしても、マグニチュード13という破壊力で東京が壊滅したのに、鴨川シーワールドの連中はのんびりですな。
「東京が心配だからオレ、行くわ」みたいな人もいないようだし。

とまあバカ映画の極みだけど、ケッコー楽しめます。
70年代のレジャー施設、というだけでもう満喫できます。
タイムマシンで行ってみてえ、くらいの。
湯浅監督は妙なところでエンターテイナーですね、抜けてるところも多いが。
ジグラの造形もなかなか個性的だし、昭和ガメラそのものが皆の記憶に残っているし。

というわけ。


●ガメラ対宇宙怪獣バイラス

ガメラといえば印象深いのはバイラス・・・のはずだった。
テレビで観た記憶があるし、VHSレンタルでも観たし、最近もBlu-rayレンタルで観たはずだし。
ところがあんがい、他の作品と記憶ごっちゃなんだなと、今回HULUで観て思った。

ゆうても他の作品がバイラスの記憶流れ込んでいる、という具合だろうか。
だいたいジャイガーでもジグラでも「子供が黄色い小型潜水艇に乗り込む」という似たようなシーンがあったり、バイラスとジグラだと敵宇宙船の設備をいじくって問題解決しようとしたり、何かとゴッチャになりやすい構造のシリーズ。

言ったように最近観たのであまり書くこともないか、7月からずーっと怪獣映画の連続なんであまり暇もないし。
恒例となった過去シリーズの名場面は、劇場に足を運んだ子供たちには嬉しいかぎりでしょうね、今回は対戦シーンをかなり延々と流しっぱにしてました。 ただ映画の出来としては最悪。 とくにビデオ時代になってから、このせいで評価が下がっても仕方ないところ。
今回の配信もそうだけど、シリーズをまとめて借りて続けて視聴、というのが可能になっているんで昨今は。
そのへん、ダイジェストシーンがだらだら流れるだけなんで、ストーリーぶつ切りにされて酷いもんです。
が、先述したように当時はとっても意義のあることなんでまあ許そう。

バイラスはガメラに上空へ持ち上げられて、凍死したのか・・・というか墜落死?
ジグラ同様、あまり覚えていない最後です。
まージグラとバイラス、どっちが先だか忘れたゆうか、ジグラが後だと思うけど、知能が高い宇宙人が最後に肉弾戦って哀れですな。
しかしやっぱり、ツッコミどころの嵐なれど、ガメラシリーズは面白いわ。
興行師魂と前にも言ったが、いちおう正しい方向に間違った手段で頑張っているのはわかるんで。
その、意識の振り切り方が結果的に変なシーンの連続なんだけど、ともかく退屈はしない構造になっている次第。
まあ過去作品のダイジェストは、今観るとやや退屈ですが。

そんな感じで、バカ映画でもちゃんと映画史に残り、皆も心にガメラ置き場を据え付けている現状みると、成功したシリーズです。
ホントにダメなら忘れ去られる危険性すらあるんで。



●大巨獣ガッパ

久しぶりに観た大巨獣ガッパ。
最初に観たのはテレビ放送かVHSレンタルか、覚えてないくらい昔。
こんなのがHULUに来るとは・・・あんがい本気で「夏は怪獣映画!」と思って取り組んでいるのか。

さて結論から申しますと、そんな面白い映画じゃないです。
怪獣がモタモタと歩きまわるだけの内容みたいな。
60年代、東宝が次々怪獣映画をヒットさせたんで、次に大映がガメラを作ってヒット、それと前後して松竹がギララを、日活がガッパを制作するも、このふたつは失敗して・・以後彼らは怪獣映画に慎重になったのか、あまり手がけていない様子。
とまあおぼろげな記憶はさておくとして。

映画としてそんな面白いほうではないとしても、やっぱ面白い。
なんつても60年代の映画だから、画面に映るすべてが興味深い。 カメラ、釣具、椅子から雑誌まで、何もかもがなんか嬉しい。
またB級映画ファン的にも、ガッパはなんだか海外の底辺映画みたいで楽しい作品となっている。
そーいった、本来的ではない部分で盛り上がることはできるわけ。

で、怪獣映画として本来的なところはというと、さっき言ったようにガッパがモタモタ歩きまわるだけ、というつまらないことに。
子ガッパと両親が再開って、そこで感動でもしろちゅーのか、そりゃあ難しいぞと。
最初に観たテレビ放送かレンタルでも気になった部分は、上陸したガッパがなんかくわえているとこ。
タコなんですけどね・・・どんだけ大きいタコなんだよと。 しばらくの間くわえていたんでよく観察できますが、アレゆでダコじゃないか? お魚やさんの店頭でおなじみの、キュッと丸まったやつ。
ガッパが海中で例の光線を放って巨大なタコをゆでダコにして食らいついた・・と解釈しろってか?
こうした部分で考証に手を抜いているんですよね〜あと特撮カメラワークも単調で。

松竹のギララと日活のガッパ、珍しいという理由だけで記憶に残るが、さすが名作とは言いがたい。
こうなると比較して、ガメラシリーズはよくできてるな、どうしたら子供が喜ぶか、どうすれば盛り上がるのか、結果的に正しいか間違ったかは別問題として、ちゃんと取り組んでいるのがわかる。

とまそんな具合で。
他にも劇中に登場した釣り竿をみて、思い出した事実とかあるんだけど、映画の話とは違うんで割愛。
いつか機会があれば釣り竿の話はどこかで。


●大魔神怒る

HULUに大魔神はあったが、このたび続編も登場。
午後のロードショーだったか2時のロードショーだったかを録画して繰り返し観たので話は把握している・・思いきや、あんがい記憶が曖昧です。

まずみっつの国が登場、湖のほとりにあるふたつが侵略を受け、ひとつが先に壊滅、次も危ういみたいな状況で、前作とは違って数年後・・とか言わず、すぐ急展開。
内容的には大魔神シリーズ、ほぼおなじ構造なのに、いろいろ趣向をこらして楽しませてくれます。
今回は水を使ったシーンの続出で、いちばん贅沢なのかな、そういう意味で。

印象深いのは宮駿監督作品の敵兵もそうだが、妙に手際いいんですよね破壊活動とかが。 テキパキとして。
これ思うんだけど、もしかしたら「侵略の怖さ」を演出する古い手法なのかな、今の邦画では失われつつある感じ。
あとはアレですね、予算があるっていいなーという典型なのがセット。
いろんなシーンをうまいこと再現できますから。 確かに観ていて面白い。

大魔神の変身は今回から両手使うようになりました、一般的に知られる宴会芸に近い感じ。
内容的にはテレビ時代劇をややレベルアップした程度なんですが、やっぱいいです。 楽しめます。
実物大で作った大魔神が4.5メートルでしたっけ、通常の怪獣よりは小さいため、逆に重量感には気を配ってます。
特撮セットは2.5分の1だったか、要はでかいため迫力もバツグン。

大魔神に限らず、このサイズの怪獣時代劇が他にも欲しいところ。
湖が真っ二つになるところは誰もが思うし、じっさいそうなんだけど「十戒」を意識した演出だそうで。
まあ大魔神そのものがゴーレムですからね元ネタ。 いろいろ取り入れて、なおかつオリジナリティもあるんでおk。

語るべきことは他にもあるがとりまここまで。
次は大魔神逆襲を観たいけど、その前に課題があったりします。


●宇宙怪獣ガメラ

コレは観たかった映画。
昭和シリーズという扱いで、HULUに来てます。
大魔神逆襲を観たいけど、未見のこっちが先決なんで後回しにしました。

まあ怪獣VOWとかで予備知識はあるんだけど、過去の作品のフィルムを流用した1980年のB級映画、ゆう感じで。
《怪獣VOWとは:特撮の笑いどころを押さえた本》
いちおう湯浅監督なんで、れっきとした昭和ガメラシリーズとなります、末席だけど。
先に知った情報だと救いようがない底辺映画みたいに言われていたけど、観てみたらあんがい面白い。

まず過去のガメラシリーズからフィルム流用で新たな特撮シーンはあまりないのだが、コレがまた調和してなくて。
1980年に撮られた新作の本編と1965年からのシリーズ特撮部分は、とにかく合わない。 まず前作ジグラでさえ9年も経っているため、高度経済成長期において街のデザインがまったく違うし、フィルムの質感も違うし、なにもかも変に。
2016年の現在、2001年以降のミレニアムゴジラからフィルム流用して映画つくってもじゃっかん違和感があると思うけど、経済成長期の昭和だともっともっと違いが出るんです。

にもかかわらず、あまり金のかかっていない本編が意外としっかり筋が通っているため、全体はいちおう成立しているみたいな。
むろん公園で撮られたシーンなど、マジで低予算特撮だなあと逆に感心するほどだが、なんとゆうかオマケのストーリーではない、いちおう新作のガメラなんだなとは思ったりする。
敵の宇宙海賊? とかまったくもって恥も外聞もないスター・ウォーズパクリだが、まあこの時期は全世界でこんなスター・ウォーズの劣化模造品が出回っていたので、コレなんかまだマシな方だと思い込むことも可能です。

また名前だけはよく聞くマッハ文朱さんが主演で、あんがい美人じゃないですか、プロレスラーだっけ? 体格もいいし。
それにしても少年ジャンプが劇中に出てきて、とくに「こちら葛飾区亀有公園前派出所」と「キン肉マン」が紹介されていたが、この頃からあったんだ・・・と驚いた。 スタッフはこのふたつの作品が、十年二十年経ったら埋もれて完全に忘れ去られている可能性について考えなかったのかね。 まあ興行としては今、ウケればいい話なんだけど。
それに現実には、36年経過した現在でもこの二作品、子供から大人まで誰もが知っているという・・結果論ですけどね。

平和宇宙人が登場するも、ふだんは地球人に化けていないと敵宇宙船に探知されて攻撃うけるという、メカンダーロボみたいな設定もなかなか盛り上げてくれた。 ガメラに取り付けられたコントロール装置を爆破するのに、宇宙人の姿にもどって自分が爆弾になるとか言いつつ飛び立ったが、なるほどここで設定が活きてくるのだなと膝を打つ。

いちおう昭和ガメラの経済史について語ると、ゴジラの向こうはって撮られた白黒の一作目があり、それが評判いいので二作目は大予算を組んで作られたが、ヒットするも予算と興行収入のバランスがなんか微妙〜みたいな話になり、でもそのまま対ギャオスが撮られる、でもって次はバイラス、ギロン、ジャイガー、ジグラと続くんだけど、もうバイラスの頃から予算はぐっと減って、過去の映像をダイジェスト的に見せるのが慣習となっていた。
そうした「すでに低予算」な作品群をこのたび、宇宙怪獣ガメラという作品で流用するのだから、ある意味スゲえ、とも言えるし。
ガメラの頭にコントロール装置ついて人類を襲う、という場面はバイラスの回からだけど、その時点で流用フィルムでしたからね、2重に流用していることになるわけです。

なおかつ、バイラスの時は「ガメラが人類を襲う」というシーンをバルゴンの冒頭シーンの他、初代である「大怪獣ガメラ」から持ってきていたが、先に言ったとおり白黒じゃん、初代ガメラって。 画面にやや赤みをつけてなーんか絶望的な雰囲気・・とかいう感じでごまかしていたけど。
これを2重に流用した今回の宇宙怪獣ガメラでは、テレビ画面ということにしてました。
現在観ると逆になるほど的に思うかもだが、当時はどうだったんだろうね、あの頃もう白黒テレビなんてねえぞほとんど。
各家庭がリッチになったから・・じゃなくて、白黒テレビなんて製造してないから逆に珍しいのだよ、1980年だと。
ポータブルテレビだと白黒もあったけど、家庭用の据え置きをわざわざ白黒にしても安くなるわけでもなし。
だから当時は、あのシーン違和感ありまくりだったろうな・・。

とまあいろいろ語って楽しい宇宙怪獣ガメラでした。


●大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス

つい最近、観たんですけどね、確かHULUでもBlu-rayレンタルでも。
このwikiでも感想とか書いているはずなんで、長々とは記しません。

むろんツッコミどころの嵐な映画ですが、とにかく予算があるっていいなー表現の幅が広がるなーという。
バルゴンとギャオスだけ大予算で、以後はどんどん低予算になるんですよね、まあB級に加えて低予算って、勲章みたいなもんですが。

バカな内容は別として、非常に印象深い名作だと思います、脚本の出来とか格調とか、そーゆーので映画は決まらない好例。
湯浅監督はこの対ギャオスが仮に、低予算で製作されたとしても面白いもん撮ると思いますよ。
学はない雰囲気だが、興行の何たるかを心得ているとみた。

何度も繰り返される人類のギャオス対策、ガメラとの対決という飽きない構造も評価高し。
というわけで、最近観たけどやっぱいいわ、という結論。



●大怪獣ガメラ

なんかノリでコイツにチャンネルを合わせました、HULUで前に観たけどもう一度。
だから語るべきことはもう特にないけど、最近になって初めて観たため、今回はまだ二度目になるんで、楽しめた。

内容がグダグダなのも憎たらしい子供が主役なのも、この頃からなんだなあと感心する。
また逃げ惑う人々を一人も逃さじと火炎噴射で全て丸焼きにするガメラだが、いっぽうで「子供の味方」とか「本当は悪いやつじゃないんだ」とか「息の根を止める方法がないんでとりあえず火星に運ぶ」などなど、この時点で次の映画化を踏まえているのか、悪く言えば煮え切らない映画となっておる。

前にも書いたけど、憎たらしい主役少年が、とことんバカな行動を重ねてはっきり言って防衛妨害なのだが、そーなると逆に、大島ではおとなしくしていたのが物足りなくなってくる。 あそこまで基地外ぶりを発揮したんだから、大島のZ計画基地でもなんかやれよ。
急に壮大なロケット計画に夢中になって、普通の子供になってやんの。
基地内では基地外みたいにバカやらないんだな。

まーツッコミどころがキリがないとゆうのは後のシリーズと同じだが、興行者としての意地もまた、同じような作品。
アホ映画なんだが、そこがギララやガッパとは違う・・「怪獣がモソモソ動いていれば及第点」と我々B級映画ファンは思うのだが、湯浅監督はそれじゃあ満足しない、というところがいい。

とまあB級に理解がある人にならオススメできる底辺映画の逸品。


●大魔神逆襲

7月はじめから続いていたHULUの怪獣映画連投、ついにタマが尽きてまいりました。
おそらくコレで最後かな。 思えば長かった怪獣三昧の日々、嬉しい悲鳴が。

例によっていつもどおりの、圧制者がいて苦難の民衆がいて大魔神が来るという話。
でも毎回趣向をこらして、前回が湖だったので今度は雪山だ! という見せ場たっぷりのラスト大魔神。
特筆すべきところはやっぱガムだよね。
ガムだよガム、マグマ大使のガムだよ。
ほらテレビ特撮のマグマ大使に出てきたガム少年だよ。
コレが大魔神逆襲で主役なんで驚いたという。
最近だと須賀健太君みたいな特撮常連的立ち位置なのだろうか。

大魔神は見かけより怪力であることが判明するなど、活躍も目覚ましい。
理想をいえば大雪崩をおこすなど、カタストロフィを充実させてくれれば・・まあ贅沢な意見だけど。

あとはまあハリウッドとかで新作やってくんないかな。
大魔神というのは基本、古墳時代っぽいデザインじゃん、それでいにしえの荒ぶる神とされているんだから、中世ヨーロッパを舞台に古代ローマっぽくしたディーマ神とか胸の装甲にSPQRと書いてあるとか、肩のシールドにXPと記されているとか、そんなんでリメイクできるだろうに。
中世ヨーロッパなんて古代ローマやギリシャの史実と神話が、区別できないような連中ばかりだろうし。

というわけで、久しぶりに、なおかつHULUのHD画面で観れて満足しました。



●ザ・クロコダイル 〜人喰いワニ襲来〜

うちのネット、三年くらい前に「ADSL 格安」みたいなワードでぐぐったとき、トップページに出るところと契約なんだけど。
安いだけに、年に数回くらい調子が悪いです。
根拠はないけど北朝鮮が韓国ネットにアタックするのが遠因ではないかと・・・分からんけど。
今日もちょっと、途切れ途切れになったんでHULU視聴をやめてテレビ録画してあったコレを観ました。

観始めて驚いたのが漢字の羅列。
ああ香港映画なのかと期待が膨らむ。 あとで知ったが中国映画らしいのだが。
欧米、オーストラリアのワニ映画は見慣れましたからね、中国が舞台だと非常に新鮮なわけです、同じB級内容でも。
中国という、国が持つ個性には溢れているが、基本ドタバタが繰り返されるアホ映画。
でもちゃんと楽しめるし、もう一度言うがロケーションが中国ってだけでも面白い。

片田舎だとホント、物持ちがいいんだな中国。
都会からちょっとでも離れると収入が日本の十分の一、もっと田舎になるととんでもない定収入であるいっぽう、日本人もビックリな富豪もいるなど、スゲえ格差社会は映画で確認できる。
日本も格差社会とかいうけどさ、大人たちが穴の空いた服を着て、それが当たり前という程でもないじゃんけっきょく。
劇中の時代は2011年なのに、ブラウン管テレビとか、どーみても16ビット機以下のテレビゲームとか金属製の水差しとか、木造の家屋とか、見慣れた欧米の映画とはまったく違うものが画面に映る。

内容的には、サービスがやや足りないかな・・ワニが集団で大脱走! みたいな話ではないし。
ちなラストは「いつもの」です。
でもまあ欧米のワニ映画と比べても遜色はないですよ、もともとワニ映画に傑作があるわけでもないので評価レベルは低めだけど。
とにかく「いつもと違う」中国の風景が見られるのがいい。


それだけでも楽しい映画。



日記など



●2016.8.13 のべ竿を知らん者が超多い

なんか相変わらず釣りの話で恐縮です。

何か釣りたい、と思ったらアイテムから調べるのが常で、過去には釣具屋でいろいろ見聞するという手段でたまに雑誌。
釣り雑誌も買って読んだことありますよ、その程度には釣り好きですから。
今だとネットでいろいろ調べられて便利ですな、GO!GO!九ちゃんフィッシングが勉強になると前にも言いました。
他にもYouTubeでいくらでも参考になる動画が出てきますし、道具はAmazonでウィンドウショッピングしたり。
最後はやっぱり店頭で買うんですけどね。

ところで本題。
最近は「延べ竿」を知らない人が多いのに驚いた。
延べ竿、通常はのべ竿と表記しますが、知らないゆうか間違って覚えている人が実に多い。
それが蔓延しすぎてAmazonなどで検索する際にもそういった間違い横行して・・・。



ちな以下の釣り竿、どれがのべ竿か分かるでしょうか。
・トラウトロッド、バスロッドなどのルアー竿
・ヘラブナ竿、テンカラ竿など

答えは、この分類では出せません。
のべ竿というのはワンピースロッド・・・継ぎのない竿を指します。
トラウトロッド、バスロッドにもワンピースロッドはありますし、ヘラブナ釣り堀などでは竹製のワンピースロッドが未だにあるそうです。(ネット情報)
金魚竿などもそうですね、ほとんど穂先だけの短い竿みたいな。
逆に普通の振り出しヘラブナ竿は継ぎ竿です、今ほとんどの手竿が振り出し式、つまり継ぎ竿ですね。


以前はどこの釣具屋でも竹製の、継ぎのないのべ竿が売ってたもんです。 子供の頃三百円だったかな、安い上に実は最高性能。
しっかりしたのを選んで使えば鯉だって釣れるでしょう。 まあ持ち運びに難があるんで廃れたようですが・・。
ちょい昔は水辺の街であれば、竹製のがどこでもあったようで、寅さんがウナギを釣ったのもそんな竿だったような。
さらに江戸時代などもっと昔であれば、釣りは竹ののべ竿が当たり前、職人が作る継ぎ竿なんて裕福な武士階級か、商人の見栄だろうと思われます。

そうした継ぎのないワンピースロッドが「のべ竿」なわけですが・・・・。
近年、リールのない手竿をのべ竿と表記する例が異常に多くて困るんです。
日本語は年々変化していって、固有名詞も移り変わるのはわかりますが、手竿を「のべ竿」言うのは時期尚早にも程がある。


だって未だにあちこちで現役ですから、のべ竿というものは。
今、手竿をのべ竿と言ったらもう「本当の意味」を知っている人と意思疎通ができません。
つか手竿なんて言い方、昔はなかった気がする。 リール竿に対して作られた造語であれば、率直にそれ使うべき。
だいたい先述したようにルアー竿にものべ竿があるんですから。

つても事態は極めて深刻で、もう手遅れ感があるんですが・・・・・。
じっさい、正しく使っている人なんてほとんどいないっぽい。
こうなると「竹ののべ竿」と言ったとき、何のことかわかる人が全くいない、ということにも。
ホント、困ったことになっております。

こーなると竹製のべ竿をなんと言ったらいいんでしょうね。
竹のワンピースロッド、つうの? やっかいな。


●2016.8.14 緊急出動

なんかネットで情報があったんで、多摩川の釣りポイントに緊急出動!
いやまあ元々釣りには行く予定でしたけど。

情報とは、いつも行っている多摩川の、登戸駅ふきん・・・駐輪できる場所がいくつかあるのが常連の理由だが、そこにある池のこと。
何年も前から知ってる池で、水深はたぶん20-30センチ程度と思っていた。 池のはしに立って足元をみるとそんな感じなんで。
ところがどっこい、向こう側はもっと深く、小物釣りのポイントだそうな。


写真は三年ほど前に撮ったもの。
いまはもっと草が生い茂っている。

ネットでいくつかの情報がヒットして、よーやく釣りに向いているのだと分かった次第。
一メートルもない水深で、底のほうがギリギリ見えず、つまりこっちも魚が見えないが魚もこっちが見えない好条件。
時々何気なくそこへ行き、眺めていたのだが、確かに何かがいるようでパシャパシャいっているが、ドジョウかと思っていた。
長さは50メートルくらいあるっぽい。 まさにマブナ釣りには絶好のロケーション、天然のマブナ釣り堀や。

「水深が田んぼ以上にある」「クチボソ以外の魚もいる」という知識がないため、というかもっと奥に進んで調べなかったため、こんにちまで放置してたが。
いやーいい場所みつけた、今後なるべく寄って、攻略したい。
じっさい釣りをはじめてみると、とにかく生き物の気配が濃厚。
まず、ひっきりなしにアップダウンするウシガエルのオタマジャクシの謎行動とかあるが、前にも言ったウズラみたいな水鳥が大喧嘩しまくってうぜえ、もしかするとケンカではなく仲良しかもしれんが、近くに来てこっち見てるときはラインが引っかからないよう引っ込めなくてはならないし。
水面でパシャパシャいうのはクチボソ類だろうか、あとは亀とか大小泳ぎまくりだし、鯉も妙にうるさいし・・・。
「石化けの術〜!!」とか叫びながら(嘘ですが)忍者のように釣っていたため、足元にカエルがたくさん寄ってきました。
気配を消すことにはやや成功したけど、肝心のフナ類にだけ効いていない様子なのは残念。
うん、過去に多摩川のいろんな場所で釣りしたけど、基本こうだよね釣り場ってのは。 いろんな生物を観察できるのが普通。

 ↑この動画が最初にヒットしたんだっけ?
 たしか「マブナ 多摩川」みたいなワードだったと

釣れたかって?
コイが一匹だけです。
それも10センチあるかないかの子鯉で、これは久しぶりにみるわ〜、幼魚とかそんなんじゃなく、その大きさでもうコイなんです。
小鮒とおなじ、立派に普通な魚として普通に泳いで普通に釣れるという。

これだ! これが求めていた自分の釣りスタイルだ! と嬉しいかぎり。
マブナではなかったが子鯉も同じ、クチボソやモロコはなんか違うんです。 対象魚としてはやや範囲外・・・みたいな。
一匹しか釣れずとも、満足感は極めて大きいです。
コレで20センチくらいのマブナが釣れればまさに意中。
余談ながら35センチの超巨大マブナも釣ったことあるけど、苦笑して困ってしまう類いの魚でして・・。
同じ大きさのコイとはまったく別な存在なんです、おそらくはヘラブナとも。
どよ〜んとしながら釣られて、同サイズのコイは2-3才の若者で、ゆえにピッカピカだが、35センチのマブナは10才くらいでその分いぶし銀みたいに年季が入っている。
要は老体なんで「なんかごめん」みたいに。
ちな、全国的に珍しくないサイズらしいんで、要はマブナって成長してもその大きさが限界なんでしょうね。
釣ってわりと楽しいのは20センチほど。
変な気兼ねがなくていい。

小さな池という条件なんで、今回はメインウェポンである3.6メートルの渓流竿と同時に自分で作った竹の小継竿を用意、けっきょくこれで終始した。
餌はサシ虫入れに入れたサシ(大)。
竹の竿に関してはのべ竿(ワンピースロッド)を自分で切って5ピースの印籠継ぎに改造。
元が節の多いのべ竿ですからね、一般的(だった)竹の継ぎ竿とは全く違う雰囲気になっとります、繋げばのべ竿に見えるのは当然で。
何しろ調子が非常にいい。 印籠継ぎ素材にはそのへんの釘など使ってるけどあまり違和感もないよう、シビアに調整済み。
すっと滑らかに着脱できてガタもそれほどない。
節が多いから運用にはコツがいるけど(要はラインが絡まないよう、弓みたいにテンションかけて持ち歩いたり、餌つけたりすること)、あとはまあやや重い点さえ気にしなければ全く無問題の実用竿だと自負している。

この竿、帰りに穂先を置き忘れてきたらしくて・・・暗いとイカンよねいろいろ。
その件に関してはもうLEDライトを百均でふたつ買って、次から使うからいいけど、穂先の方は作りなおしました。
古い竿も捨てずにとっておくから、すぐに代用の竹製穂先が出てきて新しいの造れるんです、継は穂先が細くて釘が入らないサイズなんで、グラスロッドの細い部分がコレまたたくさんあるんでパイプ繋ぎみたいにした次第。 強度も申し分なし、見た目は別な竹の穂先とは思えないほど違和感なし。
百均のライトはいつものように、透明アクリルを紙ヤスリで乳白色にしたんで、ほぼランタン。 野外ではこのほうが見やすい・・はず。
ともあれ問題を即解決できてラッキーでした。


それと餌のサシ虫は非常にエサ持ちがよくて、なかなか快適に釣りができた。 釣れればもっといいのだが。
アタリがあるって楽しいよな、シモリ釣り仕掛けをポイとなげこめばガンガン反応する。
目的が小鮒なんで、細かいアタリは無視することにして、ゆえに釣果が子鯉一匹なわけ。 シモリウキの、最後のひとつが沈むまでアワセまいと心がけてたんで。
二匹ほどクチボソ類がスレがかりしたんで、とにかくお魚たくさんなのだと思われる。
つかシモリ釣りでクチボソ類ってムリくね? アワセが間に合わないっしょ、仕掛けが鈍感ですからたぶん。
アレって探り釣りをするため、頻繁にウキの調整をしなくてすむように、広いタナを前提にした仕掛け、って解釈でいいんだよね。
じっさい池ではかように使ってみたし。


生き物の気配はむっちゃ濃厚、足場もよく、落ちて溺れる心配もない理想の釣り場です。
むろん小物狙いの人にかぎりますが・・・ヘラブナすら居ないっしょあの様子では。
何年も前から知っている場所で、子鯉が釣れるということは・・・誰かが放流したのでなければ、自然繁殖してるんかあそこで。
ウシガエルのオタマが大量にいるということは、ブラックバスとかブルーギルとかナマズとか居ないのかもしれません。
コイが大小いるゆうことは、似た生態系のマブナも居るはず・・・ゆうか居ました、中型のが上層を泳いでました。 潜って底の餌食ってよ釣れないから。

今回、二時間ほど池のほとりに立って釣って一匹だけでしたが、あそこは有望です。
餌なり時間帯なりを変えれば、いつか必ず意中の小鮒がヒットします。 根気よく通えばいいだけ。
つかサシでも子鯉が釣れるんだからよもや時間の問題。

というわけで。
巨大なコイをパン釣りなどで狙うのも楽しいが、やっぱこっち優先だわ。
遊漁料もコイよりフナのほうが安いし(集金に遭遇してないので払ってないけど)、経済的にもこっち優先だわ。

という話でした。
次回にはもう気が変わってコイのブッコミ釣りとかやってる可能性ありますが。



●2016.8.16 自分メモ

なんかくどいけど釣りの話。

登戸駅ちかくに有望な池があると言ったが、早くも二度目のチャレンジに。

結論から言うと、本命である小鮒が釣れました。
小鮒ってゆうのかな、10センチ以上15センチ未満といったサイズなんですが、コレを釣りたかったので大成功。

が、考えたのだが普通の中型フナを狙ってもいいんでね、と。
まず小鮒狙いなのはそれが釣りたいからなんだけど、普通サイズのフナも釣れるならそれでもいい。
そもそも自作の継ぎ竿は、あまり大物かかると折れる心配があったというのが主に小鮒狙いな理由のひとつだけど、今回小鮒をゴボウ抜きにした感触からして、通常サイズも大丈夫そうだし。

あの池は相当なもんですね、澄んでいるわけではないので見えないが、魚だらけっぽい。
餌つけて放り込めばアタリがガンガンくるし、たまにとられるんでエサ持ちがいいサシ虫を使いきっちゃったよ一袋。
どんな魚がついばんでいるのか分からなかったが、ツンツンきたら仕掛けを持ち上げて移動するようにしてからスレがかりが多数発生。
どんだけ魚がたくさんいるんだこの池。
スレがかりは、そのほとんどがモロコ、クチボソ類ですね。
またそうして動かしている最中に向こうアワセでかかった魚も2、3匹ほどいて、アレはなんだろうね、でかいクチボソか小さなウグイなのか。

自分メモ的なこととして、冷凍甘エビは魚に大人気でした。

甘エビだったかムキエビだったか忘れたけど、釣り餌より安いのは確か。
細かいブロックにしたが、大きすぎて針につけづらいのを足元に放るとメダカのように小さな魚が群がって食い散らかす。 たいていの釣り場には釣り人にたかってきて、何かくれという風なコイが居るものだが、連中も甘エビは急いで喰ってゆく。
かようにいい餌なんだけど、人気すぎてエサ持ちは悪いという。
また使ってると自分自身が甘エビ臭くなる。
ウェットティッシュ的なもの、同時にもっていったほうがよさ気。

また余談ですが、ケンカばかりしているウズラ大の水鳥、ヒナがピヨピヨ出てきました・・・ふだんは向こうの、釣り人が入れないところに潜んでいるのだろうか。
あまり人に対する警戒心がないようだけど。
等々力フィッシングセンターに居たバンよりやや大きい鳥だろうか、なんだろ。

数の比率でいうと、小鮒、子鯉以外の小魚が多数を占めているのは明らかで、どーにかしてそれ分離して釣りをしたいんだけど、サシ虫にも練り餌にも甘エビにも群がるってね。
小魚狙いなら非常に敏感な唐辛子ウキ、ヘラウキなど用意していくのだが、とにかくマブナ釣りたい。
というわけで、ちょっとミミズは高いし穫れるような柔らかい土がなかなかないので、次はコーンかカマボコ、チクワなどを試そうかなと。
コイであれば羊羹とか食うのかね、釣用芋ようかんとかあるけど。
ミミズを買えればそれがいいけどね、今月は節約せんと。 あ、赤虫はどうなんでしょうね・・サシ虫を一袋使い切るくらいアタリが多い場所ですから、赤虫も経済的とは言えない気がする。


あ、前回の反省から買って改造したLEDライト、さっそく役に立ちました。
ついつい暗くなるまで釣っちゃうから。
見たとおり百均のを、アクリルレンズ面を紙ヤスリでこすって乳白色にしたもので、ちゃんとソフトな光になりました。
要はディフューザーみたいな効果を狙ってのことで、最近では工事現場の照明に包み込みうようなディフューザーを取り付けたり・・・完全にぼんぼりじゃん、ちょっとした人工太陽ですな。 そんな感じでディフューザーは光量は減るけど目によくて疲れにくいのだと思う。

 ↑ぼんぼり
つか家庭用照明では当たり前の配慮であり、逆に携帯型の懐中電灯などではこれまで「どうだスゲえレンズだろう!」みたいにクッキリとしたライトが主流だった。
ソフトな光がウリの野外用のランタンなどを見かけるようになったのは、つまり皆が「柔らかい光」を理解して普及するようになったのはここ二十年くらいじゃね? よくわからんが。


さらに余談、穂先を作りなおした竹の継ぎ竿は、かなり調子いいです。 実は以前のは穂先のさらに先だけグラスロッドだったんです、理由は不明だがたぶん、うっかり折ったとかそんなとこかな。 それで先の先だけ調子が柔らかかったのが、竹で新調したら調和みたいな。
こうしたのべ竿(ワンピースロッド)を自分で切って継ぎ竿にしたのはいくつかありますが、今んとこ実用的なのはこれだけで、他は調整の必要アリ。
いやまあじゅうぶんに使えますがね、けっきょくグラスロッドとかカーボンロッドとか、今の竿のほうが優秀なんです。 それで竿に対してハードル高いんで不合格ゆう。
じっさい、竹竿を使う理由は趣味性しかありません、何度か言ったがメインウェポンは3.6メートルの渓流竿ですから。
もともとフィッシンガー、にわか釣師ですから数は釣れません、竹竿でのんびり釣り場に立ってれば楽しいくらいの軽い気持ち。



とまあ、最近は日記が増えましたが、これが本来の姿です。
about(えーびーあうと)などという、なーんも意味を考えてないwiki内のコーナーは自作の怪獣を紹介するという「てきとう怪獣wiki」にて、それ以外のあらゆることを書く場所なんで。
wikiそのものも色んな目的で使えるのが魅力で、あえてブログからこっちに移動した経緯があります。




●2016.8.20 布袋竹の継ぎ竿

なんか相変わらず釣りの話ですが、釣れないわりにいろいろ楽しいもんです。
ところで、自分が使っている自作の竹竿ですが、ネットで調べると決して珍しいものではなく、手作り竿の定番なのだそうだ。
私は武蔵溝ノ口の東屋釣具店で買った550円ののべ竿(ワンピースロッド)を切って継ぎ竿に改造しましたが、自分で竹を採ってきて乾燥させ、イチから作る人もけっこういるようです。 まあ都会じゃそんな人、あまりいそうにないけど。

こののべ竿(ワンピースロッド)に使う竹は布袋竹(ほていちく)というそうな。
見るからにフシが多く、肉厚だし通常、継竿には向かない素材に見えますが、そうだろうか。
確かに肉厚であれば並継ぎが難しく、自動的に印籠継ぎになってしまうが、立派なもんじゃないですか印籠継ぎなんて。
フシが多いのもまあブサイクではあるが、気にしなければオッケー。 なんつても元がのべ竿(一本竿、ワンピースロッド)なので調子がいいこと。
じゃっかん重いし、フシだの手巻き糸だの、道糸が引っ掛かりやすいし、グラスロッドに比べると継ぎ部分でポキっと折れそうな弱さもあるが、小鮒ていどなら余裕。

なんでコレが店で売ってなかったのかね、何竹なのか知らんが、節の目立たない真っ直ぐな竹を三本ないし四本で並継ぎにしたもの、ソレが子供向け釣り竿の定番で、でも調子は悪いというか穂先以外しならないし、折れやすいし粗悪な製品だったみたいな記憶。
いっぽうでそれ以下のお値段で布袋竹ののべ竿(一本竿、ワンピースロッド)も売ってました。 昔はね。
質が悪い三本継ぎ子供向け竿が300円ほどだった頃、布袋竹の印籠継ぎ竿を千円くらいで売ってれば、皆喜んだんじゃないかな。 すぐ後に格安グラスロッドが出始めるんだけどね。

要は無理して綺麗なまっすぐ竹を使わずとも、デコボコの布袋竹で継ぎ竿作って売ればよかったのにね。
継ぎ素材はもう鉄の棒かなんかでいいよ、多少重くなるが生産性重視で。 布袋竹のべ竿はいくつか継ぎ竿に改造した経験があるが、三本継ぎにした場合、グラスロッドのへら竿に匹敵する調子で、むちゃくちゃしなやかであり、既存の三本継ぎ竹竿など比較にならない高性能。
なんつても竹の面白さは数多く備えているのに、竹竿独特の嫌味がない。
「高級品ではないよ〜、布袋竹の安い竿だよ〜」という感じで気軽に使える。


今でもコレ持って川べりに立ってるだけでケッコー楽しいし。
ちな、今使っている布袋竹の小継竿はたぶん2.4メートルくらいで、自作だとコレが限界ですね、これ以上は継ぎ目が保たない。 手元に近い部分はグラスロッド素材を使っているが、まあフナ程度が精一杯で、それも大型のマブナやヘラブナが来たら折れる心配が。
だからやっぱり、メインウェポンは3.6メートルの渓流竿です、グラスロッドの。
登戸駅ちかくの池だとそれじゃ雰囲気的に長いんで思わず布袋竹の竿を使ったけど、仮に2.4メートルグラスロッドがあるならそっちのほうがいいかも。

あとはまあ、安いのが魅力ですね布袋竹の竿は。
今でも武蔵溝ノ口東屋釣具店で売っているのか、以前と同じ550円なのか不明だが、まあ値上がりしたとしても2000円程度っしょ、趣味性を重んじるなら同じ値段のグラスロッドよりいいんでないか。
ま、振り出し式グラスロッドは便利で信頼性でいっても優れているし、より手軽に釣りたいときはそっちがいいけど。

とまあ布袋竹つう、素材の名前がわかったのでスッキリしたという。
なんで今まで調べなかった、という話でもありますが。


余談だけど、等々力フィッシングコーナーでブルーギル二匹釣りました。
写真では見たし、実物も見たことあると思うが、釣ったのははじめてかも。 以前にも釣ったかもだが記憶曖昧。
かの釣り堀ではブルーギルバケツが用意してあるのでそこに入れたけど、アレはカラスが自由に喰ってゆくシステムらしいですね。 違うかな。
あとは、久しぶりに亀が釣れました・・・・・・懲りろよ釣り堀亀。 一瞬「根掛かりか?」と思わせておいて、ゆら〜っと動き出すんで「ああ、また亀か・・・」となるんです、はい。 糸がついている餌は避けるとか吐き出すとか学習してくれ、完全に飲み込まれたら長い針外しを使っても取れねえし。
30センチもあるような亀だからうっかり噛みつかれても嫌だし、もうハリスを切るしかないんだよね、アイツら腹の中針だらけだろ。


しっかし本命のフナが、いちども釣れてないですな等々力フィッシングコーナー。
あそこでコイ以外の何が釣れたっけ・・・過去何度も行っているのに、思い出せん。 メインであるヘラブナさえ釣った記憶なし。
にしても、ブルーギルが繁殖しているとか、釣りたくないのに釣れるとか、話はホントだったんだなと関心、もとい感心。
じゃあ、ブルーギル狙いで出かけてもいいな等々力に。
ブルーギルバケツの横に陣取って、釣れたらポイポイ捨てるみたいな。
仕掛けは要するに中ダナの敏感なウキ釣り仕掛け、つまり小物全般の仕掛けで良く、なおかつ餌は何でもいいという。

だが、そんなブルーギル釣りも今は後回し、とにかく先にマブナをじゅうぶん釣りたい。
まだ今年、久しぶりに釣り再開してから一度しか釣れてない。
あと三匹釣れたら、ブルーギル釣りに行こうかな。

自分メモ:
ミミズが昨今、非常に高いので買えず、かわりに冷凍シーフードミックスを買ってきました。
値段は同じでもボリュームが違う。
コレは、お得かもしれん。
エビ、イカ、アサリのみっつで、とくにエビはそのまんまつければコイでもナマズでもブラックバスでも釣れそうな予感がする。
マブナ狙いなのでキッチンハサミで相応のサイズに切り、使ってみたらブルーギルが釣れたわけ。
意外とイカがよさ気な気がする。
むろんエビやアサリのほうが手応えがあるのだが、イカはエサ持ちがいい。
いちばんエサ持ちが悪いのはアサリかな、そんだけ小魚に人気があるのだろうが。
ちなコーンはなーんか手応えがないです、アタリがこなかった。
ま、等々力はそれほど魚密度は高くないかもだけど。

シーフードミックスはさほど手が臭くはならないが、かわりにベタついた。
そこで次は改善しようと、同じように細切れにしたあと、片栗粉をまぶしました。
これなら手にとってもサラサラ、なはず。
それと先に天ぷら粉を使ったら粘り気のある団子になったこともメモしておきます。
粉ならなんでもいいわけじゃないのか。 あとは釣り餌九ちゃんなどの練り餌パウダーを使うとか、さなぎ粉使うとか考えられますが、期待通りのサラサラ効果が得られるかという疑問と、あとは自宅で臭いことはしたくないという。
やっぱ片栗粉がいいのかな。


ともあれ片栗粉をまぶしたシーフードミックスを持って、次は・・・登戸駅の池にしようかまた等々力か。
その時の気分で決めますが、たぶん鯉釣りはしない予定。
8月は釣りに行きすぎて、同じくらい釣具屋通ったので金がないんです。 多摩川では集金に出会わず、先に遊漁券を買うにはアクセス不便な東屋釣具店に行くしかなく、当日に寄るのはまー難しいし、後になってから支払うシステムもないので踏み倒してます結果的に。
後になってから支払うゆうても、漁協の方で受け取らないでしょう、当日釣りをしたという確たる証拠など出せるはずもなく、変に後払い受け取って問題になっても嫌なんで、そーゆーのやらないと思う。 漁協がどこにあるか知らんし。
そんなわけで払ってないけど、該当する金額はちゃんと用意していくんです。 ふだんはコンビニATM行き忘れて現金があまり懐にないこともあるけど、釣りの時はシッカリと。
それで、鯉釣りは千円、フナ釣りは五百円、この五百円の差が金欠時にはでかい。
ともかく暖かい間は頻繁に釣りにいく予定なんで節約せんと。
まー台風や嵐だと川には近づきたくない、という理由で750円の等々力に行かざるを得ないかもだけど。



●2016.8.21 ヘラブナは奥が深いのか
なんかまた釣りの話ですが。
別にいま急に釣り好きになったわけじゃなく、ブランクはあるものの毎年毎年、4月になると「あ〜のっこみブナの季節だな〜」と欠かさず想っています。
今年こそはと思いつつ十余年みたいな。

ところでフナはフナでもへらぶな釣りについて。
今じゃ近所の釣り堀はみんなヘラブナ専門みたいな雰囲気ですね、まあ王禅寺のとこは別みたいだけど。
多摩川でもどこでも見かけるのがへらぶな釣り師ですし。

そして子供向け釣り入門本、釣り雑誌、釣りマンガ、今だとネット、ありとあらゆるところで聞くのが「ヘラブナは奥が深い」ゆう話。
それ聞くたびに「ホントかな〜」と思ってしまって・・・いや疑っているわけじゃなくて、他の釣りだって奥は深いだろと。

とにかくヘラブナは奥が深いとゆー話をよっく聞くと、語っているのは「中ダナを泳ぐ魚釣り独特の難しさ」を語っているだけ、に思えるんですけど。
つまりヘラブナだけが奥が深いんじゃなくて、海を覗きこんだ時に見える中ダナの魚全般が奥が深いと思う次第。
その日によってタナが違うので見極めるのが難しい? 海と同じじゃん、海だと潮流でパタッとアタリが止まるゆう話も聞くけど。
天候、気温などで好む餌が違い、一日の時間ごとでも変わってくる? それも海の小物釣りと同じじゃん、ヘラブナだけじゃないような。
アタリを読むのが難しいのはついばみ系の魚でも似たような難しさはあると思うよ。 まあヘラブナは吸い込み系ではかなり難しい部類だろうが・・・。
同じ吸い込み系でもコイだったら大胆に食いつくイメージあるし。

まあじっさい、等々力フィッシングコーナーでヘラブナ釣れたことないんで、難しいのはわかるが。
マブナさえまともに釣れてない素人だからこそ、ヘラブナだけが難しいとは言えないよとキッパリ言える・・・まあ恥ですな、それ。

あとはまあ、よくテレビで、今だとYouTubeで見かけるのがへらぶな釣りの水中映像。
ヘラブナ釣りって事実上、寄せ餌を打ってるわけです、プロの釣り師はそう公言してますが、何度も打ち込むのが寄せになってると。
集めて釣るので、何かコツを掴めば多少の釣果は期待できそうな印象がある。
そしてタナをとるのが難しいとゆう話は、ここで疑問に思えてくる。 何十センチかズレていても、寄ってくるんじゃねえかヘラブナって。 上にいる魚がついーっと降りてくるみたいな気がするし、下にいるのはとうぜん、落ちてくるバラケ餌に反応するだろうし。
にしてもアイツラ、針についたダンゴは吐き出すんだな、確かにそこは難しいわ。
基本、バラけたのを吸い込む方針で、でかいダンゴを吸い込んだらすぐ吐き出すみたいな。
その一瞬を捉えるのは至難の業かも。


比較して、マブナは居所さえつかめば楽だったと記憶。
そこにいる、とわかれば攻めるのは底だけ、そこだけに。 微調整とか不要のシモリ釣り仕掛けでとにかく底を探る、一定数居ればきっと釣れるし、アタリも鈍重でアワセやすい。
しかし居場所を突き止めるのに足を使うわけで、それで廃れたのかなあと一度は思った。 一箇所に座れるヘラブナ釣りに人気を譲ったのかと。
ところがよおおおく考えてみれば、あんなゴルフみたいな大荷物を持ち歩く連中である、体力的には有り余っていると思うべきなのかなヘラ師。
椅子もパラソルも持参だよねあれ・・・車で来るのはまだわかる、バイクもそう。(しかしそれはそれとしてバイクに積むのは特殊技術だな)
だが徒歩で来るへらぶな釣り師はスゴい体力や。

うーむ、真鮒釣りは道具がコンパクトなのが特徴で、故に荷物は軽いと思うのだが、かわりに現場を歩きまわる。
マブナ釣り師って昔は木製の、今で言うクーラーボックスみたいな釣り箱を胸にかけて釣り歩いていたらしい、詳しくは知らんが。(いまぐぐったら“水箱”というらしい)
へらぶな釣りはとにかく大荷物で、でもいったん座を決めれば座れると。
じゃー必要体力が人気を左右しているわけじゃないのかな。
何がどうなのか分からんが、そんなに面白いならぜひともやりたいし、最低限八尺の竿は持っているのでいつでも等々力で釣りはじめられるのだが。


まずはマブナを満足に釣れるようにならんとな。

ホント釣り針も結べて仕掛けも自在に作れて最低限の知識があり、投げ竿も新たに二時間以上の練習を加えてなんとか扱えるようになり、それなりに経験は積んでいるのに、ろくな釣果がないってどーゆーこと?
マブナにこだわっているのが良くないのかもだが、いちばん釣れる魚なはずなんですフツーなら。
でもまあ、こんなところで釣りウンチク並べてるばやいでわないは。



●2016.8.21 後日談

なんかマメに日記にしたほうがと記述。

えっとまず自分メモで片栗粉の話でしたが、アレは有効でした。
釣ったあと、念入りに手を洗う必要もなく、常にサラサラでした。
まー全く釣れなかったんですけどね。

後日、この日記を読んでいる自分へ。
等々力フィッシング攻略のヒントを少々。
まず、餌はシーフードミックスでギルが釣れるが、過去二十年くらい、練り餌などでコイとギル以外が釣れた試しなし。
やはり奮発してミミズか赤虫を試すべし。

マブナはちゃーんと見かけるのにね、ほとんどが上層を泳いでいる姿だけど。
上にいるヤツはなにしてるんだろうねパクパクと。 酸欠か? 試しに餌を目の前に投げても喰わないし、ありゃ釣れない魚ですね、見えフナは。
かといって底にいるマブナだけを狙うのも考えものか。 餌をあげたら追跡してきたフナもいたし。
また小さい島の後ろが「いつもの」場所だが、確かにフナの群れは見かけるが、釣れるとは限らない場所。 長竿だと上の木々に引っかかるし、難しい。
それよか入口付近かコーナーのアシの生えているあたり、排水あたりなどを試すべきかと。
アシの周り、杭の周りにフナが寄るってホントだった。 しかとその目で見た。


ブルーギルもアシの周りに集う習性があるっぽいので、今度からはちゃんと狙うわ。
ちな島の後ろを「いつもの場所」にしているのは、ひとつに夏でも日陰になること、あとは野鳥?の楽園となっていて、観察し放題なこと、20メートル四方くらいの小さな島であるが、いかにも自然というか擬似的なミニチュア自然体験であることが挙げられるが、まあイチバンの理由は桟橋あたりはヘラ師が大量にいるんで、それを避けて奥に進んでしまうからだろうね、人目も気になるし。

でも等々力を本気で攻略するなら、ちゃんとポイント狙わんといかんかも。
あとはミミズがあれば・・・養殖できんかね個人で。
こうした各ポイントをじゅうぶん狙い、秋のよく釣れる時期に、ミミズや赤虫を使ってダメだったら等々力はマブナには向いていない釣り堀と判断するが、今んとこは未知数。

とまあそんな感じで。



●2016.8.22 多摩川が溢れとる

なんか人の不幸を笑うのは主義じゃないが、これは正直「ざまぁwww」となった。

22日、台風9号が上陸、そんな酷い嵐かなあと思うが世間は大騒ぎ。
ともかく本来、荒れている時には川に近づかないという主義なんで、よって昨日は釣り堀だったのだが、今日はあえて六時頃に多摩川、登戸駅ちかくへ。
ずーっとネットに張り付いて河川情報、ライブカメラとかみてたんだが、現実を知りたくて。

したら水位はもう下がりはじめていると聞いたが、確かにスゲえ上がっていた痕跡がっ!
ここまで上昇したのかスゲえな、というくらい、すすき林なんかなぎ倒されていました。
昨今、こんなに多摩川が氾濫したことあったっけ? つう・・・知らないだけでけっこうあるのかもだが。

ところで、登戸駅ちかくの川べりには最近、サッカーグランドだろうか・・・子供向けに練習場ができまして。
コレが非常に気に入らなかった。
まあ単純に・・・・人生においてある日、あるいは一瞬だけドロップアウトすることあるじゃん、ダウナーな時みたいな。 これが長続きするとヤヴァいんだけど。
とりま、もとい、とりあえずまあ、こうした人々を川ベラーとでも名づけます。
そんな感じでみんなが集ってぼんやり過ごしていた川べりに、健全な少年たちのサッカーかなんかの練習場ができたので敵愾心が。
まあ本来なら、いいことなんですよ「将来サッカー選手になりたい」的な子供たちに、練習の場を与えるのは。 ただJリーグが誕生して二十年だっけ? 今現在はケッコーそーした環境は整っていると思うんですがね、80年代くらいのドラマだったら「子供たちにチャンスを与えてやりたいんです!」とかいう物語は率直に感動だが、今だと「子供たちになんでも与えるのは良くないんじゃないでしょうか」くらいの時代だし。
まあそれはいいや、我々川ベラーという落ちこぼれのひがみだし、じっさい些細な事です。


それよかわりと本気で気に入らないのは、金網フェンスで囲ってあるとこ。
なにそれサッカーボールが飛び出さない配慮? だったら金網ではなくフツーの網でも使えよ。 つかボールが上方に飛んだら二メートル程度の金網フェンス、役に立たんだろ中途半端な・・いやいったん、ボールが場外だと、回収できないやん乗り越えられないと・・フェンスを越えたボールは回収できない、という教えなんですか? 「人生、いったんドロップアウトしたら二度と陽の目は見れないんだ、覚えとけ!」という教育なのかな? そーゆーのが我々川ベラーの反感を買うわけだが(勝手な妄想でもだえるのも川ベラーらしいこと)。
で、入り口が片方に限定されているのもなんか見るだけで嫌な感じで。
なんなのこの練習場、少年院のチームなわけ? 絶対逃げられないような設計? バカじゃねえの?

普通に腰の高さの竹垣でも使って子供たちが乗り越えて出入り自由にすればいいじゃん、金網フェンスだって転がるボールていどしか止められないのだから竹垣でも一緒。
機能はそうだが、開放感は雲泥の差、いや天上と黄泉くらいの差がある。
乗り越えて逃げ出すような子供がいたら、練習場の意義はその程度のもんであって、けっきょくは大人の押し付けだったってことじゃん。
まあ低い柵でも脱走するようなヤツは居ないとは思うけどね。
健康少年は小さな頃からオタッキーな自分とは間逆なので好きではないが、あんな金網フェンスに押し込めてムリヤリ練習は気の毒だ。

その金網フェンスが、多摩川の氾濫で半分、潰れました。


ざまぁww というのが正直な。
うん、偽ざる気持ちです、はい。
むろん、どこかの誰かが夢と希望に燃えて、頑張って作ったのだろうと思うけどさ、子供たちの練習場を。 だが金網は余計なんだよ。
過保護と威圧、絶対的な服従の要求、部外者の排除、悪いもんがぜーんぶ集約されている。 アメリカのスラム街か?みたいな。
コレに懲りて再建しやすい普通の網か、低い柵にしてください、見た感じ気分悪いから。


ところで、台風が去ったとはいえ水位上昇中にあえて多摩川に行った理由といえば。
例の小鮒池が気になったからです。
確認のため行ってみたら、邪魔なススキがなぎ倒されていて、そこまで水浸し。 うーむ凄まじい・・・だが、コレでススキが減ってくれればアクセスが楽に。
小鮒池のほかに用水路もかつては絶好のポイントだったのだが、すげえ水が溢れてますな、でも増水時は魚にとって絶好の避難所になったのでわないかな、たぶん魚でいっぱいなはず。 ここは水草が増えすぎていま、小魚も集まらないようになっているので、この台風で何かしら改善されると嬉しいのだが。
ちな水門は閉まっていたような気が。 多摩川から逆流しないような配慮かも。


で、問題の池は・・・拡張されてますね、そりゃそうだ、すすき林まで水浸しなんだから。
いつもの水鳥は無事だったようだが、ヒナの数はわからず。
来週にはだいぶん、元通りになってるはずだが、池の底にいろいろ流れ込んで浅くなってる可能性も。
逆に水を補充して深くなってるかもだが。


にしてもスゴいことになってるな、花火大会よりこっちのほうがスペクタクルや。
多摩川って実は貧弱な川であって、流れは本来せせらぎみたいなもんです、何ヶ所か堰があって、まあ堰は小型のダムなんで所々ダム湖になってるだけ。
そうした小さな湖は流れをほとんど感じられず、ウキ釣りなんかしてると逆に上流へ流されます、風はだいたい東京湾からふくので。
それが勢い良くザバザバ流れてるもんなあ・・・通常、ありえねえだろ。

ところでなんか光る物体が流れてましたね。
かなり強く発光する瓶のようなものでしたが、それ見たら直感的に「謎の宗教組織:国土交通省がなにか儀式を行っているな」と想った。
ペットボトルくらいのサイズかな、GPSとか内蔵しているカプセルかも。

とまあ来週の釣りが心配なフィッシンガーと、川べりでボンヤリが好きな川ベラーのぼやきでした。


●余談

先に「マブナ釣り師は箱を抱えている」と言い、その時にぐぐって「水箱」というアイテムを知ったわけだが。
ほしい〜ってなった。

そしてさらにぐぐって、今は普通の釣具屋、あるいはAmazon程度では入手できない高価なレアアイテムと知った。
もう、水箱かかえて渡り歩くマブナ釣り師はほとんどいないっぽい。
あってもタナゴ箱と同様、非常に高い手作り品になるようです。
ほしい〜、けどそんなに高価である必要はないゆうか買えないし、なおかつもちっとモダンなデザインにしてほしい。
本来的ではないのがウリの我々フィッシンガーにはトラディショナルデザインは抵抗あります。
具体的にはアタッチメントつけられるとか、角が当たっても痛くないように楕円形にするとか、座れるとか。

 ↑昔はズックビクもってましたが、使った記憶はなし

そうなると代替え品を探すわけだが、クーラーボックスは違うんだよね似てるけど。
餌と仕掛けが入るのが条件で、クーラーボックスはそこが違ってる。 ツールボックスは逆に魚が入らん。
まーネットみても代替え品アイデアが出ないんで、とりま小物買いついでに上州屋いったら・・・。
あった! 渓流用のビクがマブナ水箱ソックリの機能!
やっぱり渓流釣り師とマブナ釣り師、共通点があるもんですな、狙う魚は間逆なのに。

ちなみにビクはもってます、工芸品なのか実用品なのか不明な竹編みのを。
これまたよく出来ていて、ちゃんと蓋がエサ入れになるんですよね・・・さらに余談を言うならミニチュアビクももってます、やっぱり竹編みの。
こちらはたぶん工芸品で、でもタナゴ用としてなら実用出来ますよ。

ま、フィッシンガーは数を釣るとは限らず、また魚はすぐリリースするのが常ですが、それでも水箱は欲しい。
渓流ビクなら、代用品として申し分ないかも。


あとは座れれば完璧なのだが、あんがい座れるかもしれん。
まあ強度的に保障はしていないと思うが。
それと、上州屋で見かけたのは三千円ほど(Amazonではもっと高い製品が引っかかる・・)で、フィッシンガーには高い買い物です。
まあいづれは買うつもりですが。

それとマブナ釣ってもすぐリリースなら、本来水箱なんて必要ないんです。
じゃあタナゴ箱でもいいかな・・思ったり。

つか小さいミニチュアビクあるならそれでもいいか。
まー現在、代案としてHARD OFFで書い置いたカメラ用(たぶん)のウエストバッグがあるんで、釣り道具そっちに移動。
釣り道具をウェアラブル、という水箱の機能はこれで再現できます。
餌はサシ虫入れに入れられるし。

あ、あと真冬以外のスリーシーズン、毎日毎日着ているのは、よおおおく考えたらフィッシングベストでした。
煙草、ライター、携帯灰皿、ハンドタオル、懐炉、アスピリンケース、その他いろいろを持ち運ぶのに便利なんで。
コレを利用するのが本来だよなあ・・・でも釣りと日常は別なんでそうはいかず。

 ↑こんな感じのを毎日、着用して釣りには使わず


とまあ、そんな感じの日記でした。

日記だけでページが長くなってきた・・・。





ページが長くなってきなので次に移動。
次はabout-16.8-3となります。
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