てきとう怪獣 - ゴーライドン
 
直進怪獣ゴーライドン/てきとう怪獣

見ての通りサイの怪獣。
だから直進怪獣。ひたすら走るだけの単細胞な奴。
72年の間、とにかく直進を続けている。
一度山脈にぶち当たってからは地下を掘りながら走り続けていたが、
ある日ついに地表に飛び出し、あらゆる構造物、自然造形を
無視するかのように破壊し、真っすぐに進む。
特に方位とかを感じて走っているわけではないので、
何らかの方法で向きを変える事が出来れば、被害は防げる。
また、85度の坂に行き当たると上っていくが、86度とかの坂だと
掘り進む習性がある。そのへんをうまく考え合わせれば、
なんらかの対策がたてられるかもしれない。

図解 7つのひみつ

1.あらゆる物を粉砕する角と背びれ。

2.岩石から樹木まで、なんでもエネルギーに変える消化器官。

3.パワーのみなもと、ボクサーツインエンジン心臓。

4.すぐれた肝臓。体力が高い。

5.手の蹄は2000トンのコンクリートをも砕く。

6.バランスしっぽ。

7.スピードはそれほどでもないが、押しのける力は強い。


余談だが、アニメ版スパイダーマンには、
ライノと言うバカバカしい怪人が登場していた。
そもそも名前がライノ=サイなのだが、コイツはどういう
つもりなのか、動物園のサイがいるオリの中に洞窟を掘って
アジトとしている。と言うか住んでいる。
するとコイツはサイが怪人化したものなのか?
いやいや、デザイン的にはどう見ても、サイの着ぐるみを着た
おっさんにしか見えない。サイ着ぐるみの、のどの部分を丸く
切り抜いて、そこから人間のおっさんの顔が出ている。
(例えば上のゴーライドンのノドを丸く切り抜いて、そこから
人が顔を出しているところを想像して欲しい)
いったい何なんだ?! と気が狂いそうになったものだ。
パワーだけは本物だが、なぜ着ぐるみマンがサイと住んでいる?
それ以前に、サイのオリにライノが住んでいる状況を、
米国の文芸ではなんと説明していたのか?
まあインパクトだけはすごい怪人だったが。

PS:よく考えたらスパイダーマン初め、コミックの
キャラクターはこのくらい変で普通かも。
ライノの場合はなんで動物園に住んでいるかと言えば、
今調べたところエコロジストだという設定なので、
それが影響しているのかもしれない。