●宇宙少年キッシン
以前「宇宙少年キャッシュ」として観た作品をもう一度。
説明すると1979年の韓国アニメで、先日からはじめた「箸にも棒にもかからない系」を再視聴という自分企画。
まず、タイトルを変えてますね、たぶん前回は、日本で知られている邦題をそのまま使ったんでしょうが、じっさいに主題歌を聞くとキャッシュではなく、キッシンに聞こえるのでそうしました。
ソレが正しいのかは不明です、音に誠実ということなら、スーパーマンはチュパーマンになります韓国では。
にしても、韓国アニメって主題歌だけは立派ですね。 日本じゃ80年代から、アニメの内容と関係ない楽曲が当たり前になってるのに。
ただ、今回の主題歌キッシンは、オープニングのクレジットに対して長いですな、だからじっくりスタッフ紹介できるメリットもあるけど。
●18分視聴
冒頭は、ニコニコ動画でも韓国版アトムみたいに言われて知られる誕生エピソード。
ものすごいエネルギーを封入して爆誕みたいな伝統的なアレで、目覚めたとたん自らの力を試すように火山に突入、噴火させて。
あんがい豪快なヤツだなってところでオープニング。 例の主題歌。
オープニングについては後述する。
この作品では長々しい導入シーンはないけど、忘れただけかも。
最初は悪そうな科学者みたいな者が、なにやら緑色の宇宙人みたいな戦隊を組んで檄を飛ばしています。
出撃したのは、円盤というほどでもないロケット軍団。
地球では防衛隊らしいのがそれを確認、まずは交信を試みるも返答がなく、やむなく緊急出動みたいな。
地球軍のロケットジェットかなにかは上空なのか宇宙なのか、謎の編隊と遭遇、交戦状態になると。
ここで、あーこんなキャラいたっけなという懐かしいような新しい記憶が蘇る。
防衛隊の戦闘機隊長が、白ヒゲでした。 それも雑な描き方で、ヒゲに縦線をいくつか入れるヤツ。
その結果、なんだか歯を食いしばっているように見えるという。
敵は平べったいロケットのほかに、鉄人部隊もいて、コレが自由自在というか、変形するんです、例えばロケットに。
そんな感じで、敵味方ガンガン落としまくって、激烈な戦闘に。
いっぽうキッシンは丘の上に寝そべって空を見上げてるみたいな。
なんだなんだ、いまさら自分の存在に疑問でも抱いたのか、というところに女子が登場。
うーん妹ロボットではないようだが、近所の子か研究所の誰かか。
なんだか打ち解けあってわーいと野山を走り回っていると、そこに先ほどの戦いが飛び火して。
研究所の上まで飛んできた防衛隊の1機が撃墜され、鉄人部隊が三体ほど残って、研究所を狙ってるのか、地球への無差別攻撃か。
そんなわけで、キッシンが応戦します。 相手は大人よりもデカい鉄人、一筋縄ではいかないが、何より自在すぎるコイツラは。
腕が斧や槍に変形するヤツ、腹からモーニングスターを出してブンブン振り回すやつ、かなり危険です。 なおかつ大蛇に変身したりして、苦戦するがキッシンも本来のパワーを思い出したのか、なんとか逆転。
必殺のレインボースパーク(テキトー命名)を繰り出して、撃破する。
こんな感じの18分。
まあわりとフツーの話に思えるかもだが。 特筆すべきはキッシンの、主人公とは思えないデザインのユルさです。
通常の作品ならモブキャラ決定、というくらいにオーラが足りない。
まえに視聴して感想書いたときはつま先から頭のてっぺんまで、と評しましたが、ホント輝いている部分がない。
むしろ敵ボスのほうが光ってるのは、まあ古今東西おなじですね。
藤子不二雄の、ギャグタッチな絵でヒーローとかそーゆーのとはわけが違う、ギャグタッチとオーラが足りないは別物です。
●ちょいと休憩
24分ほどです。 ちょっとまった、アタマ整頓するからちょっとまった、という感じで一時停止。
あいや、ストーリー的には、とくに込み入った展開はありませんが、ビジュアル的になんつか、ツッコミどころ多すぎて思考が追いつかない。
うーん、細かく例題をあげてくのもめんどいので、なるべくあいまいに話すと・・とにかくセル画の重ね方とかおかしい、というか確実に間違っている場面続出。 でもって連続するみっつのカットに、同一の背景が使われたりします空中戦で。
コレがどんだけ混乱するか。
話は、まあ謎の敵による地球侵略の続きみたいな。
テレビニュースによると、鉄人部隊のほかに巨大鉄人もいるようで、軍事組織でもないだろうにキッシンが出動。
じっさいの侵略現場に話が移る。
ここはかなり力が入った場面で、徹底的な破壊が描かれます。
それも敵戦力は多彩で、巨大鉄人も複数種類あって、なおかつ触手円盤とかかなり手強い。 つか防衛隊の体当たりで粉々になったのに復元するとか無敵すぎだろという。 そのさいの作画はヘンすぎて、そう解釈するのに苦労したのだけど・・・。
ゆうても防衛隊の戦いっぷりは、スゲえモタモタした作劇で・・・。 とりあえず飛んでいるとこ映せばいいみたいな。
韓国アニメ界は少人数であんだけ多作だから、まあ絵コンテ切る時間もないんでしょうね、現場ロケで話を考える学生映画みたいなノリかと。
これからキッシンが戦うんだろうけど、まーとにかく絵がヘンで、観ているほうが息切れしたんで休んだ次第。
気を取り直して続きみます。
●26分視聴
はい、たったの2分です。
さっき24分視聴で、いま26分で停めたから。
わずか2分でツッコミの嵐、ちょいまてや、ちょいちょいまてや、ちょいまてや。
えーっと何からツッコめばいいのかな、防衛軍の戦闘機はダラダラと戦っていて、キッシンが来たとたん回転しはじめた的な。
それはいいが、作画がもうヘンで編集もヘン。
継ぎ接ぎですツギハギ。
最初のキッシン対鉄人三体とのバトルからもそうだけど、別なアニメからもセル画流用があるようで、手のアップが別人じゃん、キッシンは赤手袋なのに急に素手になって。 とにかくセル画というかフィルムも流用しているんでしょう、それでツギハギのバトルシーンになっとるわけで、もう大混乱です。
つか作画レベルは壊滅的だし。
そして悪いことに、宇宙少年キッシンというのは、主題歌に名曲が多い韓国アニメの中でもダントツに良いというか、日本のアニメ主題歌と比較してもまったく遜色ないっつーか・・だからオープニングでフルコーラスでも苦にならずに聴けるんですが。
キッシンが活躍するんだから、いつものようにここで主題歌。 アガる展開っしょフツーなら。
だが曲がこんだけ良くて本編がアレだと、目眩がするほど隔絶感が。
大名曲にショボいアニメのMAD(商業映像を個人編集の動画)とかあったら、こんな感じかと。 まあないけどね、そーゆーのめったに。
既存アニメでMADつくるなら、名曲に名シーンと相場が決まってるんで。
いやー取り乱しました。
気を取り直して、続きみます。
●48分経過
そういや、さっきなんとなく主題歌の歌詞をネットで読んだんだけどね。
飛べキッシン、走れキッシンみたいな無難な内容だけど、わかったのは敵が赤い星らしいぜ。
ふーん、韓国アニメで敵が赤星っていくつ目だろうね。 テコンVの赤星帝国が代表例だけど。
ともかくキッシン対鉄人ですね、もう素のままだと鉄人は敵ではないというか、さすがに開眼したのでしょうキッシンも。
いつまでも等身大鉄人と対等でも困るしね。 しかし、鉄人はホント自由自在で、とにかく変形、ひたすら変形して、しかも数が多いもんだから苦戦みたいな。 一分間と同じ形態を使わないで、あの手この手というのは観ていて楽しい。
しまいにゃメカ野犬からメカ水牛みたいな感じに合体して、さらにメカ鉄球みたいな体当たりで一度はキッシンを倒すけど、そーゆーピンチのときはビジュームベルト。 あいやそれはチャージマン研!の技か、でもそんな感じで底力で勝利。
なんという優れた性能でしょう、コレは赤星軍団の赤星総帥も唸ってしまう。
遠い宇宙から観戦した赤星総帥は、いったいこんなスゴいロボットを、誰が造ったのであろう・・・と考え込む。
ここは、珍しく良いシーンですね、場面の意味が、絵でちゃんとわかる。
考え込む総帥の上に、いかにも科学者な顔が次々と浮かぶ・・・というストレートな絵なんですけど。
しかし・・・本編のキャラにオーラが足りず、まったく魅力がないのに赤星総帥や一度っきりのゲスト科学者の顔はわりと立派なんかい、力の入れどころ間違えてるぞこのアニメ。
とにかく「アイツだ、アイツしかいない」と感づいた模様。
じゃあ、さっそく研究所を襲撃するのか。
と思ってみるが、なーんかダラダラしてるんだよねそっからが。
空中をゆく敵の部隊が延々と描かれて、とちゅう赤星総帥と部下の・・・緑肌の人造人間? 宇宙人? 赤星総帥も科学者の知り合いが多いからには、地球の優れた科学者だったと思うんだけどね。
ソイツらの会話劇もはさんで、でもダラダラ進軍みたいな。
まー怒涛のツッコミタイムは過ぎたので、まったり観てるわけだけどこっちも。
で観てると、どうも研究所のほうは別ルート用意していて、大戦隊のほうは地球攻撃を優先した様子。
ゆうても最初の大侵略と違い、こんどは逃げ惑う市民とかの描写もなく、黙々と作業みたいな感じですが。 スモッグや竜巻で街を砂漠化しようとしてんのかな。 わからんけど。
研究所のほうは、暗殺部隊です。
想像どおりキッシンが出迎えて、遠慮のないチョップでロボット忍者みたいなのを真っ二つ、あーロボでよかったと安心する。
じゃあ暗殺部隊はほぼ予定通り失敗で、警戒した博士が研究所を起動、地上の建屋を地下へ隠して基地化して、敵も甘いですな。
その敵だけど、どうも緑肌は宇宙人らしい、赤星総帥だけ地球人で、兵士はロボットなのだろうたぶん。
宇宙人の中で揉め事があり、大将は牢獄に放り込まれたみたい。
そーれが間違いのもとなんじゃないか? 新しい支配者・・・仮に中将としておくが、ヤツはまた甘い。
でもって、どこで捕まったか思い出せんのだが、博士たちも囚われて牢獄に。 するとそこに大将がいて・・・・。
ほらほら、会わせると危険でっせ、敵の立場からすると。 どんな情報交換があるやら。
だいたい博士たちは通信腕時計や万年筆は取り上げられていない。 外部と連絡できるし、外からはなんかキッシンが飛んできて、旗艦にとりついたようだし、赤星軍団はまともに対策できていないやん。
●50分
またわずか2分で中断。
いやーしかしなんですなー。
ホント、キャラクターの魅力って、デザインって重要なんだな〜とつくづく思う。
宇宙少年キッシンの魅力の無さ、オーラがまったくないデザイン、マジで問題だわ。 同じようなロボットである鉄腕アトムの場合は、小さいことが魅力じゃん、でもキッシンの場合は身長、わりと普通なんだよね。 で、顔がコレだから。
おそらく一般人、アメリカでも日本でも、あるいは韓国であっても魅力のあるキャラクターに、当たり前のように馴染んでいるから、ごくマレにかような魅力のない造形にぶつかる経験など、普通はなんだね、逆説的にわかった。
そんな発見があるという点で、宇宙少年キッシンは貴重。
あ、話ですか、フツーに敵旗艦に侵入しましたねキッシンが。 潜水艦みたいなハッチで・・・南京錠とかかけときなさいよ、まあ無駄なんだけど、そういう問題ではなくてさ、セキュリティ意識というかなんというか。
で、フツーにドアあけて博士たちを救出しました。 うーん油断ならない敵との切迫した駆け引きとか緊張感とか、そーゆーのなくていいのかな、このアニメ。
で、今更ながらタイトルの、一般に知られる邦題「宇宙少年キャッシュ」、韓国語ではどー聞いてもキッシンと聞こえるこの言葉が気になって、原題の캐시で調べるも、やっぱり現金のCash、つまり韓製英語らしいと判明。
あいやどちらかとゆーとPCのキャッシュつまりCacheなのかな、発音の違いがわからんが。
つまりキャッシュが正しいのだが・・・前回の視聴でキャッシュと書いたので、区別する意味で今回はキッシンで通します。
耳ではキッシンなんだけどねー、だから機神兵団の機神とか、そんな意味なのかなと調べた次第。
で、なんで2分の視聴で停めたかというと、ツッコミどころのストリームが来たからです。
かなり短い時間に集中してきました。
先ほど、キッシンがフツーにドアをあけて博士たちを救出したと書きましたが、なんか簡単すぎないかという。
もしかして、罠では・・・・と思うじゃん。
ここから少しだけ詳細に書くと、博士たちを救出ということは、同室していた大将もいっしょなわけです。 キッシンが倒した歩哨の銃をとってシンガリをつとめる大将、まあさっきまで敵だった男に銃をもたせて背中預けるって豪胆というか甘いというか、それはいいとして・・・。
中将のほうはモニタを観ながらむっちゃ余裕顔でした。
ほらほらやっぱり! 罠だったんだ〜、もうオシマイだ〜。
思ったら、侵略の進捗状況をみながら高笑いしてただけでした・・・。 あ、そっちか、みたいな。
そこにフツーにドアをあけて(二回目だぞこれ)入ってきた大将をみて「何っ」とかいって、観ているこっちは「ああなんだ、やっぱり中将の油断だったのか、良かった〜」と思ったら。
こんどは中将がまーた高笑い。
「ぐははは! 俺の強さを忘れたか〜」というわけで。
ほらほらほらやっぱり! 中将はムチャクチャ強いんだ、もうオシマイだ〜。
思ったら、確かにサイボーグ腕の仕込み銃で大将を打ち倒すが、同時に大将の銃も中将を粉微塵に打ち砕いて。
というわけです、はい。
結論、中将は弱かった。
博士たちと大将の同室、通信腕時計などの放置、またはキッシンがラクラク潜入できたのも、単なる油断でした。
わかってみると、実は単純なんですね世の中って。
しかし大将は母星の思い出もある宇宙人なのに、中将は爆発して粉微塵だからロボット? 意味わからん。
ま、まあいいや、とにかくあとは赤星総帥との決着だ!
●ぜんぶ観た
えっと、なにがどうなったっけ。
とにかく敵の旗艦を奪って、中将の腕バルカン(単なる指手裏剣かもしれないが)で手負いの大将が、旗艦を運転。
つまり敵の旗艦が博士たちが戦う反撃の砦になっちゃったわけで・・・そらそうだよな、大将と中将が決闘したとき、うしろにはきっしんが控えていたわけで、じっさい大将が倒れたあとに残りの兵士はボッコボコにやられている、当然の結末というか。
そして赤星総帥がいる宇宙要塞に突入だ!
で、このへんがなんかね、いやいい話かもしれないのだが・・・自分はもう助からないと思ったのか、自分が決着をつけなければならないと思ったのか、大将ひとりが奪った敵旗艦で特攻、赤星要塞は大爆発、こうして勝利しましたとさ。
そう、なんか成り行きでキッシンが参戦となったけど、とくに理由もないんですよねヤツには。
だから最後の戦いは、大将に委ねられてエンド。
よくわからんが先に博士たちは小型艇で脱出していて、キッシンはわりと最後まで大将に付き合ったっぽい。
心配する博士たちだが、とうぜんのようにキッシンは無事、こうしてハッピーエンド・・・なのか?
地球はすっかり敵の攻撃で砂漠化していて、これから復興がたいへんだぞ、ともとれる絵で終わる。
うーん、キャラデザインにオーラがない、魅力がないと繰り返し述べたが、存在そのものに魅力がないから、最後のバトルにあまり参加せず映画が終劇してしまった。
総括:ショボいアニメ。
素晴らしい主題歌とのギャップ、ツギハギのバトルシーン、主体性のない主人公。 顔がモブキャラ。
ホント、ポンコツアニメ・・言い過ぎかそれは。
自分は点が甘いほうなんで、キャラデザインを考え直してリメイクはアリだと思う。
ちな最近みた例だと、ハドルイの大冒険のイェンピーは良いキャラでしたね、肝心なのは目ですよ目。 天使イェンピーはむっちゃ悪そうな目つきで、でも中身は頼れるいいヤツで、しかし反共主義者で説教屋という濃いキャラクター性でした。
まあ作品そのものが北朝鮮ぶっ殺す!! という反共産主義アニメで、その点から凄まじい駄作と言えるんですが。
とまあ作品の濃さ薄さを語ると長くなるんでこのへんで。
そんな感想。
●ロボットキング
えー銀河艦隊地球号(ジグーオ)を観ようかと思ったけど、あんがい内容覚えているんですねコレは。
それより、最近ロボットキングのパロディイラストというもんを描いたので、じゃあロボットキングみよ、ということに。
ええ、パクリだらけの韓国アニメを、さらにパクった創作やってんです時々。
惑星ロボット・サンダーAをパクった「白き流星スワンダーACE」という題目は、話が脳内で無駄に膨らんだのでもうpixivに何十枚も投稿して、なおかつpixiv小説として第五話まで投稿、いま第七話を執筆中とゆう。
ロボットキングの場合は主題歌がキョーレツに頭に残っていて、それが韓国語だから「ロボツキ♪ ロボツキ♪」に聞こえてしまい、残月機ロボツキという、鉄甲機ミカヅキみたいな語感でパクリ創作。 もとよりジャイアントロボのGR2クリソツなロボットキングを記憶だけで再現、製作が二時間という、自分でもビツクリの記録を打ち出しました。
マジで「作ろっかな」とShade3Dを起動して投稿するまで、二時間前後しかかかってません。
本編もそこそこ覚えていて、でもスタジアムで戦うとこくらいかな、なるべく記憶あいまいな作品のほうが再視聴は楽しい。
というわけで観ます。
●28分視聴
えっとまず、よく言われる韓国の地図で日本がおかしいことになるってのは、これは間違いのない事実です。
近年でさえ、地図上から日本が消えることはあります。 昔の韓国アニメならなおさらヘンになります。
今回は・・・形が非常にテキトーで、これは悪意ではなく、本気で地図を参照するのがめんどいのかと。
そう、地図上の日本がおかしい理由は多岐にわたるんです、はい。
とにかく印象的なロボツキ主題歌から、ロボットキング誕生秘話というわけで。
ゆうても韓国語わからんからサッパリで、絵でみるとたぶん、宇宙の誰かからの贈り物らしいロボットキング。
流星のように地上に来ていましたから。
選ばれたのは・・戦闘機も保有する謎の研究所に住み込んでいる少年少女三人。 テコンVからの伝統で、そーゆー住み込み少年が当たり前になってますね、少なくとも無敵鉄人ランボットまで繰り返し使われた設定。
ハイ、ロボットキングもう研究所の戦力として認定されました、話はやくて助かる。
いっぽう街では・・・謎のロボット怪獣らしいものが大暴れ。
らしいというのは、透明なんでまだ輪郭しかみえていないため。 緑肌の、謎の敵が来襲だ!
しかし絵は意外とシッカリしていて、特にロボットキングを授けてくれた謎女王は後の装甲騎兵ボトムズや機甲界ガリアンの塩山紀生キャラにタッチが似ていて、うーんロボットキングは1980年か、このころ塩山紀生キャラってなんだろ、無敵鋼人ダイターン3のころは絵柄がちょい違う気がするが、塩山キャラ似は気のせいなのか。
まあとにかく、そのくらい絵柄はシッカリしていて、そこが宇宙少年キッシンとは違うところ。
あとはまあ、日本と韓国、似ている部分があるから、つまり感性が似ているから、主に日本をパクるんでしょうね。
いや基本的なところは日本が独特、韓国は欧米に近い思想らしいのだが、アジア国家として似てくるものもあると。
昔の日本だと映画などに「国際会議」が多く、ちゃんと意見を言えるニポンみたいな幻想というか、理想があった様子。
でもって遅れて韓国アニメも、国際会議を多く取り入れます。 しかし自分的に思うことは、やっぱ北に差をつけたい一心、というのがあるのでは・・・朝鮮の本家は韓国である、というのは多くの国々が認めていて、逆に北朝鮮こそ朝鮮主権国家だと言う者などいないと思うんだけど、あえて劇中で強調しておきたいのでは・・・まあわかりませんが。
とにかく「国際会議で発言しているオレ」みたいなメッセージ性は感じられます。
あ、でもロボットキング劇中のは国内会議の可能性もあります、そこまで真剣に読み解こうと凝視しているわけじゃないから。
それと余談、パシフィック・リムでもUSAゴジラでも平成ガメラでも、漁船は遭難フラグですはい。
しかしここまで観るとさすがにいくつか思い出してきた。 ロボットキングを与えられたとき、少年少女三人はスーパーコスチュームに変身する能力も授かっていて、しかし戦闘機はたぶん研究所のものだろうと。
ロボットキング搭乗からイキナリ、戦隊が完成しているんでたぶん韓国語でもろくな説明はなく、むしろ国際会議っぽいシーンで経緯を話しているのかと推測。
ただ、根本的なストーリーはぜんぜん思い出せない。 つまり敵側の事情とか組織構成とかなんとか。
ゆえに駄作であろうと思い、「箸にも棒にもかからない系」としていま視聴しているわけで。
テコンVとかスペースガンダムVとか、いちおう目をかけている作品には戦いにドラマがあるからね、どんだけバカアクション、アホ展開、マヌケ作劇であっても、それさえあればわりと評価する点の甘さ。
●39分経過
あーなるほど、こんな話だったよね。
話っつーかエピソード、スタジアムでロボットキング対ロボット怪獣、かなりガタガタな作劇で、要はセル画の塗り間違え、重ね間違いなどが続発、落ち着いて観れないという。
でもってこの戦いでロボット怪獣やられたので、敵は研究所に目をつけて襲撃。
闇夜にまぎれて大量のロボットネズミを送り込み、同時にくノ一軍団・・・と思いきや、コブラのギルド部隊みたいにヅラつけた男のロボット兵士だった、隊長だけが本物のくノ一で、わりと美女。
この始末悪そうなネズミ軍団を、なんか子供が発明したのだろうか、猫型ロボットで対応するという、アホな展開はたしかに印象深い。 口がジョウロでネズミロボを吸い込んでガラクタを排泄するというマジでバカな戦いが。
もちろん猫型ロボットである必要ないじゃん、というツッコミ待ちなわけです、はい。
あとは忘れていた件として、研究所にスゲえクンフーみたいなのがいるな、なんでコイツがロボットキングのパイロットに選ばれなかったんだろ、よくわからないセンスが必要なのかな操縦に。
敵は歩兵でロボットキング破壊にきたようだけど、なんかムリがないか・・・というね。 歩兵が運べる弾薬で吹き飛ぶほどヤワなロボなら苦労せぬわ、と思うわけさ。
案の定、作戦は失敗、美女幹部はスタコラ逃げ出して。
ここで敵軍団は、なんかスゴいロボを呼び寄せた模様。
なんだろ、ロボットキングの弟かな。 炎をバックに宇宙を歩いてくる姿はなかなか迫力なのだが・・・。
じっさい地球に来たら、なんか空飛ぶ要塞みたいな運用。 な、なんだろ、もったいないという想いがこみ上げてきた。
あいや、形が違うような気がするぞ、飛行要塞はまた幹部の旗艦みたいな別物で、中に弟キングが格納されているのかも。
とにかく飛行要塞は炎をまとっているため、弟キングの飛行形態にもみえるというところで39分。
以前に視聴したときは、スゲえポンコツアニメという印象でしたが、改めるとちょい評価が高くなった。
例えばガッチャマンくらいの、ハイクオリティを目指して失敗しただけかもしれない。 マジンガーXみたいにキャラデザインがゆがんでいるわけでもなく、誰が誰だか、何が何やらわからんというわけでもない。
いや場面ごとにわからん部分はあるが、全体の流れは理解できるので、根本からダメな映画ではないロボットキング。
たとえば飛行要塞の地上攻撃、何かを照射して、地上の家やビルが・・・炎上したのか? 消滅したのか・・・描き方がいい加減すぎて威力がサッパリ。 燃やすだけなら焼夷弾で充分やん。
でも凄まじい都市破壊という場面の意味はわかるという。
部分わからんが全体流れはわかるというのはそーゆーことです。
そしてごくまれに、面白いもんがあって。
例の猫型ロボット、自爆攻撃もするようで、あわてた敵兵士たちが逃げ出すさい、ひとりコケそうになってから立ち直り、走り去るという・・・そんなアニメーションができるんだ、実力のあるスタッフもいるようで、でも、じゃあ、そんな隠れた名作画とかやっとらんでメインのシーンで使いなさいよその人材。
この時点で走れ!マジンガーXより上ということが確定しました。
マジンガーXの最下位は未だ揺らぐ気配がありません・・って最下位決定戦やってるわけでもないのだが。
●ネット検索タイムをキャンセル
はい、ろくに情報が出ませんでした。
ただ、原作というものがあって、それをスゲえ端折ってアニメ化したものだとわかった。
しかしここで必要なのは登場人物の名前であって、それがうまく翻訳されず、主人公は弾とかなんとか訳され、精度というものがまったくない。 自分が記述するこのwikiの感想は、韓国語わからんまま視聴して、史上最大級のテキトーな無責任文章になっているわけだが、さらに人物の名前も不明ときたもんだ。
よって情報はなしとして、話すすめます。
●50分
どこからだっけ、飛行要塞の来襲でしたね、コレは敵幹部がそろって乗ってる贅沢な兵器。
攻撃も多彩で、そこは韓国アニメの良いところであり、サービス精神はあるんだよねちゃんと。 息切れして倒れそうなピエロで楽しく笑えるかという問題があるのだけど。
ロボットキングも意外なハイスペックを発揮、肘バルカンミサイルと指マシンガンで敵の手裏剣機雷を撃ち落とし、また飛行要塞からバードバグが大量に吐き出されるとビームで対応、それでも落とせなかった大群がガメラにまとわりつく小型レギオンのごとくひっつくと、3機の飛行機に分離して・・・まあ上半身と下半身はともかく、中間の腹ジェットは情けない見た目ですが。
とにかくジェットに変身して群れを振りほどき再合体、なかなか楽しめる。
そしてやっぱりというか、飛行要塞が変形して弟キングに。
じっさいにロボットキングの弟かどうかは知らんけど、総裁X的なモニタ越しのボスがよこした、最強兵器なんでしょう。
えっと、50分ゆうたけど先ほどの39分からも、なんどかぶつ切り視聴なんです。
ホント、煙草を吸うように何らかの合間に、ちょいと観る感じで。
ゆえに記憶もあいまいなのだが・・・。
とにかく弟キングとの対決だ、観てるとわかるが、内部はほんとに要塞です、弟キング。
幹部は揃ってるし、機械兵士どもも大量にいるし、いろんなメカが格納されているし。
スケールは気にしてもしょーがないね、そこはまったくデタラメに描写されてるから。
ここで美女幹部が離反、どんなドラマがあったのかは韓国語わからんので不明。
そしてそのスキにロボットキングが弟キングを撃破・・・あれ?
まだ十分以上あるぞ。
あとそのあと、少年少女のうち少女隊員が寝込んでますね、戦いのダメージだろうか。
ともあれ、続きを観よう。
●最後まで観た
えっとぶつ切りで観てるんで忘れそうになるのだが、記憶たどると。
敵の美女幹部が仲間になってますね、名前はとりまニネヴァとでもしましょうか、後述する理由による仮名です。
コイツが他の兵士同様、ロボなのか不明だけど、どうも弟キングから小型機で脱出のあと、墜落して海岸に不時着、そこを主人公の・・まあヒュンでいいか、テキトー仮名ですが。
ヒュンに助け出されて仲間になった様子。 ニネヴァはそうなると、初代テコンVのネリに似てますね、立ち位置が。
だからネリをちょいひねってニネヴァという仮名なわけで、ヒョンはテコンVパイロットのフン青年をもじった次第。
じゃあヒロインはユリでいいな、これで話しやすくなる。
つまり、新しく仲間になったニネヴァをヒョンは歓迎、海岸デートルートってゲームじゃないんですが、そゆルートです。
アンドロメダ銀河から来たらしい彼女は海岸のカニさえ驚きで、ヒョンはそらそら〜ってカニをけしかけて、ニネヴァを追い回して・・・うっ頭が・・・スペースガンダムV、かなり評価しているかの作品でも作劇はもうグダグダで、冒頭の延々と続く海岸コントを思い出してしまった。 ワタシはB級映画ファンなので特別な耐性があり、スペースガンダムVを5回以上観ているんですが、常人なら二十分と耐えられないと考える理由が、冒頭のダラダラコントなのです。
が、あんがいロボットキングという作品はシッカリしているようで、そんな寸劇も一瞬でした。 あーよかった。
ユリはさぞかしヤキモチ・・と思いきや、とくに何もなくて退院、任務にもどると。
敵もなんか準備万端らしく、幹部の・・緑肌人だけどまあ青大将と呼びますが、青大将はニネヴァと同じ宇宙人なんですかね。
たぶんニネヴァの叔父上とかそんなとこかと。
そうして、研究所と緑肌人との全面戦争がはじまるわけで。
研究所ゆうたけど、ほとんど軍事組織ですな。 ニネヴァは例のムッチャ強いカンフーの・・じゃあカンフーくんと呼びますが、ヤツと一緒に上陸部隊です。 どっかの孤島にある基地に侵入、コアにたどり着いて。
いっぽうロボットキングは、最初に出てた透明怪獣と対決、あー忘れていたわコイツ。
透明な上に分身もするんで強敵じゃん、では弟キングの立場は・・・。
激戦の末、負けがこんでくるが、逆転の手段は・・・なんか全身から波動を出して、さらに肩や胸からスパイクがニョキニョキ生えてきて・・なにをするかと思えば、頭の三日月を飛ばしやがった! じゃあスパイクの意味は?
それで敵ロボの首チョンパ、勝てたわけだが・・・透明だから手強い件はどうした。
好意的に考えよう、スパイクは一種のレーダーで、波動を出して透明ロボ怪獣の位置を特定、三日月ブレードで斬ったんだよきっと、韓国語ではそう言っているんだよたぶん。
いっぽう破壊工作のニネヴァとクンフーくんは・・・敵につかまり大ピンチ。
いちおう少年少女がスーパースーツもなしに助けに参るが、ニネヴァだけ青大将に連れ去られ、破壊工作で今にもマグマに沈みそうな最下層で「ここから落としてやる」的な展開、ニネヴァは最初から覚悟できていたようで、青大将にしがみついて一緒にマグマへ落ちて戦いに勝利するという・・・うーん総裁Xみたいにモニタ越しで司令出してたヤツは放置か。 まあアンドロメダ銀河にいるらしいからね、今回は地球遠征軍だけ倒したわけか。
で、最後にサービス的にスーパースーツへの変身シーンあるけど、脱出に使っただけやろそれ。
基地はニネヴァとクンフーくんの工作でマグマが溢れてやがて大爆発、基地の兵士で助かった者があるとも思えない。
というエンド。
十回以上ぶつ切りで視聴したため、YouTubeで配信しているスペースコブラを、途中で四話まで観たのだけど、まースペースコブラはぶっちゃけスペシャル級ですけどね、破格の制作みたいな・・それでもテレビアニメには違いないわけで、それとどーしても比較してしまうのは仕方ないこと。
スペースコブラは確か1982年で1980年のロボットキングより二年ほど新しいと思うけど、それ考慮しても差は歴然としていて、まあ作画は仕方ないけど、スゲえ面白い話を作るぜ! という気合でもかなり負けて・・・いやよそう、やっぱりスペースコブラを引き合いにするのは違う気がする。 もっと銀河烈風バクシンガーとかサスライガーとか、B級ロボアニメと比べるのがスジであろう。
ただ、スペースコブラ観ていて思うのは絵もそうだが、音の迫力もそーとーなもんだという、それだけ記す。
でも、別に話の前後がこんがらがってるとしか思えない壮大な宇宙メロドラマ、走れ!マジンガーXを思えばロボットキングは、観ていてわかるストーリーで、ヘンな部分は多々あれど、とにかくフツーに楽しめました。
やっぱりマジンガーXの最下位、揺らがねえな。 超ヘンな稲妻アトムや黄金鉄人でさえ、話はわかるもん。
つう感想。
●ガンマー第3号 宇宙大作戦
こんなん知らんかった・・・・。
という1968年の東映らしい(どこかにそう表記があった気がする)SF映画をHULUで。
しかも深作欣二監督か、まあ名前だけ知っていてよくわからんのだけど。
東宝ならタイトルは知ってますからねフツー。 それ以外でも、だいたい把握していたのになぜ知らなかったのか。
みたら俳優陣はみんな外国人ですね。 どこで撮ったのか不明だけど、まあ元々海外の映画なのかもしれない。
自分が不勉強なだけで、いろんなパターンがあるみたいです、例えば押井守監督のアヴァロンはホーランドだっけどこだっけ、海外撮影で俳優陣もそっち、でも日本映画で。
それと韓国版実写ドラゴンボールのシム・ヒョンレが監督したんだっけ、ディー・ウォーズはアメリカで撮影、俳優陣もそっちだけどたぶん韓国映画。
まあガンマー戦(←略した)のばあいは、当時よくある日米合作でしょうたぶん。 根拠はない。
つか正確なタイトル入力のため、ウィキペディアはもう開いてあるんで、あとは読むだけでわかるんですが。
視聴したタイミングは、先ほど書いたロボットキングの途中となります。 韓国アニメはぶつ切りで観てるんでそうなる。
もうそろそろHULUの課金期間が終わりそうというか、もう終わってね? という感じで、とりま気になるタイトルであるガンマー第三号をクリックしたら観れたとゆう。
だもんで、ロボットキングの続きも書きたいのでザックリ感想を記述したい。
まあ、技術的に東宝特撮にはかなわないが、思ったよりは映画してますね。 もっとテレビ特撮に近いビジュアルかと思ってたが、セットは広いしプロップも出来ていて、それらしいという。
ヘルメットなんてどこで手に入れたんでしょうね、ピカピカしすぎて反射でスタジオ撮影がバレますが。
内容的には普遍的なんですが、考えてみると面白い。
最初の彗星フローラだっけ・・・ロケットで接岸つか着地、ボーリングで穴あけて核爆弾突っ込む作戦は、アルマゲドン(アメリカ映画のほう)と同じだし、その後にガンマー第三号にモンスターが住み着いた件はエイリアンと同じ展開。
あとはエネルギーを餌にするモンスターをおびき寄せて対処するという定番。
話はかように面白いけど、埋もれていた理由もよっくわかった。
モンスターが安っぽい着ぐるみなのはいいや、しかしコイツ、よくわからんのです。 エネルギーを餌にするからレーザー禁止、とか言ってなかったっけ? じっさい撃つなアラシみたいなシーンが多いんだけど、いよいよ接近すると、うりゃーとか言って撃ちまくり、それでいちおう押し止めるように見えて・・・なんなんだ。
一時的に倒せても後で増えるってこと? 説明求む。
またじっさい、モンスターのスーツアクターが下手なのかもしれないし、演出の問題かもだが、倒せたのかどうかわからん。
観ていてモヤモヤするところで、集団モンスターのどれが進撃中でどれが倒れたやつなのか、明瞭ではない。
戦いがハッキリしない、なんかスッキリしない気持ちが残る。
あとは、主人公の・・・中佐だっけか、じゃあ仮に中佐として進めますが、コイツ以外ぜんぶバカ。
いやB級ホラーのやってはいけない行動をみーんなやってるみたいな・・・貴重な生物標本を皆殺しにしてはいかん!うわーギャー!ドッタンバタバタっ!!ガーン! ズドーン! うわー博士が隔壁の向こうに!! 助けるんだ! 見殺しにはできん! うわやめろ開けるな! うぎゃあああ!! ダメだ総員撤退、このブロックを放棄する! という感じの・・・あるっしょB級には。
話は最悪の一歩手前までいくのですが、だいたいバカ隊員のせい。
というか最初の彗星爆破ミッションもそうで、司令部から非常な繰り上げ命令が来たときも隊員がみーんな「ムリだ!」「間に合わない、どうするんだ!」「そんなことはできない!」「俺達はどうなるんだうわああああ」みたいな・・・。
おま、この手のミッションは捨て身の志願だろフツー。
「いまここで起爆しましょう」「覚悟はできてます!」「まあ焦るな、死ぬのはいつでもできる」くらいの落ち着きがあってもよくね?
という、まあ埋もれもやむなしという感想。
個人的には最悪の一歩手前までとゆうたが、最悪までやっても面白いよね、地球で増えたモンスターがいる生活。
あんがい、対処法とか確立して、都市ごとにハンターとかいる世界観が描けるんじゃね?
電気で作らない熱、つまり炎や物理攻撃では倒せるんだし、いくらでもトラップをつくれそうやん。
あるいは生体バッテリーとして、便利な生物かもしれないし。
そんな想像を働かせることができる以上、まあ悪くない映画という結論。
●宇宙隊長片目
以前、このwikiで「宇宙隊長サイクロファン」として感想書いたのをもう一度視聴。
1980年の韓国アニメ映画。
そもそもサイクロファンゆうたのは、英語版のタイトルがそうらしいのが理由で、でも数少ない日本の記事を読むと、フツーに片目と訳されているばあいが多いので、今回そのように。
それにしても主題歌はヘンですねちょいと。
「ウジュテジュン、エックヌンセジュン♪」って宇宙隊長片目船長? なんとなく、おかしい感じが。
あいや歌はくどいくらいがちょうどいいのかも。
今回二度目の視聴と相成ったのは、マジンガーXやロボットキングのような「箸にも棒にもかからない系」ではなく、この作品の研究がちょいと進んだためです。
よってストーリーを追うような記事にはならんと思う。
まず、どんなアニメか説明すると、キャプテンハーロックのパクリですね誰がどうみても。 ただハーロックの衣装がキャプテンフューチャーに変わっただけで、他のキャラも設定も激似です。
それだけなら日本のアニメパクって組み立てたいつもの、ですむんですが、宇宙隊長片目はひと味違う。
話も、つまり展開までもほとんどキャプテンハーロックと同じなんですわ。
こうなるとパクリ創作というより、コピーに近い。
じゃあ、なぜそうなのかというのを前回の視聴時に、興行的な側面から考えて書いたのだけど。
いやいやいや、もっと根深い何かがあるぞと。
なぜフツーに、キャプテンハーロックを上映しないのか、まあ日本のアニメは禁止だったらしいから、政治的な意味もあるんだろうけど、それだけじゃない何かが。
そこで気づいたのが、じゃあキャプテンハーロックと片目の違いは何よという点で、それは服装やん。
じゃあハーロックの服装は何かというと、海賊スタイル。 この、海賊というのが問題なのではと考えてみた。
当時の韓国では、海賊がヒーローのアニメがまずかったのではないかという推論。
じゃあ海賊の何がまずいのかというと、正統性でしょうね。
これは政治的というより、朝鮮民族の独特なとこが原因で、正統性にこだわるのではないかと。 あまり根拠は多くないが。
つまり、宇宙隊長片目は海賊ではなく正規軍の設定なのではないか。
愚連隊かもしれないが、とにかく正規軍。 たぶんそうだよきっと。
●ぶつ切り視聴中
そう思ってみると、韓国語わからんでも気づくことがある。
まずアルカディア号の海賊旗がかわってますね、海賊旗の骨バッテンを消して、ドクロに角が生えてつまり牛。 牛ドクロはフツーにあるやん世界各国に。 だから片目の旗は牛黒旗、海賊じゃないよ〜ということになっているわけで。
さらにハーロックが地球の船を襲撃するシーンは、敵の資金源なのかな、「補給船を襲撃」に置き換わった様子。
お宝は略奪せずに、宇宙へポイ捨てして敵の司令部がぐぬぬ、みたいな。
ほらほらほら、海賊じゃないやん。
正規軍の、ちょいとはみ出し集団っぽい感じになってる。
あるいは傭兵軍団か、とにかく海賊ではない。
あ、ちなみに敵の大将はラフレシアっぽく、名前もそうだったように聞こえるが、自分の耳はアテにならんので置いといて。
敵軍はマゾーンではなく、男兵士もいますね。 マゾーンだとSF的に難しいので、普通の軍団にしたのでしょう。
それともここにも朝鮮民族的な深い意味合いが? これは自分の知識では手におえないので、やっぱり置いといて。
ここで、ネットで聞きかじったいくつかを語ると。
李氏朝鮮というのは(日本の歴史用語であり、韓国では単に朝鮮といわれる)両班・・りょうはんとかヤンバンとか読むんですが、王の下にかような事実上の貴族階級があり、建前は官僚みたいで、要するに「我々は優秀で学科試験パスしたから良い生活してるんだよーん」となってますが、じっさいは世襲の貴族ですねもう。 コイツラがまた、中世ヨーロッパみたいな凶暴性とは違うが意地が悪くて小ずるくて、一般市民である常民・・サンミン、じょうみんと読むらしいが、これをいじめていたそうです。 もっと下に白丁、ペクチョンと読むんだけど、ほとんど奴隷階級みたいなのがあって、でもコレは少数なんで考えなくてもいいのかな。
当たり前なんだけど、朝鮮の人民はほとんだが常民であり、今の韓国人もご先祖様は常民のはずなのだが・・・じっさいは両班となってるそうです、各家庭の家系図によって。
「そんなんフェイクやろww」と思うでしょうが、うんそのとおりです。 そんなに両班がいるはずねえから。
身分詐称とか当たり前な大陸文化もあるんでしょうが、それにしても家系図いじって自分は両班とか・・・。
その家系図を捏造したのが親の世代だと、子はマジで「俺は両班の子孫だ!」思っているかもしれません。 だから韓国では、両班に対してそれほど悪い印象はもっていないんではないのかと思う。
あ、だから韓国人とケンカのさい、「このペクチョンが!」とかいうと烈火のごとく怒るらしいよ、また聞きネット話だけど。
コレが、ネットで聞きかじったいくつかを自分の中でまとめた話なんだけど。
さらに言うと、朝鮮は未だに韓国と北朝鮮で正統争いやっとりますよね。 どっちが本当の朝鮮か、ってね。
もっとさらに言うと小中華思想、事大主義・・虎の威を借る狐、朝鮮はいつだって明王朝やロシア社会主義などの末裔だと本気で主張してきます。 本家の威信は地に落ちた、末裔である我々こそが今では「本物」なのである、という考え。 北朝鮮も社会主義の本家は自分たちである、と思っているっっぽいし。
まー世界中の白人国家が、自分はローマ文明の継承者と思ってるから、べつに韓国がそんなんでもいいけどね。
かように、正統にこだわる民族だと推測。
だから、海賊ヒーローじゃダメだったんだよたぶん。
そいやONE PIECEの韓国事情どうなってるんですかね、以前はパクリマンガもあったようだけど。
現在では海賊ヒーローもオッケーなのかな、こんだけ韓国アニメみておいてなんも知らないですね向こうのこと。
こうなると、さらに猜疑心が。
片目はアニメ版のハーロックをパクったものであり、だからマユも登場しますが、それはいいとして。
トチローにあたるアルカディア号と合体しちゃったヤツは、長身イケメンになってますね、これまた韓国の容姿コンプレックスで、三枚目キャラはチビでいいが、偉大な開発をした博士キャラはイケメンやいぶし銀でないとイカンみたいな。
はいはい想像です想像、可能性があるってだけです。
もっとみていくと、どーもこの世界、すでに地球の大部分がマゾーンの軍門に下ったようで、すると片目は唯一残された地球正規軍の生き残りなんか? ほらほらほらほら、やっぱりそうじゃん。
世界中が敵の配下となったが、我々片目隊は正統なる地球の組織なのである、という強調。
いや韓国語わからんのでストーリーもわからんのだけど、そんなふうに妄想。
さっきぐぬぬと言っていた総司令部も、地球人だったんだきっと。 でも仕方なく敵の言うなりで、そんな意味のぐぬぬも含まれていたかもしんないじゃん。
マゾーンの円盤を打ち倒すアルカディア号みて韓国市民も喜んでいたようだし、今後ジグーマンセー(地球バンザイ)みたいな台詞があれば、より確定するのだが・・。
●最後まで観た
他にも気づいた点というか、ひと目でわかるんですが・・・。
ヤッタラン副長が出てきません。 これも深読みすると面白いですぞ。 すぞ。
チビで小太り、ぷよっとしたメガネくんであるヤッタランは、ふだんやる気がありません、プラモデルなど趣味の方に忙しく、仕事で実力を見せつけるぜ〜という気迫がないんです。 でもハーロックによるとやる時はやる男らしいよ。
これってもしかしたら、韓国人が恐れる日本人象なのかもしれないっしょ。
そりゃ、買いかぶりすぎだろと思いつつ、日本には勝てなかったという現実というか歴史があるからね。
ただ、そーゆーのって世の中当たり前で、イチバンのヤツ以外はみんなそう、日本だとアメリカに勝てなかった事実があり、歴史があり、でもこれほどコンプレックスを抱くかなあという話ですつまり。 映画などでハリウッド超大作を必死に真似るとかそーゆーことではなく、人物像にこれほど敏感になるかなあってね。 日本だったら極端なメリケン人とかキャラになるやん。
あいや、ヤッタランの件はこれまたぜーんぶ推測なのでこのへんで。
しかしドクターもガッシリした男前になっとるな。
なんか宇宙海賊キャプテンハーロックのドクターは宇宙戦艦ヤマトの佐渡先生っぽいチビオヤジだった記憶があり、とっさにぐぐったところ、似ているというより同じ容姿ですと。 じゃあドクターもイケメン化か。
このへんも、有名な体格コンプレックス・・・韓国固有ではなく、アメリカと同じ病であり、両国とも「わが国家はみんな素晴らしい肉体をもっている」と吹聴しがちで、実はそうでもないというか、それほどでもないし、日本人は小さいと韓国は思っているようだけど現在は違います。
だって日韓で映画とかドラマやって、日本人俳優のほうがチビなどという場面、あまりないっしょ。
今は変わらんのよ、データでもかようになっているそうです。
アメリカもそうで、いちおうゲルマン国家だからデカいのもいるけど、ラテン人ケルト人アジア人も混ざってるので日本人とかわらん体格は多いってよ。 こっちは多様なんですね、大小の人間が混じり合ってる感じ?
ただ俳優は背が高いほうがイージーコースという点で、韓国とアメリカは共通なんでしょうたぶん。
それが体格コンプレックスだと思うわけ。
思うっていうかアメリカの場合、じっさい体格コンプレックスを扱ったドキュメンタリーを2、3観たので事実。
あ、映画の方は片目がミーメとふたりで、宇宙に旅立って終わり。
なんだ、地球のマゾーンは倒したのに、まだ戦いを続けるんか、という。
なんにせよ、地球は解放されて韓国市民は喜んでいるようなんで、やっぱ正規軍だったのでは。
まあでも、最終的には韓国語わからんのでわからんという結論。
ここは誰か、詳しい人に研究してもらいたいですね、韓国アニメ。
という感じでしたはい。
●追記
えーYouTubeの東映公式で宇宙海賊キャプテンハーロックの第一話を観ました。
わかったことは、宇宙隊長片目は、キャプテンハーロックのシーンをパクっただけではなく、フィルム流用しとりますね。
あそこまで場面を似せる意味があるのかと思ったが、そーゆーわけかなるへそ。
要はパワーレンジャーシリーズや仮面ライダードラゴンナイトみたいなことになってるわけです、新規作成の絵を既存のフィルムに混ぜてひとつのシークエンスにするという。
またハーロックで意外だったのは、略奪して食料はもらってくが、宝石類と酒は宇宙に捨てていくという、まあそこも片目がパクっているんですが、ヘンなコダワリがあるのは忘れていた次第。 ONE PIECEの海賊みたいだな。
他にも部分部分でフィルム流用あるっぽいよ、韓国は日本の下請けやってたからソレが可能なんですね、むろんネガフィルムではなく、ポジポジでダビングしたのかと思う。 マスターネガは部外者が近づけないと仮定してそう推察。
そうなると、宇宙隊長片目の評価をひとつ下げる必要があるが、元が凄まじく下なので実は無問題みたいな。
窃盗犯にもひとつ余罪を加える程度の話です、はい。
とはいえ、さんざん語った「韓国の民族性だと海賊はダメなんだ」という「発見」は台無しですね・・・スゲー個人研究結果が出たと喜んでいたのに。
あいや、部分部分が流用なだけで、まだまだ可能性はあります。
韓国の過剰な正統意識、あると思うぜ〜。 たぶんね。
しかしキャプテンハーロックはやっぱカッコいいですね、アウトローをカッコいいと思えるうちは人間大丈夫というのが持論であり、それは年々ハーロックの再評価などで、より確信めいてきました。
というついで話。
●鉄人三銃士
はい、またまた韓国アニメです。 1983年ゆうから特定韓国アニメでは新しいほう。
鉄人三銃士・・読みはチョリン・サムチョムサーみたいな感じで、多少の違いは気にしない方向で。
前回の宇宙隊長片目は、研究結果を発表する意味で再視聴でしたが、今回のヤツは「箸にも棒にもかからない系」をもういちど観てみる、というシリーズ。
とはいうものの、マイリストを眺めて自分がつけた邦題がメモってあるんだけど、どんな作品だっけ・・となりました。
とりま視聴したらすぐ理解。
ああ、クラッシャージョウか・・・というね。 もろパクリ。
余談だけどクラッシャージョウって一度リメイクあったと思うけど、まったく再評価とかないよね。 そういえば同じ高千穂遙先生でダーティーペアもそうで、なんだろうね、登場人物がクズばかりだから?
あとダーティーペア1巻を読んだことあるけど、SF的にどうよそれ、という印象を覚えているし。
まあいいや、とにかく鉄人三銃士ね。
韓国アニメによくあるタイトルパーツのうち、鉄人と三銃士を直列つなぎにした一品。 鉄人007やらスーパー三銃士やら、そうしたタイトルパーツを把握すれば自分も韓国アニメ作れます。 内容は最近見た映画やドラマを流用すればいいんだし。
で、鉄人三銃士の動画ですが。
作画もガタガタでプリントの状態が悪いのを放送してVHS録画したのかなコレ、まあ視聴に耐えるものではないかと。
しかしB級映画ファンであるワタシは耐性があるので、このくらいは余裕です。 ホントにヤヴァいのはカメラが揺れるタイプのダメ映像だろうと思う。 退屈なぶんにはまあ、飯食いながらみれるやん。
ストーリーを追うのは前にやったと思うので雑談すると。
さっき特定韓国アニメゆうたやん、それはテコンVなど、日本のアニメなどをパクったヒドい作品ということで、ある期間に集中しているような気がする。 そして監督などスタッフ違うようで、共通点がひとつあって・・・。
それがサウンドエフェクトつまりSEの酷さ。
ロボバトルでも音軽っ!! ってなるし、特筆すべきはジェット、ロケット、ミサイルなどのエンジン音が一種類しかなく、しかも短い。 「ピュー・・・」ってロケット花火みたいな短さで、それを数珠つなぎにしてジェット機など表現しているんです。
でも、これはおかしい。
もっと昔の、テコンV以前の韓国アニメはそこまでショボい音じゃないだろ、当時の音源どうした。
つか音は工夫して創るもんだし、そうした地道なコレクションは増えてくはずやん、この鉄人三銃士は1983年、それ以前の数年間とか考え合わせると、効果音が増えないのが不思議だ。
と思って聞いていたら、さすがに増えてたね鉄人三銃士では。
まあ1983年だから、いくつか増えてもらわんと・・でもやっぱりピュー・・・はあるね、ザーって音と重ねていて。
あとレーザービームなど、少しは迫力増したかな。 もうファミコンサウンドじゃないレベルで、でもスーパーファミコンには勝ててない的な。
とにかく絵も音も酷くてパクりあり。
それが特定韓国アニメと思ってください、ついさっきでっち上げた自分造語だけど。
●37分ほど視聴
先述したように話を追う方向には書きませんが、しかし韓国アニメは安彦良和キャラが好きですね。
クラッシャージョウは19才とは思えない老けた顔でしたけどね、そこはガンダムのブライトさんと同じか。
なかなかうまいことに、四角い黄色爆弾あるやん、服についているやつで、遠目にもクラッシャージョウとわかる特徴的なアレですが、鉄人三銃士ではそれが楕円形になっています。 描くの楽だ〜、しかもそれでいてクラッシャージョウっぽさは失われずに、配色ですぐソレのパクリとわかる見事さ。
あとはロボット・・・クラッシャーロボとでも呼びますが、わりとオリジナルデザインではないかと思うんだけど、変形は電子戦隊デンジマンのダイデンジンですね。 じゃあ宇宙船・・・仮にクラッシャークラフトと呼びますが、コレはデンジタイガーなんだろうねたぶん。 敵なのかな、艦隊は・・・宇宙戦艦ヤマトっぽいが、だいぶん線が省かれているので宇宙艦マトと呼びます。
あいや呼びますって、今回はストーリーを解説しない方向なんですが。
そもそも韓国語わからんのでストーリーはわからんというか、よく出来た作品だと絵でけっこうわかるんですが。
まあ鉄人三銃士はグダグダですねグダグダ。 戦闘シーンがガタガタというか。
いや何かやりたいというのはわかるよ何かをね。 そのための予算も時間も腕もないっていう、学生映画みたいな状況で、なおかつ既存のアニメキャラをまんま起用とか同人アニメより意識が低そう。
よく韓国は版権意識に無自覚だった、と説明されるが、特定韓国アニメみるとそうは思えない。
なんかあるんだよなんか思うところが。 日本のアニメに対する一種のファンレター的な、今で言う二次創作的な意味合いか、あるいは逆に意地悪な気持ちが働いたか・・・文化面では国交断絶状態をいいことに、いたずら書きしていたのかも。
しかし韓国市民に、子供たちに対して申し訳ないとは考えなかったのだろうか、あとで傷つくとわかりそうなもんなのに。
また日韓交流はいづれ回復するとは思わないのか、その時に問題になるのは明らかやん。
文化交流が回復したら日本のアニメをパクりまくってるぞおおおおぉ!! ってバレるやん、アホちゃうかと。
だもんでマジメに考えれば、韓国パクリ創作は弁明の余地もありません、まったくもって。
ただ、不真面目に考えれば、こんな楽しいものはないですね。
ワタシは不真面目なほうなんで特定韓国アニメはとっても以下略。
●52分ほど視聴
なんかぶつ切り視聴してるんですが、グダグダなうえにガタガタですな。
クラッシャージョウがミネルヴァのかわりにデンジタイガーで戦うんだけど、まったくもって漠然とした撃ち合いみたいな・・・敵の個性もないし。 とつぜん星に着陸してモビルスーツ戦、グフザックやギャンドムと対決するも、何が何やら。 クラッシャーロボは二体あるのか? それもよーわからん。
何よりこの戦いにドラマが見えねえ! 単に韓国語だからわからない・・ではなく、おそらく吹き替えでもそう感じるはず。
何度か書いたけど、同じキム監督のロボット・テコンVと惑星ロボット・サンダーAとスペースガンダムVとを比較した場合・・・いま時系列で並べたけど、真ん中のサンダーAだけ戦いのドラマが希薄だったのを思い出した。
いや木星かどっかに敵がいて、地球人も拉致されているんで戦いは必然だったんだけど、要するに主人公は単なるパイロットで、仕事で戦ってたみたいな。
テコンVとスペースガンダムVは、けっこう戦いのドラマが充実していて、そこは評価したいところ。
ちなぶつ切り視聴とゆうたが、その間にYouTubeで無敵超人ザンボット3の第五話を(なんで第五話だけなんだろ)公式配信してたので観たのだが、凄まじい名作ですね。 我々ロボットアニメファンはそれほどガンダムにかぶれていないんです、意外とね。 トミノ監督といえばまずザンボット3、ダイターン3、そしてザブングル、ダンバイン、エルガイムなどが浮かび、人によってはイデオンが筆頭みたいなこともあるっぽい。 ガンダムの序列はけっこう低いが、まあアムロは戦争に巻き込まれてパイロットになっただけだからな、あの話は。 ザンボット3の深刻さに比べりゃあ普通に思えるわけです。
でも世間一般ではトミノ監督イコールガンダム、という雰囲気ですね。
でもって久々に、HDリマスター版を視聴したザンボット3は、まだまだ日本サンライズの作画レベルが低い時代で、でも荒ぶるタッチの中にものすごいドラマを詰め込んでいるわけで、マジ名作。
で、鉄人三銃士の話に戻ると、絵がヘタレなだけではアニメの出来が悪い言い訳にはならんと気づいた。
戦いのドラマはまあ、脚本家の仕事だが、バトルシーンのダラダラは単純にスタッフの腕が悪いのは明らか。 これまた以前にも書いたことだけど、ペース配分ゆうか注力するところが間違っているため、全体の出来栄えが悪くなるみたいな。
可能な限り動かしたい気持ちもわかるが、無理なら1枚絵に懸けなさいよ、そのほうが確実だろ・・と思う。
なんだか不満点を述べているとこっちもダラダラしてくるのでこの件はこのへんで。
そういや韓国アニメで宇宙戦艦ヤマトを極限まで端折って、ほとんどフラシュサーフェイスになった例を覚えているが、その作品は鉄人三銃士ではなかったようですね、かなり線を省いているが、まだまだ凝っているほうです宇宙艦マト。
それよか観ていて「ああ、こんなんあったな・・・」というのが宇宙艦マトのバクハツシーン。
ゴチャゴチャと破片が材木のようなショボいバクハツを三十秒間、だからそこに注力するなよという。
しかし、観ていて思うのは、コレ本当に時間も予算もなかったんだろうなという・・・いつも以上に。
少数で劇場用アニメを作った実績だけは褒めてつかわそうぞ。
まあ現実に、見苦しいものを観客に与えた罪はこのさい不問に付すとして。
それと劇伴つまりBGMだけど、どっかで聞き覚えがあるんだよな・・・いや気のせいってことにしておこう。
ともあれ先日に観たロボットキングのばあいは改めてみると作画もストーリーもあんがい頑張ってるなと気付かされるような点がありましたが、鉄人三銃士のばあいはまだそんなことにならず、前回みたときと同じ感想のままです、いまんとこ。
こりあ、ひどい。 という。
●最後まで観た
まあラストバトルは、普通に考えて観る価値のないゴミっつーかなんつーか。
グダグダを超えてムチャクチャですね、なーんも意味がわからんし。 むろん韓国語がわからんせいもあるが、わかったとてこの戦いに意義が見いだせるかどうか・・・ただただケンカしているみたいなバトル。
いや乱闘に近いかもしれない。 モビルスーツ戦も「ここを突破すれば道が切り拓ける!!」という面白さがない。
だから逆に、敵がとつぜん白旗あげて降参、韓国アニメにありがちな講和の調印式という流れは自然だったりする。
ホント、どんな敵と何が理由で戦っていたのやら・・・。
あ、いちおうグダグダバトルの理由は推察できて、ダイデンジンからデンジファイターへの変形が二度あるんだけどまったく無意味で、おそらく絵コンテにあったカットが間に合わなくて、撮れたものだけつなぎ合わせてシーンにした可能性。
まあ予定ではファイターで高速アタック、しかるのちモビルスーツ戦となっていたのでは。 知らんけど。
いやあ、サンダーAがかなりマトモなほうだと気づかされたので、貴重な体験ではありました。
箸にも棒にもかからない系、紛れもなくソレです。
●スーパー三銃士
じゃっかん「箸にも棒にもかからない系」から外れるが、ソレに近い韓国アニメ。
前にも観たけど、もう未視聴がほとんどないんで、認識が改まればという期待をこめてもういちど。
ちなMini1982年だそうだから、とーぜん日本の「SF西遊記スタージンガー」より後の作品ということを念頭に。
いやまあ「宇宙」「三人組」「西遊記」という固有のネタをパクるくらいは無問題ですけどね。 我ながら寛大である。
この作品はひとつ高く評価したいとこがあって、それはヒロインコスチュームがかわいいこと。
というかヒロインの「キャラクター」が素晴らしいですね、それは前回の視聴でも書いたんだけど。
わりとおてんば系で、基地の中に入れてはいけないスーパー三人組からはお目付け役みたいに煙たく思われていて、早朝にフライパンをガンガン鳴らしながら「起床〜!!!」とか怒鳴っているようなタイプ。
コレに対してもうひとり女子がいるんだけど、まあ我々視聴者からみるとバービー人形みたいなバタ臭いトランジスターグラマー・・・トランジスターは無くてもいいかもしれん、じゃあ単なるグラマーとしておこうか。
こっちのグラマーさんが劇中ではモテモテなわけです。
しかし我々視聴者のほうが慧眼である。
むろん製作スタッフも確信犯で、劇中煙たく思われているヒロインのほうが魅力なんです。
それをハッキリ、描いたのがエンディングで・・・。
楽曲とともに歩いているふたりの女子の対比。
グラマーさんはモデル歩きで、完全に内股。 対してヒロインは男歩きというのか、足の運びもそうだけど拳握った腕の振り方もそうであり、完全に確信的に、個性の違いを表現しているわけで。
女の子らしくないヒロインのほうが、逆にかわいい。
これって(韓国にしては)かなり高度な演出なわけです、はい。
あ、内容ですか。
内容はないよ・・・あいやそれで片付けてはつまらんから無理にでも記述すると。
なんか手に負えない宇宙の悪党がいてさ、宇宙軍では歯が立たないのはわかるんだけどさ。そしてスーパー三人組を雇うのもまたわかるわけだけどさ。 ソイツら基地に招待しちゃアカンだろ。
まさにOutside Base Guys・・・集めたとたんに大ゲンカして、その威力は敵兵の破壊工作に匹敵するわけです。
止めようとした憲兵隊もポンポンと吹き飛び、あらゆるものを粉砕して基地被害甚大。
この基地の中に入れてはいけない男たちを束ねるのがオーロラ姫もとい、ヒロインなわけで。
まあ、キャラは立ちまくりですね、ある意味それだけで合格なアニメ。
そしてヤヴァい敵にはヤヴァい傭兵をぶつけるのも話としてはよくわかる。
でもってバービーちゃんはどんな役割だっけ、まあこれから視聴します。
●16分ほど視聴
おっと観はじめて思い出した、妙に音が軽いんだよねこのアニメ。
前回みたときはだから、サウンドを紛失して後年録りなおしたのだろうかと思ったが、フィルムあるのにフツー音だけ無くすなんてないよね、フィルム横のサウンドトラックにアナログ光信号で記録されるんだから。
そんでもって、特定韓国アニメは非常にショボいサウンドライブラリが特徴で、でもこのスーパー三銃士は別系統な気がして・・・まあ気のせいかもしれない。
音が軽いのはいつものことなんでこの件放置。
ただ、名曲が多い韓国アニメにしてはオープニング主題歌がなーんか冴えない。 ポクポクと読経みたいな・・うまく言えんが。
・・・いやいや放置。 漢は読経。(←余計なコールドギャグ)
二度目の視聴で感想も同様なんで、話を追うスタイルは省略したいのだが、改めてみると冒頭には敵の脅威が描かれていないのが意外っつーか、イキナリにオリオン座老師が地球の三人にとっておきのエネルギーを照射! スーパー三銃士が誕生し、あとはお前たちに委ねるゆうて自分は敵の攻撃で殉職。 そんな順序だったんだ。
まあいいよいいよ、わざわざオリオン座の老師がそんなことするくらいだから、何か宇宙のあっちで大事件があるのは間違いないし、じっさいに老師を狙った悪そうな賊船がいることだし。
●58分くらい?
なんか最初の解説でヒロインは早朝にフライパンを叩きながら起床〜!!って叫んでるタイプと言ったが、それに似たシーンはありました。 なるへそ、それが記憶に残っていたのか。 じっさいには笛をピリピリ鳴らしながら起床〜起床〜って、韓国語ではキサンって言うのか無駄な知識が増えた。
あと思い出したのは、スーパー三人組のうちメインはデブキャラですね、スタージンガーでいうとドン・ハッカで、コイツがまた食い意地が汚い。 つか韓国アニメ特有なんだけど食い方が汚い描写ですね、クッチャラクッチャラ・・・なんかここに書き表すのもはばかれる描き方。 また大声で歌ってウゼえウゼえ。
で、コレがヒロインのお気に入りらしいが、後に登場のバービーちゃんもそうでしたね、つまり食ってばかりの卑しん坊がなーぜかモテモテなんです、いったい誰の願望なんだこのアニメは・・・。
以前に感想を書いたさい、デブキャラのレベルをみっつくらい分類したが、最悪のヤツじゃなかったっけ。
思って検索してコピペしてみた。
以下の通り。
日本のアニメにも多い単なる固太りで、多少デブキャラ意識して未来の圧縮食に文句を言う役どころだったりしますが、その程度(軽症)。 「無敵鉄人ランボット」にもいましたね、カプセル食が悲しくて泣き出すヤツが(重症)。 スーパー三銃士のデブは、もうマジで不愉快な食い意地の汚さで、喋るたびに口から食いかけが飛び散るくらいな(末期的重症)。
という過去の分析により、最悪のデブキャラとみなされていましたとさ。
タイムマシン三銃士001の感想文ですね、うまいこと分析しとる。
この意見は、改めて視聴した今もかわらないと思う。
で、いろいろ言ったけど。
なーんかぶつ切り視聴している間に、まーた動画が削除された様子。
うーんスーパー三銃士を管理している業者がいるのか、興味深い。 DVDとか出すのかな?
じゃあ慌てて総括するけど、基本コンセプトは「SF西遊記スタージンガー」と同じなれど、けっこーオリジナル要素が多いし、かなり捻ってあるので特定韓国アニメにしてはよく出来ているほう。
ロボットはダンガードAっぽくね? と思う人もいるかもだが、まあちょっと似ている人くらいに思えばよろし。
なんつてもヒロインのキャラ造形が気にっているのでわりと評価したい部類。
ただ、まあ音の軽さは気になるけどね。
あとデブ賛美も・・・。
という感じで。
※ずっとあとに追記:
削除されたと思ったが、さっきみたらあったわ。
なんかネットがガタガタしてる時期だったんでしょうたぶん。 気が向いたら続きみます。
●惑星ロボット・サンダーA
えー「箸にも棒にもかからない系」特定韓国アニメを再視聴、という趣旨ですが。
サンダーAですね、何度も何度も・・・あるいは十回くらい観たかもしれないくらい、ある意味好きな作品でして。
結論から先に言うと、サンダーAなどかなりマシな作品であると、再認識しました。
戦いにドラマが感じられない鉄人三銃士、逆に行き過ぎて空回りのマジンガーXなどなど、もっと酷いのがあって、なおかつ主人公にオーラがまったくない宇宙少年キャッシュなどを思えば、サンダーAはカナリまともなほうと今では思う。
ゆうてもサンダーAもそうとう酷いですね、宇宙から来た男、ピコといったっけ・・・ロボットかサイボーグなんだけど、研究所に担ぎ込まれたときは人事不省の重傷で、しばらく寝込んでいるんだけど、そこでスキャンするとメカ人間という一連のシークエンス。 透視図の内部構造がイチイチ違うんですわ。
描くたびに五回くらい変わったかな、そのうちのひとつはサイボーグ009だし。
あ、ピコの外見はなんか「地球へ...」のソルジャー・ブルーらしいです、原作知らんので自分わからんが。
最終的には口が窓枠みたいなヘンなデザインで活動するこのピコ機械体、じゃあオリジナルデザインできるんやん、たぶん。
なぜ途中でサイボーグ009の透視図いれたのかというと、おそらくアレですね、ダイコンフィルムつくったアニオタみたいな・・・あ、ダイコンフィルムってのは1980年代にあった自主制作アニメで、既存の商業アニメをパクりまくりです、二次創作の悪ノリみたいなもんでしょう。
ピコのメカデザインが何度もかわるのは、たぶんそんな理由。
意識が低いなあ、という感じですね。 でも嫌いじゃないぜ、そーゆーナメたアマチュア感覚。
●34分視聴
スゲえぶつ切り視聴してますが、話もうグダグダですね、韓国語わからんでもわかる。
それでも、筋の通った物語ではあるんです、戦闘シーンがムリクリ入ってたりするのが変なだけで。
まあ敵の威力偵察ってとこでしょうが、こんな外敵が存在するなら地球全体で対応しなさいよ、なんで韓国だけ惑星ロボットを繰り出すんだというのは、まあ日本ロボットアニメの悪習を受け継いだ形。
あいや敵が今回、小さいのでそうなのかもだし、また研究所はけっこう多国籍組織なのかもしれん。
それよかアニメが下手過ぎてクラクラしますね。
サンダーA試運転の場面、盾や銃がピカッと光って出てくるのはいい加減な設定だがまあいいとして。
例えば、シールドに続いてライフル出すも、すぐに消えるんですライフル。 ここは単なるセル画ミスなんでしょうけど。
続く発砲シーンはどうするかというと・・・・腕から怪ビーム出して演習標的に命中! なんだなんだ、なんなんだ。
あ、次のカットではもう手にライフルもってたりします。 どうなっているのか。
コレは、絵コンテをマトモに描いていないか、ちゃんと参照していない可能性ありますな。
あいや、その程度でこんなヘンにはならないか・・・。
じゃあ、描きながら撮影している? んなばかな。
その際にライフルの存在を、セル画ミスったついでに忘れた? いやあ、このシーンは試験運転で標的射撃、という場面の趣旨は理解できているわけで、ライフルだけ消えて腕からビーム出すかなフツー。
かように、ライフルが一度消えただけで大混乱なわけですが、このあと何度も何度も消えるんですわライフル。
そしてこの件、ライフルに限ったことではないので、もう何を観ているのやらわけわからんという。
ただ、しつこっく念を押すと、コレは特定韓国アニメにおいて日常なんです、だからことさら低評価にならないという。
それよりも戦いにドラマがあるなら、まだマシだと最近わかったので、最悪のアニメではない。
ゆうてもデザイン面のショボさとパクリ具合で、一般的な日本人には信じられないでしょうね、サンダーAより下があるの? みたいに思うことでしょう、その気持ちもわかるわかる自分も数多く観るまで知らんかったから。
ただ、76年のロボット・テコンVから84年だっけ、スペースガンダムV、その途中のサンダーAとかという流れみてると、最初の革新(韓国初の本格ロボットアニメ)から、なーんも進歩していないなという残念さは際立ちますね。
つかパクリ癖は悪化してますな。 同人アニメのノリで・・・嫌いじゃないと言ったが、韓国の子供たちが被害者です。
まあ我々日本人もわかりませんよ、近い将来に宇宙人の存在が公式に表明されて、そのうえで「今まで観てきた日本のアニメ文化はすべて宇宙人のパクリだった!!」などという事実が発覚するかもしれんし。
するかもしれんのだよ!
うん言っている自分がこれっぽっちも信じていないけど。
●ぜんぶ観た
うーん、酷いw
ゆうても視聴体験はあまり思い出せず、何度も何度も観た記憶で言うのだが。
というのも、いつもぶつ切り視聴しているけど今回は特に、かなり時間をおいて何回にも分けたため。
けっこー忙しいんですよスワンダーACEっていうサンダーAのパクリ動画を作ってるんで。
いやパクリ動画を作ってるならなおさら、本家であるサンダーAを傾聴もとい留視・・・そんな言葉はねえか。
よっく観るべきなんですけどね、いつも以上に。
でもまあ、話は読み上げ小説として完成しちゃったし、絵の方はそれほど似せる必要もないし。
そして、言ったようにサンダーAはまだいいほうなんです。
戦いにドラマがあるから、という理由も何度か語ったけど、ほんとそう、略してほんそう。
立派な使命があり、そのために闘いぬく、途中の展開がアホでもスカスカでも、それさえあれば面目たつ。
それさえ出来ていない作品が、韓国アニメに限らずいくつか存在するので、ここ重要。
逆に行き過ぎてヘンなマジンガーXも繰り返し代表例としてあげました。
まーともかく。
じっさい何度も視聴したくらいで、好きな作品には違いないし、いいとこもあるんでしょう。
単純にパクリ、あるいはパロディなだけなら、繰り返し観ないことも多々あるし。
いろいろ書きたいが忙しいので以上。
●スペースガンダムV
いつもの韓国アニメ回。
えーっと、最近、動画を作ってるんで忙しく、感想とか書くヒマがないけど。
名前がガンダムで、見た目がバルキリー。 そんなことはすぐわかるんで、内容を語るべき作品。
ディケとハデス、ほとんど神に等しい宇宙人が地球の存続を争っている話。
だがその戦いは、どーみてもバカバトルとゆう。
それでも、このwikiで何度も記述しているが、いい話ではあるんです。
いさかいごとばかりの地球にも、親切な人や自己犠牲の精神はあるんだぞ、という。
戦うのは宇宙人だが、そんな精神的な価値を体現するのは人類なので、悪くないアニメ。
まあ、作画が壊滅的なのはいつものことなんで、逆にいいとしよう。
あいや、韓国アニメにしてはよく描いたほうかもしれんし。
なんつっても、パクリ元のバルキリーコックピットがスゲえ複雑怪奇であり、見よう見まねで描いても大変な創作に。
完全変形バルキリーを日本で買って持ち帰り、その玩具を見ながら描いたそうだが、日本に渡航したスタッフがいるのに「リアル系ロボット」という概念はわからなかったのだろうか。
バルキリーがスーパーロボット扱いという、変な感じであって、今じゃロボットのデザインに定義などなくなっているが、それでもバルキリーはデザイン的に「リアル系」ですよね、どー考えても。
まあいいや、記憶が正しければ感想文も三回目となるんで、あとは割愛。
何度も何度も観たってことは、そんな悪くない作品である可能性。
うん可能性はゼロではないね、ゼロでは。
という。