てきとう怪獣 - about-19.7
   

なんかabout-19.4からの続き






●2019.5.1 そういやあんなもんもあったな


Carrara 3D Basics 2 日本語版


という3DCGソフト。
買ったんですよ過去に。
Amazonのログをみると2009年1月か、ちょうど十年前だな。

自分史の中でも埋もれていた買い物。
つまりずーっと使っていない。

ピアプロという、ボーカロイド創作SNSでちょくちょく活動し、だんだん興が乗ってきて、Shade3D以外も試してみよと思ったが、どれもこれも高すぎるってんで、8000円ちょいで買えるコイツを選んだという。
ボーカロイド系の創作は、当時もだいぶん身を引いていたんですけどね、ちょうど自分のオリジナル小説をはじめる直前です。
他にもロボット3Dアニメもやってたし。 まあ四分の作品だけど。

結論から言うと、ほとんど使い物にならなかったです。
うーんまず、モデリングができない。
お安いバージョンなので、モデリング機能を省いているわけで、そこ知って買ったのかなあ。
あとは・・・じゃあ地形エディタ的なものでVueの代わりにするかっつーと、植生がショボいのか選択肢がアレなのか、あまり使いみちがないような感じだったのをうろ覚えてます。

特徴は、とにかく大量のプリセット。
つまり素材データが付属していたことで、でもあまり役に立たなかったようなおぼえがあり。
でも興味深いな今となると。
なんせハードウェアが違いますからね当時とは。 ちょっとした不便はパワーで押し切れる可能性もある。
ゆうても動くんですかね今のiMac2012で。
動作環境をみてみると。


なんじゃこりゃwww
ってくらい敷居が低い、低すぎて不安ですね。
インテルはいってるMacで動くんかいな。
いったいいつの技術なんだ。

うーむだが、なんか面白そうだな。
メインの起動ドライブに入れるのは抵抗があるから、予備の外部ドライブに入れて試そうかな。
ま、ゆうても300メガらしいし。

最後になーんで八千円以上もするもん買ったのかと当時を振り返ると。
なんかもーピアプロでの活動はあまりしてなかったですね2009年だと。 ピアプロの設立がウィキペディアによると07年12月ってことで、もう解説してスグに入って半年ほど積極的に活動したんです、つまり黎明期ですね。
まあ今となっては思い出すのも難しいんだけど、恐ろしくシンプルなサイトでした。 むっちゃ軽かったし。
画像投稿、サウンド投稿、あとは掲示板だけだっけ。 そのご逐次拡張されて、いまではああなっとるわけで、でもまあ、まだシンプルはほうかな今でも。
で、自分のようなアマチュアが集って、楽しかったな〜(遠い目)。 ホント半年でいろんなことやった気がする。

半年ゆうたが、最初はもうボカロも初音ミク、MEIKO、KAITO・・・だけでしたね。 クリプトンの本物ボカロはそんだけ。
だから年末だか年始だったか、鏡音リン・レンがデビューしたときはお祭りだったもんです。 それが半年後だっけ、(いま気になってぐぐったら2009年1月でした、だから一年後)に巡音ルカが登場したときはかなり落ち着いて・・・だいたい期間があいてるから「ぼくのかんがえたボーカロイド」が大量に出て、初音ミク、鏡音リン・レン、次はなんやろと名前の法則も出尽くして困ったもんです。 ボカロメーカークリプトンも、何を思いついたところでぐぐったら既存でしょう、ホント困ったもんですw
あ、そーゆーボーカロイド亜種は自分も多少なり関わってます。 ホント数えきれないほと居るから亜種は。
ちなみに本物ボカロほどではないが、アマチュアが開発して配布するロボット歌手もあったんです、自分の声やテレビドラマの音声をサンプリングしてボーカロイドにするものが。 MMD(ミクミクダンス)というニコニコ動画で普及した3D寸劇作成機能も、もとはボーカロイドのモデルを踊らせる目的でしたし。

先にいうと、ボーカロイド系の活動から離れた理由のひとつは、スゲえ上手い絵師がどんどん入ってきたからです。
自分の下手な絵でも、ちょっとは需要があったんですよ黎明期には。 それがもう、なんか俺必要ねえなみたいな。 あと下らねえアイデアが次々と湧いて出るのも売りだったが、アマチュア絵師が大量に入ってきましたからね、数の圧倒にはかないませんw


ボーカロイド活動が非営利がほとんどだったのに営利目的がかなり増えて、めんどいことになったのは理由のひとつだけど、小さいかな。
まあ自分のピアプロページは、ライセンスを非営利に設定しときゃあすむ話ですし。
同人活動をどう扱うかも、みんなで話し合ってましたね、そんなSNSでしたピアプロは。

他にも、ネットでこんな活動ができるんだと学んで、じゃあオリジナル作品を手掛けようか、となったわけで。
そうそうpixivが誕生したのもこの頃ですよね、しかも2010年前後には小説機能ついたやん、あれで完全に移行した。
ピアプロはボーカロイド限定だから、地獄に糸です。(例え間違えたかも)
誰でも自分の世界観で絵を描いたり、あるいは頭の中で組み立てたりすると思うが、pixivが小説実装したおかげで、それを形にして物語と絵を両方使えるようになった。 むろんホームページ作成とかブログ、wikiでもできるんだけど、なんか違うんですなんか。

なんか自分語りが違う方向に進んだが、当時の状況ね。
ちょくちょくと、ボーカロイド系で3DCGを手がける人が増えてきたんです、ピアプロにもいたし、それ以外にもいたし。
すると、ニコニコ動画やYouTubeに投稿されたそれらを観て、自分もやりたいと思うやん。
でもShade3Dじゃあアニメーションは力不足、なーんかないかなあ、というタイミングで。
CARRARAっつーわけで。
ちなみにどうみてもカーララだけど、Google日本語だとカラーラでないと変換されませんね、なんでや。

まあいいや、現在ではウィキペディアの記事も充実して、CARRARAというソフトの立ち位置がわかるようになった。
なんでもShade3Dはデザイナー御用達(えっ、そうだったの)で、CARRARAは完全にホビー向けだそうな。
Carrara 3D Basics 2 日本語版はとくに、下位バージョンでモデリング機能ないし。 別に当時出回っていたボーカロイド系のモデリングデータ)MMDとか)を読み込めるわけでもなかったし、つか貧弱でしたね入力も出力も。

記憶が正しければ、本格的なパソコンブームって1998年ですね、世間ではWindows95が出たときだとされてますが、じっさいに「年賀状はパソコンプリントで」という大キャンペーンが巻き起こったのは98年です。 アレ? じゃあブームは99年か?
本屋にもコンビニにも年賀状ソフトがあれほど並んだのはそれ以前にはなかったんじゃないかな、95だとまだ隔世感があったと思うし、2000年すぎるとPCイコール、プリンタという図式が崩れていたのではないか。

まあいいや、とにかくそのへんの流れで、パソコンソフトが大注目、とーぜんShade3D以外の3DCGも同じことで、ストラタとか店頭に並んでましたね、2000年前後になると。 もいちど言うけど、Windows95のときはこれほど盛り上がってなかったっす。
95の段階で「俺も3DCGやってみっかな」と思う人はほとんど、いなかったっす。

でもって、そのころのノリで作られているのがCARRARAなのではないかと推測。
つか動作環境も敷居が低すぎですよね、時代的にもそのへんなんだよきっと。 フォトレタッチといやあアップルペイント的な、ツールボックスが左にあるようなソフトウェアが定番になってますが、当時はなんでもボタンで処理を実行するタイプが多かったです、PhotoDeluxeとかデイジーコラージュとかPhotoSoapとか。

そんな時代がかった雰囲気を、Carrara 3D Basics 2は漂わせてますね、インターフェイスからして。
さすがになんでもボタンで実行、とまではいきませんが、とにかく雰囲気。
パレットやらメニューバーやら、なんでもデザイン化されているってことです。 いまそんな無駄なインターフェイスあるかなあ。

とまあ思い出話に花が咲いたという。

そんな日記。

最近観た映画




●アイアン・スカイ


GyaO!にあったので視聴、ディレクターズ・カット版だって。

つか観たいなオモタら必ずあるのが不思議で、もしかして常駐しているのかな? と考えたがやっぱり期間限定ではある様子。
たぶん頻繁に来るんで、巡り会いやすいのだろう。

アイアン・スカイは要するに都市伝説の映画化というか、センスよくギャグにした作品で、とにかく好きなのだが、それは置いておいて。
前にもこのwikiで感想書いているはずなんで、お気に入り度合いをもいちど言っても重複するんで、このまえ観たリバービーストや恐竜惑星などの底辺映画と比較して話を進めてみる実験。

まあアイアン・スカイもB級映画に属するんですがね。 昔々、映画が二時間くらいが当たり前だったころ、90分くらいの短い作品を分類してB級映画とよんだ・・・という話ではなく、なんか一流とは言い難いという意味のB級です。
ゆうてもじっさい難しいですよね、例えば80年代は超大作でも予算30億円以下は当たり前、脚本も洗練されず、映像も今ほどキレイではないなど、出来が悪いのはフツーみたいな・・・・でも通常の映画とB級という分類は出来た不思議。

でもってアイアン・スカイのばあいは単純に予算でB級に分類されますね、制作費十億くらいだっけ、海外じゃ安いほうなんで。
日本じゃ大作なほうですが、それはいいとして・・・じっさいには相当出来がいいんですよねこの映画は。
だから色々不思議なんです、制作会社どうのこうので自主制作映画と分類されてますが、それは従来のユニオンに属していないだけで、通常の商業映画に違いないっぽいです。 スターウォーズもディズニーになる前はそうだったんだっけ?

で、観ればわかるがコレ、予算十億の内容じゃないっす。
月のナチスと地球の大戦争、それをちゃんと描けているわけで。
あ、恐竜惑星やリバービーストと比較するのが難しくなってきたw まあリバービーストは、じゃあ、考慮からはずそう。
でも恐竜惑星はちょい似ていると思うんだ、予算が違うだけで。
底辺映画はどー考えても予算百万円とか一千万とか、そんなふうな出来なんですが、恐竜惑星のばあい、凄まじく下手くそだけど「何でも出来ていた」わけで、そこがアイアン・スカイと似ている次第。

どこで差がついたかというと、まず仲間の数でしょうね。
エリック・フランクリンさんは自分が映像編集などの技術があるようだが、同類がまだ集まっていない状況な様子。 それで脚本から監督、主演までぜーんぶひとりでやったんでしょう。 アイアン・スカイの場合は才能ある同類が国境を超えて集結したっぽい。
でもってファウンドクラウドかなんかで予算十億が集まったんでしょうね。 やっぱり人数は力です。

エリックさんの恐竜惑星に足りないのは、予算だけでしょうね。 それもあと僅かの。
それさえあれば、まず脚本を依頼できて、ちゃんとした監督も雇えて、俳優も揃えて、体裁が整った。 仮に予算一億あってもやっぱりB級映画に違いないが、傑作B級映画になったかもしれないわけですよ、アイアン・スカイみたいに。

 ↑画像は意味なく、隙間を埋めたいだけ

あ、ちなみにネットの誰かがアイアン・スカイを分析して、やっぱり予算十億で出来る内容ではないことを考察、ひとつの説として「CGの出力が違うのでは」と言ってましたね。 なんか本格的な、予算百億とかのハリウッド超大作ではハイダイナミックレンジ略してHDRが当たり前らしいっす。 要はフィルムと同じダイナミックレンジでないと不都合なんでしょう、それをアイアン・スカイでは通常のビデオやデジタル写真と同じような出力して、予算を節約しているのではという推論。
とまあアイアン・スカイのばあいは推論ですが、恐竜惑星は明らかにPCレベルのCGですw ご家庭のテレビでもわかるレベル。
もう暗いシーンで明暗の幅が狭いもん、それ以外の要素もパソコンレベルだが。

うん恐竜惑星と並べて考えるのめんどうになってきた。
じゃあ、アイアン・スカイの根本である「都市伝説の映画化」についてちょっと語るとしよう。

ここで凄まじい親近感があるわけっす。
日本じゃオカルトがフツーにテレビ放送していて、ナチスの円盤も定番ネタなわけですが、まあ我々日本人は都市伝説好きだよね、下世話な民族なのかもしれない思ったら、海外もそうだったわけで。
つかアトランティスは海外で定番ですが、ムー大陸は知らないだろ・・・と思いきや、最近は海外でも知られているようですね。
また古代核戦争説、地球空洞説、レプティリアン、南極の謎、ぜーんぶ知られている。 近年では日本も海外も同じみたいです、そーゆーオカルトネタが大好きな連中が実に多い様子。

古代の宇宙人だっけ、あの長期テレビシリーズでもわかります。
日本人だけじゃないんだ、みんな都市伝説好きなんだ、というアホな友情が芽生えた。

ここまでぶっ飛んだ都市伝説映画化を、アイアン・スカイがやってくれたので、ホント楽しい映画です。

で、続編ですが、どんどん延期しているわけで。
その「どんどん延期」もネタにして予告編は出ています、時々。
今年はどうなのかな〜みたいな感じです、はい。

確か製作が2012年か13年で、劇中の時代が2018年だったと思うので、2019年には続編出してほしいんですけどね。

という感じで。


●後述: こんどこそ、と思われる予告編でました。
アイアン・スカイチャンネル登録しているためか、YouTubeのオススメ欄にキッカリ出てました。
数年前からやってる予告で見慣れたシーンもありますが、よーやっと話が見えたゆうか、前回が2018年だから2019年で来るかと思いきや、もう何十年も後に設定され・・・つか前作のラストシーンで核戦争になったけど、アレでそのまま地上は住めなくなったという。
そこで都市伝説の定番、地球空洞説というわけです。


要するに、コレまでの予告編は踏襲するってことですね、単に製作が長引いただけで。
別に脚本を書き換えていたわけではないってことかなるほど。

まあいいや、とにかく前作はネット記事で期待度が高かったのに、ずーっとあとになって「いつ上映されるんやろ」思ったらすでに公開済みで配信もはじまっていましたという、出遅れるにもほどがあるっつーホロ苦思い出があり、今回はちゃんと映画館で見たいなという。

というあとがき。



●市民ケーン


なんか録画していたのを思い出して視聴。
以前から、そう、かなり以前から観たいと思ってたのになんで放置したやら。

まづ知っていることは、「画面に映る50パーセントが特殊効果」という言葉。 コレはどこで読んだっけな・・・たぶん80年代かそれ以前の文献だと思うんだけどハッキリせず。 仮にそうだとして、読んだのが80年代とは限らない、最近まで古本とか馴染みだったわけだし。
まあいいや、次に知っていることは、いろんな人々にインタビューして、ケーンという男の実像を浮き彫りにする、という。
じゃあ黒澤監督の羅生門みたいなもんか、と思ってた。

まあ羅生門ほど極端な話でもないようだったという、視聴したあとの感想。

とにかく最初の、50パーセントが特殊効果という件から語ると。
とにかく意味がわからんかったんですよねその言葉の。 しかしチャップリンの、例えば独裁者とか思い出すと、まあ画面に映るものほとんどが造りものだし、そんな感じではないかと考えていた。
しかしじっさいに市民ケーン視聴して、よーやっと意味がわかった。

なるほど、50年近い近代史を描くから、特殊効果が必要だったわけね。
この感覚、今とはまったく違うんです。 現在から50年前は1970年前後、当時も今も石油文明、各家庭に電力が供給され、街は個人所有の自動車で溢れている、それほど違いのない世界。
でもって市民ケーンは製作年が、いつ頃だろ・・・劇中でケーンの最後が1941年だから1940年代の映画に違いないと想う。

1890年代から1940年代じゃあ、世界がまったく違う。
まあ個人所有の自動車は今より少ないが、とにかく街を自動車が走り回っていたことは間違いない。 根拠は1933年を描いたピーター・ジャクソン版のキング・コング。 ガス灯の時代から電気の時代、馬車の時代から自動車の時代、ぜんぜん違う。
またケーンはメディア王ってことで、巨大資本の時代到来、でもある。
飛行機の有無(つまり時間の概念)については、劇中あまり語れなかったが・・。


ともあれ、ソレを描くためにほとんどのシーンを特殊効果ってことになるようで。
また作り話にしても壮大なんだよね、ケーンの城、ザナドゥとかでかすぎて、マットペイントの出番(今で言うCG)やむなしという。
ちな今回、ザナドゥの意味をはじめて知った。 なるへそシャングリラとかタージマハルとか、そんな響きなのだなと。
要は城、それも個人のモニュメントみたいな意味合いという。
つかオリビア・ニュートン・ジョンの「ザーナドゥ〜♪」とかずーっと聞いていて、とくに疑問とかわかなかったのが不思議で。

まあ特殊効果に関してはそんなわけで。
続いて内容のほうですが・・・ここはちょい正直、咀嚼しきれていない現状。
先ほど言ったように羅生門ほど極端な話ではなく、だからこそ難しいっつーか、情報量ありすぎィ!!みたいな。
しかもテレビ放送だからどこかにカットがあるはず・・と思うとよけいややこしい。
例えば最初の結婚は死別だったようだけど、そこ詳しく語られたっけ? みたいな。 あのヤクザな知事だっけ、アレが絡んでるのでは? と。

各人が語るケーン像はとくに矛盾もないような気もするが、そこは油断ができない。
なんせオーソン・ウェルズですからね・・・昔の雑誌では英語教材の朗読を担当したんだっけ、広告で顔がドドンと載っていて、今でも知名度は高いと思う、ある意味名士であるし。
つか自分的にはテレビ放送の火星人来襲みたいなのが印象深いですね。
コレはオーソン・ウェルズがラジオで宇宙戦争を実況みたいなノリで放送したところ、真に受けたリスナーが全国で大パニック・・という一種の都市伝説らしいのだが、それを映像化したもので、とーぜんラジオ放送するオーソン・ウェルズを誰かが演じているわけで。


とにかくオーソン・ウェルズ=スゲーヤツ、という図式は頭に、ある。

ちなminiいまぐぐったら「アメリカを震撼させた夜」というタイトルのテレフィーチャーつまりテレビ映画だそうです。
1977年にNHKで放送されて以来、再見の機会があまりない作品でDVDも未発売らしいが、じゃあテレビ東京かなんかで観れた自分はそーとーラッキーであるようだ。

市民ケーンだけど、ともあれ各人へのインタビューはさほど矛盾ないように見えて、単に補完してゆくだけかと思ったが、実は深い意味があるやもしれず、とにかくいづれまた観たい。 こんどは字幕版で。

しっかし、いろんな映画に影響を与えただろうとは思うね、濃い内容だから。
例えば何故か収集していたコレクションの山、インディー・ジョーンズのラストシーンみたいだし、また意味もなくデカい屋敷のバカバカしさは、何度も何度も繰り返し描かれてきたが、まあ市民ケーンが原典かどうかはわからんが、影響だろうと。

あとは、なんだろうね、今現在、2019年に視聴したからなのだろうか・・・スゲえ世界が自由に思えて。
コレ観たのが80年代だったら、たぶん違う印象だと思うのだが、1940年代までを描いた市民ケーンという物語の中では、ケーン氏は独善的であっても独裁者じゃないんだよね、誰もが彼に反論する自由があって。 だからモメるんだけど。
いまは巨大企業で独裁者気取りは珍しくないもんね、なんか昔のアメリカって問題も多いけど、なかなかいいところだなと。
ある意味で。

まあ荒波に揉まれる感じで、自分は住みたくないですけどねその時代。
息が続かん。

というわけで、わかったのは一回視聴しただけじゃ、理解に程遠いなと。
さっき書いたように、またいづれ、それも何度か観る必要ありそうです。


●答え合わせ的にコレを観た


町山智浩解説による市民ケーン。

まあ町山解説がイチバン理想的だよね、映画熱があるので。
じっさいの知識はわからんが、事前にとにかく調べる主義とかで、確かに詳しい。

コレみると、その後の映画に影響を与えたかもという想像は正しかった。 つか市民ケーンの少年時代で窓の外で雪遊びをしているのと、室内で母親が資産について話し合いしてるのと、同時に撮影しているシーンで、ふとライムスター宇多丸解説のソーシャルネットワーク評を思い出した。 手前の会話シーンの向こうでも誰かが何かをやっていて、情報量が多いのだという褒め言葉みたいな。 たぶんこのとき、市民ケーンにも触れているはずだが思い出せない。
町山解説では、両方にピントが合っているのはスゴいことなのだと説明、このへん黒澤映画の七人の侍なんかでも聞くが、自分的にはどーも意外で、映画って昔ほどパンフォーカス主義と思ってた。 電気照明がなければ野外のピーカン(超いい天気条件)でセット撮影してたってゆーし。
まあよく考えれば感度の高い、せめてISO100か200くらいないとマトモに撮影できないか。 昔はISO25とかゆー8ミリフィルムもフツーに売ってたから、映画フィルムはそーとー低いのかも。
じゃあピント合わないよね、昔ほど。 なるほど革命的だったんだな市民ケーンのパンフォーカス。

ちな映画ソーシャル・ネットワークもじっさい、現代版市民ケーンだってさ。
なるほどかの映画は観てないがFacebookの話だそうで、有名どころではスティーブ・ジョブズを描いた映画も市民ケーンだよね現代版の。
架空の、あるいは実在する人物を、映画の中で登場人物が取材したりして浮き彫りにする手法が、市民ケーンでの発明らしい。

あとは技術的には、移動カメラがネオンサインを通り抜けるのがスゴいとか言ってたが、これは市民ケーンがはじめてだったのか。
これは、というよりこれも、というのか。 いろんな映画の劇中劇を撮影するシーンで、クレーンやドリーに乗ったカメラが動いていくと、カメラの障害になるものをアシスタントなどが大急ぎで左右に動かしていく、というのは見慣れているので(例えばドラマ版「ウルトラマンをつくった男たち」にもそんなシーンあったような・・・いや思い込みかもだが)市民ケーンを観ていてもとくに疑問を感じなかった。
登場人物が例えば歌手で、プロモーションビデオを撮影しているシーンであれば定番ですね、そんな撮影現場の動きも音楽にのせれば楽しく映るかもだし。

思えば昔の映画について、なーんも知らん自分に気づいたり。
いちおう指標としてはチャップリン映画あって、独裁者はいちおうトーキーじゃん、あのくらいの時代ならこのくらいの技術、という漠然とした理解はあるんだけど。
戦後であれば、日本の円谷英二とかも絡んでくるためにかなり理解できて、でも市民ケーンのときにパンフォーカスやカメラ通り抜けがビツクリテクニックであること、わからんかった。

まーとにかく、勉強になった、スゲえ勉強になった。
撮影の苦労がわかると、映画ってより楽しく視聴できるからね、それは自分の趣味であるB級底辺映画でも同じことで。

最後に余談、英語では市民ケーンがCITIZEN KANE・・・カネっていう違和感。
劇中の日本新聞でも「新聞王ケーン死去」みたいに書いていたので、41年当時から日本でもKANEはケーンだったのは確かで。
でも違和感。

という。


●コングラ〜CGの教室〜

 ↑DVDもなさそうなんで、直接カンケーないもの貼っときます

なんかNHKで放送していて、たぶん全三話。
うち二話までみてます。

コンピュータグラフィックスを扱った番組ということで、非常に楽しみにしてました。
でもまあ、結論から言うと、ツマンネ。

なにがどうつまらなかったのか、それはよくわからんですが・・・そもそも、なにを観たかったんだ自分は、と思う。
そうなると、考えると、あるぞあるぞ、知りたいことはいくらでもあるぞ。
いやネット文献でコンピュータグラフィックスの歴史は知っているし、なによりテレビ、映画などでCGの進展ぶりはみてきた。
また中子真治のSFX映画の世界みたいな、非常に詳しい本のシリーズも読んでいたし、写真で黎明期をも知っている。
そういった誰もが聞いている話に、NHKであれば、じっさい当時の制作風景や時代背景、どんなコンピュータが市販されていたか、貴重なフィルム交え、具体性をもった番組を作ることができたのではないか。

じっさいのコングラは、どんな進行だっけ・・・よく思い出せないくらいテキトーな番組なんだが、司会者がポリゴン的なダンボールの人形を組み立てて、なんだろ、コンピュータグラフィックスはこうした面の組み合わせで出来ています、という説明だったっけ。
そんなスタジオの寸劇と、あとは誰も知らなかったような短編の前衛作品とか交えて、ホントつまらんのです。
デジタルの話をじっさいの「ブツ」で説明という発想は良いのだが、なぜこんなテンション低いんだみたいな。


たぶん三話と言ったのは、三話まで録画できていて、でもツマンネから二話までしか観ていないとゆう。

語ることもないから、さっきの「何が観たい」の続きでも考えますか。
誰がどんな開発を重ねて、ジュラシック・パークのような映画にこぎつけたのか。 (コレは、実はルーカス史で知ってるんだけど)
時代を経て、今はどんなツールが使われているのか、誰がどんな勉強をしてその道に進むのか、スター・ウォーズ以来、映像が産業になった(映画会社が下請けショップ委託ってのがフツーになった)のだが、そこへ投入されたCGの役割とは? 
日本はやっぱり、CGに関しては出遅れていると思うんだけどその現状は、実態は?
さらに究極として、自分のようなホビー用途で3DCGやってる人々も紹介してほしいし、入門編も入れて欲しい。

また平成仮面ライダーだけみても、初期はCGでぐっと面白くなったのに、代を重ねて最近じゃCGが絵面を退屈にしている、そんな問題も語って欲しいし、じっさい現場で働いていた人をスタジオに招いてほしいし・・・。

うは、知りたいことマヅィで山積みぃwww

それらすべてを、なーんもやっとらんのですコングラという番組は。
ただ司会者の独白と参考にならない前衛作品を交互に流しているだけで。

あまりに期待がもてないので、たぶん完結編である第三話を観てないという次第。

よくまあこんな、つまらない番組つくったなと感心するが。
だからたぶん、埋もれていると思うし、今後も埋もれてゆくでしょうね、そんな番組あったなという思い出さえ残さず。

じっさい、ここで感想文とか記す価値もないと思うけど、現実に知りたいことは山ほどあるんで、まあ続編に対する切実な期待希望ってことで、自分の気持を書き留める次第。


●コングラ、続きみた

やっぱり三話完結ですね。
二話も飛ばし飛ばしちょいあらためたけど、放送当時やってた人類誕生みたいなドキュメンタリーのラミダス猿人など、制作現場もいちおう語っていたんですね。 でもツマンネ。

第三話でよーやっとダンボール人形で説明していたCGにテクスチャ貼って、完成させるんだけど。
んなもん十分で語れるやん。
その間、いろんな視点で短編を紹介していくんだけど、まあ個別にみると見ごたえはあるんだけどね、説明に芯が通っていないんです。
つまり、スタジオでつくってるデジタル人形と対比する形ではなく、マチマチに「このCGはここが面白い」みたいに、論点がまったくもってバラバラで、そもそもスタジオのデジタル人形もどうにかしろよ、ダンボール人形という現実のブツと交互に説明しやがって。

極論すれば、CGの説明として失敗してもいいんです、番組として面白ければ。
なれば、現物で説明するというところは徹底しろよ、最後のテクスチャ解説はぜーんぶデジタル人形に置き換わったやん。
ハリボテに骨格を通して、着色してCGみたいなリアル人形ができたなら、「おおスゲえw」って感心するのに。

 ↑ペーパークラフトで説明すれば一発なんだが

まあ出演者も気の毒ですね、こんなつまらない演出につきあわされて。
なんかこの番組に限ったことじゃないけど、失敗や空回りを恐れて、淡々と語るアニメやドラマ、さらにはコメディも多いんですよね。
テンションが足りないんですよテンションが。
バカやって、みんなに笑われてもいいやん、もちっと面白い番組やろうよ、と観ていて思う。

と、ここでスゲえ余談だけど近況。

なんか映画はちょい疎遠になってきてるが、スタジオTRIGGERのプロメアは観ようと思い、YouTubeなんかで予告編まってたけどロングPVと映画の一部を観たあとに上映がはじまったので、情報をシャットアウトすることにしました。
平成ゴジラなんかもそうで、そーやって情報を断ち切って観る習慣があるため、何度か書いたが自分は極端な情弱なわけです。

はてさて、コングラはなんかテンション低くて面白くない番組でしたが、プロメアはだいじょーぶかな。
YAHOO!映画みると評価はわりと高めな様子ですけどね、星だけみてレビューはむろん、読みません。
何が心配って、予告編とかみるかぎり、3DCG作品なので薄味にみえるんですよね、映画館ではちゃんと濃い世界に見えるのか。
あと内容もスカスカだったりしないか、まあTRIGGERなら大丈夫だと思うが心配にはなる。

とまあそんな話。


●チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ


貴重なヤツがYouTubeの何らかの公式に登場。

じゃりン子チエの第二期みたいな作品で、我々関東人間はだいたい初見ですね、自分もそうですが。
原作は三十巻くらいまで読んでますが、最初のテレビアニメは十六話くらいまでカバーしていて、自然と第二期はそれ以降となるわけですが、ちょうど原作でも絵柄が変わったころですね前期後期で。
パタリロみたいなもんで、後期のほうがよりデフォルメとなっております。

まあ絵柄はいいんです、それよか何度も繰り返し観たアニメ版じゃりン子チエの続きが観れてラッキーみたいな。
なんせ関西だけ放送みたいで、長らく見れませんでしたからね、配信時代になってもどこにもないし。 あまりにも出回らないので、最近はチェックしてないけどバンダイチャンネルはどうなんですかね。

それがYouTubeの公式に登場なんで、とにかく嬉しいというかありがたいというか。
まあ何話まで配信されるかわかりませんけどね、今は三話までアップロードされている模様。
二話まで観ましたが、オープニングとエンディングはまあ、知ってます、YouTubeにそこは出回っていたんで。 ソレを観たってことは、まあ検索して探したわけです、誰かが違法アップロードしてないかな〜みたいに。 結論から言うとエピソードはなかったけど。

原作の三十巻ゆうたが、記憶をより探ると四十くらい読んだような気もします。
旧い巻ほど繰り返し読んでいるため、アニメとの違いはすぐに分かる。 第二期アニメの冒頭は、銀行ですねチエが財布を落とした場面からで、原作では銀行に行くまでの会話劇が、アニメではなくってイキナリ「落とした〜」ってところから。
いやあ他愛のない会話も楽しみなんで、そこ削られたのは残念ですが、でも話わかるもんですね端折っても。

で、財布を拾ったのはヤクザで、もう第一期でテツは伝説の存在になってるので大騒ぎに、という話。
「アイツと関わると必ず没落する」というヤクザの間ではたいそう縁起の悪い男になっとるけど、いっぽうでテツと関わったためカタギになった連中はむしろ足を洗えたんで良かったという、なんだか天使みたいですねフーテンの寅さんとテツは。

第二話は顔の話で、ヒラメちゃんが描くんですよねテツの化粧を。
もはや顔写真付きで指名手配みたいに通知されている鉄の顔がわからず、ヤクザをどつきまわすテツの趣味が充実するという。
いやあ、後半も様々なコントで楽しめますね、新キャラも出てくるわけだし。
第三話からは周先生も登場と次回予告で。

ちな本来的な絵柄とストーリーは、原作だと9巻くらいまでですかね、つまりそれ以降はなんとなく余談みたいな印象。
でもそれはそれで、面白いからおkみたいな。
関西コントとしてのポテンシャルがある世界観なので、それを活用したのが原作の後半や、アニメ第二期ってことでしょう。

原作読んでたのは昔だけど、二十巻以前ならたぶん、アニメみれば内容を思い出せます。 第一話銀行で、そこまでに会話劇あったの思い出したくらいなんで。 とにかく続きが楽しみです。

という感じで。
楽しみゆうたけど、何話まで配信されるんだろ。


●プロメア


なんか優先的に観てきた次第。

ちょい理由を語ると、要はゴジラは五年前から予定に組み込まれていて、なおかつ長期の上映が期待されるので、なーんも情報が出てこないマイナーな、今年はじめて存在を知ったプロメアのほうをあわてて観たという。
だって来週には突如、終わってるかもしれないやん。

ゆうても過度な期待はしないで観に行ったのは、あまりにも情報がなさすぎで、宇宙パトロールルル子的な小さい作品だと思ったゆえ。
しかし、じっさい観たらかなり濃い内容でした。
おそらくテレビアニメ13話ぶんくらいの内容ではないだろうか。
ギュッと詰め込んだ感じ。

まあでも、TRIGGERと澤野弘之という組み合わせで、他のスタッフもアニメに詳しくない自分がみても「いつもの」面々で。
だもんでキルラキルやグレンラガンの再放送を観ているくらいの感動度合いでしたw
まあそれでじゅうぶん満足度が高いんですけどね、「観たこともないアニメ」ではないという。

ちな、観ていて驚いたのはテクスチャをほとんど使っていないという。
いちおー予告編などで薄々感づいていたけど、映画館で観るとハッキリするわ、質感のピクチャーを貼り付けていないってわけで、おそらく予算が関係しているのではないだろうか。 低予算で、二時間近いフルの物語を語るのだから、どこかで切り詰めないと、という英断か。
うーんわかりやすく言うと、背景までセル画で描いたアニメみたいなもんだが、いちおう3DCGで、まあ過去に例がないわけでもないっちゅーか、ひとつの技法なんですよ、古くはゲームでも見かけたし。
しかし腕が問われるってことでもあり、よくやったなあとは思う。

ま、それでもキルラキルやリトルウィッチアカデミアみたいな、通常の背景とセルアニメの組み合わせが有り難いかな正直。
ちなセルアニメゆうたが、厳密にはセルアニメ風ってことで、いまはすべてデジタルアニメでしょうたぶん。 少なくともTRIGGER作品に本物のセルが使われたことはないはず。 サザエさんでさえ数年前にデジタル化したっていうし。
TRIGGERメイキングシーンとかちょくちょくみるが、セルなどはないのはもちろん、キルラキルでさえ多分に3DCG使われているのに驚いたりする。 アクションシーンにさり気なく混ざっているんです、3Dはいっつもサンジゲンが担当だっけ、セルアニメ風得意なんだから今回も・・・とは思う。


しかし背景までテクスチャを貼らないとなると、逆に画力が問われますね、やっぱりTRIGGERは作画レベル高い集団なんでしょう。
錆びついた鉄格子とか、セル画風の描き方で表現するわけで、けっこー無茶してますが、うまくいったようです。
あとは・・・なんか2000年代に入ってから、3DCGがアニメに取り入られるようになってきたやん、そのさいに炎や水がゲーム画面みたいに薄っぺらなんだよね、ガスコンロの弱火ていどの火力しか感じられなくて。
実は今でも、けっこうありがち。(テレビアニメでは)
そこんとこ、炎などをひとつのオブジェクト、あるいは「ブツ」として描けるってのはTRIGGERの強みだよね。 キルラキルもリトルウィッチアカデミアも。 今回のプロメアも炎はシッカリ描いていて、まあアニメ映画はそうでないとね、ということでもあるんだけど。

でもって、内容的には既視感の連続ですねw まあ昔からそーゆーもんですアニメって。
「本流ではないが注目すべき歴代のアニメスタジオ」としてみっつ、タツノコプロとガイナックスとTRIGGERを挙げたいとこですが、タツノコプロだって「作風」があるわけで、またガイナックスでいうと新世紀エヴァンゲリオンもふしぎの海のナディアを観た人ならソックリな作風に思えることですし。
今回のプロメアもそゆこと。

つまりグレンラガン、キルラキル、それを足して二で割ったような雰囲気になるわけで。
まず、予告編で主人公のガロみた人は誰でも「カミナ?」と思うはず。 似たような性格で、似たような髪の毛の色合いで、いちおうカミナはパッチリとしたタレ目に鷲鼻、シャクレ顔のイケメンという、独特の顔なんだけどオーラはソックリです。 (※:さっき確認したがカミナの顔、通常作画では鷲鼻はフツーに端正な鼻、シャクレ顔もちょい尖ってるだけで、要は作画がノッてきたときのデフォルメと判明。 逆にふだんのタレ目は気合で釣り上がるという)
あと、プロメアみて誰でも怪しいと思うクレイは、細目を開けたらほとんど蟇郡苛(がまごおり・いら)やん。


あ、クレイがなんか怪しいという話だけど、ネタバレ自粛とか必要なさげなんでハッキリ書きました。
映画をみるときは事前情報をなるべく断ち切って観に行くのですが、それが理由で観ないようにしていたロング予告編第二弾をさっき観たら、クレイの件は隠す必要ないとわかったので。
つか最新の予告編で内容はだいたいわかりますね、想像以上に濃いストーリーだと判明したってことでしょう。

キルラキルの蛇崩乃音のボイスやほとんどグレンラガンみたいなアレとか、ホント既視感ですね、まあサービス精神ってことです。
余談ながらむっちゃ強キャラのヴァルカンが、スーツを脱ぐと痩せっぽちの弱キャラにというのは意外性というかなんというかw
あ、これこそネタバレですな。 でもいいか些事だし。

プロメアというタイトルの意味を考えたばあい、やっぱり印象的で楽しめる映画ですねこれは。
最後の、爆発する地球を救う方法も、TRIGGERらしいし。

予告編でネタバレといったクレイの件も、彼の考えを知るとくっそ熱いですし。
まあ天元突破グレンラガンの、アークグレンラガン篇と同じといやそーなんですが。

でもって、アクションシーンも一部公開されているように、活劇はあまりにも目まぐるしくて、たいていのスピードについていけるアニメ慣れした自分でも追いつかないところもありますねw
そのテンションで二時間近いのだから、とにかく見ごたえがあって。

いやーもいっかい、観に行きたいですが、さすがにゴジラが予定に入っていて、ヒマがなさそ。

というわけで。

「いつものTRIGGER」だけに新しさはなくても満足度が非常に高いという。
集大成ともいえる。
あいや、いつものTRIGGERが観たいって気分のばあい、コレはサイコーかも。

そんな感想ですた。


●今年のアニメ映画予告編


えっとプロメアを観に行ったとき、上映前にかかったやつね。

確か、天気の子、海獣の子供、きみと、波にのれたら・・・だったな確か。
きみとな(←スゲえテキトーな略)は湯浅監督ですね、いま調べたら。  夜明け告げるルーのうた、ですね。 CMで知ってる。
たしかリトルウィッチアカデミアの放送時にやってたんだよな、記憶が正しければ。
しかしルーのCMもだけど、このたぐい昔っから下手ですね。 だもんで観る気がしない。
広告代理店はそうなんですよ、たぶん80年代から劇場用アニメとか素材に勝手な作品を造る集団となって・・・まあ自分の思い込みだが。
ただベイマックスを、間違えた予告編つくった前科があって。

ただ、広告代理店は別として、どっかでルーのあらすじ読んだけど、やっぱ食指が動かんわ。 またネット上、事前の書き込みは「ポニョか」という意見が多かったと記憶している。 うんそう思うよね誰でも。
だからきみと、波にのれたらもあまり興味がわかないが、ただ予告編でみるかぎり映像はいいよね。
ちゃんと個性的な絵になっているし。

で、海獣の子供ですか、ずいぶん前から噂は聞いてるような。
誰の作品やろ、まあ知らない人でしょうねたぶん。
これまた広告代理店の罪なのだろうが、予告編みてもあまり気が乗らない。 なんの話だろう、というくらい。
しかし映像はいいですね、デジタル時代のいま、こんだけ描き込むってなかなか良くね? という。

そして新海誠監督だっけ、天気の子。
また奇跡系なのだろうか、タイトルからすると。 つか新海誠監督の前作ってなんだっけ。
と思ってぐぐったら君の名は。でした。 ああこの人だったかと来歴をみてびっくり。 他に観てないんだこの人の映画。
なーんか名前だけ脳内登録されて、でも君の名は。しか観てないという。
しかし、後述するが映像は素晴らしい。


そーいや細田監督でさえ、バケモノの子は観てないし、昨今のアニメ映画攻勢は無自覚なまま華麗にスルーしているようです。
なんだか気持ちが動かないですね、新しいアニメ映画が出てきても。
つまり今回、予告編でみた三本もたぶん観に行かない。
君の名は。だって正月元旦映画の日に、なんか観たい、と思ったらSF系洋画も怪獣映画もなくて仕方なく観たみたいな。
あいや観て損はないものだったが、ムリに劇場に足を運ぶほどでもない、という立ち位置みたいな。

なんでそうなのか、自分は何を観たいのか、と思ったが。
そもそもそーゆー「自分探し」するアニメは、もう十年以上前に飽きていることに最近気づいて。
自分探しアニメなんて考えれば、80年代終わり頃から近年まで、三十年くらいの短い・・・短くもねえか、まあ流行だし。
本来的なアニメはやっぱ他人探しやろ。
しかも映画、ドラマとして、物語として、面白いのは戦う話やん。
戦うっつーか、活劇だよね推理ふくめて。 だから探偵もの刑事ものは未だに楽しめる。
なんか真実などをほじくり返すために活動する、それが面白い。

そうなると、やっぱプロメアをあわてて観に行ったのは必然ですね。
暑苦しい男が火消しに奔走する、という話なのは予告で明らかだから。
まあ消防士がいちばん燃えているってダメだろそれw とは思うけど。
キルラキルだって極限までダサいヤンキーが夜露死苦みたいな技名で叫んでいるのが良いので、プロメアもこれでいいのだ、ってか。
笑いの炎で世界を焼き尽くす、けっこうなことではないか、と観たあとに述懐する。


元をたどれば、予告編が良かったってことですねプロメア。
むろんスタジオTRIGGERと澤野弘之音楽、という組み合わせに惹かれたのも事実だが、予告編がショボかったら観ないもん。
あー・・あとは、「いい話」を描こうとしている雰囲気が予告編に出ると、やっぱ放置する傾向あるね。
さっきも言ったけどベイマックスが好例で、本来は「ベイマァァァックス!!」という感じの作品なのに「ベイマックスぅ〜」みたいな予告編になって台無しやん。 でもっていい話系ってジャンルとして定着したようで、でもダメなんだよね基本的に。 アニメをあまり観ない方だけど、まあ一般人からすると観ている方なのかな、今はゲゲゲの鬼太郎第六期やっとるが、いい話系はやっぱ面白くないよね。
水木しげる先生のイチバンお気に入りキャラがねずみ男だという点を考えても、ダメな話のほうが楽しいのは間違いないかと。

まあ「いい話系が期待薄」とか言い出すと、昨今のアニメ映画はほぼ全滅なんですが・・・。

ちなプロメアは、やーっぱりセルシェードだけみたいな絵が残念で、そう思うとこれから上映の作品群は映像がいいね。
それぞれ良さげで個性的、海獣の子供とかムリに描いたような感じが見応えあったし。
でもって天気の子。
映像がなーんかpixivみたいなんだよね知らん人には意味不明だけど。
イラスト投稿のpixivってあるやん、あれには上級者の、いわゆる「良い絵」が多数あるけど、そんな風な。 もとはと言えば、アニメの背景っぽく描いた風景画とかなんだよね、それが昇華されて独特の雰囲気を出すようになって。
今回、天気の子の予告編はそんな感じです。
まー背景美術はホント、80年代からエラく進歩した部分ですね、86年のラピュタと89年の魔女宅を比較してもだいぶん違う。
それだけにプロメアは惜しいというのは何度も書いた気がするが、ホントそう略してほんそう。

いやー君の名は。だと観ている間ずっと「アニメで何がやりたいんだろう」という疑問符が頭の上で踊りまくりでしたが、たぶん一皮むけたんでしょうね新海監督。 まあ過去の作品知らんから・・逆にもとの作風になった可能性もあるわけだが。
まあともかく、今回の天気の子では「実写ドラマでやれば?」ということにはならんかと。 たぶん。

という感想ですが。

なんかここまで書いて、出てきたタイトルに引っかかるものがあるような。
バケモノの子、海獣の子供、天気の子・・・・売れる映画タイトルの法則でもあるのだろうか。

まあいいや、雑談でした。


●もいちど観たい

なんか「最近観た映画」という項目で、左様にタイトルと感想や雑記を綴るのがホントーなんだけど。
まあいいや、後になって思ったことをここで書きます。

プロメアです、なーんかネット上にOSTつまり劇伴、要はBGMが出回っていて。
うーん、いづれ中古で買おうかなというのが正しい手順で、聴いちゃ悪いと思いつつ、ついつい。
また早くも主題歌の「歌ってみた」も登場、
主題歌は「覚醒」とゆうタイトルで劇中でマッドバーニッシュが登場するシーンで使われました。
ちな主題歌はオリジナル・サウンドトラックには含まれないそうで、要は別売りになるとのこと。


こうなると、また観たいなという気持ちがわいてきて。
むろん澤野弘之楽曲はサイコーですよ、でも基本的に今のアニメ音楽において、ハズレはないんで「フツーに好き」というくらい。
しかしアニメってのはスタッフ一同のアンサンブルなわけで・・・あ、思わず出た言葉ですが、ちょい不安ゆえぐぐりました、結論として使い方間違ってないですアンサンブルという単語。

だからアニメを観てしまってから、「ああ劇中の、あのシーンの曲だ」みたいに好きになるわけで。
やっぱ曲だけじゃ営業力ないっすよね、シーンと組み合わせでより強烈に印象づける効果があるもんです。
ともあれ、曲の方もやっぱりというか、より好きになってきて。
そうなると、曲の魅力とアニメの魅力が重なって、「もいちど観たい」となる次第。
観る前は情報シャットアウトしていたが、観たあとはYouTubeの予告編とか観まくりですしね、頭に反響してます。

主題歌は、できれば買いたいところですが、他の曲と抱き合わせ販売というw
iTunesストアでそうなっとるんです。 まあCDの半額だからそれでもお買い得か。
例のシーンで使われた記憶・・というより新予告編で何度も観れますけどねそこだけ。
むげ〜んの〜プロメアに〜♪
って、それはベターマンか(テロメアをプロメアにしただけの替え歌)。 まあとにかく、主題歌はいい曲でし。
例の歌ってみたで歌詞は判明しているのですが、どこの言語か、あるいはテキトーなのか、そこだけ澤野弘之っぽいセンスですね。
主題歌担当はスーパーフライとかいうユニットなんだけど、つまり両者似ている(変わり者同士?)ので劇中でも違和感ないみたいな。


とにかく繰り返し、楽曲を聴いて、なんかハマりました。
まあ良くないんですけどね、CD売ってるのにタダ聴きは。
だもんで建前として公式の試聴用ダイジェストPVを聴いていた、ということにします。
フルで違法アップロードされてる? へーそーなんだー知らなかったーみたいな。
ちなみにプロメアのオリジナル・サウンドトラック、港北シネマコンプレックスの売店にはなかったと思う。 つかプロメアグッズ、あったっけ・・・ゴジラでさえ缶ペンケース的な、あまり欲しくないようなものばかりな希ガス。
空母いぶき関連なのかな、プラモデルは良いね。 そーゆーマニアックなブツなら欲しいが、高いと買わんし。

ちなみに「こんな面白いアニメ映画、世間的にはどなんや」と気になり、YouTubeで複数の解説動画を観たりして。
やっぱアニメ好きには響くものがあるんでしょうね、みんな熱く語っておりますが。
うーんでも、トークがボソボソしているのが多いなあ、という印象でして。
もっとくっそ熱く解説ほしいもんだと思ったら、ありました。


キレイな人ですね、それも驚きだが、まあ天元突破グレンラガンの大ファンってことで、コイツがイチバン熱かったw
手ぶり身ぶりで言いたいことぶちまけるようなのが聴きたかったので、この解説動画はオススメ級。
ひるがえって男子、もっと無駄に燃えなさいよ、と改めて思う。
あ、この動画↑ で判明したのだが、売店にグッズがないのは売り切れだからだそうです。
イオンシネマにも置いてあったのかな元々。 サントラもショーケースにあったのかもしれんが、まあいいや。



と、そんなわけです。

炎に〜抱かれながら〜目覚めの〜墓標目指す〜♪



●劇場版 天元突破グレンラガン-螺巌篇


いちおう、劇場で観たことのある作品で、なんかプロメア公開記念で紅蓮篇/螺巌篇を無料配信という、GyaO!の粋な・・・まあ一週間ていどみたいだけど、そんな感じですはい。

何度も繰り返し、天元突破グレンラガンはスゴいと褒めているけど、劇場版は違うと思いました。
だもんでテレビ放送しても観なかったし、今回は久しぶりの視聴。

うーんでも、紅蓮篇はまだ良かったかもしれないね、螺巌篇はかなりヘンです。
大雑把に2クール、つまり映画が前後二作なんで1クールをダイジェストにしなくてはならず・・・本編が一話20分だとすると、260分くらいか、それを削って映画尺(126分だってさ、あんがい大作です)にするんだけど。
問題なのは、天元突破グレンラガンって超展開が売りみたいに思われているけど、実はケッコー丁寧にドラマを積み重ねた作品で。
展開が速くて丁寧つまり削るところなんてないんです。

それを削るもんだから、ストーリーは変わってヘンです、間違いなくヘンです。
はじめてグレンラガンを観る人が、この劇場版から入らないことを祈るばかり。
またすべてのシーンで意味が消失して・・・いますべてって言ったけど、だからイチイチ例をあげるとキリがないわけで、しかし説明しないと話がわからんので、ひとつ取り上げると。

地球脱出のさい、上空で待ち構えていたアンチスパイラルの部隊と戦うグラパールが、鉄砲をもってましたよね。 アレはバリアー弾というものが開発されたために実現したライフルみたいなもんで、それができるまではアンチスパイラルの兵器、ムガンとは戦えなかったんです。
だーかーら、絶望なんですよ、戦うこともできない強敵。 かろうじてバリアー弾が開発されたけど、月の衝突から脱出するために上空へ出たところ、こんどはバリアー弾装備したグラパール隊でもどーにもならんほどの数の暴力。
絶望に次ぐ絶望、というシーンなんだけど。


バリアー弾開発のシークエンスがぜーんぶカットされているため、地球上空の戦いはかなり意味不明に。
いやわかるよ、ストーリーはわかるよ、でも島本和彦先生ならなんていうかね、ストーリーが伝わっても絶望感が伝わらねば、ダメじゃん、とか言ってくれそうな気がする。

終始、そんな感じなんです劇場版は。
あとはアレだな、ストーリーが変更になったため、生き残ったヤツが多いのだが。
うーん、いいのだろうか。 大グレン団のみんながケッコー元気に生存してます。
キャラが生きてていいじゃん、などという問題じゃない、バトルにおいてキャラの生き死にはミッションの困難さを表すものであって。
当たり前過ぎて口にするのもバカバカしいが、死ぬほどのことじゃないなら生命を懸ける必要などなく。
要は熱さが目減りするとゆー。

あ、それとアニメ史上に残したい名曲、"Libera me" from hellってのがあって・・・・テレビ版だと最後の三話で一度づつ使われたんですが、今回ダイジェストになってるので繰り返すわけにもいかず・・・だいたい紅蓮篇のオープニングで使っちゃったしね。
ピアノではじまりオペラとラップを融合させたこの曲は、私は間違いなくサイコーの名曲だと思ってます。 でも劇場版で何度も使えない。
該当シーンは別な曲で代用、おかげで演出的にも最強カードを失効して目減りしてます。
テレビ版とは違った良さが・・・などということはないっす。 目減りしてます。
明らかに演出が、もうハッキリ言うけど「悪く」なっとりますはい。
ダイジェストするのに必死、としか見えません。


いやーハッキリ言っちゃったんで、もーぶっちゃけます。
お願いだからグレンラガン未体験の人、この映画から入らないでください!
観ちゃった人、なんかイマひとつと感じた方々、頼むから、お願いだからテレビ版オリジナルを観てください!
違うんですよ演出が、コレは本来的なグレンラガンじゃないんで、とにかくテレビ版をバンダイチャンネルでもHULUでもいいから、観てください。
と主張。

なるほどね、プロメアのウリ文句に「今石洋之監督と脚本家の中島かずきが再び」というのがあって、このコンビでは初の劇場アニメとされているが、劇場版天元突破グレンラガンはカウントされないんですね。
そらそうだ、と思う。

映像的には新作カットで、けっこう見応えなんですけどね、内容的には・・・。
いつだったかTHE NEXT GENERATIONパトレイバー 首都決戦を映画館でみて「なんじゃこりゃ」と低評価だったのが、後にHULUで再視聴したら「最初思ったよりいいじゃん」と意見をかえたことがあって。
映画館で観たときは何やっとんだ押井監督みたいなのが、改めるとけっこう手堅くまとめてるように思った次第。

だから今回、劇場の天元突破グレンラガンもそうなるかなと期待したが、なりませんでした。
最初に劇場でみた意見はかわらず、やっぱりダメだな・・・ということです。

という正直な感想。
むろん、テレビ版のオリジナルが素晴らしすぎた、というのもあるんでしょうね。


●覚醒/Superfly


なんかもう「最近観た映画」という題目カンケーなくなってるけど。

プロメアの主題歌です、覚醒がタイトルでSuperflyがアーティスト名。
苦情というほどでもないが、ちょい問題点を書いときます。
先にも書いたように、プロメアの音楽は澤野弘之、そのせいか楽曲が話題になっとりますね。 iTunesストアではそれほど大ヒット映画でもないのにサントラが売上二位になってたり、YouTubeでは違法アップロードが山のように。
今日も録画した進撃の巨人Season3.2とキルラキル再放送をみたんで澤野漬けですね最近は。
まあYouTubeのプロメア楽曲は、可能な限り聴かないようにしてるんですけどね、いづれ買うかもだし。

そんな大人気のプロメア曲ですが、主題歌の覚醒は6月12日だってさ、三週間も遅れているんよ映画公開より。
待ちきれない大勢がYouTubeの「歌ってみた」に押しかけ、「りえうた」というチャンネルはそのため「覚醒歌ってみた」だけ11万再生・・・数日前は7万だったような気もするが、そんな感じ。 YouTubeチャンネルが増えたため、どの動画も二桁再生とかフツーにあるし、りえうたチャンネルもそうなんだけど、この曲だけ桁がえらく違うw


そのくらい待ちぼうけなんですわ、プロメア主題歌って。
先に書いたと書いたが、オリジナル・サウンドトラックには主題歌、含まれません。
すなわち別売りなんですが、それが三週間も放置とか酷くねw
そして肝心の主題歌「覚醒」は、別な曲と抱き合わせ販売。 これも前に書いたとおり。

まあ予約しちゃいましたよ、聴きたいから。
しかしねー、まあ聴くがわとしては別にいいんだけど、ビジネスとしてどうなんだろうねという批判。
映画公開より先に、出るべきじゃないのかこーゆー主題歌って。
あまりよく覚えていないんだけど、LPであれCDであれ、多くの映画音楽は公開前にレコード屋さんに置いてあるってイメージある。

とまあ、そんだけの話なんですが。
ま、抱き合わせ販売ゆうてもダウンロードならアナログ盤シングルディスクの時代と同じくらいなんで、そこはまあいいや。

という雑談。


●奇跡の丘


GyaO!の映画で、サムネール画像が十字架キリストなんで視聴。

イエス・キリスト映画はぜんぶ観たいですね可能なら。
サムネでわかったんだけど白黒映画。 しかしミョーに品質は良く、またクレジットみると一発でイタリア映画とわかる。
アルファベットだけど英語ではない、というとスペイン語やドイツ語の可能性もあるんだけど、名前の響きでイタリアと推察した次第。

まあイタリアなら、本来の舞台にわりと近いよねアメリカに比べりゃ。 またイギリスやドイツよりも近い上に、気候も似ているというか、東ヨーロッパよりはずっと温暖なので雰囲気が遠くはない、という。
もちろん中東やアフリカで撮れるなら、それがイチバンいいのだが・・・。

内容的には、まだ途中までなんだけど、最初は女性の顔ドアップという出落ちみたいなセリフ無しシーン。
無言女性と去ってゆく男、ということで、まあキリスト映画たくさん観た自分には意味がわかるんだけど、聖書の類をあまり知らない人にはサッパリでしょうね。
かように、けっこー「新約聖書、読んどるよね、よね」という前提で話すすめてるみたいな。

ま、むろん知ってりゃ楽しめますよ。
忠臣蔵なんかと同じで、演目は決まってるんで、あとはバリエーションを楽しむという方式です。
今回はたぶんイタリア映画ってことで、これまでのアメリカやイギリスの作品とは一味違うのが面白い。
まず、イエス・キリストはスゲえイケメンですが、眉毛がおかしいw 濃い上につながっとるやんww 真ん中剃ればすむ話なのにwww
まーイエス本人が顔出しする系ってことですね、ガチなキリスト映画では恐れ多いと思ったのか、御姿を映さないってのあるから。

ちなイエスさん、なーんかミョーに今風で、白黒映画なのにヘンですねそこは。
つか映像がクリアで、もしかして80年代とかに撮影されて、古代パレスチナのカラーデザインとかわかんないから白黒映画にしたのでは。
まあいいや、他にも洗礼者ヨハネが一味違うっつーか、通常、ヨハネは逞しいワイルド系俳優を使うもんです。
例えばチャールトン・ヘストンとか・・・それが今回、わりとフツーだったりして。
なんでワイルド系俳優なのかというと、原作もとい新約聖書の福音書でヨハネは「郊外で行をしている」つまり野外活動しているような描かれ方で、洗礼も川の水を使います。 あとはラクダの革をまとい、革のベルトをして、野いちごや蜜を食していた、という記述が福音書にあるんで、それがワイルド系のイメージ元になってるんでしょうね。
とにかくイエス・キリストよりデカくてヒゲボーボーなのが定番なのに、今回は普通の人でした。

イスカリオテのユダはどーだっけ・・・これまた「恒例の」ユダは、痩身でギョロ目というか、キョドキョドした眼差しの俳優さんが演じるもんです、目が細いとか肥えているユダはあまりいないと思う。
それも福音書で「後にイエスを裏切ることになる」と書かれているので、心が弱そうな俳優さんを選ぶんでしょうね。

キリスト映画の演目はいろいろありますが、説教のシーンは各作品、工夫されています。
今回はむろん、山に人を集めて語るシーンはじめ、様々な説法は例えば、弟子たちをゾロゾロ引き連れたイエスが、時々振り返りながら語るとか、昼、夜、暖を囲む者たちに話しかけるとか、バリエーション豊富なのだが・・・そこまで説法を詰め込まんでもよくね?


奇跡のシーンはわりとアッサリですね。 パンと魚を増やすのは、カットがかわると増えてるとか、重い病人を救うのも、特殊メイクでハロウィンみたいになってる人が次のカットで普通の顔になってるとか、アッサリすぎてここはちょい、つまんないですね。
水の上を歩くエピソードは、見本になるのが「サン・オブ・ゴッド」ですかね、弟子のひとりが自分も歩こうとして、でも一瞬だけ水に立ったあとにドボンとしずみ、イエスが手を差し伸べながら「なぜ疑った」という・・まあサン・オブ・ゴッドは新しい映画なんで、そら演出は冴えてるでしょう。
今回の該当シーンは、歩こうと舟から出た次の瞬間にはもう水の中で、すぐにイエスが手を差し伸べて・・もう撮影の裏事情が読み取れちゃうんです。 つまりボートの上で撮影するから、多彩なカメラワークができず、よってカット割りも単純になっちゃった、という。

サン・オブ・ゴッドの話が出たんで、キリスト映画の超大雑把な歴史を語ると。
なんか昔のキリスト映画って、確証はないんだけどキリスト教徒が撮ったような作品でして、キリスト教徒って我々仏教徒や他の人々からみると、「深刻ぶるのが好きな連中」なんです。 だもんで旧いキリスト映画ほどおごそかで、真剣な面持ちで、真面目だったりする。
それが近年までの研究で「ナザレのイエス」が解明されてきたんで、サン・オブ・ゴッド・・2015年だっけ? 新しい映画ではそれに基づいたキャラクター設計がされているわけで。
つまりイエスはもっと朗らかで明るく楽しく、また魚をモグモグとよく食う男だったという。

今回の「奇跡の丘」は先程80年代かもと推測したけど、もーひとつ根拠があって、日がかわるたび変化するイエスの髪型が、なんか80年代のMTVみたいで現代っぽいんです。 コレが90年代以降だったら、逆に時代考証に気を使うやん。
とにかく80年代と思われる映画なんですが、やっぱり雰囲気はおごそか系です。
さっき言ったように、最新の研究ではイエスは明るく楽しかったため、人が集まったという仮説があり、また自分の考えですが、そーとーイケメンだったので女性人気があったのではないかなと。
この「イケメン」部分だけは多くのキリスト映画は踏襲してますな。

ちなイチバン普遍的なキリスト映画は多分アレですね。
原題がよくわからんのだが、JesusFilmという名で、YouTubeはじめいろんなとこで多言語で無料配布されているのがあって。
元は1979年の商業映画だっけ、たぶん宗教団体が買い取って無料公開してるんでしょうね、多言語翻訳して。
ネットにさえつながれば誰でも、いつでも観れるんで、コレが普遍的キリスト映画であると思ってます。
また、かなり良い出来ですねこの作品は。

ただしこのJesusFilm、解像度は非常に低いです。
ネット環境が充実していない(遅い)場所、高価なPCがない家庭でもなんとか再生できるよう、かようなことになっているのでは。
まあ余談だけど。

 ↑英語版

キリスト映画の楽しみに、時代考証などがありますね。
むろん当時のパレスチナとか、じっさいよくわからんのですが、そこに想像力がはたらくわけで。
衣装もそうですが、もっと根本的なのは誰を配役するかでしょう、昔からこーゆー古代劇はハリウッドでも、なるべき俳優さんが日に焼けたりドーラン塗ったりして、少しは浅黒くなり、髪の毛は黒髪とは言わないまでも濃く染めるもんです。
古代ギリシャ、古代ローマ、古代エジプト、いづれもそうで、ヨーロッパも中東も北アフリカも、みんなそうだったから。

とーぜんイエス・キリストもそうだったはずで、まあ今回の奇跡の丘はたぶんイタリア映画なんで、じゃっかんラテン人の顔でしょう、イケメンだが長身すぎず、髪の毛も染めてそれっぽくしている様子。
かなり無謀な昔映画だと、どーみても金髪碧眼のゲルマン人みたいなのがイエスを演じたりしたもんですがw
なんにせよ、奇跡の丘がイタリア映画ならイスラエルとはそれほど(ノルウェーやスウェーデンほどには)遠くないので、顔も近い。
いやイタリア人と中東じゃだいぶん違うが、日本人が演じるほどには不自然にならないってことで。
ただし、天使だけむっちゃ碧眼ですね、白黒映画でもハッキリわかるほど。
まあ青い目はゲルマンなど北ヨーロッパ特有ではなく、ヨーロッパか中東で五万年ほど前に発生した遺伝らしいので、不自然じゃないけど、少なくともユダヤ人っぽくないとこの映画では語るわけで。
まあ当のユダヤ人も天使が自分たちと同じ民族とは思っていないだろうから、別にいいのか。

 ↑ガブリエルあったけど、なんとなくミカエル貼った

スゲえ余談だが、いつもの演目、いつものセリフで「お前たちを人を獲る漁師にしてあげよう」が、今回の字幕では「人をすなどる漁師に」となっていて、ああスナドるってそーゆー意味かとはじめて知った。
じゃあスナドリネコやスナドリクジラって漁をする動物ってことかなるほど。

もひとつ、いつものセリフ篇だけど、人を治療するたびイエスが「このことは誰にも言わないように」ってとこ。
その後を描いた映画ってあまりないですね。 言うなっつーのに治った人々は喜んで皆に語るもんだから、評判をきいた人々が殺到して、イエスは困ったことになるというのが福音書の物語だと記憶しているのだが。
それが理由で舟で湖に逃げ出した、という説もあり。
今回、奇跡の丘でもその後は語られてないと思う。

●最後まで観た

いやーこれはw
けっこー酷い部類かもww
まず気になるのは、無言の劇ですかね、これまたけっこう新しい映画なのではと思わせる部分で、要はテレビドラマというものが出来てから、映画がより意識したものなんです。 テレビドラマって意図的に、セリフで何もかも説明する方式をとっていて、いわゆる「ながら族」家事をしながらテレビドラマ観るような主婦にでも伝わるよう、セリフが重要なわけで。 つまり演出の意識が低いわけではなく、そんなシステムらしい。
すると映画屋は「あんな演出は許せん!」と対抗意識を無駄に燃やすわけでして。

この奇跡の丘では、そんな無言の芝居が多く、でもなーんか芸術家気取ってるな、っつー雰囲気ですはい。

それと、おごそか雰囲気の暴走、イタリア映画らしいのだが、やってることはほとんどゲルマン人ですね、考え方が。
おまいらラテン魂でキリスト映画やってみろよ、と思わずにいられない。
これは今、ドキュメンタリーなどでナザレのイエス実像が浮き彫りになってきたってのも関係して。
要は古臭いんですよ、おごそか〜なキリスト映画とか。
先述したようにサン・オブ・ゴッドがイチバン近いですね、最新の解釈に。


あとは、取ってつけたような福音書要素。
他の福音書映画も似たようなもんですが、とにかく新約聖書に書いてあるセリフを詰め込むのに必死。
もうツギハギのように、手当たり次第、「御言葉」を並べているみたいな。
シーンの整合性とか最初からなくて、最後はもう早口で言葉をまくしたてるような・・・この奇跡の丘は特に酷い。

いろいろあるけど、最後はとりま福音書の内容について。
福音書は読んだっつーか、YouTubeに機械朗読とかいっぱいあるんで、正確には「普段からよく聴いている」という。
ラジオ代わりに流していることが多く、なんつてもよく眠れるよ。 トム・ソーヤの冒険で教会の説教を聴くと眠くなる、という場面がヒントとなって、かように睡眠導入音源にしてるわけで。 いやそれはともかく、福音書はよく把握している。

だから違和感があればすぐわかるんだけど、奇跡の丘は「こんな台詞あったっけ」というのが所々に。
それと、例えばクライマックス恒例のゴルゴダの丘では、逆に何か足りなくて。

要するに、福音書映画としてイマひとつって感じ。

しかしやっぱ、キリスト映画って面白いわ。
先に書いたように、決まった演目があるんで、他との対比もたやすいわけで。
日露戦争とイエス・キリスト伝記、このふたつは個人的にサイコーの演目です。
「あ、今回の東郷平八郎役は渡哲也さんだ・・・えっ島村参謀が舘ひろしってw 石原艦隊かww」みたいに、自分の中で盛り上がります。
イエス・キリストのばあい、まあ知らない俳優さんばかりですが。

という感じで。
またまた福音書映画をひとつコンプリートみたいな。



●劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇


うーんやっぱ観ちゃいました。
GyaO!で期間限定の動画。

グレンラガンは好きなので、わざわざ映画館で観たんだけど、その時以来、テレビ放送しても観ないというのは螺巌篇と同じ。
だから十年ぶりくらいなのかな、よくわからんが。

で、先に螺巌篇よりは問題がないみたいに書いたけど、逆にコッチはダイジェスト感がスゴいことに。
何もかも端折らないと進まないっつーか、なんで映画二本でグレンラガンの26話をカバーしようと思ったやら。
新しい物語を執筆する時間がないのはわかるが、だったらムリに映画にしなくてもと思う。 まあ制作会社とかの都合もあるんでしょう。
またグレンラガンって意外や意外、綿密に練られたストーリーで、何話と何話の間にもひとつエピソードこしらえるってのが出来なくて。
だったらなおさら、無駄のないドラマを映画に短縮は無謀なのだが・・・・。

ちな計算されているってことだけど、それはアニメにおいて褒めゼリフです。
要はみんなが悩んで、打ち合わせを重ねて、よっく練り上げたってことだから。
天空の城ラピュタのロマンアルバムというのがあって、映画公開直後に隅々まで読みふけったもんですが、内容は完全に忘れているものの当時、理解したことは「百のアイデアを出して採用されるのはひとつというくらい、練られている」ということ。
よく出来たアニメってそーゆーもんです。
二十年くらい前のメガヒット曲が、リサーチしてよく売れるフレーズを研究して、市場を分析して計算して楽曲つくった、というのとは意味合いが違ってくる。
あいや、それやってるアニメもあるらしく、今現在のヒットはそれでつかめるんでしょうけどね。

時間が経過しても印象に残る作品は、どちらかっつーと造り手がやりたいことをやっている系なわけで。
グレンラガンもそうなんでしょうね、おそらく。
同時に放送していたのは機神大戦ギガンティック・フォーミュラで、こちらは結果的に裏番組ってことになりましたね、後世の記憶にて。
ギガンティック・フォーミュラは各要素を分析すると、どうもライトノベルっぽいのを作ろう! という狙いだったようだが、スタッフがブレブレで、やっぱり本格的なSF要素もやりたいと欲張ってああなったのでは。
決して、つまらない作品ではないし、むしろよく出来ているくらいなのだが、グレンラガンと比べると薄い。


えーっと何の話だっけ。
油断すると、どんどん脱線する。

紅蓮篇でしたね。
うん、やっぱり端折り方酷いw うまくまとめてるけど酷いww
例えば冒頭のジーハ村(だっけ)のシーンはいろいろカットされすぎて、そうなるとはじめて地上に出たときのインパクトが薄くなるという。
いやあ第一話で、カミナとシモンが地上の風景を見渡すシーンが感動すぎて、滝のようにだばあって号泣したもんだぜ、嘘だけど。
それが映画ではそれほどでもなくて。
そりゃあそうだよね、相応の時間を計算して、とことん追求した演出が、映画で仕切り直しだもん、演出タイミングがあわないんだよ。
あともうひとつ、気になったのは声優さんの演技で・・・。

まあありがちなんだけど、後になって再収録したほうが、感動薄いっていうパターン。
やっぱり、テレビアニメの収録のため集まっていたときのほうが、うまくいくのだろうか。
作品への理解度でいえば、あとの方が上なのが当たり前なんだけど、なんだろうね。

それ系でスゲえ印象深いのが、今川版ジャイアントロボで、フォーグラー博士が陰にこもったものすごいオーラで「復讐だ・・・・」と言い放つシーン。 それが確か第一話で、後々あらすじでシーンをダイジェスト、あるいは場面を回想するんだけど、当時のフィルム編集すればいいのに音声再収録となり。
結果、フォーグラー博士の声は「復讐ダー」みたいな、魂の抜けた感じに・・・。


他にも1999年に再収録されたパトレイバーの劇場版というのもあるけど、このwikiで何度か語ったと思うんで割愛。
新しい機材でサウンドリニューアルしたかったようだけど、声優陣が当時の気持ち、忘れちゃった様子とだけ記す。
要は、あとから同じシーンを再収録したばあい、あんがいうまくいかないってことが多い。
そして、グレンラガンの劇場版も、まんまそのパターンという。
たぶん、興行側が「テレビアニメのデジタルフィルムあるんだから、安く速くできるっしょ」という感じで、じゅーぶんな予算と時間を与えなかったのが原因ではないかとニラんでいる。

かように、気の抜けた感じになった劇場版だけど。
まあでも、紅蓮篇にはアレがあるからな、ラストの怒涛展開。
それだってテレビ版本編に比べりゃ薄味なんだけど、ビジュアル的には豪華だよね、そこは評価したい。
また四天王のダイガンが合体してドテンカイザンとか、出し惜しみない姿勢も同じく評価。

まあしかし、劇場に足を運んだ当時から、意見はかわりません。
やっぱグレンラガンは、テレビ版に限る。
という。

そんな感想。


●プロメア補足


も一回観てきたため、だいぶん脳内が整頓された。
正直言うと、一度目はアタマがついていけなかったw 二度目でやっと全体像がつかめたみたいな。

まず最初に観たあと、公式で出ているオリジナル・サウンドトラックの視聴用ダイジェスト、コレを繰り返し聴いて、いくつかの曲を覚えた。
まあ代表的な「Inferno」はすっかり覚えてます。 あとは主題歌を買ってリピートだし。
その結果2度目の視聴では、「あーここでこの曲が使われるのか」というのが明確になって、より深く納得したみたいな。
各楽曲おぼえると、スゲえ印象的ですしね、映画のシーンが。

冒頭の、世界大炎上からオープニングになると、そこでInfernoが使われるのかなるほど、街の空撮から火災発生、出動までその曲が流れ続けて、これは話のテンポがテキパキしていることの証明でもあり。
主題歌の「覚醒」は二度、どちらもマッドバーニッシュ・・・つかリオのテーマ曲みたいになってますね。
エンディングテーマ「氷に閉じ込めて」はリオ曲ではないようです。 まあ公式PVではリオテーマ曲っぽく扱われてるけど。

ネット上のいろんなとこでレビューを読んだけど、多いのが火山の中でリオの怒りが爆発する場面、みんなこのシーンは良いと感じたようで、まあTRIGGER節みたいな感じでしょうか。 ここで「覚醒」が使われるわけです。
そりゃー、盛り上がるわ。
他にも澤野節が全開で、洞窟の中でガロとリオが再開するところなんて、心憎い選曲だったり。
やっぱ、なんか格が違いますよね並のアニメ映画とは。
思い出すのが「GAMBA ガンバと仲間たち」で、このwikiに感想かいたけど、確か「所在なさ気な音楽」と言ったっけ、自分の言葉なのにハッキリ思い出せんが。 なんか音楽流しておけばいいみたいな、余分な音なんですよね並のアニメ映画だと。


シッカリしたアニメ映画は、プロメアもそうだけど、音楽と絵が一体化しているみたいな。
そんなわけで、見応えたっぷりな作品でした。

他にも中島かずき特有の、クドい脚本もさすがで、悪く言えば物語詰め込みすぎなんですけどw
ただ、軽く研究してみるとわりとムダのないストーリーなんですよね、だって「人類滅亡」というカタストロフィーに対処しているだけの話なわけで。 あとは情報整理で脳内忙しかったため、非常に単純な部分を一回目視聴で見逃していたり。
例えば、クレイがムリにワープを実行すればプロメアを刺激して地球がバクハツする、という件。 まあバクハツしようがしまいが、状況に大差はないんですけどね、半年で人類滅亡だから。

まだいくつかあって、例えばガロとリオのどつき合い、あのとき一瞬、ガロの説得がきいていたんだ、みたいな。
この物語では、破局に対してどんだけ情報をもってるかで立場の上下が決まるルールで、だからガロは最初、クレイより下だったわけで。
それがデウス博士から真実を聞いたガロと、プロメアとアクセスしてより核心を知ったリオが、最後の勝利者みたいな。
途中で上位者となったわけで、はじめに感想で書いたとおり、ここが天元突破グレンラガンのアークグレン篇との分岐ルートという。


ヴァルカンやガロのドアップなど、カメラワーク気が利いているところも多く、非常に冴えた感じに。
ただ、例のキャラクター化した炎はも一回視聴すると、それほど熱くも見えないかな、とも思えたり。
物が炭化して燃えるシーンが少ないからでしょうね、たぶん。

まあゆうても、かなり低予算なんでしょうね。
背景美術がないのはやはり不自然な気がする。 話に勢いがあるので救われているけど。
ちな後半ほど背景画は通常アートに近づいていて、やっぱり必要なんだよ背景絵描きのスタッフは。
テーマが炎であれば、それを表現するのに焼け焦げたアレコレは必須なはずだし。

あ、ちなみに入場者特典はもう品切れだそうです。
公開から三週目だっけ、そりゃそうか。

特典からアクセスできる「ガロ前日譚」みると、バーニングレスキューの職場とかちゃんと描かれていて、ホント映画一本で終わらせるのは惜しい作品ですね。
とにかく楽しい、終始なにもかもが楽しい、そんなアニメ映画。

pixivでは一日百枚くらい? ファンによるイラストが投稿されているので、それなりに人気ある様子。
大部分がリオ・フォーティアですけどね。 こんだけ多いのに、当初はリオのpixiv百科事典ページがなかったのは良い思い出・・・最近か。
pixivといや、公開中の映画特有なんだけど、ネットやパンフレットなどの限られた状況から得られる絵しか参照できないわけで。
YouTubeなどで公開中のロングPVとエンディングPV、どっちもそーとーネタバレっぽい内容なんですけどね。 例えばクレイ・フォーサイトの豹変ぶりは、よもや蟇郡苛だと前に書いたけど、ちゃんと映ってます。
それは、ネタバレではないかというと・・・あんなのは序の口でしてw
なにもかもぶっちゃけはじめると、もう鬼神のような顔になってきます、そこはいまんとこ、映画館でしか観れないわけで。

そーゆーのは未だ、pixivには出ていないなーという、そんだけの話なんですが。
ちなガロとリオ以外だと、なぜかルチアが人気あるようですね、声はキルラキルの蛇崩乃音っぽいです。(あとでしらべる)
リオは登場シーンの、あの偉そうなポーズが定番になりつつあるような。 キャラを象徴する仕草があるって面白いですね。

という、二度目の感想でした。


●ゲームセンターあらし


が、GyaO!にあったので二話を視聴。

ここでいくらか説明すると、1979年・・・まあ80年代はじめです、時代的には。
原作となるコミックがあり、すぐにアニメ化されたみたいな。
どちらも非常に馴染みですね、アニメを全話通して観たことはないと思うし、コミックも自分が漫画雑誌を買ったわけではないが、とにかく非常に馴染み深い作品で。
アニメ版はなんかね、再放送の都合だと思ったが、途中でぶつ切れですね。
今ではウィキペディアっつー便利なものがあるので、簡単に調べられる。
確かに再放送の中断ではなく、予定より早く終了したとのこと。

でもってなぜ、GyaO!の二話から視聴したかとゆーと、昔だけではなく今でも馴染みのコンテンツなので、例えばバンダイチャンネルなどで無料の第一話を観たのでは・・・という考えから。 まあ実を言うと、ハッキリ思い出せんのだが。
あと、原作コミックは文庫版をひとつ、数年前に買いました。 どちらかというと、コミックのほうが馴染みかも。

じっさい観たら、まあ二話ってこともあるけど、イメージがだいぶん違った。
実はゲームセンターあらしの人気度合いとか、考えたことはないので、単純によくある「ホビーマンガ」ジャンルのアニメ化だと思って。
そうなると、自然と「作画はガタガタの低予算やろ」と思うじゃん。
それが、あんがいよく出来たアニメでして・・・むろん今現在のレベルで計ってはいかんのだが、問題なく視聴できるクオリティ。
なるほどね、よく考えたら再放送で定番、現在の配信でもおなじみ、マンガは広く読まれて文庫版も出ている、つまり人気作なんだなと。

いやー子供の頃は本気でムーンサルトや炎のコマを練習・・・しねえけど、ゲームには夢中だったなー。
今思えばガタガタのグラフィックスですけどね、信じられないくらい。
ゲームセンターあらし劇中にはよく、巨大ディスプレイが登場するけど、むろん当時はないと思う。
野球場や競艇などで大型モニターはあったけど、ゲームが動くほどのグラフィックパワーはないだろうと想像する。
そこはまあ、フィクションです。 炎のコマとか言ってるマンガで、マジにツッコんだりはしません。


しかしコレ、リメイクしたら面白いんでないかなと思った。
よくある現代版リメイクではなく、1980年代を描くって意味で。
なぜなら今は、当時のゲーム作家、ゲーム会社の開発物語とかがいくらでも読めるので、より深く描けるやん。
なおかつ、すべてのゲームはいくらでも、それはもう簡単に、CGで再現可能。
インベーダーゲームの爆発的人気で、百円玉が大量流通、あまりにも重たいカネ袋を運んだ人が腰抜かした、という逸話もあり、いろんなエピソードを新たに盛り込んで、80年代を描いてリメイク希望。

と、ここまで書いて第三話も視聴。

YouTubeの公式系と違って、いっぺんにたくさん放出しているみたいGyaO!は。
だからカバーしきれないってとこあるけどね。 そんなに観るほど暇人じゃないし、油断していると配信期間が終わるし。
まあいいや、なるべく観ることにしますゲームセンターあらしは。
でもって劇中の、リアルな話なんですが、第二話のラストでヘリコプター撃墜してますなw 炎のコマで。
続いて第三話では、強風で飛行船が墜落、インベーダーゲームに負けた・・・エリカだっけ、ヘリコプターに乗ってたけどこっちも何故か(たぶん負けたショックで)墜落、そのあおりで幅百メートルという巨大スクリーンを設置してたタンカーも撃沈。
というwww
ゲームもそうだが、開催している現場がエラいことになってるのである。
いやあこれはけっこう楽しいぞ、まるでアニメ版こち亀のよう。

にしても、いまみるとアンフェアなゲームですね、避けられないパターンを開発した側が、あらしが敗北するのを高みの見物とか。
ここは昔脚本の、不完全なところでして、今だったら「お前にはかわせないが、俺は避けられる」というプログラムになるでしょうね。
無理ゲーなんていくらでも開発可能なんだから。
まあいちおう「理論上は避けられる」と劇中、言ってますが、挑戦者が実践しろよ、という。


また勝負がイチイチ大ステージというのは、どうなんだろ、当時としては非現実的なシチュだったのかなあ。
例えば、すぐ数年後の時代になると(つまり80年代後半です)じっさいに大ステージのテレビ番組とかザラにあったんだけど。
有名なのはとんねるずですね、お笑い芸人なのにあんなにカネかけて、妙な時代です。
まあゲームセンターあらしの時代でも、アメリカ横断ウルトラクイズとかあったんで、やっぱリアリティあるかな。
にしても全国中継されすぎで、あらしは有名人ですねこりゃ。

妙な成り行きで第一話すっ飛ばしたが、じゃあアニメ版では最初からゲームチャンプだったのか、なるほど。
オープニングのあらしはもう、ゲームの王冠、インベーダーキャップかぶってるし。


あ、いまウィキペディアちらっとみたら、インベーダーキャップは特殊なステータス向上アイテムらしいっす。
こーゆー無鉄砲な設定がいいですよね、この作品。
確かあらしの特徴である出っ歯は、ファンネルみたいに遠隔操作してジョイスティックとか動かせるエピソードがあり。 つかそもそも、なんでも破壊できるほど硬い、となってたはず、あの出っ歯は。 なんか監禁されたときはまず、出っ歯で突破を試みるみたいな記憶があり。
砕けても次の回では再生してたような記憶もまたあり、もう超人です。
四階建てくらいのビル屋上から飛び降りるくらいは、フツーにやってのけます。
あと親指腕立て伏せとか、当人には常識な模様。

出し惜しみないこの姿勢、やるなあ。
いやーでも、じゃあ今、当時を描くリメイクはムリかな、今の作家ならもっと理屈っぽくなるから。
実は、今のほうが理屈が足りないんと思うですけどね個人的に。 でも理屈っぽく、言い訳が長くなるような傾向が。
理屈を通してムチャもできる技量があれば、それこそスタジオTRIGGERみたいな創作もできるんだけど。

まあいいや、とにかく、なるべく四話以降も、そして第一話も観ます。
観たあとになんか特別な意見があればまた書くけど、たぶんこれっきりに。

という感じで。


●ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

↑とりま前作のを貼っとく

を、ようやっと観た次第。

まあ説明すると、通常あまり映画を観に行かないタイプっつーか、そんな暇ないし。
東京はなんかヤダし、電車も好きではないみたいな。 暇ないゆうか、あるいは出不精。
そんな中、6月つまりゴジラがやってる最中にプロメアを三度みるっつー予想外があって。
あまり映画行かないのに、数少ない空きがプロメアで埋まったというわけでして。

でもまあ、ゴジラはひと月以上上映するだろうという、そんな算段があったので、プロメアを優先した次第。
ちなみにパシフィック・リムは長かったな〜4ヶ月くらいやってなかったか? 記憶あいまいだけど。
でもってパシフィック・リムのアップライジングは短かったw こちらはひと月前後だと思うたぶん。
まあアップライジングはね、一作目のような名作になることは不可能ミッションなので、みんなわかっていたからそりゃそうか。
じっさい予定通りに「いちおう続編」で終始した感じに。

パシリムの話はいいとして、ゴジラは2014年版の上映後に、もう続編決定みたいな雰囲気だったので、今回の視聴は予定通りです。
もう五年前から観ることは決まってました。
どのみちゴジラvsビオランテ以降、すべての実写ゴジラはロードショーで観ているので、まあ観るでしょうね、KOM(とっさに略した)は。
情報がなくて急に今年、上映を知っても観に行きますよそりゃ。

でまあ、ひと月以上出遅れたけど、いつもの港北で。
夜遅い回なのもいつもどおりで、しかし今回、ちょっと言いたいことがある。
まんず上映品質がイマイチな気がする。 電力ケチってないか? という薄い絵で、スクリーンの上下トリミングを怠ってるのはもう慣れた気がするが、もちっと明るく映せばいいのに、と思う。 あ、明るくってことは、逆に暗い部分も際立つわけです、映画はダイナミックレンジあるから。

それと音圧が足りないような・・・つまり迫力が不足な気がしました。
まあ深夜の回なので、そこも控え目なのかもしれない。
ついでに言うと、なーぜか空いている夜間がとれるのは、吹き替え版なんですよね。
なんとなく2D字幕版が馴染みなんですが、まー情報量があるんで吹き替えも悪くないか。

内容的には充実しているっつーか、想像以上でした。
まあドラマはいつもどおり、可もなく不可もなくというか、不可はあるかもね、じっさいドタバタした感じで、しかも何か物足りないし。
モナークと一緒に行動することになった軍の上層部とか、逆に市民とか、そっちの顔ぶれが足りないのかもしれない。
だいたいふたつの陣営を交互にシーン切り替えしてるだけだから、単調なのかな。
あとは人間の皆さん、行動がムチャクチャっす。 怪獣がいなくても滅ぶって言われりゃあ納得しそうです。

しかし肝心の怪獣は、充実というより悪ノリでしたw
いやー好きですね、悪ノリww
要はシン・ゴジラと同じですwww

つまり伊福部マーチもあるし、モスラのテーマもあるし。
モスラは今回、メガギラスみたいに強そうで、なおかつ妖精のように美しいという、面白いデザインですね。
キングギドラは「外来種」で他の怪獣たちとはやや違うっつーのはファイナルウォーズっぽいし、ラドン(未だに向こうじゃロダンって言っている模様)はファイヤーラドンっす。 常時ファイヤーっす。 それを採用するか! という意外性。
それと関連してか・・・いや関連しないか・・バーニングゴジラもあります。 歩く時限爆弾です。
伊福部マーチやモスラテーマに関しては、以前のように隠し味程度のアレンジではなく、かなりハッキリ浮き上がってきました。
だから悪ノリなんです。 シン・ゴジラと同じと言ったが、マジでそう。


他にも平成〜ミレニアムゴジラにありがちな、モスラの亡骸でゴジラ復活とかもやっとります。
そもそもモスラの誕生がほとんど風の谷のナウシカで巨神兵育ててる場面です。 好きだねえ、そういうのw
また今回から、東宝スーパーウエポンみたいなものも多数登場、前作の世界観無視で、マーベル・ユニバースみたいや。
じっさい怪獣は17体いるそうなんで、そのくらい大風呂敷が必要なんでしょう。
つか、さらっとオキシジェン・デストロイヤー登場してます。 ホントにさらっと出ます。 アメリカ軍の常備兵器のように。
オリジナルのオキシジェン・デストロイヤーは単なる窒息&溶解液みたいに描かれていたけど、その後の長ーい(大勢のファンによる)独自研究により、水爆以上の破壊力をもつことが想定されているんですが・・・繰り返すけどさらっと出ますさらっと。


余談ながら研究者のひとりである柳田理科雄氏は、オキシジェン・デストロイヤーの説明「水中の酸素破壊剤」という部分で悩んでましたね。
破壊剤ってことは薬品類つまり化学反応なはずなんだけど、酸素の分子を破壊できるのは核反応じゃねえの? ということ。
しかもソレが可能なら、別に水中限定ではないのでは・・・とも考えられ。
そうした考えはゴジラvsデストロイアで体現されてますね、最強クラスの破壊兵器ってことで。
とにかく爆弾として使えば水爆以上の威力が予想され、しかも放射線被曝はない様子だし、世界のパワーバランス崩れっぞみたいな。

ちなみに発電エネルギーに使えば、人類のエネルギー問題は即解決、とも言われてますね。
原発以上ってことかオキシジェン・デストロイヤー発電。 ぜひ日本で開発してもらいたい。

でもってネタバレも何もないと思うんで言っちゃうけど、最後にキングギドラの首が出ましたね。
いやそんなもん回収してどーすんだ、メカキングギドラでも造るんか? さすがにソレはこのシリーズ、〈モンスターバース〉の人類じゃムリだと思うぞ技術的に。 つかパーツが足りないやん。
いやいやパーツが足りないじゃねえな、メカキングギドラの原料は首がひとつ欠けたキングギドラであって、逆に首ひとつ拾ってどーすんねん、細胞培養して首だけギドラの別怪獣をこしらえるのか?
という楽しいツッコミが用意されていて。
考えてみると、平成ゴジラで首がひとつぶっ飛んでいるんで、そっから別怪獣ってアイデアもあったんだろうねたぶん。 少なくともファンの一定数がそう考えたのだろう、ワタシは思いつかなかったけど。 それが今、成就するのか?


キングギドラもよく考えればスゲえ馴染みの怪獣にみえて、フルCGは今回が初めてなのか? 金子版千年龍王の出現は別として。
首が長くて、ソレが蛇みたいに嫌な動きをするという演出は、これまでになかった。
だいたい、たくさんのピアノ線で吊るして操演怪獣の頂点みたいに語られていたけど、多くの人が「そんなに凄いかなあ」と疑問に思っていた。
確かに動きは多いけど、まったくコントロールされていないようなアクションに見えるんだよね昭和キングギドラ。
だもんで、千年龍王もカイザーギドラもデスギドラも、だんだんと操演依存度が低くなっていって。

余談ながらこのwikiで感想を書いていないけど、ごく最近も金子版「『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』略してGMKBとでもいうのか、(Bはバラゴンってことで)観てます。 しかし金子監督だからといって樋口真嗣特撮ってわけでもないようで、でもキングギドラは操演の依存度がやや低いっぽいくて。 まあ「そんなに忙しなく動いてどーすんねん」と誰でも思うんでしょうね。


人間ドラマのほうは、先述したように破天荒行動で、とくに意見がないような・・・。
いま、映画を観るまでは控えておいたYouTubeのレビュー動画いくつかみたとこですが、誰もそっちに注目しないですしね。
まあ世界破滅スイッチ押したアイツ、一般的な視点で言うと裏切り者なんですが、ちゃっかり仲間の顔してもどってきましたな一瞬。
でもって最後はキングギドラを引きつけるオトリとなって玉砕、そらそうだと誰でも思うはず。 コイツのスイッチで世界大炎上だもん、他のみんあも引き止めず、行かせてやるのが人情だと思う。 生き残ったらぜったい地獄だから。

あとはアレ、予告編で散々観た女性・・・と思ったら子供だったんかい、ずいぶんと老け顔・・・いや失礼。 貫禄のある子役ですね。
コイツを救出するために二次災害で大勢殉職してるんですが、真面目に映画を語るなら「救出作戦は諦めるしかない」といった意見が正しいと思うけど、まあやっぱり、誰もがどうでもいいと考えるようですね。
ただYouTubeのレビューではIMAXシアターで3D観た人もいて、怪獣たちが戦う足元でパニックという構図を体現しているみたいなことを語っていた。 なるへそ、つまりムリに怪獣災害を体験するツアーにしている演出か、それじゃあ仕方ないね。

いやだとしても、もっとうまくできると思うよ脚本も演出も。
例えばシン・ゴジラの、頭上を尻尾がよぎるみたいな見せ方のほうが巧みないだろか。
あとは前作、ゴジラ2014とかもなかなかうまい。
アトラクションにしなくても自然に、体験型は可能なのではないかとは思う。


YouTubeのレビュー動画といや、最初の場面で平成ガメラ3だって言ってたけど、うん、それは想った。
まあ誰でもそう思うよね、だいぶんガメラ成分が入ってるなと。 前作もそうだったし。
ただ膨大なネタ宝庫で、てんこ盛りな映画なんで、観たあとしばらくは忘れてましたw
他にも中国人の彼女、平成ゴジラシリーズの三枝未希(超能力者)に似ているという意見は「あ、なるほど」と感心した。 妙な既視感はそれか、みたいな。

それと観たときのミョーな感覚はもひとつあって、なんか時間軸が吹っ飛んだような感じなんです。
しばらく視聴して気づいたが、ゴジラ2014、キングコング髑髏島にあった例のお馴染みオープニングがなかったんじゃねえの? と。
とつぜん本編に放り込まれた? みたいな雰囲気で。
つかタイトルがババーンと出てきたはずだが記憶がない。 パシフィック・リムは冒頭シークエンスからタイトルまで17分ほどあるんで、今回のKOMもかようにタイトルまでが長いタイプかと気にかけていたが、それは正解。
まあタイトルの登場ポイントはネタバレとかじゃないだろうから言っちゃうけど、最後にバン!っと出るタイプで・・・こーゆーのって、多いのかな他の映画をよく知らんのだけど。

確か最初はなかったので、タイトル二回出るタイプではなく最後に出たのだと思う。 たぶん。

それにしても、いろいろ盛り込みすぎて、消化するのがたいへんですw
なかなかアタマがまとまらないようなんで、つたない感想文はこのへんで。

なにかあったらまた書き込みます。



日記など



●2019.5.2 Cheetah3D

という3DCGソフトもあったね、トライアルでやってみたことある。

結論から言うと英語がわからんために、挫折したのだが。
ちなみに読みはどうなるんですかねと思ったが、Google日本語だとチータでCheetahと変換されますね。
何がチートなのやら。

えっと時期はいつごろだろ、もしかするとピアプロ活動した2008年前後より前かもしれん、ともかくiMac2005よりも後にダウンロードして試用したと思う、それ以前はそもそもろくなネット環境なかったし。

コレが、わりと最近まで生きていたことがわかった。
自分がみっけた記事は最低でも2014年、使用した感想や解説などの中にMac mini2014だっけ、そんなワードがあったので。
またウィキペディアでも2009年版までの記述があるので、記事更新をサボっている可能性もあるが、まあギリ範疇。

CARRARAのパッケージを引っ張り出してくるより、コレを試すほうがまだ可能性あるのでは・・・と思ってCheetahのページをみたら。
作例の一つに見覚えがっ!!
Poser3D用に売っていた素材データの中にIndustrialSet、自分は勝手に工業系舞台と名付けて保存しているのだが、コレがあった。
じゃあコレ、Cheetahでモデリングしたのか。
けっこう多用する、お気に入りの素材であり、こんなん出来るならCheetahは有望。


お値段はまあ、7000円くらいでしょうか。
つまりBlenderとCheetah、ふたつの選択肢ができたってわけで。
なんの選択肢かって? Shade3Dの代替えですよ代替え。 そんな絶望視はしたくないが、先日、異常高騰したShade3Dのお値段が下がらなかった場合ってことです。

まあとにかく、BlenderもCheetahも魅力ですね、どちらも軽いし。
でも英語という壁も同じか。 まあBlenderはいちおう日本語化が進んでるんだけど、あまり期待はできないし。 Languageでニポンゴをチョイスするんだけど、けっこうわかりにくかったといううろ覚え。
Cheetahはどうなんですかね、今どきソフトが多国語は当たり前なんだけど。


※あとでYouTubeで調べたが、ちゃんと日本語になってました

ま、自分の用途だとShade3Dがイチバン向いているんだが、こう値上がりしては買えないし。
いま使ってる古いバージョンだと1600以上のサイズでレンダリングできないのが問題なだけと繰り返し書いたとおり。
問題が微妙すぎて、実はそんなに困っていないと。

ちなShade3DBASIC var.11のレンダリングサイズは、PainterEssentialで解決するかなと思った。 コレも一万円以下ソフトであり、手が届かない値段ではない。 どうするかってーと、とりまレンダリングした画像をリサイズして拡大、ソレを自動ペインティングで仕上げるわけ。
PainterEssentialのナントカ機能ならソレが可能なんですが・・・。
体験版をダウンロードしてみたら500メガだっけ。 たったひとつの機能のため、そんなに消費したくないw
というわけで、こちらはお試し期間終わったら削除予定。

ちなお絵かきの話にそれるが、描くならホント、Sketchbookがイチバンですね個人的な感想だけど。
他のあらゆるペイントツール体験版をやってみたが、ホントーにSketchbookが自分の手にあっている。
だからこっちはまあ、悩むことないんですが。

3DCGはたいへんですね、どーすりゃあいいんだ、という。

Cheetah3Dはまあ、有力候補ですね。
多少出費になるが、考える余地アリってことで。

まあいまんとこ、考えるだけなんですが・・・。


という話。



●2019.5.2 いろいろトラブる

ぜんぶ語るのたいへんなので、とりま携帯電話の話。

充電されない。
コレはプリペイドSIM入れて、ほとんど置き電話となっているので、じっさい使わないのでとりま無問題。
というか要らない可能性もあるんだけどね、ただここ十年くらい、ネットサービスの登録に携帯電話が必須、ってこともあるんで、とりあえず年にいちどチャージしてある次第。

なーんか突然、チャッチャッと時計のような音がするんで、何かと思ったら携帯電話だったわけ。
みると充電されていない、最初は携帯の故障かと思って(と、ここまで書くまでに形態の呼称という誤変換を乗り越えている)が、他にもふたつ予備があるんで、それにつないだらこっちも充電されず、それで充電器の故障であると特定できたわけ。

まあ充電器ゆうてもACアダプタ部分とコンセントからのコードと2パーツあるんだけど、そこは特定できず。 でもまあ、ACアダプタ部分の端子でしょうね、もー断線してくださいってくらいの貧弱な造りで。

ちなみにチャッチャッという時計のような音は、たぶん開発者向けの警告音でしょう。 わからんけど。
つまり通電はしているんだよね充電されないだけで。 予備の端末は充電ランプさえつかなかったから、電圧低下だろうか。

かようなわけで、あーめんどくせーと凹んだのだが。
よーっく考えれば、Softbank3GのケーブルなんてAmazonでいくらでも買えるんじゃないかと探したら、あった。
さらによっく考えれば、これこそハードオフのジャンクが役に立つやん。
さらにさらにAmazonレビューみたら、百円均一でも同様のケーブルあるが・・・と書いてあり、あ、そうなんだと。

つまりいくらでも入手可能と思われる。
ちな期限は来年5月だったと記憶している。 それまでに充電して、チャージすればおkということで、凹むほどのことないなと。
余談ながらiPhone4SではプリペイドSIM使えません、SIMロックアダプタがぶっ壊れているので。 書い直すと二千円くらいかかりそうだし。

将来的にはガラケーを使わない方向というのは、前から日記に書いてあると思うけど、やっぱりボーダフォン802Nというケータイ(誤変換対策にかような表記になってしまう)はなんか魅力で、手元に置いておきたい。 NECだけあって、電池の品質はそーとー良いですね、14年も前なのにとりあえず動くし。
バッテリーがダメになったら、さすがに脱ガラケー考えますが、ゆうても「当時」欲しかった機種もありますからね。 わりと人気機種であれば、バッテリーも入手可能かもしれんし、まだよくわからん。

まあいいや、とりまケーブルは百円均一かハードオフを気長に探します。
今はほとんどUSBらしいですね、そりゃー助かるわ。

という出来事。



●Cheetah3D

なんかダウンロードして試したが。

やっぱ英語やんw
デモモードではそうなのだろうか。
ちなみにトライアルみたいに期間限定とかあるんでしょうかね。 Cheetah3Dは50メガちょいだっけ、軽かったのでとりあえず置いておけばいいやと思ってます、はい。
PainterEssentialは500メガ以上あるんで終わったら削除です削除。

まず背景画とか描きたい、描けるようになりたいが、そのばあいPainter類ではなく、Sketchbookからはじめます。 今のSketchbookはじゅーぶんなブラシを備えていると思うし。

おっとCheetah3Dですね、まあ動作は軽いです、そこは魅力。
しかしレンダリングはそれなりに時間かかりますね、というか自動的にアニメーションやってないか? 一枚だけという設定はまだわからない。
でもって、YouTubeの動画をみると、物理演算もできるみたいですね、まあ3DCGソフトはわりと備えているんだけど。
余談ながら手持ちのソフトではPoser5jというのが、クロスつまり布のはためきを演算できます。 Shade3Dだとむっちゃ上位のオプションでしょうね、そーゆー不便があるんですShade3D。

パーティクルとかもできるっぽいので、あとはファーつまり育毛ができればたいがいのことは足りるっぽい。
ゆうても本格的なCGアニメーションとかやる気はないですけど。 静止画を出力して、紙芝居動画できればいいです。

というわけで、まだ買う気はないけどCheetah3Dについてはふだんから気にかけておくという。

そんなわけで。



●2019.5.3 先行きが不安だ

なんかいろいろトラブるの続き。

携帯電話のケーブルは、まあ気にするような種類の話ではないとわかった。
同時に発生した問題は、バイクのハイフラ。
こっちのほうが案件だ。

ハイフラとはハイフラッシャー、つまりウィンカーが早く点滅する。
基本的に、前後左右のウィンカー球がどれか切れたらそうなる仕様。

切れてるかどうか、まあフロントの左右ふたつは何故かダブル、つまりぼんやりと明るいフィラメントふたつ付いていて、ぼんやりも明るいのでよくわからんが、どうも右の明るいほうが切れている可能性もあり、また違うワット数の電球が混ざるとハイフラおこることもあるとネットで言っていたので、じゃあぜんぶ換えるかとなり。

それでも止まらないので、けっきょくリレーを交換して解決したと。

解決ゆうたが、先月だっけ、交換したばかりやん。
新しいリレーが壊れた理由がわからないと先行き不安だ。
ちなヒューズは飛んでなかったが、なーんか電装系に不具合でもあるのではないだろうか、と思ってしまう。

 ↑この型番、二度も買わされるとは

こうした部品は、Amazonレビューでもわかるのだが、当たり外れもあって。
単純に「ハズレの個体」に当たっただけなら、まあ不幸だけど安心できる。 しかし電装系に不具合、となると爆弾抱えた状態やん。
ちなみによく中古製品とか買うけど、ハズレに当たる確率はスゲえ低いよね、新品のリレーでハズレるってあるかな。
って、Amazonのレビューではあるんですけどね、ひと月とか半年で壊れたって話がたまに。

ちなみにリレーは3500円ほどになります、頻繁に壊れてもらっては困るんですけどね。
また昔はよく壊れたパーツとゆうが、昔って70年代くらいっしょ、80年代以降の、とくにホンダでは珍しいトラブルだと思う。

そういやハイフラが起こったのは雨の日だったな、カウルの内側の、本来的なポジションにもどせずにステーに引っ掛けていたので、濡れた可能性は高いが、そもそもバイク部品は耐久性が高いはず。
でもまあ、シーリングが不完全でそうなった可能性もあるっちゃあるわけで。

まあとにかく、このトラブル原因が「不具合のあるリレーに珍しく当たった」だけ、であることを祈る。

つー日記。



●2019.5.4 牛乳は健康食ではない

という話が、YouTubeのオススメに複数来たのが今年だっけ、去年末だっけ。

そもそも健康のため推奨されていたこと自体、知らなかったのだが・・・。
だから学校の給食ではマストアイテムだったのか。

で、YouTubeのオススメですね、知ってる人ふくめて、少なくとも六人が口を揃えて言ってたかな。 ひとつをチョイスして視聴したから、その後も同様動画がオススメに来た、というのはもちろんそうだろうが、今になって牛乳は健康食というほどではないって言っているのは確か。
つまり動画のアップロードが最近っぽい。

内容的には、これまでカルシウム摂取のために牛乳推奨だったんだってさ、繰り返すが知らんかった。
ところがじっさい、カルシウムだけとっても無意味で、マグネシウムも摂らんとイカン、ということで、牛乳はマグネシウム足りない。
マグネシウム足りないとカルシウムが暴走して・・・だっけ? まあいいや、全身結石になったらたまらん。

で、なぜこーゆー話が今、複数出ているのか。
それを自分なりに考えてみたのだが、そのまえにいくつか。

マンガ映画ドラマの巨大陰謀って、考え方がここ何十年かで変化していることに、注目していた。
注目ってもう十年以上前に気がついたことなんだけど。
きっかけは「仮面ライダー龍騎」で、あの話は大学の研究室からはじまるやん。
ソレ以前だと、主に「大企業の研究室」から話が転がりだすのが主流だったと思う。 代表的なタイトルがとっさに浮かばないが。

さらにソレ以前だと「国家の陰謀」が多かったはず。
例えば1982年頃の「AKIRA」がそうですよね、昔ほど単純だった、ということか。
まあさらにさかのぼっちゃうと、鉄人28号的な「個人の研究所」が出てきたりするんだけどまあいいとして。

意識の変化というか、時代ごとに考え方がちがうというか。

ここで、面白い話をウィキペディアの記事でみっけて。
大塚製薬のポカリスエットのエピソードで、まあ海外のゲータレード的なものを造りたくて、幸い大塚製薬にはリンゲル液などのノウハウがあるし、現場の忙しい医者が水分補給のためにリンゲル液飲んでいるという話もヒントになって、ポカリスエットを開発するのだが。
ゆうても日本初のスポーツドリンク、やっぱ営業でうまくいかない。
なんつてもスポーツドリンクという概念が人々にないのだから、そら苦労したでしょうね。

そこで大塚製薬はどうやら、同業者にノウハウを提供したらしい。
アクエリアスはじめ、同類のスポーツドリンクがたしかに、当時、たくさん出回ったもんです。
単純に考えればみーんなパクリやろ、と思うのだが、違う可能性もあるわけです。
でもなんでそんなことを? ということですが。
要は「市場を確立」が優先だったようですね、類似製品たくさん出れば、まあ安いものが大多数だと思うけど、品質では必ずポカリスエットが上位で安定するだろうし、じっさい今の状況がそうだし。

しかしコレは、我々がマンガ映画ドラマで知った巨大企業の習性と違うわけです。
つまりマンガだったら、一社独占を狙って、製品の秘密は絶対に漏らさん!! ってなるやん。
ところが現実の大塚製薬はライバルと共同戦線を選んだっぽい。

なんか話が長くなったが、要はマンガなどの常識とじっさいの現実は違うことが、ままあるという。
これはかなり独自研究です。

ここで牛乳の話にもどると。

以上の「マンガと現実は考え方違う」論を引用するなら・・・・。
「牛乳は健康食ではない」論をばらまいている裏の存在は、牛乳メーカーだっ!!!

という暴論。

あ、でも根拠はありますよいちおうは。
つまり世の中の変化ですね、企業の体質もかなりかわっているのが目に見える。
なにがかわったって、消費者、あるいは部外者であっても同じだが、誰かからのクレームを異常に恐れるという、最近の傾向。
なんで企業がそんなにビビるのかはわからんが、萎縮しているといってもいい。
で、じっさいに近年、時々牛乳不足が発生してるやん、スーパーの売場に、不足してます張り紙がちょくちょく貼り出してある。

牛乳不足の原因はいろいろ言われているが、まあ単純に人口が増えればそうなるだろ、と思う。 しかもその増えた人々はなんか贅沢で。
世界が育てたんだからしょうがないけどね、大量消費する市民を。
で、不足して、苦情が来るんだろうね牛乳メーカーに。
その対策として、こっそり「牛乳は健康食ではない」メッセージをばらまいているのではないだろうか。

という邪推。

あ、YouTubeにCMが異常に増えている現象も、なんか同じに思えたり。
トラフィックだっけ、利用量が増えるとメンテナンスがたいへんで、追いつかなくて、でもスポンサーの手前「お願いYouTubeをラジオ代わりに流しっぱなしにしないで」とも言えないでしょうし、仕方なーくCMを増やして、つまり守銭奴のフリをして対処しているのではないかと。
CM増えれば敬遠する利用者もいるだろうから。
じっさいこの前、CM四連打きて、「GyaO!かよ・・・」思ったもんです。
つかYouTubeにやったら長いCM来てた時期もあったが、アレも犯人は自分自身なんじゃねえの。保守など、あまりの忙しさに、客足を減らすようなことをしでかした的な。

という愚考。

まあこの話はこのへんで。



●2019.5.5 当たりもあればハズレもある

なんかどーしても携帯電話の件が気になるのでハードオフに。

結論から言うとありました充電ケーブル。
青いボックスに携帯電話ケーブルのジャンクがあって、その中からSoftbankと書かれたものを選んで。
三百円か、あんがい高いというか、もう5年以上値札を張り替えていないだけでしょうね、つまり当時の価値観で。

まあいいや、かなりコンパクトなACアダプタで、ちゃんと充電できました。
別にいつでもいいんですけどね、携帯電話はあまり使わないから。
まあ小型ACアダプタなのでスッキリしたし、携帯も使えるようになって、とりあえず良かった。


あとはついつい物色して、オーディオテクニカのテレビヘッドホンとUSB電源を買い求め。
テレビヘッドホンというのはまあ正式名称かわからんが、要はケーブルが3メートル以上あって、ミニプラグの軽めな製品ということで。
最近、テレビ用に中古を買ってあるんだけど、今回はフツーにデカいのがあったので、ついつい所望みたいな。
ちなみに三百円ナリ(やすっ)。

これもまた、ちゃんと動作しました。
ユニットというのかハウジングというのか、専門用語はわからんが大型のヘッドホンは何故か音がデカく、聴きやすいので助かる。
でもなんで大型のほうが音がデカいんだろうね、電力も大きいから音は小さくなりそうな気がするんだけど。
まあいいや、デカいぶん低音も迫力な感じで、またかなり美品なのでお買い得でした。

と、ここまではいいとして。

あとはUSB電源、こちらはハズレでしたw
iPhoneの付属電源にソックリな形なんだけど、パチもんだった様子。
とにかくユルユルで、指でケーブルを抑えていないと通電しないので使い物にならず・・・・まあiPhone5以前のケーブルはドックケーブルで、それは余ってるのでビニールテープなどでぐるぐるしておけば、なんとか使えるのではないだろうか。
いづれにせよ積極的に使う気にはならないジャンクでした。

しかしまあ、小さな事故や中古のハズレはあまり気にしない方針なのでいいや。
というのも、先月買ったバイクのウィンカーリレーがハズレだったやん、アレはかなり困った出来事でして、でもそうした当たり外れは、人生の中で数が決まっているような気がするんですわ。 かなり以前から、バイクに乗ってよく大事故にならんなと自分で感心して、自身が気をつけたって無謀運転者は向こうから突っ込んでくるやん、そーした不幸はあまり、ない。
それはふだんから立ちゴケなど、小さな事故をこなしているからと思えてならないわけで。
事故の大小は関係ない、数が、人生の中で決まっていると考えているわけです、たいした根拠もなく。
だったら小さい事故を繰り返して、大きな事故はやりすごしたい。

今回、小さな二百円のUSB電源がハズレで、バイクの重要パーツは当たりであってほしいという。

とまあそんな雑記。


●MacPaintのデモ

なんかあるやん、ネット上にエミュレーターみたいなのが。
ときどき訪れて、昔のテクノロジーに対する理解を深めようとしているんだけど。
MacPaint、いまあるペイントツールの原型になったソレは、なるへそ完成度が高いですね。


なんだっけ1984年だっけ、PCで創作、なんて考えもよらない時代の産物とは思えない。

いっぽうで、プリンス・オブ・ペルシャのほうは、なんかよくわからなかった。
こちらは1992年のゲームなんだけど、完全モノクロであり、ソレがスゴいのかどうか、理解が難しい。
いちおう描きこまれたグラフィックに一瞬、おおっと思ったものの、はてさて、どうなんでしょうね。 フレームレートは低いものの、なんかもうセルアニメのように「ちゃんと動く」キャラクターに、驚きはしたし、感動も覚えるのだが。

問題なのは1992年という時代であり、どうもうまく思い出せない。
例えばアラジンとかゲームボーイカラー的なハードでもう出ていなかったか、だとするとモノクロのプリンス・オブ・ペルシャは少しダサい、ということも言えるのだが、どうなんでしょ。
またセルアニメのようなキャラクターといえば、当時のスーパーファミコンはいかにフレームレートを上げても所詮はドット絵、だとするとペルシャのほうに軍配が上がるが、スーパーファミコンでもセル画のようなグラフィック、できなかったか・・・思い出せない。
ただ、スーパーファミコンの何がスゴいってサウンドですよね、何和音だっけ、従来のファミコンとは格が違う厚みのある音、しかもステレオでっせ、コレを当時流行った重低音型テレビ・・・まあ今の薄型テレビも同等の迫力サウンドが可能なのは進歩というものか。
とにかく重低音型テレビとスーパーファミコンを組み合わせたら、そーとースゲえゲーム体験ができて。

ファミコン時代を思えばってことですよ、今となってはスーパーファミコンなんてショボいだけに見える。
あいや、やっぱとにかくスゲえんだスーパーファミコン(当時)は。
カラーは32000色内蔵みたいだが、同時に使えるのは何色なんでしょうね、仮に250くらいなら、かなり自由な絵が可能。
レイヤーの数はファミコンと同じくらいだっけ、無双ゲームはムリってことだが、スクロールでゾンビ軍団くらいは出せたはず。
いっぽうプリンス・オブ・ペルシャは白黒ながらセルアニメのような描画を可能にしていて。

PCゲームと、どっちがスゴいんだろうな、という疑問。

ちなみに80年代だと、Macはムリなカラー化を避けていたようですね、それは良い判断だ。
要はこのころから、シックな目にどぎつくない仕様だったんですMacOSもハードも。 つか当時の、他のPCはカラーが目に痛い感じだったと、後世の本に書いてあった。 その後世の本も、十年以上まえに古本で買って読んだものなんだけど。

あるいは、論点が違うのかもしれない。
例えばゲームの大手ではなく、新しい小さな会社が作品を作る場合、ムリしてスーパーファミコンに参入するより、PCソフトで出したほうが楽なのかもしれない。 するとゲーム機プラットフォームだけではなく、PCでも新しい才能を発掘可能、という意味なのかも。

ただ、なんか未だにゲームはゲーム機、という考えが(個人的に)抜けないっすね。
まあスマートフォン、タブレット端末はかなり良いゲーム機になりますが、それでも専用機が楽だろうと。
スーパーファミコンやプレイステーションはアスキーグリップという片手コントローラー使っていて、その当時はサイコーに楽な入力をしていましたが、そんなん少数派で、ファミコンからプレイステーション、その他のゲームも両手を使うコントローラーであり、そんなんでロールプレイングやらアドベンチャーやらできるかっ! って思うんだけど、膨大な数の大多数派がそうやって背中を丸めながらプレーしていたわけで。

で、今のスマートフォンやタブレット端末ってのはその頃と同じですね、みーんな背中を丸めてやってる。
ましてやPCゲームをキーボードやマウスでやるってどうなんだっていう想いは正直、ある。
だもんで歴代のMacに付属していたゲームはやっとらんですよ、他にもPCゲームはほとんど飽きるので、ふだんまったくやらない。

だらーんと下げた片手の中にアスキーグリップがあって、はたからみるとテレビ観ているように思えるスタイルくらいでないと肩がこる。
自分でも良い環境でプレイしていたと思うよ、アスキーグリップはまた、ケーブルが長いのも楽だったし。
そんな優れた環境は、今はあまりないでしょうね。
あるとすればデスクトップPCに片手コントローラーを取り付けて・・・という形になるかと。
スマートフォンやタブレット端末は腕を持ち上げない限り、背中丸めるスタイルになりますから自然と。
人間工学的に、優れてはいないんです。

とまあここまで書いて。

無駄に話が広がってきたのでこのへんで。



●2019.5.6 先日のヘッドホン

三百円のヤツね、まあ何も知らないのもアレなので、かるくネットで調べたが。

やっぱりテレビヘッドホンらしいのですが、まあ五千円ほどで発売したのがわりと最近、数年前なのかな。
今じゃ二千円以下で新品中古にかかわらず取引されている模様、一気に安くなったw


テレビヘッドホンらしいと言ったのはパッケージ写真みると「MOVIE & MUSIC at HOME」とかなんとかテキトーなことが表記してあり、それってつまりテレビ向けやん。 ホントいいかげんな売り文句だなと感心というかあきれるというか。
ハッキリ書かないから音楽用にイケるかもと買った人が(五千円は安いというか、高校生くらいならこの価格帯がフツーでしょう)、Amazonで低評価したんでしょうね、そこでは星3つとゆう。

テレビヘッドホンとしては満点というか・・・可もなく不可もなく、要はゼロか満点かでいうと満点ってことで、つまりテレビ用のユーザーは大雑把ってことです。 音よりも装着感ですね。
音に関しても、とにかく「ちゃんと大音量」ってことで、ムチャクチャ割れる音でもなく、なれば無問題。
ちな自分はヘッドホンにたぶん、五千円以上出費したことはない。 音に金使わないほう? ちゃうちゃう、PCは常時サブウーファー&小型スピーカーで十四年くらい通しているし、要は最低限だけ抑えておく思想。
現実に動作するサブウーファーが五百円、小型スピーカーセットが三百円と、ハードオフで買えるんだからしょーがない、それをコーディネートする知識くらいはあるので、ムリに高額な新品を買う必要がないだけ。

過去にピュアオーディオにハマりそうになったこともあるが、なんで今こんなに点が甘いかとゆーと・・・・パシフィック・リムを映画館で11回みた経験があって、なんとアイマックスシアターであっても音が割れまくりなんです、通常のシネマコンプレックスも同じことで。
要はパシフィック・リムのばあいは特に、大音量こそ正義であり、音が割れても「大した問題じゃねえよ!!」って話らしい。

他の映画がどんな上映品質か、音に対する考え方どうなのか知らんが、IMAX規格でもときには逸脱するようなんで、細かいこと気にするんじゃねえよってことを学んだ。



何より新しいってことはいいことで、とゆーのも前に使っていたパナソニックだっけどこだっけ、その大型ヘッドホンはヘッドバンドの部分が複数箇所、ボキボキと折れたw 砕けたというほうが表現としては楽しいかも。 原因は経年劣化としか言いようがないが、複数箇所と言ったのは、最初の二箇所くらいまでは直そうとしたため。
三箇所以降は、さすがに諦めて捨てた次第。

も少し状況を詳しく語ると。
「よーっしバイスで穴開けてイカリ印の補修糸を通してぐるぐる直したぞ! どーれ」とバンドを広げたら別箇所バキッと。
それを二度まで繰り返して、もしかしてもうダメなんじゃねと他の部分に力入れてみたらバキボキと。
だめだこりゃ、執着は自分に対する呪いなので捨てる、となり。
それ以来、しばらく(一年二年くらい?)大型ヘッドホンを所有していない状況だったみたいな。
以前だったら「なんか役に立つかも」とユニット部分はとっといたでしょうね、第二次世界大戦映画みたいにユニットだけ耳に当てて通信を聞く的な遊びに使えるかもだし。 いまは余分なものはなるべく持たない主義。 それは断捨離とか言う思想らしいよ、よくわからんが。

で、ソレはおそらく二十年以上前の機種だと思われるので、じゃあボキボキ破損するのはそのくらいの時間であろうと想像する。
まあプラスチックや樹脂製品の品質は驚くほど向上しているので、今後はもっと保つのかもしれないが。
とにかく新しいのはありがたい。
猶予がある。

ちなみに昔はソニーから数万円するモニターヘッドホンというものが出ていて、ソレが業界標準だったっぽいよ。
つまり単純に高音質なだけではなく、共通のヘッドホン使えば、依頼主も請負音楽家も同じ音を聞けるやん。 だもんでそのソニーモニターヘッドホンは最大公約数な音だったんでしょうね、聴いてみたいないっぺん。
今はどうも、もすこし安い製品で、なおかつ種類も増えたのかなプロフェッショナルな現場は。
ピアプロ時代に音楽詳しい住人とかに聞いたのだが忘れたw

 ↑これかな?
確か二十年以上まえは四万円だと思ったが、今じゃ二万円くらいになってる様子

まあいいや。
音に対する意識が低い自分でも、今回買った中古は「完璧にクリアな音ではない」ってわかるけど、でも無問題。
テレビ用として、じゅーぶんな品質であって、なおかつ軽くてコードの長さも三メートル、ちょうどいい。 コレが五メートルだと持て余すんだ、邪魔で邪魔で困るので三メートルはありがたい。

という、ヘッドホンの話でした。



●音楽プレーヤーとしては有能

なんか使い物にならんiPhone4S、でもサイコーにカッコよいデザインであると信じているため手放せないですが。

まあバッテリーも半分くらいに消耗して、手元に置いてあってたまにIP電話やYouTubeをラジオがわりなど、そんな使途。
あとはたまーにカメラがわりにもちょうどいいし、GyaO!をテレビでみるときにも使えるっちゃ使える。
本来的なスマートフォン用途は遅くてダメダメなのだが、それでも役には立つもんです。

ふと思ったんだが音楽プレーヤーとしてはどうよ、と思ったら有能でした。
えっと容量は8ギガのモデルだっけ、よくわからんが仮にそうだとして、アルバム何十枚でも入るやん。 一枚あたり50メガていどなのだから。
そう思って久しぶりにiTunesに接続、プレイリスト単位でいくつか放り込んでおきましたとさ。


あとは電池だが、コレが意外と減らないんだな。
そこなんか納得がいかないのだが、なんせ電池が半分に消耗している状況で、たぶんコンビニWi-Fiなどでスマートフォンらしく使えばすぐに減るだろうと思うのだが、フツーサイズのでかいヘッドホンさして音楽再生だとなかなか減らない。
まあWeb閲覧など、一般的なコンピューティングがいかに電力使うかってことですね、つまり。

ともあれ音楽を流すぶんには有能と判明。
しかもカッコいいですからね、そう思っているのは自分だけの可能性ありますが。

とまあそんな雑記。




●2019.5.12 無駄遣い、かなあ

という疑問がふと。

何の話かっつーと、モバイルギアという、中古で買ったモバイルOS内臓の端末。
時期的には2007年で、製品そのものは1999年のものなんで、当時としても8年前のモバイルPCであり、役に立つものではない。
具体的にはモバイルギアMC-R700っつー・・・NTTだっけ、そんな感じの端末で、見た目はというと。

まあ、ハッキリ言ってほぼ、ノートパソコンですね。
フルサイズのキーボードもついているし。
え、じゃあノートパソコンでよくね? と思う人もいるかもだが、スペックみると違う。

 

画面サイズは800x600、まー当時のiBookがそうであり、もしかしたら99年ではフツーのモニタかもと思えるやん。
しかし実際には違うっつーか、色がおかしいんですよね、浅いというかなんというか・・・かすれたカラーです。 妙な味わいがある。
要は「昔の」タッチパネルを大型化したわけで、当時としては超スペックかもしれないですね、幅800は。
でもってUSBポートがひとつかふたつあって、まーそれまたノートパソコンみたいですが、いったい何をサポートするやら。 いちおう、マウスくらいは動いた記憶があるけど、例えばスクロールホイールや複数ボタンに対応するかとゆーと期待はできないみたいな。

でもって内蔵メモリは確か32メガ。
メガですよメガ、32ギガじゃないよ。
作業メモリじゃなくてストレージですよ。
とりま自分は1ギガコンパクトフラッシュを使ってたので容量不足はないのだが、99年当時はいくらしたんだCFメモリ。 ものすごい変化していた時期だからよくわからんが、さらに32メガ足そうと思ったら一万円くらいかかるのではないだろうか。

こんだけみれば、例えば画像閲覧とかはほとんど使えないとわかる。
内蔵32メガだもん、何をどうしろっつーんだ。 でもってOSはWindowsCE、数あるモバイルOSでも今となっては原始的に思えるヤツです。
見た目はいちおうWindowsなんだけど、CEって1メガあるかなというスカスカのOS。
先述したように多様なUSB機器など、ハッキリ言ってデフォルトでは対応しません。 各社のドライバー配布に頼るしか。
今のパソコンOSは中古で買ったプリンターくらい、素でフツーに動くけど、そんだけOS自体のサイズがでかいってことです。

あとは・・・モバイルギアってシグマリオンってシリーズも出してたやん、だから有名なんだけど、グラフィックは極めて遅い。
コレは液晶モニタの性能でもあるんだろうが、やっぱ電力も関係していると思う。 高性能グラフィックとかムリなんでしょう、当時の電池じゃ。
日常的な、テキストとかを立ち上げるにもちょいかかりますから、写真など観たくはありません。 つか普通紙でプリントしたみたいなざらついた画面だし、絶望的にダイナミックレンジが低い。
ま、テキスト扱うぶんには「逆に」電子ペーパーみたいでいいかもね。 スペック低すぎてかえって電子ペーパーみたいな描画かも。

いやー素晴らしいロースペックですねモバイルギア。
これでお値段が15万円だったと記憶。 いや自分は中古7000円くらいで買いましたが。 つまり8年間でそこまで価値が下落した。
なんで価格を覚えているかというと、発売当時のカタログもってたんです。 それ見ながら「いいなー欲しいなー」と思った記憶はあるので、マシンとしての魅力はあるんでしょうが・・・。

15万円でコレ買って、当時の人々は何をしたんでしょうね、スケジュール管理? 通信?
自分自身、コレがあることで何ができると思ってたんでしょうね。 そこはよく覚えていない。
通信はさらにオプション必要で、いや屋内ならモデム内蔵してるだろからできるだろうが屋外はいろいろと。 まあカードスロットあるってのはたいしたもんだが、ノートパソコン系のカードも通信もそうとう高いぞ。 とくに携帯電話モジュールは手が出ないほど、というか携帯電話買ったほうがよいというくらいの値段だったような。 じゃあ公衆電話にケーブルさして・・・モバイルギアには何モジュールつけりゃいいのやら。

そいやこち亀で携帯電話とつなげてメールかなんかやってた場面があったような。
つまりモバイルギアやシグマリオンみたいな端末で。 しかし当時の携帯電話はモノクロであれカラーであれ画像サイズはたぶん160x160くらいはあったはずで、テキストでメールするなら「これだけで」じゅーぶんなような気がする。
このへん、今でも謎なんですけどね、二十年くらい前に多くみかけた外付けキーボード付き端末、どんな役に立つのだろう。
携帯電話だけじゃダメなんですか? みたいな。


いちおう20万出せばそれなりのノートパソコン買えたと思うんだけどね、じっさい同じくらいの時期に店頭で並んでいたiBookは19万7000円だっけ、そんな感じでiBookのスペック、ウィキペディアでみると、メモリは32メガ、コレは保存用ではなく、作業用のですよ。 ハードディスクは3.2ギガ、いちおう店頭でみた限りマトモなPCモニタで、写真の閲覧もデスクトップ機に比べりゃ遅いかもだが、とくに問題もなく。
つかメモリ32は小さいんですけどね、ネット閲覧くらいには使えるのかな。

もいちど確認すると、いちおう使えるノートパソコンであるiBookが19万ちょい、でもってモバイルギアが15万円・・・どうなんだろね。

まあモバイルギアがiBookの半分の重さであると仮定して。
またモバイルOSはとにかく起動が速い、数秒以内だったと記憶しているが、そこは強い。
あいや今は、iOSなど1ギガくらい当たり前で、モバイルOSも起動が遅くなってきたけどね。
少なくともWindowsCEは超速かった。


うーん、この微妙なスタンス、どう考えればいいやら。
ビジネスマンのメインウェポンになりうるのか? という疑問はさておいて。
あ、通信さえつながればインターネットエクスプローラ(モバイル版)あるんで、ネットブラウズはできます。 当時のサイトは軽かっただろうし、画像をオフにしてさらに通信代節約する機能もフツーにあったし。

まあ自分自身は、コレで一年くらいたっぷり遊びました。
意味もなくテキスト使ってpixiv小説の前段階みたいなの書いてたり、写真を入れたりして、そらもうたっぷり遊び倒しました。
またpixiv小説といえば、1989年に宇宙人がやってくる話を延々とやってましたが、その中に登場する宇宙人の高度なテクノロジーは、このモバイルギア、他にも中古で買ったシグマリオンがモデルとなっております。
なんせ小説の時代が89年ですから、モバイルギアと同等の機器が出てくると劇中で「宇宙人スゲー!!」となるわけで。

そう考えると、そんなに高い買い物でもないな、という結論。

ちな、いま引っ張り出して電源入れても、動くかどうかわかりません。

という雑談。


●余談、そして雑談

なんかしまってあるモバイルギアにふと思いを馳せたけど、じゃーPCカードってなんやねんとなり。

調べてみました。
するとあんがい、有能な機能と判明。
まづUSBポートが本格的に装備されたのは、たぶんアップル製品ではiMacが最初と思うが、つまり2000年くらいまでUSB1.0時代であったわけで、それよりも速い規格っぽいですね、よくわからんが速いUSB2.0が出るまで、かなり利用価値があったのでは。

 ↑と思ったら、USB2.0時代まで有効だった様子

またUSBといや、つなげりゃすぐ使える便利ポートですが、それと同じ利便性をカードは実現してたらしいよ。
じゃあハードオフにあるジャンクカード、させば使えるかもしれませんね。
そうとなれば、使いみちはいくらでもあるわけで、機器のサイズが小さければそのままノートパソコンに収まるわけです。
やっぱりすぐに思いつくのは、1999年にiBookと一緒に世に広まった無線LANでしょうね、ゆうても十年前くらいはウチの無線LAN電波、ほとんどなかったですね自分くらいで。 それが今じゃー数え切れないほど電波が飛んでいるわけだが、さらに十年さかのぼって1999年なら皆無だったと思う無線LANルーター。
外出先で電波拾ってってのはムリっぽい感じがする当時は。

ま、USBとは用途が違うとはいえ、似たようなもんだったわけです。
ただ、何もかも高額であったこと、それは当時ショップを歩いてカードみながら「何ができるんだ」想いつつ、お値段にひいた覚えがあるので確かですね。 二十四時間戦うビジネスマンでないと買わないでしょうという価格帯だったような。
安いのもあったけど、USB実装したiMacもってりゃ必要ないものでした。

他にも先に書いたように携帯電話そのものがカード化したのもあったと記憶。
PalmOS機であるVISORには巨大なスロットがあって、まあPCカードとは違う規格であるらしいんだが、携帯電話モジュールは確かあった。
だったらPCカードにも同様なのがあったはずで、でもお値段三万円以上だったような気がする。


話それるがVISORのモノクロ液晶、ちょいと緑色のアレ、懐かしいですね。
あーゆーデバイスが今でも欲しいです。
なんつても乾電池でも動くエコさ加減がサイコー。 VISORのモジュール、中古であるかな。

しかし2006年には皆に遅れて携帯電話を使い始め、そのときに色々揃ったわけですね、例えばカメラとか。
カメラユニット、欲しかったですね〜PalmOS機とかにも。 それが携帯電話を手に入れたらいっしょに付属したわけで。
いろんなものが欲しかった二十年くらい前、そっから数年でかなり揃っちゃったという。

さらに2013年、iPod touch4Gで通話も可能、ビデオ撮影もだいたいHDサイズで屋内では無線LANで使い放題。 次にiPhoneになるけど、じっさいはiPod touchでほぼ満足でした、はい。 iPhone4Sはコンパクトカメラが欲しくなって、かわりに買ったが意外と有能でした。
今はPCにBluetoothは搭載されるわDropbox、Evernote、あるいはiCloudなどのサービスが充実して、なんか満足してしまって。
なんどか書いたように、新しいiPhoneとか出ても「ふうーん」となります、はい。

もうハードウェアのカタログみて鼻血出すようなことはないだろうなと思うわけです、はい。
何でも欲しかった時代があったという話。

とまあ旧い機器やその規格を想いながらでした。




●2019.5.20 PalmOS機

なんか久しぶりに愛用していたVISERを出してみたら。

いやーディスプレイが焼けてますなw
たぶんジッポオイルといっしょに保管してるためで、iMac2005とかもモニタが色あせてます。

もとより回線も焼き切れて使えないんですけどね。
とにかく、2001年頃だったっけ、秋葉原で買って以来、五年くらい使い倒した愛用機なんで、手触りを思い出したかった。
すると、まあ軽いんだけど、独特の感じは最近の携帯電話、スマートフォンでは例えようがないですな。 なんか厚みと幅があって、それで軽いのだからホント独特。

いっしょに出てきたケーブルは貴重品、PalmOS機とUSBをつなぐ組み合わせで、VISERには合わないのでPalm-m100のものと推測。
Palm-m100とか、あるいは色違いのVISERとかどこかにあるはずなんで、いづれ出してみよう。
ちなm100用のソフトケースとかも揃っていて、
 

最近、モノクロ液晶画面を見てないですから、ヘンな懐古飢餓状態みたいな。

●ここからちょい横道それて

ちなMuseaとシグマリオンはすぐ出てきました。
どっちもちゃんと起動しますねバッテリーは怪しいけど。 しかしシグマリオン、カラー版だったんだ。
ハッキリ言ってハードオフで買って以来、いちども実用的に使ったことはなく、完全にオモチャというか、PCの歴史に興味があるというか。
Museaも180gってことで、スゲえ重いという記憶があったんだけど、もってみるとあんがいと軽い。 じゃー同じ重さのiPhoneXもそんなもんか。

使い勝手はビミョーというか・・・確かにPCとして、けっこうな性能があるっつーか、例えばMuseaは2002年前後の製品で、要は90年代に各企業が一斉に事務仕事をコンピュータに置き換えたが、その頃と同じくらいのパワーをハンドヘルドPCに詰め込んだわけで。
しかし単純にパワーが同等でも、ほらほらポケットPCじゃーポケットWordとかどうにもならんやん、超極小のソフトウェアキーボードとか、小さなスタイラスペンでプルプル震えながらタップするのか? 文章は外付けキーボード必要。
じゃあポケットExcelはというと。 うん数時くらいは手書き入力でなんとかなるっしょ、文字と違って数字ならペン入力でもエラーしにくい。
が、意味あんのかそれ。 ちょっとした計算ならメモ帳に公式書いてやったほうが手っ取り早いやん。
まあExcel的な関数がいくつか実装されているので、注文表的なことを現場でやる、という使い方もあるけど・・・そこまでやるか。

どんな状況やろ。 うーん自動車のロードサービスみたいなシーンで、現場で試算とか・・・そこまで働くのか人間というものは。
現場では大雑把な見積もりで、詳細は事務所に来たときに、というくらいが健康に良いのではないだろうか。

それはMuseaの感想で、小型ノートパソコンのようなシグマリオンであれば少しは実用的。
ゆうても、やっぱ小さいけどね。
あ、速度はどちらも遅いけど、さほど困らない程度ではある。 

ちなスケジュール管理であれば、スマートフォンなどが活躍するのはクラウドコンピューティングが実現したごく最近のことで、それ以前は手帳あるいはシステム手帳が最強であっただろうと思う。 それでもあえて、ポケットPCで実現しようと思えばできるけど、ちゃんとしたパソコンと同期しなくてはもったいない。 ポケットPCの記憶が飛んだり電源切れたりしたらスケジュールみれないわけだし。
MuseaのほうはたしかPCとSyncできるクレードルがあったと思うが、それでもケーブルは非常にゴツいはず。 だいたいケーブル高額だし。
つまり自分専用のPC1台としか、繋がれない。

あと重要な機能として、とーぜんPCで受けたメールを未読分ぜーんぶ携帯端末に流し込む、という使い方も出来なくてはならないが。
これはまあ、人によっては役に立つかもね人によっては。 居ても立っても居られないほど忙しい人ならば、ということです。
フツーなら居て座ってPCでメールみりゃあすむ話です。
Museaには実装されているはずだが(クレードルが付属するくらいだから)シグマリオンはそこ、怪しい。
つかシグマリオンの外側に、外部機器とつなげる端子が見当たらないんですが・・・まさかネジ穴つきのフタに?

えっとPalmOS機の話にちょいもどって。
VISERをどう使ったかというと、ほとんど読書ですね。 テキストリーダーなどのアプリはたくさん出ていたけど、とくに「POOK」っつーのが非常に優秀で、何がスゴいって最小の操作で読書が可能という。
PalmOS機には通常、6つのボタンがついてるけど、それぞれに機能を割り当てて、スマートに読める。

スゲえ余談だが、当時このVISERで、つまりPOOKで読んでいた海野十三「超人間X号」をいま読み返しているけど、じゃっかん印象が違いますね物語の。 やっぱモノクロ液晶、それも縦横160などとゆー前時代の端末で読むのと、現在のiPhoneでRetinaディスプレイのを読むのと、品質が非常に違うので話の中身も印象が違うのでしょうたぶん。

だがとにかく読めたし、ものすごくスマートにスムーズに操作できるので・・つまり身の回りかたわらに置いてある端末を、気が向いたらすぐに手にとって読めるわけで、とてもはかどった次第。
物理ボタンを6つも備えているので、ある意味いまのスマートフォンより操作性は上ですよ、ある意味ね。
青空文庫の小説をMacでダウンロード、変換してVISERやPalm-m100にぶっこむ形で、相当な分量を読んだわけ。

一見、ハードウェアくらべるとPalmOS機はシグマリオンやMuseaなどのポケットPCに劣るんだけど。 じっさいPalmOS機の初期はメモリ(ストレージ)が2メガから8メガと、ポケットPCよりヒトケタ少ない。
でも使い勝手ならやっぱPalmOS機ですね。
とゆかPalmOSの使い勝手が、現在のスマートフォンに継承されているわけで。
そもそもPalmOS機のようなPDAに電話がついたのがスマートフォンなわけだし。

何が違うかって、どうやらPalmOS機などのPDAは乾電池で動くよう、むっちゃ電力、つまりパワー抑える設計な様子。
だから長らくモノクロ液晶だったし、メモリも数メガで、扱うデータも限りなくプレーンというか素というか、極小サイズでした。
要するに。
PalmOS機ではかなり後になるまで、写真がみれなかったパワー不足で。
そこがポケットPCと違いますね、カシオペアなど、小さな携帯電話ムービーみたいなものは早よから再生できてましたし。
シグマリオンやモバイルギアで写真みても、かすれたカラーで解像度も低いんですけどね、とにかく観れた。
Museaなら2002年当時ならハイレゾ(高解像度)なので、かなり写真もキレイなほうですが、すぐに携帯電話が追いすがってきます。

あーつまり、2000年代は携帯電話最強ってことかな。
単純に写真やビデオがみれるパワーでいうと。



●さらに懐かしい話題をしたい

いろんなガラクタを中古などで買い求めた過去があり・・・まあ自転車で行ける距離に複数、古道具屋ありましたから。
ほかにも家宝(笑)もありますが、二番目にスゲえ電子アイテムは自動翻訳機でしょうね。 いまは紛失しておりますが。
ちなみに90年代中頃の電子手帳というか、ポケットコンピュータ的なものもありますが、それよりスゲえ旧い機械でして。

おそらく発売年は80年代中頃、そんな時代にポケット電子翻訳機があったんっす。
どんな感じか、おぼろげに覚えているのだが、サイズは今の大型スマートフォンと同じくらい?
電源はボタン電池か乾電池か、そこは忘れたが、とりあえず英和でした。 基本がそうで、さらに背面のスロットにモジュール取り付けて拡張もできる仕様らしいです。

メーカー、どこだっけかなあと記憶が曖昧な部分があって。 CANON・・・じゃねえか、フツーに考えるとシャープなんだけど。
ネットでしらべっとすぐに引っかかるのがIQ5000という機種で、なんと1981年の発売だそうな。 しかし画像みると、フロントのスピーカーに見覚えがないので違うっぽい。 仮にIQシリーズだとすると、下位バージョンのIQ3000であろうと思う。

先ほどのPalmOS機、VISERなんかは160x160ドットだったけど、この翻訳機は縦が16くらいしかねえんじゃねえの? という。
漢字表記できたかは覚えていないが、とにかく小さなサイズにキーボードとゆうかボタン類だけど、びっしりついて英語の翻訳ができて、いくつかのシーンつまり文章のプリセットも用意されていたと記憶している。
つまり「街中」「飲食店」「空港」などで使いそうな台詞を備えていて・・・よく考えたら紙の冊子のほうが速いよな。

とにかく自分用のコンピュータなど思いもよらない時期だったんで、これは遊び倒した。
テキトーに日本語打ち込んで翻訳して・・・でも英語が得意にならなかったわけです。 日本語さえ危びーし。
ちなみに遅かったと思うよスピードは。 だから実用はどうだろうね、コレもって海外旅行とかした人、いるのかね。

その後、ファミコンやらスーパーファミコンやらやってたし、先述したように電子手帳みたいなのもあったし。
あと家宝の()ワープロは重さ8キロ以上だっけ、でも数行の表示ができたんで事実上のパソコンみたいなもんですねモノクロ液晶だけど。
それは東芝ルポです。 調べりゃ機種名もわかるけど今はめんどう。
なんであんなもんがウチにあったのかは謎ですが。

その組み合わせのせいか、iMacつまりPCにもすぐに馴染めましたね。
なんか独特の思想にすぐついてこれたっつーか。
ゲームでのセーブ(保存)もそうだし、ワープロではフロッピーディスク使ったわけだし、まずキーボード入力に慣れたし。
そーゆー順序だと、PCもすぐ使えるようになるわけで。

あ、二番目にスゲえ旧い電子アイテムは電子翻訳機といったけど、イチバンは電卓です。
調べると1976年だっけ、LEDといや緑色が当たり前だった時代の代物。 単三電池2個で駆動、今は回路が焼き切れて使えないけど。
他にもデジタル腕時計など、80年代アイテムはあるけどカウントしてません。

まーかように、そんな自分歴史があるもんだから、モノクロ液晶が懐かしくてしょーがないわけです。
なーんか欲しいぞなーんか。 ハードオフとかのジャンクに左様なものがあれば、衝動買するかも。

という、どうでもいい日記でした。




●2019.5.25 令和なので

なんか過去の持ちキャラに「砂原令」ってのがあるのを思い出した次第。

過去ってどのくらい過去か、具体的なことは黒歴史を含むので語りたくないが、ノートに落書きしていた時代からです。
それがケント紙などにペン入れするようになっても描いているので、自分的にかなりお気に入りだった様子。


過去の絵をみてみると、たぶん三十回くらい描いているのでは・・・ゆうても初期の落書きは、固有のストーリーがないので、ハッキリしたキャラはよくわからんです。 例えば一人称すらわかりません、まあボクっ娘ってことはないでしょうが。
それでも絵や簡単な設定などを発掘して、わかったことを自分メモ的に記しておきます。

まず名前は砂原令、さはられいで年齢は16才、よく武器をもった絵になってるので、それなりに武芸はできるかと。
それと、なんとなくタイムトラベラー設定にしたんだけど、具体的にどの時代でなにをするかとか、考えていないかと。
身長はそれほど高くはなく、絵によっては日焼けしているので、ふだんからわりと褐色肌である可能性もあり。
身体特徴は、とりま美少女。 ツリ目ではないが、涼し気な感じ。
あとは額になんか入れ墨がありますね、深い意味はないと思うけど。

ショートヘアと長髪のふたつ絵があるけど、何故かは思い出せんっつーか、たぶん考えていない。
特徴は民族衣装をアレンジしたような服装で、たぶんそれがやりたくて創作したキャラクターだと思う。 本格的な民族衣装は考証とか難しいので、アレンジにとどめているのは確かです、今も昔も俺そうだから。
またおぼろげな記憶だと、2010年代を舞台にしたお話で、そもそも主役は井坂幻像という剣豪で、砂原令は添え物みたいな。 なんにせよ、本格的なファンタジーがやりたいわけではない、という。

服装について順に上から思い出していくと、とにかく帽子。
略帽みたいなものから民族衣装みたいなものまで、いろいろ・・・っつーか描くたびに変わるのも今と同じですね。 pixiv小説の挿絵でさえ、キャラの服装が毎回違うから。
でもって左腕にありきたりな腕輪をしているけど、設定では純金です。 妙なところを覚えているもんです。
でもって服は繰り返すように毎回違うけど、よくあるのが弓道の胸当てをチェストにしたような胴、それにダブダブのズボン。
ほとんどの絵でぶっとい手袋を着用しています。 たぶん騎馬民族をイメージ・・あいや風の谷のナウシカでしょうネタ元は。
そして多くの場合、それらにアイヌ文様が描かれています。
何度か書いたかもだけど、アイヌ文様だけ覚えていれば応用で何でも間に合うと考えているため。 ←いまでも
靴はペルシャサンダル、モカシンなど、ここも民族衣装っぽいです。
耳に飾りがある絵もあるので、ピアス穴くらいはあるかと。

そんな風の谷のナウシカのモブキャラみたいな衣装に、サラシかなんか巻き付けて完成という。


とにかく、ファッションまでふくめて「キャラクター」と考えたばあい、かなり完成されているっつーか、凝ってるなあと自分で感心する。

でもって武器もだいたい決まってるんですよね、これまた面白い。
弓矢は服と同じで描くたび違い、洋弓だったり和弓だったりするけど、矢筒はやっぱアイヌ文様をモチーフにした細身のもの。 いづれにせよ、コンパウンドボウは使いません。 また弓にスコープやスタビライザーなど、現代的なものも装着せず。
またヤジリは、これまたクドいようだけどアイヌ文様をモチーフにしたナイフになっているのが通例。

剣は銅矛みたいな、要はグラディウスくらいの短いものみたいです。
同一の剣なのか、そーゆー類のを好んで使うのか、絵が下手なため判別できず、でも複数描いてます。

また設定画ではブルパップ式のカービンが見つかりました。 どこか古臭い、木製ストックだけど軽量な銃です。
まあ女の子が使うのだから軽いカービンという、戦闘メカザブングルと同じよおな感覚で。
拳銃は二十六年式拳銃っぽい中折式の小さいやつ。
そんなことまで決まっているんです。 まあ弾丸の口径は忘れたけど。


イチバンの定番アイテムは、ガンブレードみたいな散弾銃で、たぶん天空の城ラピュタのグレネードランチャー的に、様々な弾丸を使うつもりで描いたのではないだろうか。 ほらほら散弾も12番ともなるといろんな種類があるやん、まあドーラ一家のランチャーほど多様ではないにせよ。
ガンブレードみたいなとゆうたが、じっさい銃身の下にブレードが据え付けてあります。 つか銃身と一体かも。
結果的にガンブレードっぽくなってるけど、ファイナルファンタジー8よりずっと前の考案であり、パクリではありません。
つか銃身付き単発ピストルなんていくらでもあるし、実在もするし。

キャラ付けでいうと、コイツ煙草すいます。
まあ水タバコだったり長ーいキセルだったり、チロリアンパイプ的な、いづれにせよ時代かかった様式のものですが。
あとコイツ酒も飲みます。 これまたワインやらブランデーやら、チビチビ飲むタイプですが、とにかく飲酒はします。
他にもあぐらをかいて座ってる絵も多いけど、これは風の谷のナウシカやアルスラーン戦記など、大陸系のお話ではよくあること。 真似ただけ。
賢明な美少女という設定と、不良というふたつの面があるようです。 そもそも武器振り回し放題だし。

あ、ウクレレやバンジョーみたいな、小さな弦楽器もってる場面もいくつあったような。
バイクに乗った絵も複数あるので、確かに現代人ではあるわけです、いろんな時代に出かけるにせよ。
おおっと、そういや左利き設定もあったな、自分のキャラでそれはかなり珍しい。

かようにかなり練り込まれたキャラであること再発見みたいな。

まあ過去の自分絵は、ものすごく下手なんで、あまりネット上には出しませんw
いやー驚くほど下手くそで、なんで飽きずに未だに描いているのかな思ったら、メカなどは今でもけっこう「お?」と思うような、わりと良いものが出来ている場合もあり。
ちょい関係ない話だけど、ピアプロ時代では絵を描きはじめたばかりの初心者もとうぜん、集まるわけで、どうやら私がメカや銃器、武器などを自在に描けるように見えて、そこそこ尊敬されたっぽい場面もあります。 でもそれは、アニメや刑事ドラマ、映画などを観ていれば時間とともに蓄積される珍しくもない知識なだけで、じっさいピアプロやpixivに集まる高校生のほうが、おそらく同じ年齢の自分よりはるかに絵が上手い。
そのくらい下手だったんです。 いまでも上手くはないが、さすがに下手というレベルはなんとか通り過ぎた感じ。
まあホント、上達が遅いほうですね、困ったことに。

最後になんで、いまこんなに昔の創作を掘り返しているのかというと、再び描きたいため。
つかもう描いてpixivに投稿したけど。


自分のキャラで、こんだけイメージが固まっているのは珍しいので、今後も描いていきたいという。

ただ、ひとつ難しいのは固有のストーリーを持ち合わせていない、という点ですね。
いやまあ描きたい武器がひとつ思い浮かべば、それでシチュエーションできるからいいか。

というわけで。
雑記でした。



●2019.5.26 Shade3Dの昔広告みっけ

自分のアーカイブスに、スキャンデータがあった。

何の話かというと、確か前回にまとめてアップロードした日記wikiで、Shade3Dのことを書いたと思うんだけど、話題にちょうどいい画像を探すのめんどうなので載せていなかった。
今後、説明のために使うかもなんで、いま画像をあげときます。



コレはCGワールドという雑誌の、1998年で5号と書いてあるのかな、さっきまで画像扱っていたのにもう忘れているけど。
表紙は懐かしいペプシマンですね、98年だったらもう、このくらいのことは可能だったんです。 今との違いは解像度がこの頃は低めで、またマシンパワーを必要とする処理、例えば表面材質の反射を回数減らすとか、ポリゴンなど形状の滑らかさを抑えるとか、そんな数字の差だけ。
いやじっさい、違う技術も発達しているんでしょうが、とにかく基本は出来ていて、その後に備わったのはオプションみたいな。
あとはまあ、3DCGが大事業でした。 いまでもそうなんだけど、当時はマジで高かった様子。



でもってコレが、そのCGワールドにのってた広告。
Shade3Dの宣伝で、モデルはそのあとわりと有名になったデジタルフィギュア・・つかデジタルアイドル、テライユキです。
コレがどんだけ衝撃的だったか。 何がどうなのか説明すると、左下の能書きです。
あいや能書きといっしょにラインナップと値段が書いてあるんですが、アニメーション機能を省いた下位バージョンが9800円。
うっはw コンピュータグラフィックスがw 手が届く値段ww
という、まあ当時の人にしかわからん衝撃なんです。 この広告のようなモノが、9800円で出来るのかと。

あ、ちなみにコレは誇大広告ではありません結論から言うと。
ただ、誰でもソレが可能ってわけじゃないんです、要は腕がいるわけでして・・・私は出来ませんでしたwww



つまり粘土や石膏があれば誰でもミケランジェロみたいな創作ができるのか、紙と鉛筆があれば誰でも鳥山明先生みたいな絵が描けるのかという、根本的な問題であって。 3DCGも同じってことです。

まあいいや、とにかく画像の場所はわかったし。
後々、この話題を語りたくなったらこの画像や、類似のスキャンデータを引用します。

というわけで。



●2019.5.28 どーでもいい日記

いやあ、ファイナルファンタジータクティクスはもう二十年以上やってるんですがね。
今はiPhone版を、チマチマとやっとるんですが。

それにしても、ものまね士って最初からあったっけ、PSP版からだっけ?
ずーっと使ったことがないんですが、このたび使うことに。

話を順序で説明すっと、まずラファ、あのお荷物もとい二軍の彼女を鍛えようと思ったわけです。
ちなマラークはもう諦めて、完全に戦士系として頭数に。 そーなればけっこう頼もしいんですがね、本来の・・・天冥士だっけ、ナントカ技は相変わらず使えないんで、モンクとか話術士とかにするしか。

ラファは天道士だっけ、こっちはまあ、ソレナリに強いんで、さらに算術を付け足せばいいと思った。
天道士の真言は、当たれば大ダメージだし、多少のギャンブル要素も楽しめるレベル。 ただ複数ある真言の違いがわからんし、後から覚える技ほどチャージが長いんで、最初のひとつしか習得しないことにしてますが。

まあいいや、とにかくラファを強化するんだけど、とーぜん魔道士系として鍛えるわけで。

それで繰り返し、レベルのアップダウンをやっとったんです。 上がるときは黒魔道士、天道士、召喚士などで下げるときはアイテム士という。
それが、かなりしつこくやっても強くならないので困ったことに。
唯一、上がったのはSpeedくらいで、それも少しだけ。 HPなどはむしろ下がってね? というていたらく。
あ、物理攻撃力はマックスまで上がりましたが、それじゃあつまらんのです。 魔道士が殴って強いって、意外性はあるが、楽しいのは最初だけじゃん。

あまりにも魔法攻撃力が上がらないので、ついにネットでジョブの成長率をみました。
その結果、魔法攻撃力は一律で、黒魔道士だろうが白魔道士だろうが変化がないことが判明。
なるほどね、無駄なことやってたんだ俺、みたいな。

しかし、例外があることに注目。
イチバンすげーのはドラグナーで、魔法攻撃力ふくめてすべてのステータスが急上昇らしいが、レーゼだけのジョブだし。
それよか、ものまね士が少しだが魔力向上することを発見した次第。
他のステータスも順調に上がるみたいだし、じゃあコレを使うか、となったわけで。

しかしものまね士ってなにすんだろ、FF5ではそれなりに役立ったが、ロールプレイングとシミュレーションじゃ戦闘の流れが違う。
と、ちょい戸惑ったりして。
とにかくジョブチェンジして、実践で確かめたところ、とにかく味方の行動を真似る、真似ができることとできないことがある、とわかり。
例えばルッソの「ためる」は真似できますね、見習い戦士のアビリティだし、そらそうか。 しかし「さけぶ」は真似できず。
エールもできないってことは、顔キャラの技は真似できないってことかなるほど。

また戦うにせよアイテムにせよ、そのときにものまね士が向いている方向に実行するわけで、うっかり味方を殴ることもあり得るし、基本的に魔法など放っても敵に当たるとも思えず。
じゃあ、ならば、踊るを真似たらどうかと思ってやってみたら。

コレがスゲえ強かった、という。
算術と同じで距離も方向も関係なく、すべての場所にいる敵が対象となるため、とにかく強い。
まず戦闘がはじまって、敵が遠いところにいればスローダンスで経験値稼ぎ。 敵があんがい近いところにいたらなんだっけ、あの足踏みダンスで速攻倒す、という感じ。

どっちみち強すぎて、逆に経験値稼ぎが難しいですね。 とうぜんレベル上げも。
スローダンスもあっという間に敵のSpeedが最低まで落ちるし。
踊り子をふたり連れてけば1ターンにつき倍の四回、三人なら六回実行できるわけで、そら強いわ。

ただ、はじめて試すジョブなので、わりと楽しんでます。
踊り子そのものも、あまり使わないですね、マニュアルでないと勝手に踊りやめたりしてやりづらいし。

とにかく、長年やってるファイナルファンタジータクティクスですが、知らんこと多いなという。
そんな日記でした。

●追伸

こんどはムスタディオをイダテン小僧に仕上げようとものまね士で頑張ってます。
ここで判明したのは、男子でも踊れるってことです。 そう、ものまね士ならね。
つーことは、逆も可能でしょう。 まあ歌ってもあまり良いことはないと思うので、踊るのほうが有効なんですが。

ホント、二十年以上もやってるのに知らなかったというか、やっぱりPSP版の新ジョブなんじゃね?
これにやっぱりPSP版のアイテム「ブレイブスーツ」などを使った日にやあ、スゲえイージーモードです。
うん、使いますよ決戦の日以外は。
イージーモードでダラダラする予定です。 頑張ってますゆうたのは飽きずにやります、という気味合いでもあり。
もう何十回もやっとるんで、そんなことがあってもいいやん。

とはいっても、やっぱり最初の最初、マンダリア平原(だっけ?)でメンバーも装備も選べないまま限られたポーションだけを頼りに戦った日が、いちばん楽しかったよーにも思えます。

あとは・・・まだ暗黒騎士だっけ、それにたまねぎ剣士、コレは試してないですね。
このふたつは明らかにPSP版の新ジョブでしょう、いづれ試したいが条件がわからず。

いづれといえば、他のシリーズもやってみたいが、コレはタブレット必須な気がする。
まあiPhoneでもできるけどね、画面小さいわやっぱ。

という雑談



●2019.6.13 映画「プロメア」

を、先週だっけ観に行って。
も一回、観に行きたいと考え中。

あ、ゴジラはちょいと後回しにしとります。
むろん、ゴジラvsビオランテ以降、全部の実写ゴジラはロードショーで観ているので、コレも観たいんですが。
映画みるのも大変なんです、以前はよく、東京まで足を運んだものだけど、自分でも感心する。
いまはもう、東京とか一生行かんでも無問題な気がして、ただただ面倒なだけ。

まー夜の渋谷にバイクで行って、駐輪場とかねえから坂道の歩道橋下に停めたという思い出もありますねー。
ちな映画はガメラ3で、だもんで劇中で夜の渋谷が破壊されるシーンで「おお!!」となったもんですはい。

話ズレた。

プロメアをも一回観たいという件、問題なのは雨ですね。
また出来ればレイトショーで安上がり、という考えもあり、コレは単なるケチではありません。 いやケチだけど。
夜遅い回でないと、駐輪不安があるためです。
いまんとこ、港北イオンシネマ行くのに利用する、港北の駐輪場は相変わらず無料で、なおかつコレまでにバイク置けないほど混んでいたことはなかったので、非常に有り難い場所なんです。
確か最初はサマー・ウォーズだから、もう十年も利用しているのか。
そんな恵まれた環境は他にあるとも思えず、ましてや渋滞の東京をバイクで走るとか苦行でしかないし。

ちなみに二子玉川にも映画館できましたが、バイク無料は三時間までだっけ? むっちゃギリギリだったのでこりた。

要するにバイクでササッと行きたいので、雨が大敵とゆう。
いつ梅雨があけるんだろ。

しっかしプロメアは良いですね、ダバダバ号泣するほど感動したわけでもないが、わりとスルメ。
ここでちょいと自分探ししてみたんですが、なんでこのアニメが良いと思ったかとゆーと。
まづ「良い話」に興味があまりない。
でもってフツーの高校生や子供が主役のアニメも興味がない。
このふたつで、ほとんどのアニメ映画、スルー決定やん。

さらにアニメに限らず、映画でいうと「自分が好きな作品」は決まっていて。
主に三種類ですねそれは。

ひとつ、ヒーロー映画。
まあガメラシリーズとかが該当しますね、他には「男はつらいよ」もそうだし。
やっぱ突出したヤツが出てこないと映画は退屈です。 映画でも仁義は通してほしいし。

ひとつ、怪獣映画。
良い例が「フットルース」でしょう、平和というか保守的な街に、ヘンやヤツが乱入してかき乱す話。
その手の映画を広い意味で怪獣映画とよんでいい。

あとはコメディですね。
裸の銃をもつ男シリーズなんて、人類の至宝くらいに思ってますから。

むろんこのみっつを考えながら映画をチョイスしているわけではないけど、結果的に「面白い」思った作品は、どれかの要素があるもんで。
さっきアニメ映画で良い話に興味ないとかフツーの子供じゃつまらんとかゆうたが、プロメアに限らず、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、そーゆー傑作は良い話イコール結果論ですからね。 面白いアニメが主体で、良い話は付属品みたいな。
またプロメアの主人公は、消防士なのにイチバン燃えているという問題児で、設定からしてムチャで楽しいやん。

でもって自分の好きな映画条件みっつも満たしていて。
さらに澤野弘之音楽、Superflyの主題歌、すごく良いですね。
主題歌は買っちゃいました、すでにリピート。

プロメアに関しては「最近観た映画」のとこで書いたけど、やっぱアニメって面白いわ。
いまコンピュータグラフィックスが発達して、ムリにアニメでなくてもいいんでね、という物語は少なくないが、やっぱ絵で楽しめる系は廃れないんだなと改めて思う一本。
いや基本的にヒットするアニメ映画はかように絵の魅力があるもんですが、ごく稀に「君の名は。」とか例外があるんで、すこし不安だった。

ちなプロメアのストーリーですが、そこにはちょい不満もあるというか、完全ではないと観ていて感じた次第。
要は話として「天元突破グレンラガン」の「アークグレン篇」と同じなんですが、あのエピソードでロシウとシモン、キタンは別に喧嘩しないやん。
する理由がないから。 どっちも地球を救いたい、ただ方法論が違うだけ、という立場だから。
だもんでプロメアのガロとクレイが大喧嘩するというのも考えてみればヘンだなという。

あいや、だからデウス博士によって真実を伝えられる、という設定にしたのはわかるけどね、根本的な部分で。

後述:考えたらわかった、ガロとクレイが地球救命の方法論で喧嘩するはずないんで、真実を知ったガロが地球もクレイも救おうとした、ということかなるへそ。 つまりガロが投獄されてるとこが分岐ルートで、そっからグレンラガンと違ってきたという、よく練った脚本かも。
つーか結果的に、ガロのほうが上位者やん、より正確な情報を握っているわけで。 やっぱただのバカじゃないんだなガロ君。

まあいいや、プランを練りましょう。
言ったようにレイトショー狙いは、安いし確実にバイクを停められるっつーか、可能性が高いので有効手段。
あとはプロメアのレイトショーだけど・・・いろいろ探したが、なかなかないな。
と思ったら、港北の109シネマが。 ってどこだっけ。

港北にもーひとつ、シネマコンプレックスらしいのがあることは昔から知っていたが、ストリートビューでもなかなかたどり着けなくて。
つか港北なんてちょいちょい走り回る場所であり、なんで知らない映画館があるんや、とは思う。
おそらく走ったことはあるが、気づかないような感じで、イオンシネマもそーです。 でかいビルの上にあって、下を歩いていても気づかない。

まあいいや、とにかく港北の、いつもの駐輪場に停めて、そっからかなり歩けば行けるようで。
あとは天気・・土曜日雨かよ!
うーん日曜日、どやろ。

かような具合に、難しいもんですね。
もう通常料金で、東京までバスと電車で、という考え方なら昼間でもおkなんだけど。 雨くらい傘で解決だし。
バイクなら港北くらい、ガソリン代百円か二百円ていどなのに、電車バスは割高感がものすごい。

という、しょーもない悩み。
いやだって道路が渋滞しない時間帯に、バイクでササッと行って映画館座席も自由度があるって、スゲー楽じゃん。
おまけに割安ときたら、そうしないほうが不自然だっての。

あとはアレだ、いつまで上映するかなという。
プロメアもそうだけど、先延ばしにしたゴジラも気になる。

でもホント、昔はよく電車で東京まで観に行ったなと思うよ。
シネマコンプレックスもあまりない、単館上映時代だけど。
たぶんDVDレンタルがなかったというのも関係するのかな、今で言う4kと同等の解像度、それ以上のダイナミックレンジであるフィルム上映は、単純に価値があった。

まあこの話すると、また長くなるのでこのへんで。

とゆー日記。



●2019.6.17 ギリギリの出撃

いやー大冒険でした。
まあ終わってみると、別になんてことなかったけど。

何の話かっつーと、プロメアをも一回観たいという件で。
観たいなら観ればいいだけなんですが、まさかの風邪。 風邪はしょっちゅうひーてるので慣れていると思ったら、喉が痛くなって、それ治っても馬鹿みたいに咳き込んでどうにもならずの数日、おまけに大雨ふったし。

なんだかんだで観れる日は数日ほどあると思うんですけどね、来週くらいまで上映しているなら。
可能な限り早く観たいっつーか、記憶が欲しいんです、どんな映画だったかっつー。
息をするように咳き込んでいたのでは、映画も落ち着いて観れないやん、いくら空いている時間帯とはいえ。
また熱出してフラフラじゃアレだし。

というわけで、ずっとニンニクやらショウガやら民間療法やってたんですが、えらい長引いて良くならないため、最終手段として映画をみる8時間まえだっけ、葛根湯を買ってきて、二三時間おきに計三袋のむという。 まあ中国人はよくやるらしいよ、連続葛根湯。
結論として、それでギリギリ間に合った次第。
ちょい劇場でケホケホしたけど、そんだけ。

まあ数日、治るの待ってから行くのが正しい対処なんですが、やっぱ観たかったんで。
また今回、港北109シネマズでプロメア観たんですが、ここは初めてです。 こんなに馴染み深い街なのに、映画館があることを知らんかった時期もあって、存在を知ってからも具体的にどこなのか、ずーっと不明なままでした。 ようやっとわかったわけです。
まあスマートフォンというものがあるので、昔ほど迷うこともなくわりとまっすぐ到着したけど。
で、ちょい距離を歩いたんだけど、別に熱出してぶっ倒れるということもなく、何事もなく行き帰りして。

109シネマですが、イオンシネマ同様に庶民的な、まあ気兼ねなく利用できるシアターですね、それ以外、とくに感想もなく。
このたびは「いつもの」駐輪場に停めて、スマートフォンで探しながら歩く方式でして、要は最寄りの駐輪場は知らないため。
歩いている途中で駐輪場あったけど、どうやら地区の自治体かなんかが用意した無料のものらしい。 きょうび、都市の発展は駐車場、駐輪場から。 なかなかそのへん意識高いようでこの街は。

余談ながらいつもの駐輪場からまっすぐ歩いて行けるかな? という疑問はあった。 途中で川があるから。
しかし、行ってみるとフツーに橋があって、そりゃそうか、とオモタ。
まあ大冒険を気取って行ったけど、なにもかもがあっけなかったという結論。

しかし川の向こうは知らない街でしたねー、あの道とあの道の間にある長い地帯で、この道路とこの道路で横に仕切ったいくつかの区域の中には、バイクで通らないような、歩行者の街があるわけです、そりゃそうだ。
港北もなかなか面白いところですね。

まあ見た目は悪くない街なんですが、あくまでも通路であって、落ち着く場所ではないですな。 今はどこもそうなんだけど、ベンチもそんなにないし、座るに適した石垣とか切り株とかもないし、灰皿はもちろん、空き缶を捨てるゴミ箱もないから。
90年代、海外で爆発物テロがあったこと報道され、日本でも発火物騒ぎがあったのを言い訳に、各地で公共のゴミ箱撤去したわけです。
体のいい予算削減だと思ってます。
ホントーに熱出して倒れそうになったら、道端にでも座り込むしかないのでは。
そんな不安を感じながら、落ち着いていられるはずもなく。

ま、今後もレイトショー狙いのときに、たまーに利用すると思いますよ109シネマズは。
さきほど言ったように、少しは近い駐輪場もあったため、不便ってほどでもないようだし。

そんな感じで・・・・。
プロメアを二度観て、かなり「わかった」ことが多いのだが、それは「最近観た映画」の項目で書こうかな。

という日記でした。


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次はabout-19.8となります。