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なんかabout-17.7からの続き





●2017.7.31 雨で魚活性化ゆうが

スゴいスコールきましたね、次の日の朝、釣りに行けるのか気をもみましたが、けっきょく夕方から日が暮れるまでの釣りに切り替え。
雨とか雨上がりとか、釣りにおいては魚が活性化・・・とかよく言うので、期待したけどそれほどでもなくて。
少なくとも水面のエサ狙いな鯉はいつもどおりみたいな。
それでも一匹、釣れたけどね。

それと、夏なんで日が暮れるまで釣りってのはやらなきゃ損みたいなとこあるけど・・・。
ゆうても釣り場を確実に確保するには早朝がいいですね、朝四時に着いても先客がいることもあるが、だいたい気に入った場所をとれる。


とまあ、そんだけです。
コイのパン釣りはマンネリかって? いやいや、あんだけ巨大魚を釣れるのはやっぱ魅力。
むろんマブナ釣れればそれがいいが、今んとこパン釣りが最も確実に釣果あるってことで。
エサ代安いし。

最近観た映画




●伝説巨神イデオン-中間報告-


とりあえずまだ30話前です。
思いついたこといくつかあった気がするので記憶を探りながら記述。

私は時代劇から史劇など、普通に見知っているので時代について考えるのは不得意ではないのだが、イデオンが放送された1980年、かのアニメはどんなポジションだったのかが気になってきた。

まず、ここんとこその次代の韓国アニメを無断視聴くりかえしているんで、イデオンは「よく動くな〜」ってとこに感心する。
おそらくガンダムに比べても動いているほうではないかと。 しかし様々なセンスでいえばむしろガンダムより遅れているかも・・・と思った。
どうやら内容としてはスター・トレックなんですね、星から星へ移動するコント、いや物語。
スター・トレックでいえばクリンゴンとの戦いがわりと本気、ということでしょう。 そのため凄惨な話となり、先行している植民団は争いに巻き込まれて壊滅状態になったり・・・。
しかしそんなことをアニメでやっている例としてすでに宇宙戦艦ヤマトがあるわけで、けっこう定番でしょう。 その時代のデザインがモダンかどうか、考証が難しいところですが、変な斑紋が特徴のバッフ・クラン艦とか内装とか、新しいとも思えず。
イデオンなんて「よく玩具化できたな」というくらい複雑なメカで、作品そのものの品質は極めて高いのだが、ある想いが湧いてきた。

 ↑ソロシップの艦橋に林があるのって、欧米SFではよくある風景なのだろうか、それとも独創か

ある想いというのは。
コレって、ネタアニメなんじゃね?
という・・・・。

そいやアオイホノオにも、本屋のオバちゃんがイデオン放送を観ているシーンがありましたが、ホノオのほうも解説に熱がこもらず、とくべつ斬新なものでもなかったかもしれない。 とにかく、アニメファンにネタを提供するために無茶な展開をやってみよう的な作品だったのかもと。
まあじっさい、他に類を見ない作品ではあるけどね、前にも書いたけどほぼ駆逐艦と同スケールの巨大ロボ、その運用も複数人が機内を駆け回るという・・・その後の作品ではアイアン・ギアーなど、母艦としてそーゆーのありますが、主人公ロボットでね。

あとキッチ・キッチンが出てきましたな。
アニメ雑誌などでよく登場する定番と思っていたんだけど、キャラル星編という短いエピソードのみの登場? あんなに有名なのに?
他にもタイトルからツッコミたくなる事が多々あって・・。
例えば
第十六話・必殺のダミド戦法・・・あ、ダミド死ぬんか、と思ったらそのとおりに。 貴重な銀河万丈が・・・。
第十七話・激闘・猿人の星・・・猿人まったく関係ないやん! クルーとの接触さえなく、猿人がいる星での戦いだけみたいな。 文明を垣間見た猿人たちが・・・ということでもなくて、単なる背景。
第十八話・アジアンの裏切り・・・あんだけ迷惑かけて愚痴ばっかというのもどうかなと思ったり。 有名なネタ、カミューラ・ランバンの仇! という回であったが、あの反抗期なコスモが出会ってすぐ本物の親子みたいというのも笑える。

コスモといえばアフロヘアーがトレードマークですが、ヘルメット頭頂部のシールドが割れると、そこからアフロがコブみたいにはみ出るんですなw
そーゆーとこがネタアニメではないか? という部分で。
あ、そもそもデク(名前をまったく覚える気配がない自分に気づき、いま検索した)が飼っているリスに専用宇宙服があるってのがおかしいし。

そーいや富野監督といや、大気圏突入劇が好きとか地球巡りが定番とかいう印象だったが、こうしてイデオンも観るとほかに「核爆弾」とか「都市大爆発」とかも好きなんですかね、聖戦士ダンバインでは新宿ふっ飛ばしてみせたし、小型核爆弾仕込まれたりしてたし。
補給回は相変わらず必須の模様。

なんか奇妙な雰囲気なのは、人がバンバン死ぬ割にレギュラーキャラが固まってこないからかも。
イデオンのメインパイロットといや一号機コスモ、二号機カーシャ、でもって三号機モエラということだが、そもモエラという名前を覚えるのに時間がかかって・・だんだんと前に出てきた感がありますが、これから活躍するのか? ロッタといつも一緒なアイツは誰だっけとか、シェリルの同僚とか機関室のアイツとか、ぜんぜん名前が出てこない。
つかベスからしてキャラ薄いし、カーシャってタカ派代表くらいな存在だったし。
なんだろうね、ドラマがうまく噛み合わないのかもしれない。

前にも書いたこととして、イデオンの運用が非常に面白い。
ドッキングアウトして、足だけ避難とか上半身だけとかで殴ったり敵の大将を仕留めに行ったり、足を変形前に戻してミサイルランチャーを利用したり・・・コレが本来的な演出なんですよね、ロボットものの。 特捜戦隊デカレンジャーで、中途な合体状態で突撃したシーンはスタッフが、「玩具をいじっていたら、こんなこともできるなと気づいた」的な発言をしてますが、イデオンはどうなんでしょうね、かなり初期からやってることで、玩具の製品化とか時間かかったんじゃないかな当時は。 スタッフが設定画みながらアイデア絞ったんでしょう。
「変形するとここのミサイルランチャーが塞がってしまう」という劇中の言葉があるように、設定に誠実な造りはさすが富野監督と思う。

 ↑縮尺率がムチャなプラモデル、出ましたよね懐かしい

あとはアレですね、当時の製作状況がちょっと見えてきたゆうか・・。
ガンダムで怒られたんじゃないかな日本サンライズは。 スポンサーの玩具メーカーが「やりにくい」アニメでしたからガンダム。 それでイデオンではリアルロボットの流れに添いつつ、ちゃーんと合体変形を取り入れた作品にして、しかもストーリーに直結しているゆう。 逆にスポンサーがリアルロボットという存在に対応した80年代の中頃から自由に物語を組めるようになって、その一例がガリアンとか・・考えすぎか。

また個人的にPV映像作家としての富野由悠季というのを高く評価していて、戦闘メカザブングルオープニング、聖戦士ダンバインのオープニングもそうでしょうね、作風が共通している。 そして白眉は∀ガンダムとオーバーマン・キングゲイナーのオープニング。 ∀ガンダムのオープニングなど、そうとう突貫工事で作ったという話で、元々絵コンテ職人なのか、並外れた力量のある人らしいけど、さり気なく意味をもたせる絵に魅力がある、のだが・・・。
イデオンはパッとしないゆうか、いや標準以上の出来なんだけどね。 他に比べるとフツー。
内容が内容だけにコスモの真顔で笑えるし。 あと登場はベスとカーシャ? みなヘルメット着用でアピール度が低い。

だがまあ、デザインや演出が古いのは1980年なら当たり前、ですね。
これを踏み台にしてザブングルやダンバインの、未だに人気のプラモデル等が生まれるわけで・・・あ、HOW TO BUILD GUNDAMなど、当時の模型関連の本も読みましたが、どう考えてもイデオンの重機動メカは魅力とも思えず。 じっさい売れてねえだろ、模型屋であまり見ないし。
ディスプレイで飾ってるのもあまりないし、そもそもジオラマ的に難しい素材やし。


余談ながらHOW TO BUILD GUNDAMは1も2も読んだけど、正直むっちゃリアルとは思えなかったですね。
理由が今ならわかる、要は隅々までピントがあった写真でないとリアリティがないんですわ。 むろんキャラクターモデルという、アニメメカのプラモデル黎明期であって、模型の完成度もまだまだだったのでしょう。 ゆうても機甲戦記ドラグナーが登場した87年頃の雑誌とか軽く目を通したが、ものすごい進歩していたという記憶が。 色々と。
でも写真のピントをトコトン合わせる、ゆう技術は未だに普及していないと思う。
コレはひたすら露出絞ってシャッタースピードは逆に長くなってもかまわない、つまり感度の高いフィルムとか全く必要なく、つか明るい高価なレンズも必要なく、ただただガッシリした三脚さえあればいい、つう技術なんで当時でも出来たはずなんだけどね・・・惜しいことを。

もうひとつ、思い当たったことは・・・。
富野監督じゃん、当時はもう有名人で。
むろん、機動戦士ガンダムの人〜みたいに今でも言われますが、古今この人は「無敵超人ザンボット3」の人であるわけで。 ガンダムなんて放っておけば誰かが評価するが、ザンボットはもうファンが声高らかに絶賛しておかないと。 全力投球的な感じである意味、ガンダムより名作かもしれんし。
で、ザンボット3で号泣した人々が、イデオンの狙い目なのではと想像したりして。 はてさて、イデオンのファイナルはどうなるんでしょうね、むろん例のラストシーンの絵は知ってるが・・・ザンボットファンを納得させる出来なのかが今から心配。

という話ですた。


●伝説巨神イデオン〜最終話まで


えーっと、事前にウィキペディアで、放送リストみたんで知っていたんですが。
どうやら「テレビ版最終話」というのがあるみたいですね蒼き流星SPTレイズナーみたいに。
まあ「発動すればケリがつく」というタイプのハシリみたいなもんですからイデオンは。

しかし・・・。
子供の頃観た記憶とちが〜う。
え、なにこれ再放送の段階で本来とは違う最終話が放送されたってこと?

自分が知っているラストは、まあ有名な「全裸で全員、宇宙を飛んでいる」ヤツですが、なおかつ会話があったはずなんです。
おぼろげながら会話内容も覚えていて・・・だが、バンダイチャンネルで配信されている最終話は最後の最後でイキナリ、イデの発動・・飛んでいるのはカララの子供? とハイパールウだけ。 当時、コレが本当のラストだったのか。
じゃあ、観た人みーんな面食らっただろうね。

打ち切りなのか?
どう考えても語り足りない内容です。
それも、最終話のわりと最後の方までかなり良い盛り上がりだったのに、ほんとラストで突如ですから。
前にも書いた疑問「無敵超人ザンボット3で号泣したファンが満足する作品なのか」に関しては、まあ最終話はアカンでしょうね。 怒った人もけっこういるはず。

さっきレイズナーを引き合いに出しましたが、アレも最終話のラストで突然に発動、終わっちゃってチグハグな印象だったが、そもそも最終話とその前の回にも断絶があって。
それを補完するビデオ作品が後に出て、なかなかの内容でした。 不明なところがぜーんぶ解決し、ドラマとしても自然な感じに流れ終わって。 まあそれでもかなりの省略があって、ホントはもう数話描きたかったのは間違いない。

と、ここまで書いて。
全話観終わったのだから、ネタバレを恐れながらそーっとウィキペディアみなくてもいいわけで。 つまり全文、遠慮なく読んだところ。
イデオンの劇場版のうち「発動篇」がつまり、語り足りない部分の映像化ってことが判明。 つまり発動篇は新作ってことかなるほど。
ということは・・・。
自分が過去に観たラストシーンとは、この発動篇だったことになる。
どゆことかね、テレビ放送した発動篇の、ラストだけ観たってことか? 訳わからんがそうなる。


ともあれ、惑星から土星の輪まで、なんでも壊しながら進む壮大な物語、しかとみた。
1980年にこんだけスケールの大きい話を描けるってことに驚く。
バッフ・クランの巨大軍艦、あのデカさは超時空要塞マクロスのボドルザー艦的なものであり、そんな作品があったんかという。
なるほど知っておいて損はない知識でした。


●スーパータイタン15


15・・・・ダイラガーXVかっ??
というわけで、韓国アニメの無断視聴です。

まだ15分しか観てない段階だけどさっそくツッコミどころあったんで、観ながら順次記述予定。
最初はイキナリ冒頭部分です。 銀河鉄道999のパクリなんですが・・・。
いやまあ銀河鉄道はいいですよ、宮沢賢治のアレがだいぶん旧いので、誰でもパクリ放題。
問題は車掌さんであって・・・。

車掌さんだって、まあいいですよ、日本にも類似のパクリは大量にあって、目だけが車掌さんに似ているパターン(ファイナルファンタジーの黒魔道士が好例)、衣装など見た目の雰囲気が似ているパターン、存在感が似ているパターンなどなど、多岐にわたる。 中にはNHKだっけ? 松本零士セルフパロディみたいなのもあるし。
なんだけど、今回のスーパータイタンに登場する車掌さんは、どうしてこう劣化してしまうのか、そこが問題でして・・・。
親近感あるようで神秘的な一面もある車掌さん、つまり重要素である神秘を取っ払ってどうする? まあやられ役みたいだし、いいか。
いやいやいや、あの覆面のような顔、逆に神秘的かも・・・それはねえか。


で、冒頭の「音」でわかったんだけど、数多い韓国アニメの系譜の中でどんな立ち位置の作品であるか。
アレだアレ、効果音、SEライブラリが極端に少ない系のに所属する作品だ、スペースガンダムV、惑星ロボットサンダーAと同列の。
クオリティが低いのも困りものだが、それはまあ多目に見ることもできるんですよ、しかし技術力が低い上に志の低さも特筆モノであって。 基本がパクリ、というのもそうだけど、本気で面白いものを創るという気概が、微妙に少ないみたいな・・・いっそやる気ゼロであれば快作になったかもしれんのに。
先述した音響ライブラリがいつまでたっても増えない点もそうですね、日々の合間にアイデアを出して、収録していくもんじゃないのか弱小黎明期アニメ会社ってのは。


間にも書いたが釜山まで出かけて日本のアニメ放送を、例えばテレビの前にラジカセ置いて録音するとかでもいいよ。(法的or道義的には良くないが)
とにかく音を増やさんと。
あ、フツーな貨客車両にスーパータイタンの15パーツだろうか、それぞれくっつけたアイデアはまあいいとして、スケール感が・・・。 ロボパーツが小さいんです。
コレはアレか、ブライ・シンクロンマキシムで巨大化するんか、回想シーンのロボと同じかわからんが、あっちでは分離したメカが普通に戦車サイズだったようだし。

というわけで、まだ15分しか経っていないのに荒れ模様。
コレで伝説巨神イデオンと同じかちょい後くらいの作品なのか。 イデオンがどんだけよく動くアニメかよくわかる。
ともあれぶつ切りに観ながら、そのつど感想を書くような予定。

というわけで約57分経過。

韓国語わからんし、わかっても通常は苦痛だと思うよ、一般人には。
バトルシーンが多く盛り込まれてきましたが、やっぱりやりたいことは銀河鉄道999の旅情みたい。
ここで鉄道の各部分にペタペタと張り付いていたスーパータイタンが活躍するわけですが、さすがにパイロットは三人しか表に出てこない。
この戦闘シーンがまたたいへんで・・・基本的に「尺稼ぎ」な作品なので戦闘でも編隊飛行するメカが妙に長いカット延々とだったり、とにかく変なところでカット長いんで、要するに映画として編集がガタガタ。 まあ小さな子供ならそれでも楽しめるのかもしれないが。
あとはスーパータイタンというロボの意味がわからん、最近観た例だと伝説巨神イデオンなんかは、合体するとムチャクチャ蹴りとかパンチが強いというか、敵の重機動メカが柔らかすぎなのかもだが・・・とにかく合体してロボになると強いってことで。


しかしスーパータイタンはとにかく合体と分離を繰り返すばかりで、ホント意味がわからん。 酷いのは合体シーンの直後にタンクやファイターの活躍があることで・・・・・じゃあ、今さっき合体したのは何なんだよと。 合体してもやっぱり光線技とか多いし、また分離して15機いっせいに光線攻撃で敵の分隊を殲滅、あ・・やっぱそのほうが強いんだ。
すでに2つの駅(惑星)で戦闘になっとるが、いったい何回合体すれば気が済むのだろう的な。
ひとつ考えられるのは、絵コンテ通りに進行していないってこと。 途中まで予定通りに製作、スケジュール押し迫ったころにめんどくさくなり、すでに出来ているフィルムやセル画を繰り返し使って尺稼ぎできねえかなと考えて結果的に意味不明なパズルになったみたいな・・・燃えよペンシリーズであったな、すでにアシスタントに描いてもらった絵を組み合わせてなんとかストーリーにしようとする炎尾燃の姿が。

ちなこのロボが列車のアチコチに張り付いているのは、単なる護衛みたい。
宇宙戦艦亀甲みたいにイスカンダル?に行くためどーしてもテコンVのパーツが必要ってわけでもないのだろうたぶん。
  • さらに視聴しての報告。

前回、約57分と書いたが、全部で65分ほどでした。
つまりあと8分観てれば完結したんですね、まあどうでもいいけど。

えーっと、ぜんぶ観た感想は・・・。
最初に出オチ的に登場した車掌さんをイジってる場合じゃありませんでした。
最後に登場した真打ち、今作のハイライト〜♪的なのはギャンでした。
ギャンですよギャン、機動戦士ガンダムでマ・クベが乗ってたモビルスーツ、ギャンです。 線がやや省略され、ヘタレたデッサンですが、ほぼそのまんま。


盾もそのまんまですね〜、あとは老けたララァみたいなのもよく見ると居て。 いつから居た? 言われると不明としか答えようが。
そんな感じで、パクリを発見して喜ぶ的な視聴方法のほかに何があるかというと、特になくて。
つまりぜんぶ観た感想は、特にありません。
まあ事前に予想していたのは「チュパータイタン」という韓国読みですが、じっさいは「シュッパーチャンチャンチャン」みたいによく聞き取れない事実。

ただ、今現在バンダイチャンネルで聖戦士ダンバインを観はじめたんだけど、あれら日本サンライズ作品が実によく動くってことが改めて。
ダンバインの場合、メカに透明パーツを多用してセルで描き分けるゆう、難しいことを常時やってるし。

とまあそんな感じ。


●聖戦士ダンバイン


まだ観はじめたばかりなんで、軽く駄話。

1982年という、かなり旧いアニメなのにけっこうクオリティが高いのに改めて驚いた。
むろん今のアニメに比べりゃそうとう悪いんだけど、まあ細かいとこもあんがい描いているし、よく動くし日本サンライズやるな、という。
十年以上前にレンタルVHSダビングしてMacでも観れる状態だったんだけど、5話から15話くらいまで欠けていて、よって見慣れた作品のはずなのに序盤はけっこう目新しい。
バンダイチャンネルはわりと画質悪い配信サービスだったような気がするが、昔のテレビアニメはDVD品質でじゅーぶんです、単なる解像度の話であれば。
解像度ではない画像のクリアさ加減、ダイナミックレンジなどはリマスターしてほしいですね、テレビアニメってのは面白いもんで、たとえ16ミリフィルムがマスターであっても、やっぱいくらでも画質向上が可能っぽい。 めいっぱい補正できるんでしょうな、実写ドラマと違って。

余談ながら安彦良和監督の「アリオン」は、300円も課金して観たのに画質最悪でした。 コレはバンダイチャンネルがどうこうではなく、どうもVHSビデオ用のマスターを未だに使っているためらしい(そうとしか思えない画質ってこと)。 ぶっちゃけ無断でYouTubeに投稿されているものと変わらない品質で、今はどうなんでしょうね。 つかアリオンがなぜこんな不遇なのか理由がわからん。
同じ年、同じ徳間書店系で同じ久石譲音楽で出来た天空の城ラピュタはちゃんと早くからリマスターされてるのに。

話ダンバインにもどすと。
また音もだいぶん良くなってるんでないか? 当時は主題歌、BGM集の能書きにて「デジタル収録」という点をアピールし、ザブングルまでの音楽集と差別化していたと記憶。
本編もデジタル収録なのかは不明だが、音に関して意識がかなり高い模様。 むろんテレビ放送ではモノラル音声だったのをステレオに・・ということはないだろうけど。

前にも言ったが、伝説巨神イデオンというビッグネームを先日、はじめて観たことで脳内空白歴史が埋まった次第。
つまり単純に日本サンライズで、しかも富野監督だとザンボット3→ダイターン3→ガンダム→○○○○→ザブングル→ダンバイン→エルガイム→Ζガンダム→ガンダムZZ→ブレンパワー○→∀ガンダム→キングゲイナーという風に・・・あ、ブレンパワードが欠けているのは後半まだ観ていないからです。
そうしてみると、ダンバインなどはむしろスケールダウンしているんですよね、特に序盤の物語は中世ヨーロッパそのもので・・つまり部隊編成、建築物などすべてが小さいスケール。
コレがアの国征服のためエルフ城攻略となったあたりからゴラオン、グラン・ガラン、ゲア・ガリング、ウィル・ウィプスという超巨大オーラシップの登場となってスケールアップです。 まあ話が急すぎて変なんだけど。


もしかしたらイデオンの数百光年単位なスケールは「やりすぎた」と思ったのかもね。
ゆうてもダンバインだって後半は地上編、とんでもないことになるわけですが・・・。

ちなみにダンバインとは古くからの付き合いなんで、読み方も知ってます。
コレは団体組織がとてつもない数になる作品で、地上編なんかさらにアメリカ、インド、フランスなどなど実在の国が出て、日本だとさらに自衛隊、警察、報道関係から猟友会まで多岐にわたるわけで、バイストン・ウェルの組織数も数え切れないほど。
だからややこしい話と思われるけど、実は頭で追うべき組織は6つしかないんです。
それも分かりやすく「旗艦」を組織として考えることも可能で、つまりはゼラーナ、ゴラオン、グラン・ガランが主人公陣営、敵はウィル・ウィプス、ゲア・ガリング、スプリガンです。
・・・それでも6つか、ややこしいわやっぱり。

あとはアレだ、富野監督作品としては初めて「正義の主人公」を描いたのではと思えて、だからショウ・ザマは印象的なキャラなんだろうね。
まーゆーても「バイストン・ウェルの正義」であって、それを成就させることを目指したのがコッチ陣営というわけで。
逆にそれ以外の人物は、男はみーんな野心家で、女はどいつも腹に一物あるとゆう救いようのなさ。
ドレイクとビショットが共闘すれば、ウィル・ウィプスとゲア・ガリングを合体させて巨大オーラバトラーに・・・という展開もありえたのに。 ねえかそれは。

いろいろあるけど、とにかく視聴途中なんでここまで。


●惑星大怪獣ネガドン


粟津監督の、こっちが代表作なんでしょうか。
次回作のプランゼットより有名な気がする、2005年ごろの作品と記憶。 バンダイチャンネルで、見放題でもおkなんで皆んな観てね。

コレは要するに、個人映画の怪獣だったものが、うまいこと商業作品に登録された形、なんでしょうねたぶん。
映像はほとんど数人でやってのけたようです、今観ても驚異的な出来栄え。
なによりネガドンは、そうした個人製作系の怪獣としては最高傑作だと思うわけで、理由はクオリティだけじゃありません、クオリティだけなら他にも探せばあるはず。

要は本気で取り組み、茶化さずシッカリ描いて、なおかつストーリーは極めてテキパキしている点が大きい。
まあ茶化さずって言ったが、実は映像的にどーみてもミニチュアを3DCGで再現しているだろ・・・という場面は多々あるが、これも個人製作レベルでスケールのデカい商業映画のようなビジュアルはムリ、と判断した部分をそうやって処理しただけだと思うたぶん。
そして話運びがテキパキしているのは東宝怪獣映画の特徴ですね、それをうまく再現したのだろうかと想像。
危機的な状況がはじまるのにクドクド説明せず、「ヤヴァイです!」とか「な、なんとかしろよ!」という短い台詞でぜんぶ解決。 この手際が素晴らしい。
もっともやり過ぎな箇所もけっこうあって、例えばコックピットの計器がアナログってのはどうよ、みたいな。 でもまあ許せる範囲。

唯一の弱点は人物がぎこちないってとこなんだけど、それもうまい見せ方でかなり解決している。
映画的な方法で、わざわざ手などの細かい動作を映さなくていい考え方があるんです。

そうして作り込んだ結果、対戦するロボットMI-6ことミロクはちゃーんとカッコイイです。
まさに勇姿! とキッパリ言い切れる映像となっております。 戦って戦って戦い切るのは勇姿以外の何物でもないです。
どこからともなく「ドリルはこうやって描くんだよ!」という叫びが聴こえてきましたが、むろん幻聴。
対局にあるのがコレジャナイロボですね、アレはもうふざけんなとゆう怒る気力も、薄ら笑いすらも出てこないと何度も言ってますが・・。


とにかく気恥ずかしさからか、ちょっとおどけた個人製作が多いなか、バカみたいに本気であることが個人的高評価。
ホントにバンダイチャンネル見放題やってる人はいちど観てもらいたい快作です。


●金鉄人


韓国の昔アニメをYouTube無断視聴的ないつもの。
タイトルはグーグル翻訳で直にですが、キム鉄人ではありません。
あえていえば黄金鉄人・・・みたいなニュアンスっぽい。
読みを聞いてもサッパリわからんので単純に金鉄人と記します。

そこから想像されるのは鉄人28号みたいなロボットですが、ロボではありませんでした。 スーパーヒーロー系か?
じゃあ、黄金バットのパクリ・・・かというとそうでもなく、そもそもパクリではない可能性が高い。 韓国なのに。
強いて言えばマグマ大使に似ているだろうか・・昔マンガとか詳しくないので特定できないし、先述したようにオリジナルかも。

話は異常にドリーミーなはじまりでしたね、メルヒェンとでもいうのか、今どきのアニメでさえ難しい星の表現。
にしても、月に餅つきウサギって・・日帝残滓でなければ、中国起源なんでしょうねソレ。 思ってぐぐったら、中国だけじゃない、アジア全般だとのこと。
また今日もひとつ賢くなった。
あとは妙に真顔でコワいウサギ、厨房で肉料理さばいてましたな・・・ここのウサギは肉食か。 (←ゆうきまさみ先生の究極超人あ〜るからの引用ギャグなんだが、かの作品ギャグでコレだけはマイナーなため、ぐぐっても出てこない)


まあいいや、それにしても・・1968という、テコンVより8年も前な作品であって、もう旧い旧い。
ほとんど北朝鮮アニメみたいな・・よく知らないけど。 さすがに日本が太平洋戦争中に製作した海の神兵よりはモダンであるが。
太陽の王子ホルスの大冒険と同じ年か、まあアレは当時の日本でもカナーリ傑作な部類なんで、比較するのは気の毒かな。

ちな金鉄人、冒頭の9分ぐらい、ストーリーがありません。
例のドリーミーな星の探索からウサギばかりな謎のどこかへ入城、そこで金鉄人も参加するが、やってることはウサギの宴会。
これはすさまじいドラッグ演出ですな。 バッドトリップムービーとでも名付けようか、マジ悪い夢みそう。
ウサギのラインダンスとか曲芸とか、あの妙な真顔で延々と・・・いやはやなんとも。

逆に言えばそこが試練でして、乗り越えればストーリー展開にありつける。
その価値があるかどうかは、明言しちゃえばまあ正直ないと思うんだけども。
いま半分くらい観てるけど、はてさて・・どんな話かって? なんか語るのも億劫だが、いちおう魔女的な悪役は登場していて、でも何が何やら。
むろん、韓国語がわからんというのもあるんだけど、それだけの問題か? とも思えて。  先程、ドリーミーな子供主役と金鉄人がウサギ小屋で歓迎会的なものを催しているみたいなことを書いたが、話が進んで戦いがはじまっても、じゃっかんそのノリが残っているんです。 ムービウォッチメンやシネマハスラーで活躍しているライムスター宇多丸師匠がシャマラン監督を語るさい、面白い表現しましたね。 曰く「ストーリーテリングの遠近法がちょいちょいおかしいことになっている」と。
この金鉄人、まさにそんな感じで、そこをプッシュしてくるか・・・という変な見せ場の連続。 悪党のアジトでも親分子分での揉め事などを延々と描いており、ウサギのラインダンスほどでもないが、スタッフはコレが面白い見どころだと確信しているのか、なんで悪の根城の情景をそこまでクローズアップするのか問い詰めたい。

 〜 さらに最後まで視聴〜

という苦行。
時間の無駄みたいな恐怖にさいなまれつつ、観た以上はムダにすまいと思い、いろいろ記すが。
まず、作風の不安定を指摘せねば・・・後半は敵の基地に囚えられてからの脱出、反撃という普通な展開なのだが、あの小さな子どもが強すぎだろ・・銃で何十人の敵兵を撃ち殺しているやら。 さすがに弾が尽きると不利なのか、敵兵たちに小突かれて囲まれ、高笑い・・と思いきや、次の瞬間には無かったことになって普通に自由に活動しているし、フィルムが破損してシーンが切れたのか?
まあ慄然とする殺伐さですよね、幼稚園児くらいなのがあの大殺戮は。 いやそれならそれでヒーローっぽくていいのだが、じゃあ序盤のメルヘンは何なんだよと。
それが作風の不安定ってことです。

あとは、まあわりと動くアニメなんだけど、逆にタチ悪いわ。
映画文法デタラメで、しかも動くもんだからもうシッチャカメッチャカ。 何が何やらワケワカランかというと、音がガッタンゴットンするんで戦ってるな、というのはわかる。
むしろ韓国語がわかるのであれば、目を閉じたほうが理解できる映画ではないかと。
時代的には黄金バットと同じ頃だけど、アレは思えば良く出来ていましたね、ただ話と絵がひたすら狂っているだけで、デタラメではなかったです黄金バット。
より近いのはチャージマン研!かな・・アレが最高に暴走して、ムッチャクッチャになってしまいクオリティも劣化した、くらいな金鉄人。
バトルシーンがね、敵のロボットとの戦いで使われた無数のカットひとつひとつがマジでデタラメであって、先述したように音で事態が把握できるゆう異常さ加減。
それも労力に余裕があるのか、カット割りが毎秒ワンカットゆうくらい速いんで、繰り返すがタチ悪い。


ただ、ひとつ言っておくと最低ではないです。
日本の・・「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」みたいに映画として普通に完成されているがために、さらにタチ悪いってのありますから。
他にも細かいことあるけどもういいや、めんどい。
金鉄人ファイヤーの出処がヘンとかあるけど当時は世界中の作品が設定不安定なんでいいやもう。

まあ何でもムダにしないようにしないとね、ウッカリ観てしまった金鉄人も。
少しだけアニメの歴史に詳しくなった、ということで。

ということで! ←キレ気味



●無敵鉄人ランボット


前回、金鉄人で軽くキレかかってましたが、まあ自業自得ですよね。
そんなん観なければいいのであって・・テレビならともかく、YouTubeは自分でコンテンツ選ぶんだし。
つうてもアニメの歴史には多少、興味があるんでついつい、という流れ。
とうわけで。
懲りずに。
なんか例によって韓国アニメの違法視聴的な無敵鉄人ランボット。

タイトルはグーグル翻訳でもランボーアップデートとか意味不明なことになったので、自分で考察。
おそらくはランボートゥ・・ランボート・・ランボットであろうと思い、後の視聴で劇中そー言っていた気がするんで正解だろうと。
題名の読み方を調べるうち、面白いこともわかった。

テコンV以降ロボットの作品は(とゆよりその前からSF、ファンタジー系で)映画公開が常だったようです韓国では。
アメリカでもそうですが、正しい映画興行スタイルなんじゃないかな、テレビ業界は弱肉強食、常にライバルを叩き落とす非情な世界みたいなイメージで、スポンサーから大金を引き出したものが勝ち、なんだろうね。 いっぽうそこまで野心的になれない映像作家集団が、テレビよりさらに小スケールな製作で作品撮って公開、とゆう。
とにかく韓国でロボットアニメといや、劇場公開が当たり前だったそうで・・・。
それが終わったのがこのランボットらしいです、はい。

時代は1985年か・・・日本じゃロボットアニメは加熱中で、その後リアルロボット路線はパトレイバーで決着し、以降は安定期みたいな? よくわからんが。
そんな時期、韓国でロボットアニメ興行は、別な方向へチャンジしたってことですか。 つか劇場公開されたことごとくが、あの出来じゃあね。
要は一連の流れ最後を飾る作品なんで、優先的に先に観ることに。

ともあれ無敵鉄人ランボット、観はじめて(オープニングは退屈極まりない地球背景だけだが)思ったのは、クオリティがあんがい高い。
高いゆうより安定感があるんですね、当時の東映アニメーション(ゲゲゲの鬼太郎とか)と比較して同等、いやそれより高い。 まあテレビアニメより良いのは考えてみれば、当たり前なんですが。
とにかくそのへん、安心して観れる。

半分くらい視聴した感想は、内容もまた安定している的な。
登場したロボット、ランボットはまあ顔がちょいガリアンに似ているが雰囲気だけなんで良しとしよう。
話は、謎の電波が宇宙から来て・・・ランボットも収納するその観測基地がなんか少年たちの根城になっていて、今だと難しい設定ですよね、深読みする視聴者(私もですが)がいるんで、この劇中世界にて何か不公平があり、特定の子供だけ英才教育なのか? みたいな。
ともかく謎の電波で話が転がりだし、どうやら地球への警告文らしい。
あとは調べにどこかの星へ出かけたら博士? が誘拐されて、人を拉致するためだけの機械なんかアレはという疑問も。 誘拐したのは謎の宇宙人らしい。
けっこう巨大な戦艦を有し、強そうな敵である。
誘拐された博士はとーぜん「我軍のためにランボットを作るのだ〜」的な運命かと思いきや、洗脳されたのちまた観測基地にもどってランボットの起動装置? を盗み出すだけ。 それぶっ壊したら敵軍は安泰らしい。 じっさい謎の宇宙人らしいのは地球へ乗り込み攻撃しほうだい、ランボット以外のロボはまるで歯が立たず。 そこで博士の役目は終わるはずだがなぜかそのまま洗脳続行、今度は娘の方も誘拐。
娘は独房で、敵軍のとある青年兵士に出会うのだが・・・ここまでで半分。
この青年が電波の送り主で、仲間になるんだな、そうなんだな。

ヘンに思える部分は、単に韓国語わからんからでしょう。
例えば普通の食事と思いきや、フタを開けると中身は(昔のSFで定番な)宇宙食で、それもチューブ食ですらなく、もっと考証が旧い栄養を凝縮したカプセル系であり、じゃあなんで皿だけ普通なんだよとなるが、台詞で説明されているかもしれん。 「だから皿は立派にしました、文句言わずに食え」みたいな。
とまあそんな感じで待て後半!

〜ぜんぶ観た〜

なるほど、前半で博士らしき者が娘にカチューシャをプレゼントしたのは伏線だったか・・つかランボットの起動装置らしいのが薄く弧を描いたヘッドセットみたいなデザインだったのに留意すべきだった。 しかし起動キーの差込口がΩみたいな形ってどーよ。
敵兵にまぎれたあの若者は、けっきょく何者だったのか、こればかりは言葉わからんので不明。 どうやら最後、みんなを説得して大団円みたいな。
ま、良心派か侵略された国から徴兵された人的なアレでしょうたぶん。
なかなか良い作品だったが(他の韓国ロボットアニメに比べて)、バトルシーンが軽かったですね、すぐ決着するし、音がサクサクして。

とにかく、これを最後に韓国ロボットアニメは劇場というステージを去ったのか。 テコンVから十余年、日本に住んでいるとまったくわからん歴史でした。
ネット時代になってよかったよね、我々がガンダムだマクロスだと騒いでいる間に、知らない出来事があったこと判明して。
という軽い感慨。

まあ今後も興味深い作品があれば視聴する予定です。
実はプレイリストにはあと数作品、登録してあるし。

というわけで。



●聖戦士ダンバイン〜中間報告〜


東京上空も終わり、またバイストン・ウェルに戻ってイザコザ編です。
なんだかんだ面白いですねダンバインは。
それでも地上編がなければ離れていった視聴者もいたようで、海外ドラマに似た雰囲気。
こんだけアイデアを絞り出していてもそうなんだから、アニメ興行ってたいへんな仕事だよな。

やっぱ東京編は面白いわ・・実は当時、日本サンライズなどの本格的なロボットアニメで、現代劇は珍しいんです。 まあザンボット3があるけど、どこか表現が昔アニメみたいで。 まあザンボットはアレでかなりリアルなほうですが。
1982年というマジでリアルな現代日本を描き、そこにオーラバトラーをポイと放り込む。 この新感覚。
そりゃあもう大騒ぎになりますね、もうシッチャカメッチャカ。 これが楽しい。
今ではけっこう普通な展開なんだけど、ダンバインが東京に飛び出したときはホント盛り上がった。

とにかくアニメでもドラマでもマンネリ化という問題があるんだけど、さすがにそこはちょっと捻っていて。
例えばトッドがドラムロで出撃→やられて戻るパターンだと、「修理するたびに改良されるのか、じゃあこれからも壊してくるか!」みたいな台詞で、なおかつドラムロさえも日々アップデートされてドレイク軍が強化されていることも知れる。
あとはわりとウケるのが独断専行が定番なガラリアが歩き出そうとしていつも通りバーンに呼び止められ、「イチイチ呼び止めるな!」みたいな。
新型ラッシュの激しい作品だが、新しく登場した地上人がダーナ・オシーみて「新型のオーラバトラーか!?」つうギャグも。

〜さらに地上編まで視聴〜

さすがに盛り上がる地上編、それまでのファンタジックなバイストン・ウェルから我々が住む現実世界ですから。
前回の東京編でさえガラリアのバストールにより百万人の死者が出たらしい。 そら世界が大混乱です。
四人の地上人がホームに出現、その様子が代表的に語られるが、各自の違いとかなかなか楽しい。 ジェリルは世界憎悪系ですね、印象深いし。

ちなみにダンバインを語るとき、主題歌の良さも強調しておきたい。
前作、戦闘メカザブングルの挿入歌「HEY YOU」と「わすれ草」を歌い、次回作の重戦機エルガイムでも主題歌担当したMIOによる「ダンバインとぶ」と、そして名曲と断定してもいい「みえるだろうバイストン・ウェル」、歌詞はいづれも富野由悠季であろうか、映像の絵コンテも担当したならマジで名PV作家です。
そしてザブングル同様、ダンバインにも挿入歌が出るわけだが・・・・。

青のスピーチ・バルーンと水色の輝きですね、ダンバイン好きなんでシングル盤買ったが、写真の小出広美がかなりの美少女であったのが印象深い。 ちなみに今でもウチはアナログ盤レコードが聞けます、本格的なアナログプレーヤーとアンプは常備しているんで。 六年ほど稼働してないが。
ところが、である。 じっさいに曲を聞いてみると微妙で・・いや出来が良い悪いではなく、聖戦士ダンバインという番組において使途がわからん、って曲でして。
じっさいスタッフも困ったんだろうね、音楽会社が持ち込んだに違いないのだが、どう使えばっちゅーわけでして。
思ったら、ある回だけ唐突に冒頭の語り部風なとこに挿入! なんて力技な・・・。
その後もエピソード中にムリクリ入れて音楽会社への義理は果たした模様。

エンディングは名曲だし、なんつても映像が美しいので好きですね、しかし・・・。
最初は無条件にそうなんですが、後になるとアレでして、ちょっと笑えてくる。
ミ・フェラリオが走っているイメージ、いわゆる女の子走りで華麗なステップをスローモーションという、コレが美少女という映像表現なんです、動きでそう想わせるという、まあ今のアニメ界なら当たり前な概念なれど、当時もハッとするようなものが時々、あったわけで。
が、このミ・フェラリオの正体が後半で判明。 エル・フィノかーい!!
いやもちろん、エル・フィノがビッチとは言わないですよ、でも躁病ぎみな、落ち着きのない、むしろフェラリオとしては超優等生なチャム・ファウに比べてごく普通のヤツで。
だからエル・フィノがエンディングの美少女走りってのがちょい笑えるとゆう。

内容的にも地上編は充実していて、例えばオーラバリアー。
オーラマシンが我々の住む地上へ出ると異常なパワーアップをして、ミサイルも効かないという無敵ぶり。地上のミサイルが偵察オーラバトラーを直撃、その爆炎から無事に出てくる場面。  このオーラバリアー現象をはじめて目撃したドレイク・ルフトが面白いゆうか、ヤツをよ〜っく知っている視聴者は、ドレイクの中で野心がムックムクなのがわかりすぎるほどわかっちゃって。
よし目指せ! 地上王! みたいな無責任な声援。


他にもバーン・バニングスの萌え萌えシーンもあります。
つかお前も地上に出たのかよ、いつだ、いつ出てなんで海上を漂流しているんだ、大事にしている袋の中身はなんだ!
という野暮な質問はさておき。
なかなか哀愁ですな、あの姿は。 船に救助され、言葉がわからないフリまでして。

そいや他にもテコ入れの嵐みたいな作品ではありますね、時間軸に対し超展開すぎるし。
思えばシーラ・ラパーナ女王もそうで、エレ・ハンムも後に女王になったが、アイドル性はイマひとつな巫女キャラでしたし、それで急遽シーラ王女の登場かと。
あ、昇格といえば、いつの間にかリムル・ルフトもお嬢様からお姫様になっとりますな、いつの間にもなにも、ドレイクがエルフ城落としてアの国王になった時ですが。
で、今でも敵陣にいるという。 さすがにラース・ワウから離れ、ビショットの客人としてゲア・ガリングに移動したが。
シルキー・マウはさすがにラース・ワウから取り戻しましたね、あの館に侵入したのは三度目か四度目か、じゃっかんマンネリ化の傾向があったし。
で、トッドを助けた女はやっぱりナックル・ビーでした。 蜂拳ですか、強そうな名前と裏腹に三年ぶりのアルバトロ・ナル・エイジ・アスカみたいなうらぶれたイメージで、何やらドラマがあった様子。 劇中情報からは想像するしかないですが。

日本サンライズの富野監督ということで、どうやら機動戦士ガンダムからのセルフパロディが多々ある様子。
というのも、黒い三連星のパロディがあって、そこは自分にもわかるわけでして、じゃあ他にも何かあるんじゃないかと考えた次第。
ちな伝説巨神イデオンからのパロディがあっても、たぶんわかりません。 知ってから日が浅いんで、つまり付き合いも浅いため浸透率が。

作画は後半になるほど頑張って、まあよく動くってのが見事。
無敵超人ザンボット3からわずか六年ほどですか、こんだけ進歩するんだと感心する、そんな時代でもありました。 むろん表現が旧い部分もあるんですが、全体的に今見てもけっこー問題ないみたいな作品に。

というわけで、久しぶりに観るとやっぱ面白いという。


●ゴールドウィング123


タイトルは英語が添えてあったんでわかった。
ゴールドウィングかあ? アスペンケードだ! とうのはダンバイン出典ネタで、要は有名なオートバイにゴールドウィングという名前がすでにあって、まあロボの名前なんてルールないからかまわないんだけど「浅いな・・・」とは思われてしまう系。
例によって韓国の古いアニメです。 向こうじゃ1.2.3とぜんぶタイトルに入れてきますが、いま半分観てるが何がどう123かは不明。
ソーラー1.2.3ならソーラー1号2号3号なんですが・・・。

それよかふと思い出したのは、タイトルなどをネットで調べるうちに知ったがテコンVと双璧をなす作品があるらしく、どうやらゴールドウィングがそうらしい。
じっさい、ゴールドウィングvsテコンV的なタイトルも見受けられて。
内容的には、序盤は観たことありますね、テコンVに触発されて韓国アニメ調べだしたころ、バベルの塔的などこかへ迷い込んだ主人公がロデム的なフレンダーと出会い、ヒーローになる場面は。 ソレ以降、どうやら韓国側のうp主が揃ったらしく、多彩なコンテンツが投稿され続けているわけで、このゴールドウィングも今じゃ全編みれるわけです。
でもって1977年という、まあ日本では新しい時代なれど、さすがに韓国アニメだと旧い感じがする。 しかしテコンVよりクオリティが高いのも確かで、むろんディズニーとかに比べりゃどうしようもない低品質なんだろうけど、他の韓国アニメと比較すると線が多い、つまりディティール描き込みが凝ってる、デザインもわりとオリジナリティあって、むろんタツノコヒーローとか意識しているんだろうけど、通常の韓国作品と違って即特定というほどじゃなくて。 また動きもいいほう。
何度か言うようにどうやら韓国では多くの娯楽作品が劇場公開だったようで、でもその時代に生きた子供の立場になってみれば、映画館に足を運ぶ価値はある。

あと言葉わからないと不便ですね〜、いま一時間、残り五分くらいまで観てるが何がゴールドウィングなのかはやっぱわからず。
変身したヒーローがゴールドウィングなのか、それともロボットの方なのか、たぶんヒーロースーツではない宇宙服なチーム含めて1.2.3なんだろうね。
ちなロボットはヒーローの出自と直接関係ないっぽいというか、ヒーローは敵宇宙人に征服された勢力のテクノロジーらしいのだが、ロボットは地球の、それも世間の役に立てる万能メカという位置づけらしい。
それについてちょいと語ると。

韓国のSFアクション系に共通する、変な部分ですね。 前回のランボットもそうでしたが。
要は防衛戦隊の結成がとくに描かれないため、最初からスゴいハイテク基地にロボットが格納されていて(テコンVとかもそう)、主人公の少年少女たちもまた最初からそこに居住しているという、変な風潮。 結論的には日本など、どこのヒーローチームもそうなんだけど、経緯は語るじゃん普通。
ソーラー123とかフェニックスキングなど、ロボとの出会いがあるのはまだドラマチックなほう。
惑星ロボット・サンダーAだと冒頭、ドライブしていた青年が宇宙人に追われていたロボット人間を救い、その青年はぐーぜんにも巨大ロボット基地勤務だったので連れ帰り、話が転がりだす・・・という。 ゴールドウィングも基本同じで、ヒーローを引き当てたヤツがぐーぜんロボット基地勤務みたいな。

~最後まで視聴〜

うーん、まあそんなに悪くはないですな。
ただ同年代の日本アニメと比較すれば、むろん出来は悪くて。
つか決戦シーンはなにやってんだか・・わかるけどわからんとゆう作劇。 ふたつの意味で「なにやってんだ」という変な演出なんです。
敵の大将が壁や床に溶け込むのはまあいいとして、とつぜん前方の壁がくり抜かれ、丸い穴空いたのはなんなのか・・なにやってんだ? 要はヒーローが壁に逃げ込んだ敵を透視しようとした演出なんだろうたぶん。 まったく役にたってなかったが。 あとはこの敵の大将、得物を思い切り投げて基地のほうが大ダメージ、壁に空いた大穴に吸い出されて宇宙へ放り出され、どうも死んだ模様。 なにやってんだ!という二つ目の意味はこちら。
他にもそんな場面が散見。

とまあ、そんな感じ。
テコンVと並ぶ双璧なら、韓国アニメの歴史一幕がみれてよかったくらいな。


●ウィッチマウンテン/地図から消された山


午後のロードショーから一本。
タイトルからとーぜんのようにブレア・ウィッチ・プロジェクトそしてディアトロフ・インシデントを連想、まあむろんブレアウィッチより出来悪い作品は稀なんで、そこは安心して録画予約しました。 エイリアン系ミステリーの山に紛れ込んだ若者たちの運命を低予算で描く、みたいな?

しかしじっさいにはドウェイン・ジョンソン主演のSFアクションという嬉しい誤算。
いやー2009年にこんな映画撮ってたんだ、ドウェイン・ジョンソンはまさにシルベスター・スタローン・・いやむしろ映画の雰囲気でいえばアーノルド・シュワルツェネッガー的な後継者ですね、80年代筋肉バカアクションなんだけど、役柄は刑事や退役軍人とは限らないという。
具体的にはタクシーの運転手ですね、不良少年からヤクザの運び屋になって更生中なのか、そんなキャラで銃は使わない主義らしい。
なんつか・・・むっちゃワイルドスピードシリーズとダブりますな、じっさいあっちにも出演したし。

内容的にも、なーんか80年代なんですね、80から90年代前半のトキメキが備わった作品だと思います。
元は70年代の映画をリメイクしたようで、宇宙人とロードムービーゆう雰囲気とかさすが楽しい。 予定調和なトラブルの数々もイベント的な楽しさがあって、逆に言えば真剣に観るタイプの映画じゃないのかもだが。 2009年当時のUFOヲタク大会の様子も興味深くて、要は昔とぜんぜん変わらず、もしかすると映画製作者の頭が旧くてかような表現になっただけかもだが。
台詞にいろいろギャグを入れる型だと思うんだけどね、やっぱ吹き替えでは伝わらないし、仮に字幕版で英語音声だとしても英語わからんし、かろうじて聞き取れても元ネタや言い回しがわからんと通じない。 でも面白いことけっこー言ってるという予感はする。

この作品に限らないが、世界的な人の本質に触れている点が興味深くて・・よく日本に行った観光客はチップのつもりで余分にお金置いていくと「お客さ〜ん、払い過ぎですよ〜」と店の外まで出てきて払い戻してくれた、感動したみたいに言うけど。
そういうバカ正直を美徳とするのは全世界共通だろうというのがこの映画でも。 ドウェイン・ジョンソンが宇宙人ふたりに過分な報酬もらって、ちょっと悩んで惜しいなと思いつつ「払いすぎだ」と戻しに行くシーン。 繰り返すが他の海外映画でも似た道徳観をみかけて、普遍的なんだなと改めて。
日本だけじゃないんよ、シッカリしてるのは。

惜しい点は、タクシーですね、イエローキャブゆうのか。
乗り捨て型ロードムービー要素があるのかと思いきや、あのボロいタクシーでトコトン進むというのがウケて、でも最後まで徹底すればよかったのにと。 途中でUFO映画でおなじみ、Xファイルや宇宙人ポールでもネタにされがちなキャンピングカーに乗り換えてしまって。
できれば最後のシーンで復活してほしかったイエローキャブ。
同じように、面白いキャラはいたと思うんだけど。 軍に付属しているような科学者二人組とか定番なのに出番が少ない。 あるいはテレビだからカットされたか。
追跡者のキャラも薄味だったかな、どのくらい徹底したヤツなのか、けっきょく掴めず。


というように真面目にみればいろいろ薄いけど、とにかくドウェイン・ジョンソンは映っているだけでゴージャス感というかボリュームあるし、なんつても楽しいパーティーだと思って観るタイプの映画なんじゃないかと。

感想というか観た映画を忘れないために記しているだけの日記みたいなもんだが、あえておすすめ度とか言うならオススメです。
気楽に楽しみたい向きにちょうどいいです。 とにかく悪くない感じ。

というわけで。


●銀河伝説テラ


例によって例のごとく昔の韓国アニメを無断視聴。
何度も書いたけど、あらためて釈明すると日本じゃ需要がないため、公式な配信やレンタルは難しい部類であること、また仮にそーゆーのあったとしても、あのクオリティに課金はどーよという立派な名目が。(あかんやん)

まーコレは公式な日本版ないでしょうね・・・まづぐぐっても出てこないし。
よってタイトルは、これまた例のごとし自分で邦題つけました。 まあグーグル翻訳でほぼそのまんま、テラは固有名詞であろうという推察ですが、この推論は正しかったです、オープニングのすぐあと、出てきた宇宙船の船体にTERAと書いてありました。
宇宙船が主題って珍しいが、まあたぶん宇宙船サジタリウス号的な感じなんでしょう。

まだ15分ほどしか観てないけど、コレは面白いですね、普通に。
普通と書いたが普通にSFというか、伝統的というか、欧米のSF小説が語り尽くしたことも、映像化となると斬新であり、そこにスター・トレックなどのテレビドラマ、日本や韓国のアニメが光って見えるという。 1983年ですからね、SF映画は絶対的に数が足りてなかった時代。

ストーリーがどうSFなのか具体的に言うと、外宇宙へ旅立った宇宙船・・あるとき乗員の1人がコールドスリープから目覚めると、他の隊員は全て白骨化していたという。 (白骨はドラマとして「重い」ので、砂になったパターンだと「宇宙船レッドドワーフ」がありますな) 要は広い宇宙にただひとり。
 船は自動でどこぞの星へ降り立っていて、そろそろと出てみると双頭の野獣がっ!! 「宇宙戦艦亀甲」みたいな「一つ目生物の星」パターンかと思いきや、原住民はフツーな猿人ですた。 双頭生物惑星じゃないのか残念。
状況は韓国語なのでわからんとですが、EXODUSと書かれた先客もとい廃船がすでに。 エクソダス号っていいね、まあ韓国はアレでキリスト教国家だからいちおう。

襲いかかる二足歩行のケンタウルスみたいな蛮族を科学の力・・ゆうか普通に銃で倒すと猿人たちの神に。 定番だがやはり楽しい。
そこで二人の人間と出会ったり。 エクソダス号の生き残りか?
というところで15分です。

まあ起承転結の起なんだけど、普遍的であるがゆえに安定して面白い話。
暇な時に続きを断続的に観る予定です。

〜最後まで観て〜

えーっと、特筆することあるかな。
あるな、二番目に登場したヒロインが本来のより可愛いという点。


ちょっと野生化してるが、フツーに宇宙船クルーなヤツより全然キャラが立っていていいじゃん、と思いきや、すぐに死亡とか酷い話だ。
敵のケンタウルス軍団は超音波に弱い! ということだけ伝える役割か・・・まあ外宇宙で主人公が孤立してるのにヒロイン二人じゃ修羅場だろうけどさ。
そのケンタウルス軍団、二足歩行型のほかにちゃんとした四足種族も、コウモリウィング備えたヤツもいて、さらにマーメイドも。
これらは魔王?が原始人さらってきて改造したものらしい。
かつては文明があったこの星になにがあったのか、そればかりは韓国語わからんのが残念だった。
大量出演する猿人たちも、ちゃーんとひとりひとり個性的に描かれ、かなり良心的な作品なのを再確認。

ちな魔王らしいのはまあサイボーグなんだろうけど、左手がドロドロ光線、右手は剣という仕込みで、それらを使うには義手をかなーりグルグル回して取り外すというか・・・最初は演出がモタモタしているだけだと思ったんよ、でもいざ決戦になると執拗にぐるぐるする義手が、片手では外せないというギャグみたいなシーンがあって。
つか魔王は銃もきかないし、フツーに殴り合ってもひたすら強いので、なんで勝算もなく主人公が突撃するのかわからず。
常識的に考えて勝ち目ないじゃん。 ところがである・・いや順を追って話そう。
いったん負けて幽閉されて「出せー!」って暴れるじゃん、看守はやかましい!って槍を突き入れて、格子ごしに揉み合いになって。
で、暴れればけっこー出られるんですね、格子がバキッとなって。 うーんチャージマン研!でバリカンが格子の隙間からけっこー出られた以来の衝撃。

あと無敵なはずの魔王に挑んで、当たり前のように負けがこむけど、必殺の武器があったんですね無敵魔神に対抗できるスゴいのが。 それが、剣をカバーしていた右手の義手で、そら無敵な本体と同じ材質だから硬てえって。 要は主人公が敵の右手を棍棒にして振り回す!
鞘が抜けて抜き身になった敵の右腕剣も粉々にッ!!
なんで右義手を主人公に盗られたかというと、右手はコブラのサイコガンみたいにすぐスポッとなるシステムで、逆に左手のドロドロ光線は先述したようにかなーり念入りにねじ込んであるんで、右義手がないとぐるぐる回せないww魔王戦えなくなったwww 足に左義手を挟んでなんとか回そうとする姿は完全なギャグ。 ちな魔王は自分のドロドロ光線が暴発してドロドロ溶けていきました。

やっぱ韓国アニメにも格があるようで、なんの考証もなく敵の大将が目からビーム! というような破天荒な作品ではなく、いま長々と解説したようにちゃーんと武器の考証ができているからこそのシーンであることに留意。
要は変だし笑えるけどうまいです一連の戦闘場面は。

あとはなんですかね、言ったように韓国語わからんのでなんかわからんのだが・・魔王の上に真の敵である魔女がいたようだが、なんだろうね、コンピュータマザーだったのか、わけもなく最後に登場し、高笑いの直後、溶ける魔王が苦し紛れに撃ったドロドロ光線がコンピュータタワーに命中? ヒエエエェって崩れ去る。
あ、その前にヒロインが魔法というか科学なんだろうけど、攻撃で水晶化してるが、まあ仮面ライダーでおなじみ、敵を倒せば治る系です。

ラストは敵を倒し、主人公とヒロイン、その弟らしいので大団円みたいな・・しかしこの星で暮らすのか? 地球に戻れるんか? そこは絵だけじゃわからなかった。

それよかもうひとつだけ、気になる点を言うと・・・。
主人公が何者かわからんですね、つかめないゆうか。 というのも、宇宙船の中にて自分以外ぜーんぶ白骨化というシビアな出だしに対し、原始人編はすっかり原始生活に順応したギャグテイストになり、コメディタッチな展開が続いていたんです。 そこで主人公の頭身もちょっと子供化した感じに描かれ、なーんか声まで変わってたようなんですよ声まで。
ギャグコント声というのか・・高いだみ声みたいな。 で、その後のケンタウルス襲来ではまたもとの普通な声にもどり、頭身もわりと大人になって、なんかもう主人公ふたりいるのか? それともOKAWARI-BOY スターザンSだったのか・・あ、説明するとスターザンSとは、見た目普通な少年がイケメンに変身できる能力・・というか顔に気合入れるだけなんですがね、そんな感じの宇宙ターザンです、タツノコヒーローですが。

 ↑このAmazonリンクみりゃ、どのくらい変化するかわかりますね、銀河伝説テラの主人公もこのレベルでした

まあゆうても、ツッコミどころちょいあるけど、それ含めて面白かった。
なかなか楽しめる娯楽作品を作れるんじゃん韓国。 いや一部のロボットアニメスタッフが異常なパクラー(いまこの瞬間、作った造語)なのであって、全体的にはわりとフツーなものがあるようです。 むろんクオリティはやや低めですが、なんじゃこりゃ〜的なパクリ作品だけではない、ということで。

とまあそんな感じ。


●装甲騎兵ボトムズ赫奕たる異端


バンダイチャンネル見放題〜な逸品。
おなじみの装甲騎兵ボトムズ、中でもキリコシリーズとでも呼ぶべき複数話のみっつのうち二つ目、記憶が正しければ1994年で、つまりテレビシリーズから十余年。
ちなみにキリコシリーズ第三弾のペールゼン・ファイルズもまたそれから十余年くらいか。

レンタルで何度も観たんだけど、ここでは簡単にその魅力を記す。
まずボトムズといやあアーマード・トルーパーですね、ATとも言いますが。 身長4メートル、現代と変わらない重火器で武装し、基本使い捨てな軍事兵器。 未だに後付で設定が強化され、ゆえに最もリアルなロボットとして君臨していて、プラモデルやフィギャアの人気もガンダムに匹敵するのでは? という。
まずこの魅力があるわけなんですが・・・。
じゃあ物語の方はどうかというと、この「赫奕たる異端(かくやくたるいたんとよみます)」は、原作者である高橋監督でさえ予想してなかったでしょうね、とんでもない方向につっぱしっちゃって・・・ハッキリ言うと神話レベルです、叙事詩です。
コレが、テレビシリーズ以降のキリコ物語、最大の魅力と言っていいかも。
誰が、何を、どうするのか、いったいこの話はどこに着地するのか・・叙事詩なんですよ、ほとんど人間離れしている。
メカはリアルなのに、ストーリーが神話という。


そして最後に、アニメとして面白い件。
演出としてはカナーリ旧いんだけど「どどーん!」とか「ジャジャーン!」みたいな、曲解や誤解が発生し難い明確なアレ。
ボトムズって周辺のことはなーんもわからん、謎だらけなんですよ、逆に言えば全く新しいファンが「わからん・・」と言いながら観ればソレ正解で、でも登場人物たちの心情などは完全にハッキリキッパリ描ききっている。
「今、モンテウェルズ枢機卿がなんか変なこと言ってたけど? それってこの教団ではわりと普通なことなんか?」と視聴者が思って、だがしかし劇中のキャラクターたちが「ガーン!」「「ななんだとおおおおおぉ!?」という驚愕顔を、効果音付きでドドーンと演じるのだから、画面のコッチ側の我々としても演出意図を間違えようがない。だからこの赫奕たる異端は、古参も新参も同じように楽しめるはず。

そうして盛り上げながら進むストーリーは、キリコの謎選択、フィアナの行方、テイタニアとの対決、新法王の登場、そして・・最後になんじゃこりゃ〜となる結末。
「コレはなんだ、コレが・・こんなことが現実に起こったことなのかッ!? 」いやむろん違うって、アニメだし。
でもアニメでそう想わせることが出来ればもう傑作ですよ。 疑いようなく。

あ、むろん塩山紀生キャラの魅力とか、いろいろあるけど、とにかく面白いアニメとはかようなものだと。
似たような例で映画「アマデウス」とかそうですね、創作意図が誤解曲解ないようにキッパリ演出みたいな作品は。

とまあそんな感じで。
やっぱなんど観てもいい作品でした。



日記など




●2017.8.1 なかなか釣れん

さらに一匹、でもかなりムリヤリ釣ったような。

今までもずーっとそうだったのかもだが、いろいろ手をつくしてやっと釣ったみたいな。
雨が降れば水面に出てくる鯉もいるだろうと思ったが、あまり劇的な変化はなく、また夕まずめならとも思ったが、それも釣り放題ってほどじゃない。
真夏はそうなのかね、去年に釣りはじめて釣果が出てきたのは8月からなんだが、ゆえによくわからん。
ここで集計、今年のパン釣りよる鯉の釣果は・・いったんまとめると、31匹だそうな。
間違いでなければ。


まあよく釣りますね、なんだかんだ言って。

という話。



●2017.8.2 情報量が全く違う

なんかスマートフォンとかタブレットの話。
ゆうても自分自身はiPhone4sなどという五年以上前の機種で、あとは借り物のKindleHDFireをたまに使うくらいで詳しくはない。
だが、それでスマートフォン用サイトを立ち上げれば一発でわかることがある。
それは、情報量が圧倒的に少ないってこと。

実はこれ、携帯電話の時代から指摘していることなんですがね。 SNSとかでは認めたがらない傾向があったような。
いや自分が直接話し合った件とも限らないが、そーゆー風潮があり・・・例えばモバイルOSという考えに則したデバイス、昔ならPDAなんかは圧倒的な使い勝手があり、メールに写真を添えるとか、そんな単純な作業でも便利であり、逆に携帯電話は不便だ。 ところが、今さっき自分で撮った写真などをメールに添えるくらいなら携帯電話でもわりと機能的になっていて、それで騙されるのかもね。 むろん今ではモバイルOSを搭載したスマートフォンの便利さは認められているんだが。

あ、そーいや携帯小説なんてのもありましたね。
本格的に文章を書きたいなら携帯はやめとけって思うだよね貴重な時間のムダだから。 中古でもワープロ、いや十年以上前でも中古ノートパソコンを入手したほうがぜったい効率的だって。 これは今のところ、フルサイズのキーボードが最も効率的なので、携帯電話のテンキー文章はどうよ、という話。
スマートフォンだってそうだよ、Bluetoothキーボードでも手に入れたほうが絶対に速い・・気がする。


あとスマートフォンの画面は大型化が進んでいて、おまけにタブレットというのも普及し。
タブレットはいいね、あのくらいのサイズであればかなり便利だ。 ゆうてもまだまだ不足。 とくにモバイルサイトしか繋がらないと不足が加速みたいな。
スマートフォンだとなお不足やん、いかに画面大型化が進んだとしても。
これまた認めたがらない人がいるらしいのだが。
「いやスマホでじゅーぶんですよ」と携帯電話の時と同じことを言っているみたいな。
それがホントなら問題ないんだけどね、ただ無知が言わせているならPC・・小型のノートパソコンでもいいのだが、知っといたほうがいいだろと。

ちなみに自分がKindleHDイジった感想は、なーんも出来ねえやというもの。
ファイル移動、丸ごとコピー、プロジェクトごとに保存ファイル、どれもこれも手こずるし、ガイドやヘルプも不親切だった。
Windowsみたいなウィンドウという概念がないんで、ファイルの扱いは一個一個手作業ですか・・困ったもんだ。


それはいいや、ここで言いたいのはモバイルサイトなどが情報量少ないってこと。
とりま、じゃあ一例としてYouTubeでもあげとくか。 モバイルだとどうなるか。


これがモバイルYouTubeの画面で、私はここから「呪いの時代」というのを探しているんですが・・・わかります?。
ちなモバイルでも解像度は高いので、↑この画面をPCで見ればサムネの内容もバッチリですが、スマホ画面だと親指の爪サイズですぜ。 ←大げさ
わかんねえっつうの。
結論からいうと、この画面と次と次の動画をぜーんぶ再生してみたけど、なかったです。
じゃあ、PCだとわかるのか。


これは画面キャプチャでブラウザの、YouTube部分だけ切り取って縮小してありますが、一発でわかるやん。
理由は単純、サムネールが大きい。
並んでいる候補数がたくさん。
文字が切れてない。

この、文字が切れてないってのが決定打で。
例えばですよ、「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Episode:03」などを、まあバンダイチャンネルなどで観るとして。
スマホだとタイトルの後半が切れているわけやん。 すると。
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Episode:01
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Episode:06
ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Episode:03
とかあった場合、わかりにくい。

圧倒的じゃんPC画面。
こんだけ差があるんですよスマートフォンとPCでは。 それを認めたがらない人が(じっさい身内にもいました)いるらしいという。
SNSだとまあ10代の学生などがそんな傾向でしたね、コレはPCとか買えないんで仕方ないか。
さらにPC版YouTubeだと上に広告が、左に自分が登録したチャンネルなどなどを表示する余裕すらあって。 スマホでもぜ〜んぶ表示できる場合もあるよ、でも指でひたすらスクロールしまくり、拡大縮小しまくりで、ひと目でわかるわけではないかと。
それがわかった上でスマホでいいや、と言うなら納得なんですが、怪しい。

あとはもう一例だけ。
PCでもスマホでもポータルサイト・・・例えばYahoo!で天気予報が見れます。
この手の天気予報ってのはソースは共通していると思うんですけどね、各社に気象予報士が務めるにせよ、彼らが使う情報源は気象庁からの共通データじゃないかと。
特に雨雲レーダーなどという膨大なコンピューティングはソースをそのまんま流すはず。
そのYahoo!系の雨雲レーダーは、PC版は未来一時間を表示でき、スマートフォン版は六時間先まで表示できるんです。
今後、雨がどう移動するか、未来予想できるわけで。

繰り返すが、PC版は1時間先。
スマートフォン版は6時間先まで見れます。

そこまでハンデをつけなければ、スマートフォン版は勝てねえって事実。
いや五時間差のハンデをつけても勝ててない気がするが・・・風、波、地震など同時に表示できるPC版、さらに広告も別なページへのリンクも多数映せます。

 ↑予想時間6倍の字が見えますか
まあただ、外出先ではスマホ頼りなのは当たり前で、豪雨通知とか有り難い。

あーでもまあいいや。
私は極端な情報弱者で、16年にトランプ大統領が当選して、よく皆んなは「それは予想できなかった」言いますね、私の場合は2016年に大統領選挙があることを予想できませんでした。 そのくらいのレベル。
それが、いったんテーマが決まるとけっこう「調べる」「詳しい」部類になるんです、それはPCとネットのおかげ。
つまり今のところ、他者に対して差をつけられるわけで・・それも悪くないなと。

まあそんなつぶやき。



なんとなくキリがいいので次に移動。
次はabout-17.8-2となります。

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