葉鍵政界の政治家 | |
人名 | 音無結弦 |
出身 | Angel Beats |
所属 | (音無独裁政権) |
政治的思想・立場 |
音無 結弦(おとなし ゆづる)はAngelBeats!特別開発地域の独裁者。
元々は、杜撰な開発が原因で行政府と住民が内戦状態に陥っていたAngel Beats!地区に漂着した、モグリの医者であった。
僅か半年あまり勉強しただけで医学部合格に手が届くほど知能レベルは高いが、人格面において深刻な問題があり、史上最悪のカルト教祖と評されている。
抵抗組織SSSが参謀不足に悩まされていたこともあり、SSSリーダであった仲村ゆりに誘われてSSS入りした。が、対立する行政府の長官であった立華奏に横恋慕し、ゆりやSSSに対して面従腹背の姿勢を取り始める。
立華事件で奏が失脚するとその守護者を自称し始めた。音無を危険視した行政副長官の直井文人?は、SSS討伐作戦に先んじて音無を隔離監禁したものの、音無は策を弄して牢獄を脱出してしまい、逆に直井を籠絡してその傘下に収めてしまった。
音無は空席となっていた行政長官の座を簒奪したが、この事実を公表せず、軟禁状態に置いた奏が行政長官に復帰した事にしてSSSを欺いた。また表面上はSSSに残留し続け、SSS内部から破壊工作活動を続けると共に、日向秀樹?を初めとする内通者の確保に力を注いだ。
が、ひさ子?や遊佐?らの音楽部隊メンバーは、奏や直井ら行政府側がSSSとの和解路線を取り始めていたにも関わらず突如また対決路線に回帰したことを怪しみ、新参女性メンバーのユイを調査活動に当たらせた。ユイは音無に協力するふりをして陰謀の核心に迫るも、日向の結婚詐欺に遭って活動を停止してしまった。
が、この事件をきっかけに、SSS内で音無に対する不信が爆発し、ゆりは音無を人民裁判にかけた。この席上で音無は一言も発することが出来ず、日向や大山ら小数の腹心を引き連れてSSSを離脱し行政長官としての公然活動を開始した。
この時音無と共にSSSを離脱したメンバーはごく少数であったが、この時の音無の処分を巡って戦闘部隊と音楽部隊が対立し、SSSは仲村派と岩沢派に分裂した。
名実共に行政府長官となった音無は、SSS分裂に乗じて音無は行政府支配区域を拡大した。
また国教としての”音無真理教”を創設し、住民に対する洗脳を開始した。音無真理教は教義として、この世界は誤りの世界であるから音無教祖の導きによって満足し「先に進む」ことが良いことである、という思想を掲げた。音無真理教は死ぬことを先に進むと表現し、信者の恐怖心や倫理観を麻痺させた。
それでも抵抗する住民に対しては、日向や直井に命じて容赦なく粛清を行った。このため、Angel Beats!地区の人口は激減した。
住民浄化によって支配権を確立した音無は、当初からの目的であった奏を愛人にするという欲望を果たそうとした。奏は音無を説得して改心させることを目的に音無の元に留まっていたが、音無の非道ぶりを目の当たりにしてこれ以上音無と一緒にはいられないと判断し、大山の手引きによって行政府を脱出し、ゆりの元に転がり込んでしまった。
最大の目的を果たせなかっただけで無く、ただの没個性としてしか見ていなかった大山に一杯食わされた形になり、音無は如何なる手段を用いてでも大山を暗殺するよう命じるが、これが逆に大山と旧知の仲である日向との間に距離感を生じさせることになる。
一方、SSSは仲村派が杏さん党の、岩沢派が公芽衣党・葉鍵社民党の支援を得て、勢力を盛り返していた。一転して窮地に追い込まれた音無は、一ノ瀬内閣崩壊によって存続が危ぶまれていた国家人権委員会を利用しての局面打開を図り、SSSとの停戦合意を取り付けた。さらにその過程でSSSメンバーとの再接触に成功し、ギルド系メンバーにゆりに対する不信感を植え付けることに成功する。
音無は奏を取り戻すことを目的に、奏の行政長官復帰を提案するが、これを察知したゆりにかたくなに拒絶され、逆にゆりが行政長官代理に就任することになった。天敵とも言えるゆりに行政府に乗り込まれることを危惧した音無は、停戦合意を反故にして仲村派の拠点を急襲し、さらにチャーらギルド派を煽って仲村派から分裂させ、仲村派の壊滅を図った。が、音無排除の急先鋒である遊佐がチャー派に加わった為、チャー派は音無に対する主戦論一色となってしまった。チャー派は密かにオカル党と接触し武力の強化を行っており、音無政権側は逆に痛手を被る結果となった。
遊佐を通じて岩沢派とチャー派が結託することを恐れた音無は、日向にユイへの最接近を命じ、ユイに破壊工作をさせるよう策を巡らした。この結果岩沢派に入っていた公芽衣党と葉鍵社民党の支援要員が反目し合い、内ゲバ事件を起こす結果になった。岩沢派内ではチャー派との連携工作をもっぱら公芽衣党系の支援要員が受け持っていた為、内ゲバ事件でチャー派への不信感も高まり、音無の目論見は成功した。
これによって岩沢派の弱体化には成功したものの、チャー派にダメージを与えたわけでは無い為、音無政権の立場が劇的に改善したわけでは無かった。
その後、仲村派も加えた3すくみの状況を打破できないまま2012年を迎えている。
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