県知事に就任すると、青少年条例・公安条例などの廃止、情報全面公開制度の制定、ONE空港拡張事業などの不要不急事業の見直しに踏み切る。
県議会での保守派うぐ民党系議員の反発を避けるために、葉鍵自由同盟と強いパイプを持つ
篠塚弥生葉鍵国会
うぐぅ民主党議員団長の支援を受け、当時の一ノ瀬政権が柚木県政を全面支援するよう工作し、県議会のうぐ民党系議員を牽制した。
この結果県議会においては県知事選で詩子を推薦したうぐ民党は知事派と反知事派に分裂する。一方、対立候補であった
住井護を推薦した
葉鍵新党・
新党魁が実質的な与党として振る舞うようになるが、詩子が与党として最重要視したのは、盟友である
里村茜が副代表的ポジションにおり且つ県連代表についている
甘党であり、
葉鍵新党・
新党魁に対して特別扱いをすることは決して無かった。この点は同じく
葉鍵日報記者出身の
長岡志保元首相が、一時は政策路線の近い
葉鍵新党との連立を考えながら、最終的には同党を信用せず単独政権志向に決めたことと類似する(後の
オカル党革命に代表される
葉鍵新党・
新党魁への大反発を見れば、記者の勘というべきか先見の明があったともいえる)。
また、
杏さん党や、ONE県に強い影響力を持つ
葉鍵社民・食福連合(ONE県は
食と福祉を考える会のお膝元である)も有害規制撤廃や公共事業見直しといった個別政策に関しては賛同的であったことから、これらの改革は比較的好調に進む。
また、2010年1月、
相沢祐一・
Kanon県知事(当時)が
主人公の党?(現・
葉鍵創新党)を結党すると、これに対抗し、県知事選で戦った住井護らと共に、自由主義の政治団体である
地域・生活者起点で葉鍵を洗濯(選択)する葉鍵民の団?(略称:葉鍵せんたく団/Choice and Change)を結成した。
一方、さらなる独自政策として、市民サークル・コミュニティ制度を導入。県民が結成したサークルに自治権限を大幅に委譲するものである(
柊勝平・
CLANNAD県知事の地域サークル制度と似ているが、地域サークル制度が町内会や職域自治会に自治権限を与えるのに対し、市民サークルは加入・脱退が各個人の自由に任されているのが大きな特徴である)。
経済政策は基本的に
清水なつき?県政の政策を継承しつつ
うぐぅ民主党時代以来の財界寄りの施策を取った為、経済混乱も避けることができ、一定の成功を収めた改革であるが、その一方で娯楽施設や風俗施設が急増し、住環境・教育環境・家庭環境に悪影響を及ぼしていることが問題視されている。また、市民サークル・コミュニティ制度は加入・脱退が各個人の自由に任されているため、
オカル党革命以降も
CLANNAD県のような分裂状態には至らないと見られていたが、
公芽衣党系のサークルが資金力により
MOON.県との県境付近の土地を買占めるなどし、「公芽衣党化」が進みつつあることが問題となっている。
さらに、
甘党の
美坂栞代表が首相に就任すると、盟友
里村茜との関係もあり、積極的に
甘党美坂栞内閣支持を表明。独自政策は継続しつつも、
美坂栞内閣が正統政権であるとして、
藤林杏内閣成立後もその存在を認めていない。
また、
公芽衣党は元々表現規制問題を巡って
葉鍵日報とは関係が悪く、
長岡志保が首相時代に
公芽衣党を与党から追い出したことでそれに拍車がかかっていたが、これを機に柚木知事との距離を縮める事となる。
但し、公約に掲げた情報インフラの整備の一環として、
姫百合珊瑚の
ハイブリッドスマートグリッドに注目し、このシステムの導入を検討している。これによって公共事業見直しのダメージを緩和し、WA県のような経済破壊を避けることができるとみてのことであり、また、ハイブリッドスマートグリッドによる効率上昇により、長期的には県の経済にプラスに作用すると判断した為である。
ただ、
ハイブリッドスマートグリッドの特許は
姫百合珊瑚が保有し且つ
杏さん党に専用実施権が設定されている為、杏さん党並びに
藤林杏内閣を容認していない柚木県政に特許実施権が認められるとは考えにくい。
また、ONE県は
ハイブリッドスマートグリッド推進導入の先頭に立っている
七瀬留美の地元でもあり、県庁が敢えて事業実施をせずとも、杏さん党県委員会の手で既に電柱網の整備が進められているのが現状であり、柚木知事としてはこれを追認するに留まり、積極的に関与することは出来ていない。
また、
甘党が
美坂栞内閣・
藤林杏内閣双方に加わったことで、藤林杏政権に対する姿勢を軌道修正する動きも見せているが、本来の支持基盤である
うぐぅ民主党は美坂栞政権支持の姿勢を変えていない為、詩子も美坂栞政権支持のスタンスを変えているわけでは無い。