夏の熱気が秋の風に一掃されつつある、とある日の昼下がり。
あなたがたはカフェのテーブルを囲みながら約束の時刻を待っている。
ふと思い出されるのは数日前の、須永からの電話。
「頼みたいことがあるんだけど、電話じゃちょっと……会って話せるかな」
いつにもまして自信なさげに――ともすれば何かに怯えたような須永の声音にすげない返事ができるはずもなく。
こうしてあなたがたはカフェに集った。
NPC 須永 忠
スナガ タダシ 32歳 男性 SIZ13 APP12
不動産屋を営む、探索者たちの共通関係者
稼業を継いでから年数は浅いが、生来の人の良さと本人の努力で乗り切っている
今回みなさんに頼みごとがある様子