以下の内容は、Wizardry Crusaders of the Dark Savant に付属している Playmaster's Guide の記述をほぼそのままコピーしたものです。
キャラクターは、冒険を続けてNPCやモンスターとの遭遇を繰り返すことで、ロスト・ガーディアで生き残るために必要なスキルを身につけ、磨きをかけてゆくことになります。スキルには、武器関連、運動関連、学術関連、パーソナルという4つの分野があります。以下に、各分野別にそれぞれのスキルを説明します。職種によっては、このうちのいくつかのスキルを修得できないものもあります。
武器関連のスキルは、キャラクターが武器を扱う能力に関連します。武器を装備し、それを用いて戦闘を行ったり、盾でブロックを行うことによって、キャラクターはその武器のスキルを学習することができます。こういった経験によるポイントはキャラクターのスキルポイントに加算されます。それぞれのスキルは最高100ポイントまで上昇します。
- WAND & DAGGER(ワンド&ダガー)
- 戦闘中、ダガー(短刀)やワンド(細い杖)など、こぶりの武器を扱う能力に関係します。
- SWORD(ソード)
- 戦闘中、刀などを含むソード(剣)の類を扱う能力に関係します。
- AXE(アックス)
- 戦闘中、アックス(斧)の類を扱う能力に関係します。
- MACE & FLAIL(メイス&フレイル)
- 戦闘中、フレイルや「HAMMER(ハンマー)」などを含むメイス(こんぼう)の類、すなわち叩く武器を扱う能力に関係します。
- POLE & STAFF(ポール&スタッフ)
- 戦闘中、棒などを含む長めの杖の類を扱う能力に関係します。
- THROWING(投げる)
- 戦闘中、目標に投げつけて用いる武器を扱う能力に関係します。「SHURIKEN(手裏剣)」、「DARTS(ダート)」、「POTION(ポーション)」などが含まれるだけでなく、戦闘中に誤って敵に投げてしまった武器もこのスキルに関係してきます。
- SLING(スリング)
- 戦闘中、スリングなどで「BULLET(弾丸)」を飛ばす類の武器を扱う能力に関係します。
- BOWS(弓)
- 戦闘中、「ARROW(矢)」を飛ばす類の武器を扱う能力に関係します。
- SHIELD(楯)
- 戦闘中、または受けを行っている際、楯を用いて敵の攻撃をブロックする能力に関係します。
- HANDS & FEET(手と足)
- 戦闘中、手や足を使って闘う能力に関係します。
肉体や声を用いる能力に関係するスキルです。たとえば、スカウトのスキルがあるキャラクターなら、藁の山の中の一本の藁の違いを識別することもできます。逆にこのスキルがないキャラクターだと、大きく赤い文字で“隠し扉はココ”と書かれていても、気づかないで通り過ぎてしまうかもしれません。他のスキルと同様に、このスキルも経験を積めば積むほど上昇します。最高値は100ポイントです。
- SWIMMING(水泳)
- 深い水の中を泳ぐ能力に関係します。このスキルが10ポイント以下のキャラクターは、水に入っただけで溺れてしまう可能性があります。
- CLIMBING(飛び降り)
- ダメージを受けずに、穴を下りたり壁を這いあがるわざに関係します。
- SCOUTING(スカウト)
- 隠し扉、秘密の入口、隠されたものなどをみつける能力に関係します。このスカウトのスキルを上昇させるには、スキルボーナス配分時にプレイヤーが自らポイントを加算させなければなりません。
- MUSIC(音楽)
- 楽器を演奏し、それによって様々な魔法の力を引き出す能力に関係します。
- ORATORY(発声術)
- 呪文を正しく唱えるために必要な、声を出す能力に関係します。このスキルが高くないと、呪文が効果を発揮しなかったり、パーティーに逆流してしまったりします。
- LEGERDEMAIN(早業)
- NPCが気づかないうちに、そのアイテムや金を盗み取る能力に関係します。
- SKULDUGGERY(指先技)
- 罠を調べたり外したり、扉の鍵を外したりといった、微妙な指先を用いる行動に関係します。
- NINJUTSU(忍術)
- 敵から身を隠す伝説的な能力です。「NINJA(忍者)」と「MONK(修道僧)」は、このスキルを持つとアーマークラスを下げることができます。
学術関連のスキルは、キャラクターが世界の仕組みを学び、理解する能力に関係します。また魔法を使うキャラクターが、新しい呪文を修得する能力にも関係します。学術関連スキルは他のスキルほど迅速には上昇しません。努力次第で自動的に上昇するスキルもありますが、魔法関連のスキルは、スキルボーナス配分時に、プレイヤーによって加算されなければ上昇しません。これらのスキルは経験によって上がるものではなく、学習しなければならないものなのです。当然、学習が行われなければ魔法使いは呪文を覚えることもできません。他のスキル同様、最高値は100です。
- ARTIFACTS(アイテム扱い)
- 魔法のアイテムの力を呼び覚まし、効果的に用いる能力に関係します。このスキルが高くないと、アイテムの力が効果を発揮しなかったり、パーティーに対して逆流する可能性があります。また、アイテムの分析する能力にも関係します。
- MYTHOLOGY(神話学)
- 戦闘中、遭遇したモンスターの正体を認識する能力に関係します。
- MAPPING(マッピング)
- パーティーの冒険を正確に地図に描きあらわす能力です。このスキルが高いほど、より細かいものも(扉、階段、木、門など)まで描き記すことができます。このスキルは、キャラクターがマッピング・キットを利用する際に影響を及ぼします。
- SCRIBE(書術)
- 戦闘中、スクロールの魔法を呼び覚ます能力に関係します。
- DIPLOMACY(外交術)
- パーティーと他のグループ間の交渉にあたったり、相互をまとめたり、信頼を築く能力です。このスキルが高いキャラクターは、NPCとの休戦、同盟関係締結などをうまく行える可能性が増えます。
- ALCHEMY(錬金術)
- 「ALCHEMIST(錬金術師)」の呪文を学び、修得し、活用する能力に関係します。
- THEOLOGY(神学)
- 「PRIEST(僧侶)」の呪文の道を究める能力に関係します。
- THEOSOPHY(精神学)
- 「PSIONIC(超能力者)」の呪文を用いる者に必要とされる、精神的、霊的な能力に関係します。
- THAUMATURGY(魔術)
- 「MAGE(魔法使い)」の呪文を学ぶ能力に関係します。
- KIRIJUTSU(キリジュツ)
- 肉体の急所など、一撃の下に相手を葬り去る助けとなる知識に関係します。
ロスト・ガーディアは、キャラクターがかつて経験したことのない世界です。冒険を始めるにあたって、スキルを選ぶなど様々な準備をしてきたと思いますが、まだ選ぶべきスキルがあります。
- FIREARM(銃器)
- マスケット銃のような小さな銃器を扱う能力です。このスキルが高いほど、キャラクターが正確に銃を扱うことができます。
- REFLEXTION(リフレクション)
- 人がまばたきするよりも素早く動き、二重の像を作りだすスキルです。このスキルが高いと、敵の攻撃を効果的に避けることができます。常に残像の方が標的となるからです。
- SNAKE SPEED(スネーク・スピード)
- キャラクターはどのような状況でも、身軽な反射運動で動き、スピードを増すことができます。
- EAGLE EYE(イーグル・アイ)
- 武器や呪文で敵に攻撃をかける際、驚くべき正確さで狙いをつけます。
- POWER STRIKE(パワー・ストライク)
- 相手に最大限のダメージを与えるスキルで、時には最大限度以上のダメージを与えることもあります。
- MIND CONTROL(マインド・コントロール)
- このスキルが高いキャラクターは、自分の心をコントロールすることができます。特別な精神力で、眠気や超能力者の呪文をかわし、自制を保ちます。
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