ウィザードリィ・メモ - NPCのオプション(CDS)
以下の内容は、Wizardry Crusaders of the Dark Savant に付属している Playmaster's Guide の記述をほぼそのままコピーしたものです。

目次



NPCのオプション


 交渉だけでなく、他にもいくつかのオプションによってNPCと情報交換する方法が用意されています。

TALK(話す)

 すでに友好的な関係にあるNPCとは会話が行えます。あなたを手助けしたいと思うNPCもいますし、あなたからの情報を期待しているNPCもいます。彼らの動機がどうあれ、ロスト・ガーディアには周辺の事情やそこに住む生き物や体験についてよく知っている者はたくさんいます。彼らがその知識をすべて明かさなければならない理由があるわけではありませんが、もしあなたが正しい尋ね方をすれば、多くのことを語ってくれるでしょう。
  • アナタ ダレ デスカ ?
  • ウワサ アリマセンカ ?
  • 彼らが自分で話した言葉などに関して説明を求める(*** とは?)
  • 質問する場合、文章の最後に“?”をつける。

 「TALK」を選んだ場合、続いて誰がNPCと話すかを選びます。それから話したいことをキーボードから打ち込んでください。「コンニチハ」で始めるのがいいかもしれません。会話が終わったら、「サヨウナラ」、「サヨナラ」、「バイバイ」のどれかを打ってください。

LORE(情報交換)

 NPCはあなたと同じように旅をしているので、たくさんの知識を持っています。また、あなたのパーティーも、周辺のニュースや事件、旅の中の面白い話などをいくつか持っていることでしょう。NPCとこうした情報を交換したいときは、「LORE」を選択してください。
 情報交換では、パーティーは自分たちが知っているすべての情報をさらけ出すことになります。ですから、交換する相手はすでに同盟関係にあるNPCのほうがよいでしょう。そうでないと、敵を助けることにもなりかねません。
 このオプションを選ぶと、NPCは彼らの冒険談や道中学んだことなどを話し始めます。あなたが見つけるのをあきらめかけていたアイテムに関するヒントや、まだ行ったことのない場所の方角などを教えてくれるかもしれません。もちろん、相手が何一つ話してくれないという可能性もあります。

USE(使う)

 場合によっては、NPCにスクロールやアイテムを使いたいこともあります。その場合このオプションを選びます。続いて、使うキャラクター、使うアイテムを選択してください。この場合、バッグの中に入っているアイテムでも使うことができます。

TRADE(取り引き)

 誰でも稼ぎが必要です。これはNPCも変わりません。NPCはなにか売るべきアイテムを持っているのが普通ですから、あなたは彼らからアイテムを買ったり、逆に自分にはもう用がないアイテムを売ったりすることができます。「TRADE」を選ぶと次に、取り引きを行うのが誰かを尋ねられます。ここでキャラクターを決めると、続いて4つのオプションのうちどれかを選べるようになります。
BUY(買う)
 アイテムを買おうとする場合、画面にはNPCが売ろうとするアイテムの一覧が表示されます。アイテムには、それがどの分野の品物なのかと値段が表示されます。そこで気に入ったものがあれば選んでください。もしその値段に見合う金を持っていれば商談成立です。金が足りない場合、「POOL(集める)」オプションを使って他のキャラクターの金を集めることができます。時にはNPCがアイテムを売ってくれないこともあります。たとえば、交渉中にNPCの機嫌を損ねてしまい、一切アイテムを売ってもらえないというケースがあります。また、そのキャラクターが使えないアイテムは、NPCは売ってくれません。これは金を無駄使いしたり、無駄な荷物を増やさないためです。こういったケースが重なり、パーティーで唯一そのアイテムを買えるキャラクターがNPCに嫌われてしまったときなどは、キャラクターはNPCからアイテムを盗むしかなくなってしまいます。
SELL(売る)
 金を作るには、いらないアイテムを売るのがひとつの方法です。「SELL(売る)」を選ぶと、どのアイテムを売るかが尋ねられます。選んだアイテムにNPCが興味を示せば、買値が表示されます。もしそれで満足なら商談成立です。もちろん、買値を聞いてから売るのをやめることもできます。装備しているアイテムは売れませんので、その前に外しておかなければなりません。NPCにも所持金に限界がありますから、パーティーの持っているアイテムをすべて買えるわけではありません。また時には、交渉相手が気に入らないという理由だけでNPCがアイテムを買わないこともあります。
GIVE(与える)
 寛大な気分のとき、またNPCに対して謝罪をしなければならないときなど、アイテムを贈物とすることができます。また、パーティーのことをダンジョンのスライムか何かだと思っているNPCに対して、金やアイテムを渡してこちらに好意を持ってもらうように仕向けることもできます。NPCは与えられたアイテムを持っていってしまいますから、誤って「ターボ・チャージド・スーパー・マキシマム・ミリタント・デス・ソード」(そんな名前のアイテムが存在するかどうかは知りませんが)をあげてしまったりしないように気をつけてください。

SPELL(呪文)

 「CHARM(チャーム)」や「MIND READ(マインド・リード)」など、NPCと交渉したり会話する際に役に立つ呪文があります。たとえば、交渉の第二段階に入った時、チャームを使えば成功する確率を上げることができますし、魔法の心得があるものがマインドリードを使えば、NPCの心を読むことができます。呪文を唱えるには、「CHARM」を選び、呪文を使うキャラクター、呪文、パワーの順で選択を行なってください。呪文に関する詳しい説明は“魔法の呪文”のところで行ないます。

POOL(集める)

 高価なアイテムを買うとき、NPCを金で釣ろうとする場合など、多くの金が必要になる場合があります。「POOL(集める)」を選択すると、パーティーの全員の所持金が一人に集まります。

STEAL(盗む)

 お金がなくてアイテムが変えないときなど、「LEGERDEMAIN(早業)」の高いキャラクターがいればアイテムを盗める場合があります。
 このオプションを選び、続いて実行するキャラクターを選びます。するとキャラクターはNPCが気づかないうちに、金やアイテムを盗みとります。もちろん、失敗することもあります。その場合、NPCはパーティーに対して悪い印象を持つようになるでしょう。時には攻撃をかけてくるかもしれません。

FIGHT(戦闘)

 なんらかの理由でNPCに戦闘をしかける時は、このオプションを選んでください。すると通常の遭遇と同様の戦闘モードに入ります。ただし、もしNPCを殺してしまうと復活はしません。なにか重要なヒントを持っていた場合、それも一緒に永遠に葬られてしまうことになります。

LEAVE(立ち去る)

 戦闘でNPCを倒した場合を除いて、NPCとの交渉はこのオプションを選ぶことで終了します。