キーワード
その1:市民が主役です!
その2:刹那的なお祝いではなく、これからの続く150年のキックオフです!
さて、このキーワードに当てはまる言葉はなんでしょう?
答えは「横浜開港150周年記念イベント」、またの名を「Y150」といいます。
え?Y150っていうとあのでっかいクモが動いたり、でっかい地球が浮いてたりするアレじゃなくて?・・・というようなイメージをお持ちの方が多いのは、マスコミ報道の影響も多分にあると思われます。
確かにそれもY150の姿には違いありません。
しかし、一方でY150は、横浜市民が持つ「市民力」のポテンシャルの高さを証明したイベントでもあったことを知っている方はごく少数かもしれません。
さて、ここで問題です。
Y150は、 ヒルサイドベイサイド市民協催横浜FUNEプロジェクトDORAMA YOKOHAMA会場運営ボランティア など、「長期間で深い」から「短期間で浅い」まで様々なカテゴリで市民参加を可能としていますが、これを書いている今現在、これらのイベントに何人の市民が関わったでしょう。
答え 約49000人です。(注:150周年協会発表分のみ)
驚くべきことに、市民のおよそ75人に1人がなんらかの形でY150に関わりを持ったことになるのです。
そして、その中で最も「長期間で深い」カテゴリに分類されるのが、ヒルサイドエリアで展開されている「市民創発プロジェクト」です。
ヒルサイドはY150にあたってテーマ化された「横浜が持つ7つの種」のうち、「市民力の種」をコンセプトとしており、その主役はずばり「市民」です。
このコンセプトのもと、公募により集結した約300人の市民が、廃校となった若葉台西中学校の校舎を拠点とし、様々な「創発」を展開した結果が、現在ズーラシア隣接地区で開催中の「Y150ヒルサイド・つながりの森」なのです。
なぜ市民なのか?などというのは、市役所内部においては語るまでもありませんが、どうして万博に市民?という疑問に答えるために、総合プロデューサーである小川巧記氏のお言葉を掲載します。
「万博は時代のエンジンを見せるショールームである。19世紀のエンジンは国家、20世紀は企業、そして21世紀は市民が時代のエンジンとなる。」
さて、ここまでお読みいただいて「で、一体お前は誰なのだ?」と思った方へご挨拶しないといけませんね。
私は、ヒルサイド市民創発プロジェクトを支援するために結成された職員ボランティア、その名も「サポートスタッフ(通称:SS)」をしております事務職員の端くれでございます。
現在開催中の「Y150ヒルサイド・つながりの森」について皆さんへご紹介させていただくために、恥ずかしながらこうして書かせていただくこととなりました。
私達がサポートスタッフとして関わる中で見た、クモやアニメに隠れて語られることのなかったY150と横浜に対する市民の熱い想い。
それは、これからの150年へと踏み出す行政にとっても決して無関係ではなく、仕事の上でも様々なヒントをもたらしてくれるものに違いありません。
そしてその熱い想いは、今この瞬間もヒルサイドエリアにおいて、種が芽吹くようにその姿を現し、さまざまな「つながり」を生み出しています。
アフターY150も見えつつある今、ヒルサイドのあれやこれや、私だけでなく他のサポートスタッフや、実際に市民に寄り添って創発プロジェクトを作り上げてきた「伴走役」(現在ヒルサイドにて熱中症と対決中。(笑))と呼ばれる人たちの話なども、引っ張り出してきてお伝えできれば思っていますので、暖かい目でご覧いただければ嬉しいです。
Vol.2は、ヒルサイドってどんな場所?というご紹介をさせていただきます。
【サポートスタッフ 通称:サポスタ、SS】
Y150ヒルサイド「市民創発プロジェクト」を支援するために、横浜市役所職員有志で結成されたお助け集団。
若葉台西中で行われた創発支援プログラムでは、テーブルファシリテーターをしたり、1年前イベントその他で行われた創発カフェではワークショップバリスタになったり、一部のメンバーは、畑を耕し始めたり(笑)するなど八面六臂の大活躍集団。
基本的には、市民が企画・運営する個々の創発プロジェクトではなく、ヒルサイド全体へのコミットが中心だが、人によりその関わり合い方は色々である。
8月からは、ヒルサイドにて「創発ガイド」を実施。創発メンバーと来場者とのつながり促進、ヒルサイドのホスピタリティアップを目指して活動しました!