編集日時:2009年01月25日(日) 16:41:59履歴
ラストコンサートの帰り道。俺は春香を家まで送り届けた。
そして立ち去ろうとしたその瞬間。全身から力が抜け、俺はひざをついた。
振り返ると、春香が眼前にいた。怒りや悲しみ、さまざまな感情を複雑に混じり合わせた顔で。
俺にはその中で、どれが春香にとって一番強い思いなのか、分からなかった。
気がつくと、見たことの無い天井があった。
いや、それは間違いだった。見たことはあったのだ。ここは、かつて訪ねた春香の部屋なのだから。
すぐに分からなかったのは、暗闇だったからだ。
「プロデューサー」
その声の主の正体はすぐに分かった。
「春香・・!」
顔をそちらに向けると、薄暗くぼんやりとした視界の中に、春香の顔があった。そしてその下は・・何も着ていなかった。
「ふふっ・・」
聞いたこともないような、おだやかで怪しい笑い声。その声を聞くと、先ほど自分が何をされたかが一気にフラッシュバックした。
俺は慌てて立ちあがろうとするが、身体はまったく動かない。金縛りのように。
さらに驚くべきことに、俺も春香同様、何も着ていなかった。
「帰り道で一緒に飲んだジュース。覚えてます?あの中に薬を入れておいたんです。
父親が医者のあの娘に頼んで、ね。まだしばらくは動けませんよ」
「春香、どういう事なんだ。これは!」
「・・・・・」
俺の問いかけに、春香は無言だった。無言のまま、俺の首筋に唇をよせ、舌を這わせた。
「っ・・!」
その刺激に、思わず声が出そうになった。
そんな俺を満足げに見下ろしながら、春香の唇は少しずつ下へ下へとさがっていき、胸を経由して、ついに下腹部へと到達した。
「これが、プロデューサーさんの・・」
恍惚とした顔で俺のモノを舐める春香に、俺はゾクゾクっとした快感を覚えた。それは、感じてはいけない快感だった。
「んっ・・」
冷えた指先と、とろけるような熱い舌。この二つで弄られると、俺のそれはまるで中学生のように、簡単に固くなった。
こんな状況でもしっかりと働く性機能に、俺は感心と羞恥心を同時に感じた。
「あら、早いですね。こんな時なのにすぐに固くなるなんて・・」
春香の乾いた笑い。屈辱的なはずなのに、今この時においては妙な興奮剤となっていた。
俺の反応を楽しそうに眺めながら、春香は俺の上に跨った。そして性器同士を密着させ、陰部を触れ合わせる。
「春香、ダメだ、それは・・!」
そういいながらも、股間の方から聞こえてくる艶かしい音と感触に、俺はもうほとんど降伏していた。
それを見抜いてるかのように、春香はにっこりと暗い笑みを浮かべ、そして・・・。
腰を一気に深くまで落とした。
「うっ・・くっ!」
悲鳴に近い春香の声が、閉め切った部屋の中で一瞬だけ響いた。ついに、越えてはならない一線を越えてしまった。
「は・・っうくっ・・・」
それは明らかな苦痛の声だった。
「は・・るかっ!大丈夫か!」
動けないと分かっているのに、俺は春香に触れようとした。もちろん、そんなことは出来なかったが。
「大丈夫・・ですよ・・・えへへ」
眉をしかめたまま、春香はムリに笑顔を作った。そしてそのまま、腰を上下に揺らし始める。
「うっ!・・うう・・っ!」
予想通りというべきか、春香の膣はとても狭く、男の俺でも痛みを感じるほどだった。
しかし、これも男の基本構造というべきか、すぐに痛みより気持ちよさの方が勝ち始め、痛みを圧倒していった。
苦痛に顔をゆがめてあえぎ続ける春香の顔が、とてつもなく官能的だった。
・・いや、だめだ。
こんなこと、いけない。
いまだしぶとく残っていた理性が、最後の力を振り絞ってそう叫ぶのだが、
それはもうすでに抵抗とすら言えないほど弱弱しいものだった。
「春香、春香っ!」
「プロデューサーさん!」
互いに昂ぶった声で相手の名前を呼ぶ。そんな行為が、さらに室内の熱気を上げ、相乗効果を生む。
股間から、とうとう最終局面を告げる信号が送られてくる。もう、もう抜かないとまずい。
「春香、俺、もうイっちまう・・!早く、早くよけてくれ!」
俺のその言葉を聴くと、春香は今まで以上に強烈で意地の悪い笑顔を作り、言った。
「ダメです。私の中で、いってください」
「なにを、何を言って・・っ!」
その後は言葉にならなかった。さらにスパートをかけた春香に、俺はもはや抗う術などなかった。
「良いんですよ、中に出して」
そう言って春香は顔を近づけてくる。それは確かに微笑んだ表情だったが、とてつもなく怖かった。
怖いのに・・性的な意味では、恐ろしく感じるところがあった。
結局、その淫靡な顔こそが止めだった。
「うっ!」
瞬間、視界が真っ白になる。
それは、身体にある全ての感覚がそこから出て行くような、強烈な射精だった。
「あっ・・ああっ・・あああっ・・・・・!!」
それと同時に、春香が首をがくんと反らす。
「あああ、あああ、ああああああっ・・・・・」
「はあっ・・、はあっ・・・」
絶頂の余韻は、しばらく続いた。春香も俺も、まるで長距離を走った後のように、荒い呼吸をし続けた。
そして俺はうかつな事に、再び意識を失うのだった。
「・・ごめんなさい、プロデューサー」
再び目を覚ましたプロデューサーに、私はまず謝った。
どれだけ蔑まれるだろうか。どれだけ非難されるだろうか。
アイドルなんてもうやめさせられるに違いないし、警察ざたになるかもしれない。
でも、もう良いの。
プロデューサーと結ばれたあのいっとき。あのいっときの記憶があれば私は充分。もういつ、死んだっていいもの。
「春香・・」
なあに、プロデューサーさん?
「ごめんな・・」
なに?
なんで謝るの?
「こんなにお前を追い詰めてたなんて知らなかったよ。お前ならひとりでやっていける、なんて思ってた」
・・・・・。
「でも、ムリだ。ムリだったんだな。ごめんな。お前を・・弱い子に育てちゃって・・」
プロデューサー・・。
私は再び、プロデューサーに抱きついた。
依存だと言われても、中毒だと言われてもかまわない。
私は、プロデューサーと一緒にいれれば良い。
子供みたいって、馬鹿にされても、良いの!
そして私とプロデューサーの、新しい日々が始まるのだった。
って、そんな都合よく行くわけないよね、と、私は妄想のままに書いていた殴り書きの小説を破り捨てた。
うん、妄想なんだ、すまない・・
現実では、あのPは着々と他のアイドルを育ててます・・リッちゃん情報によれば、相変わらず、モテモテなようです・・ふんっ。
一方私は今、長い休暇をやさぐれて過ごしてます・・。
もちろん、私はあの夜Pを襲ったりしてないし、薬で眠らせてもいません。
普通に別れ、普通に家に帰って泣き、普通に家でテレビを見ながらぼーっとしているだけ。
そうやってぼーっとしていると、今のような妄想が、微妙にパターンを変えて、浮かんでくるという、わけです。
でも今浮かんだのは、今までで一番強引で、一番エッチかったなあ・・・まずい、変な気分になってきた。
そして私は、今日何度目かの自慰を始めるのでした。
うん、失恋後の欲求不満アイドルなんてこんなものよ・・。
と、私は誰が聞いているわけでもないのに、心の中でそう言い訳した。
そして立ち去ろうとしたその瞬間。全身から力が抜け、俺はひざをついた。
振り返ると、春香が眼前にいた。怒りや悲しみ、さまざまな感情を複雑に混じり合わせた顔で。
俺にはその中で、どれが春香にとって一番強い思いなのか、分からなかった。
気がつくと、見たことの無い天井があった。
いや、それは間違いだった。見たことはあったのだ。ここは、かつて訪ねた春香の部屋なのだから。
すぐに分からなかったのは、暗闇だったからだ。
「プロデューサー」
その声の主の正体はすぐに分かった。
「春香・・!」
顔をそちらに向けると、薄暗くぼんやりとした視界の中に、春香の顔があった。そしてその下は・・何も着ていなかった。
「ふふっ・・」
聞いたこともないような、おだやかで怪しい笑い声。その声を聞くと、先ほど自分が何をされたかが一気にフラッシュバックした。
俺は慌てて立ちあがろうとするが、身体はまったく動かない。金縛りのように。
さらに驚くべきことに、俺も春香同様、何も着ていなかった。
「帰り道で一緒に飲んだジュース。覚えてます?あの中に薬を入れておいたんです。
父親が医者のあの娘に頼んで、ね。まだしばらくは動けませんよ」
「春香、どういう事なんだ。これは!」
「・・・・・」
俺の問いかけに、春香は無言だった。無言のまま、俺の首筋に唇をよせ、舌を這わせた。
「っ・・!」
その刺激に、思わず声が出そうになった。
そんな俺を満足げに見下ろしながら、春香の唇は少しずつ下へ下へとさがっていき、胸を経由して、ついに下腹部へと到達した。
「これが、プロデューサーさんの・・」
恍惚とした顔で俺のモノを舐める春香に、俺はゾクゾクっとした快感を覚えた。それは、感じてはいけない快感だった。
「んっ・・」
冷えた指先と、とろけるような熱い舌。この二つで弄られると、俺のそれはまるで中学生のように、簡単に固くなった。
こんな状況でもしっかりと働く性機能に、俺は感心と羞恥心を同時に感じた。
「あら、早いですね。こんな時なのにすぐに固くなるなんて・・」
春香の乾いた笑い。屈辱的なはずなのに、今この時においては妙な興奮剤となっていた。
俺の反応を楽しそうに眺めながら、春香は俺の上に跨った。そして性器同士を密着させ、陰部を触れ合わせる。
「春香、ダメだ、それは・・!」
そういいながらも、股間の方から聞こえてくる艶かしい音と感触に、俺はもうほとんど降伏していた。
それを見抜いてるかのように、春香はにっこりと暗い笑みを浮かべ、そして・・・。
腰を一気に深くまで落とした。
「うっ・・くっ!」
悲鳴に近い春香の声が、閉め切った部屋の中で一瞬だけ響いた。ついに、越えてはならない一線を越えてしまった。
「は・・っうくっ・・・」
それは明らかな苦痛の声だった。
「は・・るかっ!大丈夫か!」
動けないと分かっているのに、俺は春香に触れようとした。もちろん、そんなことは出来なかったが。
「大丈夫・・ですよ・・・えへへ」
眉をしかめたまま、春香はムリに笑顔を作った。そしてそのまま、腰を上下に揺らし始める。
「うっ!・・うう・・っ!」
予想通りというべきか、春香の膣はとても狭く、男の俺でも痛みを感じるほどだった。
しかし、これも男の基本構造というべきか、すぐに痛みより気持ちよさの方が勝ち始め、痛みを圧倒していった。
苦痛に顔をゆがめてあえぎ続ける春香の顔が、とてつもなく官能的だった。
・・いや、だめだ。
こんなこと、いけない。
いまだしぶとく残っていた理性が、最後の力を振り絞ってそう叫ぶのだが、
それはもうすでに抵抗とすら言えないほど弱弱しいものだった。
「春香、春香っ!」
「プロデューサーさん!」
互いに昂ぶった声で相手の名前を呼ぶ。そんな行為が、さらに室内の熱気を上げ、相乗効果を生む。
股間から、とうとう最終局面を告げる信号が送られてくる。もう、もう抜かないとまずい。
「春香、俺、もうイっちまう・・!早く、早くよけてくれ!」
俺のその言葉を聴くと、春香は今まで以上に強烈で意地の悪い笑顔を作り、言った。
「ダメです。私の中で、いってください」
「なにを、何を言って・・っ!」
その後は言葉にならなかった。さらにスパートをかけた春香に、俺はもはや抗う術などなかった。
「良いんですよ、中に出して」
そう言って春香は顔を近づけてくる。それは確かに微笑んだ表情だったが、とてつもなく怖かった。
怖いのに・・性的な意味では、恐ろしく感じるところがあった。
結局、その淫靡な顔こそが止めだった。
「うっ!」
瞬間、視界が真っ白になる。
それは、身体にある全ての感覚がそこから出て行くような、強烈な射精だった。
「あっ・・ああっ・・あああっ・・・・・!!」
それと同時に、春香が首をがくんと反らす。
「あああ、あああ、ああああああっ・・・・・」
「はあっ・・、はあっ・・・」
絶頂の余韻は、しばらく続いた。春香も俺も、まるで長距離を走った後のように、荒い呼吸をし続けた。
そして俺はうかつな事に、再び意識を失うのだった。
「・・ごめんなさい、プロデューサー」
再び目を覚ましたプロデューサーに、私はまず謝った。
どれだけ蔑まれるだろうか。どれだけ非難されるだろうか。
アイドルなんてもうやめさせられるに違いないし、警察ざたになるかもしれない。
でも、もう良いの。
プロデューサーと結ばれたあのいっとき。あのいっときの記憶があれば私は充分。もういつ、死んだっていいもの。
「春香・・」
なあに、プロデューサーさん?
「ごめんな・・」
なに?
なんで謝るの?
「こんなにお前を追い詰めてたなんて知らなかったよ。お前ならひとりでやっていける、なんて思ってた」
・・・・・。
「でも、ムリだ。ムリだったんだな。ごめんな。お前を・・弱い子に育てちゃって・・」
プロデューサー・・。
私は再び、プロデューサーに抱きついた。
依存だと言われても、中毒だと言われてもかまわない。
私は、プロデューサーと一緒にいれれば良い。
子供みたいって、馬鹿にされても、良いの!
そして私とプロデューサーの、新しい日々が始まるのだった。
って、そんな都合よく行くわけないよね、と、私は妄想のままに書いていた殴り書きの小説を破り捨てた。
うん、妄想なんだ、すまない・・
現実では、あのPは着々と他のアイドルを育ててます・・リッちゃん情報によれば、相変わらず、モテモテなようです・・ふんっ。
一方私は今、長い休暇をやさぐれて過ごしてます・・。
もちろん、私はあの夜Pを襲ったりしてないし、薬で眠らせてもいません。
普通に別れ、普通に家に帰って泣き、普通に家でテレビを見ながらぼーっとしているだけ。
そうやってぼーっとしていると、今のような妄想が、微妙にパターンを変えて、浮かんでくるという、わけです。
でも今浮かんだのは、今までで一番強引で、一番エッチかったなあ・・・まずい、変な気分になってきた。
そして私は、今日何度目かの自慰を始めるのでした。
うん、失恋後の欲求不満アイドルなんてこんなものよ・・。
と、私は誰が聞いているわけでもないのに、心の中でそう言い訳した。