お幻

名前お幻ふりがなおげん
出演作品甲賀忍法帖
属性忍者所属伊賀
能力不明。鷹を操る?

 伊賀の頭領。の祖母。天正伊賀の乱を戦い抜いた歴戦の強者。
 忍法争いの幕を切った甲賀の甲賀 弾正は、素早く彼女の首を毒針で貫く。悲鳴をたてる間もなく二本目の毒針に襲われ、お幻は川辺に倒れ伏すこととなる。
 かつて甲賀弾正は彼女を慕っていたらしく、そのため愛した女の屍を置き去りにできなかったことが、結果的には彼の死因となる。お幻は奇声を発して鷹を呼び、さらには毒針を素早く抜き取ると、甲賀弾正を突き返して殺したのだ。
 甲賀弾正同様に、この作品で時折見られる忍者らしからぬ慈悲は、今後も同様に数多くの者たちにとって死因となるのである……。
 また、バジリスク 甲賀忍法帖では死亡シーンでかつての若き二人の姿をオーバーラップさせており、悲哀面を打ち出している。

 最期の力を振り絞り、鷹を呼んだことが結果的に伊賀側前半の有利につながる。首領の面目躍如といったところだろう。一方で朧に「七夜盲」の秘薬を渡しておいたなど、祖母らしい思いやりと首領らしからぬ弱気もあった。また、十人衆の人選は直接戦闘に効果的な者が揃っており好戦的な伊賀の特徴ともいえるか? また、薬師寺天膳が朧を押し倒した時には朧に「お祖母様が見ておられるぞ!」と叫ばれてひるんでいる。死してなお絶大な力を持つ領袖であった。
2005年11月01日(火) 21:29:04 Modified by yamafu




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