ローゼン板で連載中の「やる夫の戦国立志伝」のwikiです。現在編集権限を管理人のみに設定しております。ご了承下さい。


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898

―― 二条御所

                 Д_____________________Д
                 [[]!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![]]
               |-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.|
               |.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=|
                  ノ-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.ゝ.
              ノ=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.ゝ、
            キIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIヤ.
           ノ_二三_-==-_─ ̄三─≡ ̄-三==_-二=三≡-_─_二三_-==ヽ、.
          /二=_-三 ̄≡_-==─≡_- ̄_=≡_二三二=_-三 ̄≡_-==─≡_- ̄_=\,,
      ,,_,,,-''''=_-三 ̄≡_-==─≡- ̄_=≡__二三二=_-三≡_-==─≡_- ̄=≡_二三''''-,,_,,.
_,_,,_,,,-'''____________________________________ "''-、,,,_,,_,_,,_
ヽ @==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ ヤ
 `ヽ丶.}{ |艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸| }{  /
   \}{ |l|! ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄::┣━Д━┫:: ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄γ∴⌒∴⌒ .;}{/
     }{ |l|!: ::::::::|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiii|jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiii|ir;(∵ ∴丿;∵;∴ヾ∴ヽ
  γ;;⌒ ノヽ;;);⌒ ヽ:::::::::::::::| :::: :: ::::::| :: :::: :::::::||  |__||__||__|  .| :: :: :: :::::| :: :: : (:;;ソ∴∵丿∴ゝ∵∴):∴::∴):
r;;ゞ(;:: 丿;:: ;;;;;ヾ;;),,):.__|.___|..___||=.=.======= |____|____`(∵(;ゝ(:::∴ ソ)::〆:ソ":(∴;(∴;ヾ)
(:: ;;;;ソ;; ) ;::ソゝヾ) ;;):::)==ii==ii==ii==ii==ii==|^|_________|^|==ii==ii==ii(ソ∴∵丿 ∴(;ゝ(:::∴ ソ)::〆:ソ" |;`ベ
(::: :(;;;;;(  ;::). (;ゝノ ::)Y...|| ̄ ̄`゙r| ̄ ̄ ̄/l--------------------lヽ ̄ ̄ ̄|(∴ミ∵丿 ;`ベ∴;(∴ ∴(;ゝ(:::∴ ソ)::〆:
((:::(::;〆;;;ゝ;:: ;::))( ;::),ブ__||_________||________/l----------------------lヽ____(∵ゝ丿;`ベ∴;(;ゝ(:::∴ ソ)(∴ ∴::〆:ソ"ヘ∴;
`ベ(; ゛(;;; (:::: ソ)::〆:ソ|il!li!li|il!li!li|il!li!li|il!li/l------------------------|ヽ (;ゝノ∵∴;(∴)::(:;;ソ∴∵丿∴ゝ∵:(:;;∴∵丿∴;
: : : : : : : : ゝ|;il|!|ソ´~: : : : ; : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : ; : : :ゞ|;il|!|;il|!|/: : : : : ; : : : : : : : :
: : : : : : : : ノ;ハノリヽ_ : : : : ; : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : ; : :ノ;ハノリハノリヽ_: : : : ; : : : : : : : :
: : : : : : : :^"''`"" ^: : : : ; : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : ⌒^"''`"" ^ : : : : : : ; : : : : : :


908

           / ̄ ̄\
         /   _ノ  \
         |    ( ●)(●
.         |      (__人__)
           |,      ` ⌒´ノ      ――とまあ、こういった話が出てましてね?
          │         }
           ヽ、      ソ        俺の希望としては先に話した通りなんですが
          イ斗┴r┐` .;
    / ̄`ーゞ、  / |__ 〈ー─r、      上様はその辺を如何お考えなのか
   /     \ ∨\  |,ベ._ / |
   {    . : : : . ヽ>ー\[ ̄{ 〉\|、_     聞かせて頂きたいのですよ。
   |        `丶}\  __\_]~∨'\`ヽ
   :|   ._    \_}/r‐-}\ ゙,`''く l ゙,
    ト、: :./ / ̄`` ぐ└f'二)::{  ',  | !,ゞ┐
    `、∨ ´ ,.、-''"~ ̄}_{‐''く:::{_  ', _|_|_,rー'、_
     }{ / _、-'''"~ ̄{_\;;;;;j;><;:::::\:::ヘ}\
      }∨: /  _、-''゙~ ̄ ̄     \::::},之_ ヽ
       〉∨   /           ,.、イ;;ノ_   `ヽ}
     {: \,/\  -‐ '"   /` ̄      :.:}


          ,.ッ-''"~ ̄¨` ̄ ̄`¨'''ーュ,_
       _ッ‐'´           、''''~  `ヽ.
      ァ'´             ;`     ヽ
      ブ              ;、      }
     7′  ;  ;     i   、 ;       {
     了  l  ト| ,イ  ト、(ヽト、 ト、}、       }
     ´}   ト、{_ )ノ ヽ、{ `  }ノ __`ー、     (
      ^'ー、i ト、_.ニミ‐、  ー'ラニ二,,_`  >    }
        ^'{| ´、__[゚} i}   ´、 [゚] ,`  } レヘ. {    ……なるほど、もうその段階に来ているのか。
         |     ノ      ゙゙̄ = ル'´ヘ レ′
            |   ({__        i  r‐',.イ
         λ   ,,_        ; イ ̄r'′
           ヽ.    ー ̄    / ル''′
            `'r、   _,.  '′___,⊥_
     __,,.. -―ッ''¨ ̄}`‐`ニ¨-ッ―'"_,.-‐'"´>=ョ、,,_
  /ノ ̄____ノへ、 iヘ、     ,.へ"  ,-'´     ̄`'''ーッ--、
  |{ ̄      ̄ヽ`{i `¨''''"¨ ノ /`''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''ナ} rニヽ
   }   〆    ヽ{     //      メ、     | └-、.,_,.ヘ


911

       ., ──‐、
      /     \
.     .|     _ノ  ヽ
     |     ( ●) (●)        いや、まだまだ先は長いですしすぐにどうこうする訳ではないんです。
     |       (__人__) , -―ーっ、
      |     ` ⌒´ノ ( ゝ彡 ̄   ただ棚晒しのままだと不安になる人間もいて、
.      ン         } ゙| ̄'|
    /⌒ヽ、     ノ  .|,  |      俺としてはその辺の不安はある程度解消しておきたいんですよ。
__/   ノ \_ィ ´ー‐ィ'   ∫
| |  /   /    r_____ ∬      ……上様は天下統一後いかに身を処すおつもりですか?
| | /   /      |i    ┌‐┐
| | ( 〆⌒'──r─≒、.((|   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄└‐┘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


           ‐、ー-‐‐=ミヽ)、i_
       _.ン'"¨´`          ``ー、
      フ         _.-' " ~`^'`、
    r'´          j       ヾ
    ノ        ┌‐'′        .{
.   `┐  ,ィ!,_,n_  _iノl_.ハ__.r、_     }
    `┐Y^ー-、`ー`,__.='二..  `7 /ヽ.〈    あくまで俺個人の希望だが……
       `ヘ '''てl    ..上ノ  j レ'j } (
       ',  ̄          :   ~_.ノr′   足利を抹消する。新しい時代に過去の遺物は不要だ。
.         ',  〈-.      :  〈 _r′
.        ',   -_‐‐    / .l′      俺も二度と表舞台に出るつもりは無い。
.         ヽ、      , ´ _.」┐
       _.. -‐'' l`ー‐_'_´. -‐彡´ 〉- 、
  . -‐''ニノヘ _ イ「  ̄  r<´  ∠ー- ^`'ー-



921

        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)   ……鎌倉以来の名門を抹消する、と?
       |     ` ⌒´ノ
     .l^l^ln        }
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))


          ,.ッ-''"~ ̄¨` ̄ ̄`¨'''ーュ,_
       _ッ‐'´           、''''~  `ヽ.
      ァ'´             ;`     ヽ
      ブ              ;、      }
     7′  ;  ;     i   、 ;       {
     了  l  ト| ,イ  ト、(ヽト、 ト、}、       }
     ´}   ト、{_ )ノ ヽ、{ `  }ノ __`ー、     (
      ^'ー、i ト、_.ニミ‐、  ー'ラニ二,,_`  >    }
        ^'{| ´、__[゚} i}   ´、 [゚] ,`  } レヘ. {    ……同じ源氏たる武田を
         |     ノ      ゙゙̄ = ル'´ヘ レ′
            |   ({__        i  r‐',.イ       潰さざるを得ない状況に追い込んだのだ。
         λ   ,,_        ; イ ̄r'′
           ヽ.    ー ̄    / ル''′       別におかしな話じゃないだろう?
            `'r、   _,.  '′___,⊥_
     __,,.. -―ッ''¨ ̄}`‐`ニ¨-ッ―'"_,.-‐'"´>=ョ、,,_
  /ノ ̄____ノへ、 iヘ、     ,.へ"  ,-'´     ̄`'''ーッ--、
  |{ ̄      ̄ヽ`{i `¨''''"¨ ノ /`''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''ナ} rニヽ
   }   〆    ヽ{     //      メ、     | └-、.,_,.ヘ


926

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ー)(ー)   ……武田を潰すのは織田ですよ。
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ   上様の責任ではありません。
.  |       nl^l^l
.  ヽ      |   ノ
   ヽ    ヽ く
   /     ヽ \


          ,.ッ-''"~ ̄¨` ̄ ̄`¨'''ーュ,_
       _ッ‐'´           、''''~  `ヽ.
      ァ'´             ;`     ヽ
      ブ              ;、      }
     7′  ;  ;     i   、 ;       {
     了  l  ト| ,イ  ト、(ヽト、 ト、}、       }
     ´}   ト、{_ )ノ ヽ、{ `  }ノ __`ー、     (  征夷大将軍として余が命じた。
      ^'ー、i ト、_.ニミ‐、  ー'ラニ二,,_`  >    }
        ^'{| ´、__[゚} i}   ´、 [゚] ,`  } レヘ. {  この事実は消えん。そして足利は消えるべきなのだ。
         |     ノ      ゙゙̄ = ル'´ヘ レ′
            |   ({__        i  r‐',.イ    朝廷よりお預かりしたこの国を未曾有の混乱に陥れた名門など必要ない。
         λ   ,,_        ; イ ̄r'′
           ヽ.    ー ̄    / ル''′     時代の幕を引いた後に遺してはならん。
            `'r、   _,.  '′___,⊥_
     __,,.. -―ッ''¨ ̄}`‐`ニ¨-ッ―'"_,.-‐'"´>=ョ、,,_
  /ノ ̄____ノへ、 iヘ、     ,.へ"  ,-'´     ̄`'''ーッ--、
  |{ ̄      ̄ヽ`{i `¨''''"¨ ノ /`''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''ナ} rニヽ
   }   〆    ヽ{     //      メ、     | └-、.,_,.ヘ


939

     __, -― ´ ̄ ̄`´`ー、_
    _,ノ         ヾ、、、、ヽ
   _ノ"        ヾ゛゛゛、、、 ヽ
   /   i     ,゛゛゛゛゛゛゛、  i
   i_ 〈人ト、ir'ルレ'``"' y、_゛゛゛゛、i
   7 |=‐-、 v-‐=‐- ,ゞ ヾ゛゛ 〉
    )_ |r〒d  〒〒d 〉 r‐、゛ (   だが俺につき従ってくれた臣下は別だ。
     `|  ̄     ̄=-`iノr、l゛ノ~
       | 〈-,       __//    事を成し遂げた暁には彼らの功に報いてやってくれれば嬉しい。
     λ  ー―    ノ j√
        ヽ.  ゛    ´  |
        ` ┬‐ ´__, -‐┴、
   ___________l ̄ ̄  ;    ~ゝ, -------、
  /   / ノ__________;.-‐´ ̄/   /,-‐-、i


    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)
  |     (__人__)   信賞必罰は武家の倣い。
   |     `⌒´ノ
   |   ,.<))/´二⊃  その点に関してはお約束します。
   ヽ / /  '‐、ニ⊃
   ヽ、l    ´ヽ〉    ……なので上様もそれに倣って賞として足利の存続を許す気になれませんか?
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|


946

           ‐、ー-‐‐=ミヽ)、i_
       _.ン'"¨´`          ``ー、
      フ         _.-' " ~`^'`、
    r'´          j       ヾ
    ノ        ┌‐'′        .{
.   `┐  ,ィ!,_,n_  _iノl_.ハ__.r、_     }  足利の賞など無い。あってもこの100年で全て消えた。
    `┐Y^ー-、`ー`,__.='二..  `7 /ヽ.〈
       `ヘ '''てl    ..上ノ  j レ'j } (  時代の幕を引くために起ったのは賞ではない。
       ',  ̄          :   ~_.ノr′
.         ',  〈-.      :  〈 _r′   将軍家としての義務だ。俺は足利を許すつもりは無い。
.        ',   -_‐‐    / .l′
.         ヽ、      , ´ _.」┐     将軍職を返上した暁に過去の名門となるべきなのだ。
       _.. -‐'' l`ー‐_'_´. -‐彡´ 〉- 、
  . -‐''ニノヘ _ イ「  ̄  r<´  ∠ー- ^`'ー-




                     / ̄ ̄\
                   /   _ノ  \
                   |    ( ー)(ー)
                   .|     (__人__)   ……故に娶るつもりも無い、と?
                   /     ` ⌒´ノ
                 /  ヽ ⊂二二 ̄\  それは少し寂しすぎるのでは?
               /     \  ⊂、'    ヽ
              /        \_, `7  /
             /    へ     \ !/  /
             |      \    Υ  /
             |        \     /\
             |        / \__/.,,_r ヽ、
             /      _,,__|'"´      レi  }



950

        、,. -‐'` ̄´゙⌒゙´`"'ー-、
     ,.-‐'"         . : ; : ゙;`ー、
    r'′     :.  :. . : : : : ;゙: ; ゙:::`i
   、ノ   、iヘ(`ーjノ⌒jノー=、 : : : ; : ;゙: ;゙.:l
    )  r'      ___ `‐、:::;:.:.:;::;:;::{
    ゝ._ L..,,_  ,.-‐',ニ二.`  ノイ:::r‐、::;:〉    ……それを言うなよ
       `「 ィ''ij    ー┴’ :  j::::「`i l;::{
         |. `r′   ` ̄""'':  レ'r_.ノ;/
        l  ヽゝ      .' ./ イ:;:;f^
       ',  `‐ ̄`    /  Lr'
        ヽ.       ,∠=r:::::┴‐┐
       r‐ ` ー‐ '' "´   |:::::::::;; -┴ッ''"´ ̄ ̄ ̄スヽ.
      _|           |:; イ///// ""    /::::ヽヽ
   / ̄/.ィl       _,,,... ィ'/////// "     /ヘ√~\f



           / ̄ ̄\
         /   _ノ  \
         |    ( ●)(●
.         |      (__人__)
           |,      ` ⌒´ノ    上様のお考えの潔さは武士として倣うべきものです。
          │         }
           ヽ、      ソ     しかしながら為政者としてはとんでもない思い違いですよ。
          イ斗┴r┐` .;
    / ̄`ーゞ、  / |__ 〈ー─r、   民の、天下の為なら許されざる名門であろうとも
   /     \ ∨\  |,ベ._ / |
   {    . : : : . ヽ>ー\[ ̄{ 〉\|、_  それによって安寧の一助となるなら、利用されてしかるべきです。
   |        `丶}\  __\_]~∨'\`ヽ
   :|   ._    \_}/r‐-}\ ゙,`''く l ゙,  利用される事を受け入れる器が上様にはある。
    ト、: :./ / ̄`` ぐ└f'二)::{  ',  | !,ゞ┐
    `、∨ ´ ,.、-''"~ ̄}_{‐''く:::{_  ', _|_|_,rー'、_  にも拘らず自らの出自たる足利を許せない。
     }{ / _、-'''"~ ̄{_\;;;;;j;><;:::::\:::ヘ}\
      }∨: /  _、-''゙~ ̄ ̄     \::::},之_ ヽ  為政者として足利を許すべきではありませんか?
       〉∨   /           ,.、イ;;ノ_   `ヽ}
     {: \,/\  -‐ '"   /` ̄      :.:}


955

           ‐、ー-‐‐=ミヽ)、i_
       _.ン'"¨´`          ``ー、
      フ         _.-' " ~`^'`、
    r'´          j       ヾ
    ノ        ┌‐'′        .{
.   `┐  ,ィ!,_,n_  _iノl_.ハ__.r、_     }
    `┐Y^ー-、`ー`,__.='二..  `7 /ヽ.〈
       `ヘ '''てl    ..上ノ  j レ'j } (
       ',  ̄          :   ~_.ノr′  ……エゴだよ、それは。
.         ',  〈-.      :  〈 _r′
.        ',   -_‐‐    / .l′
.         ヽ、      , ´ _.」┐
       _.. -‐'' l`ー‐_'_´. -‐彡´ 〉- 、
  . -‐''ニノヘ _ イ「  ̄  r<´  ∠ー- ^`'ー-



        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)
       |     ` ⌒´ノ
     .l^l^ln        }   エゴの何がいけないんですか?
     .ヽ   L       }
       ゝ  ノ    ノ
     /   /     \
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))



50巻目 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1...
010

            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)   人が何かを残そうとする。
          |     (__人__)
             |     ` ⌒´ノ   それがエゴだと上様は仰る。
              |         }
              ヽ        }    良いじゃないですか、新しい時代の数多ある芽の中に
            ヽ、.,__ __ノ
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、    足利が混じってても文句を言う人間なんていやしませんよ。
  /;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
 丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、   足利を許せないのが上様のエゴなら足利にも残って欲しい俺の願いもエゴです。
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|  それくらいのエゴを許したいのが俺の目指す天下布武ですよ。
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::





          ,.ッ-''"~ ̄¨` ̄ ̄`¨'''ーュ,_
       _ッ‐'´           、''''~  `ヽ.
      ァ'´             ;`     ヽ
      ブ              ;、      }
     7′  ;  ;     i   、 ;       {
     了  l  ト| ,イ  ト、(ヽト、 ト、}、       }
     ´}   ト、{_ )ノ ヽ、{ `  }ノ __`ー、     (
      ^'ー、i ト、_.ニミ‐、  ー'ラニ二,,_`  >    }
        ^'{| ´、__[゚} i}   ´、 [゚] ,`  } レヘ. {
         |     ノ      ゙゙̄ = ル'´ヘ レ′     ……
            |   ({__        i  r‐',.イ
         λ   ,,_        ; イ ̄r'′
           ヽ.    ー ̄    / ル''′
            `'r、   _,.  '′___,⊥_
     __,,.. -―ッ''¨ ̄}`‐`ニ¨-ッ―'"_,.-‐'"´>=ョ、,,_
  /ノ ̄____ノへ、 iヘ、     ,.へ"  ,-'´     ̄`'''ーッ--、
  |{ ̄      ̄ヽ`{i `¨''''"¨ ノ /`''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''ナ} rニヽ
   }   〆    ヽ{     //      メ、     | └-、.,_,.ヘ




019

             / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ⌒)(⌒)
           l     (__人__)   ……女っていいモンですよ。
          l     ` ⌒´ノ
            |           |    手がかかってめんどくさくて……
          ヽ       l
            _,ゝ、   _,ノ     それがたまらなく良いんです。
        ,、-='l \_,ン g<\
     / \ └〆\ i=i|\'\    時々逃げたくなりますけどそれも乙なんですよ。
    丿   ゙i   \ \=il / i!
     l    l    \\| /=|l   そうやって人は今まで生きてきたんです。それで良いじゃないですか。
     |    |     \i/   ||


        、,. -‐'` ̄´゙⌒゙´`"'ー-、
     ,.-‐'"         . : ; : ゙;`ー、
    r'′     :.  :. . : : : : ;゙: ; ゙:::`i
   、ノ   、iヘ(`ーjノ⌒jノー=、 : : : ; : ;゙: ;゙.:l
    )  r'      ___ `‐、:::;:.:.:;::;:;::{
    ゝ._ L..,,_  ,.-‐',ニ二.`  ノイ:::r‐、::;:〉     ……為政者としての道を説きながら
       `「 ィ''ij    ー┴’ :  j::::「`i l;::{
         |. `r′   ` ̄""'':  レ'r_.ノ;/     抜け抜けと人の原罪を肯定してみせる……
        l  ヽゝ      .' ./ イ:;:;f^
       ',  `‐ ̄`    /  Lr'       喰えん男だ!
        ヽ.       ,∠=r:::::┴‐┐
       r‐ ` ー‐ '' "´   |:::::::::;; -┴ッ''"´ ̄ ̄ ̄スヽ.
      _|           |:; イ///// ""    /::::ヽヽ
   / ̄/.ィl       _,,,... ィ'/////// "     /ヘ√~\f


031

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)
. |     (__人__). rm、
  |     ` ⌒´ノr川 ||   まあちょっと考えてみてくださいよ。
.  |         },.!  ノ'
.  ヽ        r / .|     いきなり如何する話じゃないんで。
   ヽ     ノノ ノ
   /     / ./
   |      /
    |    i´


          ,.ッ-''"~ ̄¨` ̄ ̄`¨'''ーュ,_
       _ッ‐'´           、''''~  `ヽ.
      ァ'´             ;`     ヽ
      ブ              ;、      }
     7′  ;  ;     i   、 ;       {
     了  l  ト| ,イ  ト、(ヽト、 ト、}、       }
     ´}   ト、{_ )ノ ヽ、{ `  }ノ __`ー、     (
      ^'ー、i ト、_.ニミ‐、  ー'ラニ二,,_`  >    }     ……胸に留めて置く。
        ^'{| ´、__[゚} i}   ´、 [゚] ,`  } レヘ. {
         |     ノ      ゙゙̄ = ル'´ヘ レ′
            |   ({__        i  r‐',.イ
         λ   ,,_        ; イ ̄r'′
           ヽ.    ー ̄    / ル''′
            `'r、   _,.  '′___,⊥_
     __,,.. -―ッ''¨ ̄}`‐`ニ¨-ッ―'"_,.-‐'"´>=ョ、,,_
  /ノ ̄____ノへ、 iヘ、     ,.へ"  ,-'´     ̄`'''ーッ--、
  |{ ̄      ̄ヽ`{i `¨''''"¨ ノ /`''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`''ナ} rニヽ
   }   〆    ヽ{     //      メ、     | └-、.,_,.ヘ






038

    ::::.:::.:.:.::.:.::.::.:.::.:.:.:.::.:::.:.:.::.::.::.:.:.::.:.::.:.:.:.::.::.::.::.::.::.:.::.::.::.:.::.::.::.:.::.:.::.:.:.::.:.::.:.:
    ...:..:.:..:...:.:.:..:..:.:.:..:.:..:.:.:.:..:..:.::..:.:..:.:.:.:.:..:.:..:..:.:.:..:..:..:.:.:..:.:.:..:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:.:.:..:
   .  ..:.:.. .. . ...:.:.:..:... ..:.:.:... . .  ..  .:.:.:.:....   ....:.:.:.. ..:.::..:...  ....:..
    ...  ...     ...:.:.             .    ...   ....:.:.:.:.::..
                   ..,,;;;;;::::::::...
                  , '""    ""''` .
                , '          `:、
               ,!               l.
               l             !
   ""''''""""'"""''""""'""'''""""''""'""""''"'"'"""'"'"'""""'""""'""''





043

      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l      ……しっかし真面目すぎるだろ
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /


   /       ,_,              ',
   /       ( l 、            ',
   l      ,i、/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ   `ヽi   l
   l    i , ノ ハ( 、 ,-‐..'´`ソ'`ヽ i リ   /
  │  i、l=‐':´`"゙:::::::::::::.  : ノノ/、  /
   | i i |/::` :: ::::::::,i ヽ ;::::::..  .:: l l  l   ヽ
   l ヽゝ l::: ::: :::/ |  `' 、::: -'´j l' /   )
   ヽ、ヽ ` 、、:::/  !、-     ゝ,l '   /    そうでなければ足利を終わらせる等とは
    ゙''- 、ミ ',   _, - ‐-   /r, 、 `( _
       _ノヽ\    -    , '// \   )   言い出だしませぬよ。
       `ヲ.  \      / //    `''‐'-,
    , ==l ,  l ` - ‐ '  //   ,---、 /
  , , ' '´   !li  lL.   , - ' 7/   |=000| )
//      `゙゙゙_)| `' '´   l(    ゙ー ' ´く
ヽ.ヽ、        l      ヽ >      l
.      └


049

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´    義輝公も名君って聞いてたけど
    |     ∩ ノ)━・'
  /    / _ノ´       毛色が違い過ぎだろ。
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |       その辺どうよ?
.    \/ ___ /




   ,.r'^~ ̄      \
  /            ヽ
  ノ  i      、     l!
 ネ从、ヽ、、、`ー、      ,ゝ
  '['!!^~^~フヽ、 、     ミ   義輝公はあくまでも足利が武家の頂点として
  人!__/ 从  ミ、     ド
  'tァ     ≫iノリヽ 、  .ゝ   地方政権を追認し、乱世を収束させようと考えておりました。
  ├-  、 、_)  i  l ーミァ
   i'  _/r====ー、 、.__〈    義昭公は室町自体を終わらせるべきと考えておいで……
  __ニコ__」l     `=、、ミ
  l.   「 ||       ,>゙    何れも名君と賞して憚りありません。
  )  ,|. ||      ヽ-ァ
  ( 〃 j--リ     ,r'~ ̄~`ー--、
  ) / ,:/    ,.r',r'~>-‐、_ l
../j l ,./ノ ̄ ̄| i' /      ヽ!


050

        / ̄ ̄\
      /   _ノ  \
      |    ( ●)(●)
     . |     (__人__)
       |     ` ⌒´ノ    そうだろうよ。
     .l^l^ln        }
     .ヽ   L       }     まあ上様の嫁取りに関しては織田は一切関知しない。
       ゝ  ノ    ノ
     /   /     \     後はお前らで口説き落としてくれよな?
    /   /        \
  . /    /        -一'''''''ー-、.   名君の晩年が一人きりなんて侘し過ぎるだろ?
  人__ノ       (⌒_(⌒)⌒)⌒))



           _,、 -‐''''""~~""''''‐- 、_
        ,.-'"             ゙ヽ,
       ,r"                    ゙、
     _,/                       ゙、
.   ,r'"                       ゙、
   {     {                      ヽ
    {     {     ..,,_              ヽ
.   ノ     ,'゙'、ヾ、レ‐---、ヾ゙)ノ)   -、         ゙,
  /     {  ,、-:::::..  :. :::ツ ノ     ゙、゙'、       }    ははは、微力を尽くしましょう。
  ,"      _!,,ソ:::::::::::::::.. :. :::::ノ{     } }      ノ
  {     r'':::::::::r-、;_::::::::  :. :/ ゙'‐-、,   }.ノ      {     ……やる夫ともお会いになるので?
  ゙、    { ::::::::;'   `''ー-‐'"     ノ  リ       ゙ヽ
.  ゙'‐-、 ゙'、 ::::/           、,クノハ         }
     ゙'‐`'{'゙iヽ、'   __,,,.、    ,.,.,.,,,_/_ハ       {
        `'ヽ  r,"-''"     | ┌ー-゙-ニっ     ヽ、
         {ヽ  r"      | .|      } ト)    ヒ`ゝ
         `~}ヽ      /.| |      -‐"  ヽ、 マ
     l'''ニニニニ{、、,゙'、.,__-‐"  | |            ヽ'
.      | i     ノ     l,.、-'"| |
      | i     `つ   ζ   .| |
      ヽ,ヽ     `''ー'l
.       ヽ,゙、         !


054

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´   ああ、言いたい事も積もり積もってるだろうからな。
    |     ∩ ノ)━・'
  /    / _ノ´     ……幽斎、将来的には淡路を返してもらわにゃならんが、
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |     やる夫は同意してくれるかな?
.    \/ ___ /



      /                              ヽ
      /    l                            ヽ
    /    ハ |  、                            |
    /     | | |   ヽ
   |    いl ヽ,l\_ \   \
    | /     ト'  __ , --`ー `ー、 __ゝ  l l
   |!   ,-=、__f´::,.- =‐'´:.:.:.:.:.:.::::::)  ノノ
    l   |:::::::::::::::::::::::´ ,‐tァ‐=-  `r‐イ    /              ……上意であれば是非もなし。
    ヽヽ|:::::::::::厂ヽ:::::. : ̄:.:.:.:.:.:.:.:::/ {      ト、
     \!::::::::/   \:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/   ヽ     | \            やる夫はそういう男です。
        l::::/       ヽ---一 '   、_ノノ   ト、 ハ l
       ヾヽ、_ -          、_フ′/ / _/ヽ!
            ', __             ヽ_∠ノ /  ヒ´ノ
            ', ,-―‐--               /`l
            ', --     ____    /  ヽ、
           l      | r――- ニニニニニヽ
              l        | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ ノ |
   r,――‐ ´ ̄ヽ__ ‐┤l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::―‐/ ハ
    {{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|   l ||:::::::::::::┌────‐┐ヽ! ヽ、
   ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ノ   l  | |::::::::::::: |=<>ニ<>ニ<>=|::::::::::::ノ  ,
     ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ_,.r┴┤|::::::::::::└――――‐┘:::::::ヽ__ハ
     ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ!  ', ',::::::::::::::::::::::::::::, -――::::::::::::::::::::::´<


060

        / ̄ ̄\
      /       \
      |::::::        |       ……そうか。
     . |:::::::::::     |
       |::::::::::::::    |          ....,:::´, .
     .  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..
     .  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .
        ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .
        /:::::::::::: く         ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
         |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´



     /                   _      `,
      !                    `ヽ     l
     /                       !      !
    /     /  /                 、l , -     ',
   l     l   !,ィ               ノ'       ',
   ヽ     !  !l!             , , ノ        /
    ヽ    ト、 ヽ  ! /, _,.-_ ,ノノ ,ィノl'ヽ/,       ,'
   ,...ノ'   | ヘーヽヽl(/ l'´ ≧ミ、_ ,ノ' ! リ! l       ト!_
 r'´イノ    ヽ リ   r'`    ヽヾ歹、=、ヽ ,_リ=、  l  ノ l `
 !( ゞ,.     ´r、 r'       ̄` ヽ  /ゞクイノ /ノ ノノ
 }ヽ、`` ー- _i´, ノ'.lヘゝ          /  /ー '´_, '´   参議殿、時が来れば上様の上意として
 l   ̄` ー- 、`ヽ、l,_        _   l  / ,(´
 !        ` ー-、ヽ       ヾ=-' ,.', ィ、丶、     やる夫に淡路を退去させし事、
_,ゝ          _レ'-―- ..,'' ―=- ,イ(   `ヽ\
           `iーrヘ ̄`ヽ、` ー, - '一ー- 、   ヽ.ヽ  この幽斎が赴き説き伏せる事をお約束いたす。
                l lー-ヽ _, -`´ , --‐_レ‐- `)  /∠、
                | | ヽ./ r=ー'―‐'´-、  ̄ `ヽ///ニ,   ……努々お忘れなきように。
              ! ト.ノ   , ―---=、_ヽ l / \ ヽ
            ヽ〉′      , - 、 `i.| !/   〃,.、!
               /        '   ヽ_!!l'    ヽ'へ\
            /              `ヽ      ヽヽ


068

    /  ̄ ̄\
  /      ノ ヽ
  |::::::     (● )
.  |:::::::::::   (__人)
   |::::::::::::::   ⌒ノ   ……その言葉、信じて良いんだな?
.   |::::::::::::::    }
.   ヽ::::::::::::::    }
    ヽ::::::::::  ノ
    /:::::::::::: く
    |::::::::::::::  |
     |:::::::::::::::| |


           _,、 -‐''''""~~""''''‐- 、_
        ,.-'"             ゙ヽ,
       ,r"                    ゙、
     _,/                       ゙、
.   ,r'"                       ゙、
   {     {                      ヽ
    {     {     ..,,_              ヽ
.   ノ     ,'゙'、ヾ、レ‐---、ヾ゙)ノ)   -、         ゙,
  /     {  ,、-:::::..  :. :::ツ ノ     ゙、゙'、       }    無論。
  ,"      _!,,ソ:::::::::::::::.. :. :::::ノ{     } }      ノ
  {     r'':::::::::r-、;_::::::::  :. :/ ゙'‐-、,   }.ノ      {      お疑いならやる夫に直接お話召され。
  ゙、    { ::::::::;'   `''ー-‐'"     ノ  リ       ゙ヽ
.  ゙'‐-、 ゙'、 ::::/           、,クノハ         }    やる夫は二つ返事で了承するでしょうに。
     ゙'‐`'{'゙iヽ、'   __,,,.     ,.,.,.,,,_/_ハ       {
        `'ヽ  r"        | ┌ー-゙-ニっ     ヽ、
         {ヽ  "      ..| .|      } ト)    ヒ`ゝ
         `~}ヽ      /.| |      -‐"  ヽ、 マ
     l'''ニニニニ{、、,゙'、.,__-‐"  | |            ヽ'
.      | i     ノ     l,.、-'"| |
      | i     `つ   ζ   .| |
      ヽ,ヽ     `''ー'l
.       ヽ,゙、         !


078

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´   家臣連中はどうなんだ?
    |     ∩ ノ)━・'
  /    / _ノ´      嫁さんたちだって余り良い顔してないって話なんだろ?
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |      まあこの辺は自業自得だから仕方ないけどな。
.    \/ ___ /




                 _______
                ∠´      `  、
                 /            ` 、
           /                 ` .、
          /                    ヽ
            /                       i
         l             γ      } (  l
          l              i  / ノ ノノル))j ヽ
          ,'           { { { {彡≦≠ュ/ ! リ
         ,'            ゝ、ゝー( ´`ヽニ セヾ 〉ソ
          {            {´ヾメ )        '、    お考え違いを遊ばされるな。
        ヽ、           ヽ))( (          ヽ
          ヽ               i ト ゝ         rー′  彼らが警戒するのは淡路を追われることではありません。
           ミ         ノノ!      ´ ̄」′
         γ⌒     ヽ   {(  ヽ、       `{      参議殿やその家臣がやる夫を害するのではないかと
          ゝ,      !ニニヾ彡 `::.. >     j
        ( つ     ノ:::::::| | ヘ   ┬‐` ー ´      疑っているのです。
          彡 γ〃〆:::::::::::| | ̄ ̄ ̄`ヽ=====y
         {    {((ヘ::::::::::::::::| |     /       //    ……参議殿にとってやる夫は殺さねばならぬ程邪魔な存在ですか?
          \ _丿::::::::::::::::::::::| |     |       i l
         {:::::::::::::::::::::::::::::::::| |     |  i   | l
        ___彡ニニ二二 ヽ ヾニニヽノハ |    l |   rー - 、
 ---ー:: ''''"´:::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ::::\:::::::ヽ ゝ !|   くくヽー--:::、::ヾヽ
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ:::\ ( (  ヽ    〉〉:::::::::::::::ヽ: : \


086

      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|    別に?
    | ./´ニト━・' .l
    | .l _ニソ    }     戦に関しては権六と良い勝負できるんじゃねぇの?
     /ヽ、_ノ    /
    __/  /    ノ__      でもそれだけだろ。あいつには戦国大名として必要なものが
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.    致命的に足りない。邪魔も何も無いだろ。
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /



   /       ,_,              ',
   /       ( l 、            ',
   l      ,i、/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ   `ヽi   l
   l    i , ノ ハ( 、 ,-‐..'´`ソ'`ヽ i リ   /
  │  i、l=‐':´`"゙:::::::::::::.  : ノノ/、  /
   | i i |/::` :: ::::::::,i ヽ ;::::::..  .:: l l  l   ヽ
   l ヽゝ l::: ::: :::/ |  `' 、::: -'´j l' /   )       ……足りない物、とは?
   ヽ、ヽ ` 、、:::/  !、-     ゝ,l '   /
    ゙''- 、ミ ',   _, - ‐-   /r, 、 `( _
       _ノヽ\    -    , '// \   )
       `ヲ.  \      / //    `''‐'-,
    , ==l ,  l ` - ‐ '  //   ,---、 /
  , , ' '´   !li  lL.   , - ' 7/   |=000| )
//      `゙゙゙_)| `' '´   l(    ゙ー ' ´く
ヽ.ヽ、        l      ヽ >      l
.      └





108

          , --────-- 、
        /           \
       /              \       野心だよ。野心がねぇ奴はどんなに優秀だろうが戦が出来ようが
     /             l     \
    ./             ノ::::::::::::::::::::::.\     戦国大名じゃねぇんだ。
   /             _, -'´:::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::: \
  |         / / ̄\\:;;;;;;:// ̄\\   やる夫には野心がねえ。
  .|        | |. ○ .|  ,|:;;;;::| |. ○ .||
   |         \ \_/ /::;;;;::\\_//   だからあいつは俺の敵にも障害物にもなり得ない。
   .|             ,/   :::|::     \
    |            |      |     |    見栄えの良い路傍の石と変わらねぇんだよ。
    |            |      |     |
    .|             \__/\__/|         ,. ,._   ,.-,.、       -=二_ニニ
    |.              トエエエエエイ  |         // j / / ノ     -=ニ_ ̄
    .|                   '.{    :l    }/ /     __ノ `-/ノ  `ツ       __ニ_二=
     |                   .{   :l    }/ )     //  // _,_{ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄/^/;;'´ ̄ ̄
      丶                  .{       }  l     ヾ、_/  /_i______i_ヾ:;'
      \                  、`ー一一 ' )       / -=j"  ,_/
       .\                  u     / ,.--、    /   /  /
        ヽ                / }ヽ \  ノ   _}  / \


123

     / ̄ ̄\
   /   _ノ  \  ( ;;;;(
   |    ( ─)(─  ) ;;;;)
   |      (__人__) /;;/
.   |        ノ l;;,´     そもそも……あいつは何で武士になったんだ?
    |     ∩ ノ)━・'
  /    / _ノ´        食う為か?食うためなら舅と商売に勤しんでいれば
  (.  \ / ./   │
  \  “ /___|  |         困る事は無かったし……どう考えても就職先ミスってるだろ。
.    \/ ___ /





           _,、 -‐''''""~~""''''‐- 、_
        ,.-'"             ゙ヽ,
       ,r"                    ゙、
     _,/                       ゙、
.   ,r'"               u         ゙、
   {     {                      ヽ
    {     {     ..,,_              ヽ
.   ノ     ,'゙'、ヾ、レ‐---、ヾ゙)ノ)   -、         ゙,
  /     {  ,、-:::::..  :. :::ツ ノ     ゙、゙'、       }
  ,"      _!,,ソ:::::::::::::::.. :. :::::ノ{     } }      ノ
  {     r'':::::::::r-、;_::::::::  :. :/ ゙'‐-、,   }.ノ      {
  ゙、    { ::::::::;'   `''ー-‐'"     ノ  リ       ゙ヽ
.  ゙'‐-、 ゙'、 ::::/           、,クノハ         }
     ゙'‐`'{'゙iヽ、'   __,,,.、    ,.,.,.,,,_/_ハ       {
        `'ヽ  r,"-''"     | ┌ー-゙-ニっ     ヽ、
         {ヽ  r"      | .|      } ト)    ヒ`ゝ
         `~}ヽ      /.| |      -‐"  ヽ、 マ
     l'''ニニニニ{、、,゙'、.,__-‐"  | |            ヽ'
.      | i     ノ     l,.、-'"| |
      | i     `つ   ζ   .| |
      ヽ,ヽ     `''ー'l
.       ヽ,゙、         !

             斡旋した当人



149


   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ー)(ー)
. |     (__人__)
  |     ` ⌒´ノ    まあその辺もひっくるめて明日聞けばいいか。
.  |       nl^l^l
.  ヽ      |   ノ   幽斎、非公式の会見だから場のセッティングは気をつけてくれよ?
   ヽ    ヽ く
   /     ヽ \


   /       ,_,              ',
   /       ( l 、            ',
   l      ,i、/ 〉ヽ!ヽ、ヽヾ   `ヽi   l
   l    i , ノ ハ( 、 ,-‐..'´`ソ'`ヽ i リ   /
  │  i、l=‐':´`"゙:::::::::::::.  : ノノ/、  /
   | i i |/::` :: ::::::::,i ヽ ;::::::..  .:: l l  l   ヽ        お任せあれ。
   l ヽゝ l::: ::: :::/ |  `' 、::: -'´j l' /   )
   ヽ、ヽ ` 、、:::/  !、-     ゝ,l '   /
    ゙''- 、ミ ',   _, - ‐-   /r, 、 `( _
       _ノヽ\    -    , '// \   )
       `ヲ.  \      / //    `''‐'-,
    , ==l ,  l ` - ‐ '  //   ,---、 /
  , , ' '´   !li  lL.   , - ' 7/   |=000| )
//      `゙゙゙_)| `' '´   l(    ゙ー ' ´く
ヽ.ヽ、        l      ヽ >      l
.      └


161


      / ̄ ̄\ ( ;;;;(
    / ._ノ  ヽ、\) ;;;;)
    |  (●)(●)/;;/
    |  (__人__)l;;,´|
    | ./´ニト━・' .l   ぶっちゃけ嫁さん達と一緒に隠棲させれば一番いいんじゃねぇの?
    | .l _ニソ    }
     /ヽ、_ノ    /   あいつは。
    __/  /    ノ__
  / /  /       `ヽ.
  /´  ./       ,.  ヽ.
  ト、_,/.       |、  ヽ
   |         |/  /

                                                つづく





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