吉原の構造 各種商売 喜の字屋
最終更新: yoshiwarawiki 2011年03月17日(木) 17:36:44履歴
仕出し料理屋のことで、台の物を出前することから台屋とも言いました。喜の字屋の若い者は頭の上に手ぬぐいを置き、料理を満載した蛸足膳や台の物を頭に載せて妓楼などに運びました。遊女の揚げ代より高い値段のわりには、味はたいしたことなかったそうです。
なぜ「喜の字」と呼ぶかというと、もとは小田原で相応な暮らしをしていたものの零落した喜右衛門という男が、吉原にやって来て仕出し料理屋を始めたことがきっかけ。料理が得意だった喜右衛門は、豪華な飾り付けをする台の物という料理で吉原中の評判を勝ち取り、以後、妓楼では「喜の字のところに注文に行け」などと言うようになったことから、いつしか仕出し料理屋を総称して喜の字屋と呼ばれるようになったのです。
なぜ「喜の字」と呼ぶかというと、もとは小田原で相応な暮らしをしていたものの零落した喜右衛門という男が、吉原にやって来て仕出し料理屋を始めたことがきっかけ。料理が得意だった喜右衛門は、豪華な飾り付けをする台の物という料理で吉原中の評判を勝ち取り、以後、妓楼では「喜の字のところに注文に行け」などと言うようになったことから、いつしか仕出し料理屋を総称して喜の字屋と呼ばれるようになったのです。
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