勇者からは逃げられない！ wiki

　動画の原理

動画が動いて見えるのはパラパラ漫画と同じ原理である。テレビや映画などは通常一秒間に三十枚ほどの連続写真をとり、それを連続して見せると静止画が動いて見えるという原理を利用している。アニメーションも一秒間に少しづつ違った十五枚ほどの絵を描き、それを連続して見せている。

　モーションデータ

技作成エディットで作成されるモーションデータも動画の原理と同じく時間順にポーズを並べて連続再生させる方式で作成される。
しかし動画と同じ方式で少しずつ違ったポーズを連続再生してモーションデータを作った場合、一秒間に三十個のポーズを連続再生して変化させると４．５秒のモーションデータで１３５個のポーズを作る必要があり、現実的には不可能である。そのために技作成エディタでは０．５秒ごとに一つのフレームを９つ用意し、最大９つのポーズを作るだけで４．５秒のモーションデータを作ることができるようになっている。

　補完機能

だが０．５秒ごとに一つのポーズでは連続再生をした時に滑らかな動きにならない。そのため、隣り合うフレーム同士の間のポーズの最短距離を結んだ軌跡を計算し、その間のポーズを自動的に補う補完機能により、滑らかなモーションデータを作れるようになっている。

このように便利な補完機能であるが、この機能とフレーム数の簡略さのために作ることのできないモーションデータがある。
・一秒間に二動作以上大きな変化があるモーションデータは作れない
・二動作間の間のモーションが最短距離を結ぶ軌跡でないと補完機能がうまく働かない
・切れのある動き、ためのある動きは補完機能をキャンセルさせるために２フレームで同じポーズを取らせる必要があるため一秒で一動作しかできない
などである。

１　まず以下のツールを用意する。
・VirtualDub
・VirtualDub日本語化パッチ
・動画変換ソフト(Pazera Free MP4 to AVI Converterなど)

２　参考となる動画ファイルを用意し、動画変換ソフトでmpgファイルにする。

３　VirtualDubにVirtualDub日本語化パッチをあて、次の初期設定をする。
・メニューから表示→ペインのレイアウト→入力ペインのみを選ぶ
・メニューから表示→入力映像の表示にチェックをいれ、出力映像の表示のチェクをはずす。
・メニューからファイル→ビデオファイルを開くで変換したmpgファイルを開く
・動画上で右クリックをし、ショートカットメニューから倍率を変更してからウインドウサイズを調整する
・shftキーを押しながら右矢印キーを一回押して、右下のフレームと書いてある数値がいくつ進んだか確かめる(たとえばFrame 12 (0:00:00.480) [I]のように表示されたら、shft+右矢印キーを一回押したら12フレーム進むことを表している)
・メニューから映像→フレームレートを選び、ソースレート調整から変更する(fps)を選び、ボックスに上で調べた数の二倍の数(例の場合は24)を入れる。
・一度巻き戻してからもう一度shft+右矢印キーを一回押し、数値がFrame 12 (0:00:00.500) [I]のようにFrame ○ (0:00:00.500) のように表示されていることを確認する
以上の設定を行うと、shft+右矢印キーを一回押すごとに0.5秒動画ファイルが進むようになり、ちょうど技作成エディタで作れるフレーム間隔でフレームが表示される

４　shft+右矢印キーを押して自分の作りたいモーションを見ていき、隣り合うフレームの最短距離の軌跡を結んだとき不自然になっていないか、すばやく切れやためのある動きが入ってないか確認する。不自然になる場合は作れないモーションの可能性が高い。

技作成エディタでは他のプログラムを起動できないため、あらかじめデジタル勇者で上記の0.5秒ごとの動画を参考にポーズを作っておく必要がある。
その後、技作成エディタでポーズを読み込み修正していく。