スピーダー
別府観光港・大分港と愛媛郡中港を結んでいたダイヤモンドフェリーの高速船。
大分県別府市 別府観光港〜大分市 大分港〜愛媛県伊予市 郡中港
大分〜伊予間 120km 1時間45分
1995年7月7日〜1998年3月26日
大分側は大分港のフェリーと同じ乗り場、愛媛側は伊予市郡中港に乗り場があった。
高速船はオーストラリア製のものであった。
海の新幹線と称され華々しくデビューしたかに見えたスピーダーだったが、うまく採算に乗ることが出来ず苦境が続く。
1997年7月18日より別府港へ寄港開始、しかし、1997年12月に一往復減便し二往復体制になる。
結局年間赤字は2億に上り、1998年3月26日をもって航路は休止された。
また、2003年4月よりソレイユエクスプレスが別府観光港〜松山観光港の高速船を営業開始、同区間を2時間15分で結んでいたが、通年運行ではなく4月〜9月末限定の運行であった。
ソレイユエクスプレスも燃料費の上昇により、2005年2月から運行休止状態になっている。
区間
大分県別府市 別府観光港〜大分市 大分港〜愛媛県伊予市 郡中港
大分〜伊予間 120km 1時間45分
就航期間
1995年7月7日〜1998年3月26日
船の概要
- 総トン数・・・375トン
- 全長・・・43.4m
- 馬力・・・2720馬力*4基
- 最高速力・・・42.5ノット(79km/h)
- 航海速力・・・39.0ノット(72km/h)
- 定員・・・331名
概要
1995年7月7日にダイヤモンドフェリーが営業開始した、大分と愛媛を結ぶ高速船。通称「SPEEDER」。大分側は大分港のフェリーと同じ乗り場、愛媛側は伊予市郡中港に乗り場があった。
高速船はオーストラリア製のものであった。
海の新幹線と称され華々しくデビューしたかに見えたスピーダーだったが、うまく採算に乗ることが出来ず苦境が続く。
1997年7月18日より別府港へ寄港開始、しかし、1997年12月に一往復減便し二往復体制になる。
結局年間赤字は2億に上り、1998年3月26日をもって航路は休止された。
また、2003年4月よりソレイユエクスプレスが別府観光港〜松山観光港の高速船を営業開始、同区間を2時間15分で結んでいたが、通年運行ではなく4月〜9月末限定の運行であった。
ソレイユエクスプレスも燃料費の上昇により、2005年2月から運行休止状態になっている。
ダイヤ
- 1995/7/7デビュー時のダイヤ
大分 | 伊予 | 伊予 | 大分 | |
945 | 1130 | 730 | 915 | |
1415 | 1600 | 1200 | 1345 | |
1845 | 2030 | 1630 | 1815 |
- 1998/2/28廃止直前のダイヤ
別府 | 大分 | 伊予 | 伊予 | 大分 | 別府 | |
1120 | 1140 | 1325 | 900 | 1050 | 1105 | |
1615 | 1635 | 1820 | 1355 | 1545 | 1600 |
航路廃止後のスピーダー
- 広島県福山市常石にて係船
- 広島県三原市糸崎港からメキシコへ
- メキシコの石油会社で陸上と海上の石油掘削基地との従業員輸送用として動いている。
参考資料
- 掲示板過去ログ
- 大分合同新聞 1995/7/7朝刊広告・1995/7/7夕刊記事
2005年07月30日(土) 23:22:48 Modified by zdnweb