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アイリスの花・真人十字教
分類
 キリスト教の新興宗教
地域
 フランス国全土
本部
 フランス国
 ヴィシー
代表
 統制司教
  アシア・オレリア・ノートラダム(3代目)
信徒数
 総計(フランス国内
  68,305,148人
創立
 1988年5月4日

概要

アイリスの花・真人十字教は、1988年5月4日から2029年11月18日までの間存在したカトリック教会の修道会の1つであり、1994年8月10日の第2次アヴィニョン教皇庁による承認を根拠とする正当性を主張しているもののスルピシウス2世暗殺事件時に行われた宗教活動規制法第8章の適用と同時にパリ大司教区に再編され、ローマ・カトリック教皇庁に承認された。
結成時から一貫してマルケルス派の聖マルケルス・イコニウムの使徒継承と教皇ヨハネ23世およびパウロ6世のもとで第2バチカン公会議によって進められたカトリック教会の改革路線の放棄を主張しており、ミサの形式としてトリエント・ミサを採用しているものの慈善活動・社会奉仕・福祉制度の構築を信仰行為の中核に据えている。

階級

幹部

  • 昇格天使
昇格天使(ange promu)は、教団の為に死亡した教徒達が認定される階級で主に8月革命での殉教者が認定されている。他のカトリック協会の聖人に類似する地位だが教団では信仰の模範となる信徒として神の僕、尊者、福者、聖人の4段階からなる称号がこの項目において紹介される階級とは区別且つ並列で整備されており、昇格天使に認定された者事態に対する処遇は信仰の模範となる信徒と何ら変わりないもののその家族に一定の恩給が交付される等信仰の模範となる信徒とは明確に区別されている。
  • 天人
天人(homme céleste)は、何らかの理由により死亡した信者が認定される階級。生前の行いに関わらず死亡すれば天人に認定される。生前の行いに関わらず天人に認定された最もたる例として生前フランス共和国の大統領を務め、八月革命時に教団に捕えられ拷問死した天人ノルベール・ドゥグルターニュが存在している。
これは教団の「肉体の機能が停止すると一瞬の内に霊が天の神の元に帰り、天国、煉獄、地獄の中から霊の行き先を決められる為、死者に対する評価は神のみが行うべき。」という思想に依るものだが天人ノルベール・ドゥグルターニュの場合はフランス共和国政府からの継承国としての正当性を確保する事を目的とするものであり実態としてはその思想からかけ離れている。
  • 統制司教(統制神父)
統制司教(évêque contrôlant(prêtre contrôlant)は、生者のみが就く事の出来る立場の為、事実上教団の最高位に位置する階級である。アシア・オレリア・ノートラダムが政教分離の標語の元に政府と教団の組織を改組する迄の間はフランス国の国家元首も兼ねていたが現在は、アイリスの花・真人十字教の代表とされている。
  • 名誉統制司教
名誉統制司教(honneurévêque contrôlant)は、統制司教を経験した者のうち現在も生きている者のみが認定される階級で現在はレナ・ガッデーニョとエロイーズ・バンレ?の2名が名誉統制司教に認定されている。
統制司教の許可の無い限り逮捕されない特権と個人所得税並びに社会保障負担金を免除される特権が認められているもののノストラダムス・ノートを焚書した責任をとって辞任したエロイーズ・バンレ?が名誉統制司教の地位に就く際に発生した議論からアシア・オレリア・ノートラダムの命令により統制司教在任中の行為について非難されない特権が追加されている。
  • 大司教(大神父)
大司教は司教の中で最も高い地位であり、ヴィシー本教会の代表を務める事が出来る。無任所の大司教も人数に関わらず任命する事が出来るがその地位に有る者は全て宰相、各行政機関の長たる大臣、王立フランス友愛軍の統合幕僚長並びに総長と言ったフランス国の要職に就いている。
  • 主教(神父)
ヴィシー本教会の幹部又は各教会の代表を務める事の出来る役職。
  • 司教(神父)
各教会の幹部を務める事の出来る役職。
  • 助祭
ヴィシー本教会を含む各地の教会で一般職員として一般教徒達に神の教えを解く事によって修行者等を昇格天使又は信仰の模範となる信徒の何れかに導き、同時に自身も教会で信徒の1人として修行を行う階級。

一般教徒

  • 修行者
修行者は、全てのフランス国の国民と教団に入信したフランス国以外の国の国民が自動的に就く階級である。
  • 破門者
破門者は、フランス国の定める刑法に違反したフランス国の国民が降格される階級である。一般に懲役以上の判決が下されない限り降格する事はないものの、懲役より軽い罪が判決された場合であってもその違法行為が社会に与えた影響の重大さによっては破門者に降格される事例が存在している。人が人を裁く行為その物に対する疑問を解決する為に導入された制度だが近年では「廃止するべき」という意見も噴出しており、特に廃止派の中心人物であるアシア・オレリア・ノートラダムが統制事業になって以降は破門者に降格された信者は存在していない。

組織

内部機関

統制司教
┣統制司教府
┃┣官房庁
┃┗宮内庁
┣ 福音教理省
┃┣広報庁
┃┗列聖庁
┣典礼秘跡省
┣教団財産省
┃┗建設庁
┗恩寵代行省
 ┣第1厚生庁
 ┗観測庁
  • 統制司教府
統制司教の元に円滑で健全な教団運営を実現する為に統制司教の補佐や支援を行う機関。
    • 官房庁
統制司教直属の機関で統制司教関係の事務を中心に省庁間の調整やその他の重要な業務を担当する機関。
    • 宮内庁
統制司教の護衛や身の回りの世話等を行う機関。各内部部局間の業務の統括を行う長官官房の他、内部部局として侍従局、家政局、第一護衛局、第二護衛局、第三護衛局が存在しており特に第三護衛局は現在のアイリスの花・真人十字教に属する唯一の諜報機関となっている。
  • 福音教理省
世界の福音化に向けて宣教事業と教団の教義の管理・研究の他、聖職者の育成や教団内の人事を管理している。
    • 広報庁
広報活動によって教徒の教義への理解を深めると共に異端・異教徒との対話を行う機関。2028年7月に広報省から改組された。
    • 列聖庁
列聖が申請された者の調査を実施する。
  • 典礼秘跡省
福音教理省の権限を侵害しない範囲での典礼の実施と秘跡の管理と執行、それに関連する信者の育成を所管している。
  • 教団財産省
教団内の経理や財産の管理を担当する機関。2028年7月に経理省から改組された。
    • 建設庁
教団施設の建設やその計画の作成を担当する機関。2028年7月の建設省からの改組と共に恩寵代行省が人道支援活動の一環として行う建築も行うようになっている。
  • 恩寵代行省
教団が貧困や戦争、災害等によって苦難に遭っている信者・非信者に対し有償又は無償で行う人道支援活動の統括を行っている。
    • 第1厚生庁
教団附属の病院等の医療機関を担当する機関。2028年7月に第1厚生省から恩寵代行省の外局に改組された。
    • 観測庁
気象業務を担当する機関。2028年7月に第1厚生省の外局から恩寵代行省に移管された。

過去に存在した機関

八月革命時に解体された機関

2027年に解体された機関

2028年に解体された機関

施設

  • ヴィシー本教会
アイリスの花・真人十字教の総本部となる教会でフランス国の首都であるヴィシーに設けられている。
  • 教会
教区毎に1つ設置される教会で管轄する教区内での宗教活動を担当する。
  • グリル
教団が設置した施設のうちヴィシー本教会と教会を除く全ての施設の総称である。

教義

基本思想

教団は、キリスト教の隣人愛と救済思想を基盤としつつも、それを社会秩序そのものに実装する事を目的とする点に大きな特徴が有り、「神の秩序は祈りや告白ではなく、実践的行為によって現世に顕現する」とする立場から慈善活動・社会奉仕・福祉制度の構築を信仰行為の中核に据えている。この思想は、設立者とレナ・ガッデーニョが影響を受けた実践哲学の影響を強く受けており、「精神的共同体の再生」は個人の救済ではなく、共同体全体の再編によって達成されるとされる。

人間観

教団は、人間は本質的に罪深い存在であるという原罪中心の理解ではなく、神の秩序の中に正しく配置されるべき存在として社会の中で与えられた役割を果たす事を求めている。
一方、死者に対しても伝統的なキリスト教と異なり、死後の裁きに対する人間の介入を否定する点に特徴が有り、人は肉体の機能が停止した瞬間に霊が神のもとへ帰属し、その行き先(天国・煉獄・地獄)は神のみが決定する物のため、生前の行為を人間が評価することは本来許されないとされているという思想を持っており、これは死者は原則として「天人」に認定され、聖性の有無は生者における社会的役割や模範性とは切り離して扱われる事等からも伺える。

信仰の自由に対する立場

認めていない。

他宗派との関係

形式上はキリスト教カトリック教会の一派に分類され、少なくとも教団自体はそう主張しているものの、教会と国家の分離を前提とするカトリック教会とは思想的隔たりが大きく、教義・国家観・救済観の相違から、異端的存在として扱われることも多い。

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