BLAZBLUE設定資料 - セリカ=A=マーキュリー

キャラクター

プロフィール

  名前:セリカ=A=マーキュリー
身長体重:160cm/51kg
 誕生日:09月08日
 血液型:A
 出身地:魔道都市イシャナ
  趣味:散歩
好きな物:姉、家族
嫌いな物:特になし
ドライブ:ミネルヴァ

概要

暗黒大戦時代に生きた魔法使い。
ナインの妹でありシュウイチロウの娘(ミドルネームのAは、父の苗字「アヤツキ」から)。
なお母親は、彼女が幼いころに病死しているとのこと。

極度の方向音痴であり、生まれ育ったイシャナの街ですら、たまに迷って行き先を間違えるほど。
また生まれながらにして治癒の才能を持ち、魔法を学ぶことなく治癒魔法を使いこなすことができた。
なお「お姉ちゃんほど大きくないけど、大事なのはバランス」らしい。

秩序の力

この世界が、地上に溢れた魔素に対抗するために生み出した秩序の力を持つ。
そのため彼女は、いるだけで無意識に魔素を中和するという体質を有している。

彼女の周りは都市レベルで魔素が減少し術式が利用できなくなる。、
ラグナやテルミの「蒼の魔導書」も発動することが出来なくなるため、彼らにとって最大の弱点。


ストーリー:暗黒大戦前後

ナインの妹としてイシャナに生まれ育つ。イシャナの学校に通う魔法使い。

暗黒大戦前半

壊滅した日本で生き残りがいたと言うニュースを聞き、日本で行方不明になった自身の父親も
生きている可能性を信じて、彼を探すためにイシャナを飛び出す。
その道中、行き倒れていたラグナを介抱。獣兵衛とも出会い共に日本を目指すことになる。

日本では父と再会を果たすも死に別れてしまう。
更に自身が、黒き獣を止める事ができる「櫛灘の楔の起動キー」であることを知り
自らを犠牲にしようと考えるもブラッドエッジに諭された。

黒き獣に立ち向かうブラッドエッジと再会を約束。
彼のコートと剣を回収し再会の時まで大事に預かることとなった。

暗黒大戦後半

黒き獣の復活後、自身が「タケミカヅチの制御装置」にもなることで、セブン&エイトから狙われる。
以降、ナイン作のニルヴァーナに護衛されながら大戦に深く関わっていくが、
ナインが庇ったためか英雄と呼ばれることは無かった。

大戦終結のしばらく後にニルヴァーナを封印することを決断。
また黒き獣との最終決戦の地に教会を建て、そこで黒き獣の躰の封印を護りつつ
ラグナとの再会を待ちながらシスターとして暮らすことを決意した。

ストーリー:イカルガ内戦前後

黒き獣が倒された後、魔素に染まった世界で人類の寿命は短くなっていたが、
教会近辺は秩序の力を持った場であり、またセリカ自身の力もあって周囲に魔素が無かったことから
例外的に長寿となった彼女は、大戦から数十年経ったこの時点でも生存していた。
ただし治癒魔法はほとんど使えなくなっている。

週に1回、遠くの街からくる業者からの買い出しと、教会の周りにある森から果物などを採ることで
生活を続けていた(のだが、何十年も住んでいるくせに未だに迷う)

ラグナとの再会

ある日、傷だらけの獣兵衛が連れてきた3人の子供と出会う。
長男の名前がラグナであること。
いつか聞いた「大切な弟と妹」を護るその子の姿を見て、ついに再会できたことを確信。
彼ら3人を守り育てることを決め、4人で短い時間を幸せに暮らすことに。

「あの日」、その最期

テルミに急襲され、教会は炎に包まれた。
自身が対テルミに特化していることを既に知っていた彼女は、兄妹を護るためテルミに立ち向かう。
その特性により優位に立ち向かうも、ユキアネサの影響によるものかジンに邪魔されてしまう。
最期はウロボロスに体を貫かれ、最後まで3人のことを案じたまま亡くなった。

ストーリー:カラミティトリガー

(登場しない)

ストーリー:コンティニュアムシフト

(登場しない)

ストーリー:クロノファンタズマ

ココノエが暗黒大戦終結直後のセリカの魂をコピー、用意した器に転写することで
現代に「刻の幻影(クロノファンタズマ)」として現れた存在。
その目的は「対テルミ」、そして「クシナダの楔の起動キー」として使うためだった。

自身がこの時代に呼ばれた理由や、自身が既に死亡していることは知らされていた。
この時代に生きるラグナが自分のことを知らないことも聞いており
それでも彼に会い、変わらぬ彼のそばにいることを願った。

楔の起動キーにはならずに済むも、復活したタケミカヅチを抑えるため
それが今の自分の死に直結すると知りつつも、自らの「魔素中和能力」をフル稼働させた。
そんな彼女を護るため、タケミカヅチの破壊を決意したラグナ、ノエル、ジン。
3人を激励するセリカ。「三人とも、頑張って」。その声にラグナたちは、シスターの面影を見た。

CPアーケードver.2.0は、時系列的に家庭版CPストーリーモードの最中?
(少なくともミネルヴァができる前。ニルヴァーナと出会う前の話)
肉体&ミネルヴァとの調整のため、ココノエが作った仮想空間内で戦うことになる。

戦いの後、ここでの記憶は消去されると語ったココノエに対し
ここでの出来事も自分には大切なことだから、きっと忘れないと笑顔を返した。

ストーリー:セントラルフィクション

CPでの記憶を正しく保持している。

窯に落ちるラグナ(の虚像)を見て、窯から記憶/情報が流れ込んでくる。
教会の4人の記憶。あったかくて、懐かしい想い。
「ずっと一緒にいたかった」。それが彼女(シスター?)の願望。

ナインの目的が、昔と変わらずセリカを護ることだったことに安堵する。
それでも、もう怖いことは嫌だ。大好きな世界を壊すなんてダメだ。
この世界は、きっとラグナたちが癒やしてくれる。
だからもう、ナインは苦しまなくて良いんだと、彼女を止めようとした。

その器は既に限界。存在できている事自体がココノエですら理解不能。
もし重症レベルの傷を癒やすような魔力を仕えば、最悪その場で消滅する。
それでもラグナたちを救うためにレイチェルの魔力を回復して転移させ
そして教会にたどり着いたあと、ゆっくりと消えていった。

最後に"三人"を「いってらっしゃい」と送り出して。


補足・不明点

現代に転写されたセリカ

肉体はあくまで作られた器であるため、その能力は「本人」に比べて格段に劣る。

また黒き獣打倒後、その体から噴出した魔素によって侵されたこの時代において、
周囲の魔素を無意識に中和するという彼女の能力がフル稼働してしまうため器が耐え切れず
結果として数か月程度の短命な命となっている。

セリカも、自身がコピーであり短命な存在であることは、ココノエから聞いて知っていた。

ラグナラブ

ラグナのことが大好きであり、そのことは自分でもちゃんと自覚している。
ラブメガネも効果がなく、またレイチェルにも効果がないことを知って微笑んでいる。
これが正妻の余裕か……!

ラグナの良い所は「優しいところ、なんだかんだで頼れるところ。約束を守ってくれるところ。
他にもいっぱいあるよ」とのこと。 カグラ「即答!しかもマジ答え!」

シスターの年齢について

CT設定資料集においては「初登場時に初老の女性」と記述されている。
本編での初登場を「獣兵衛がラグナたちを連れてきたとき」と考えても、暗黒大戦終結から80年前後は
経過している筈。暗黒大戦当時のセリカは外見的にハイティーンであることを考えると、
どう考えても初老どころか100歳前後のはずであるが……?

おそらく、当時はセリカ=シスターという設定が固まっていなかったと思われる。
CFにて、黒き獣の骸を封印していた教会の「場」は、境界(窯)の近くと同様に
時間の流れが通常より緩やかとなっている、と語られた。
それがどの程度かは分からないが、だからこそ彼女は若々しくいられたのだろうか。


セリカの能力の影響範囲

セリカは周囲の魔素を中和する能力を持つ。
そのため彼女の周りでは、術式(蒼の魔導書含む)が使えない、カズマやハザマが苦しむといった現象が起こる。
しかしニルヴァーナを始め事象兵器は問題なく使えている。
ノエル(素体=固体化した魔素)や帝(魔素の結晶)も問題なく活動できている。
おなじ「魔素」に絡む要素で、影響するものとしないものがあるのは、いったい何故なのだろうか

(以下推測)
前者と後者でそれぞれ共通するのは、「魔素を動力とするモノ」と「魔素そのもの」という違いである。

術式や蒼の魔導書はもちろん、カズマとハザマも「体自体が魔導書として作られている」と語られている。
各魔導書は「周囲の魔素を取り込んで稼働する」ため、セリカによって
「周囲に魔素が無い」状態となるから動けなくなる、と道理が通る。

対して事象兵器のコアや素体は「魔素を圧縮して固体化したもの」であることが語られている。
帝は固体どころか「結晶」である。そしてこれらは「周囲に魔素が無いと動けない」とは
一言も描写されてはいないし、逆にセリカがいても動作する描写がされている。

空気中に含まれた魔素が無ければ動かない物には影響し、魔素そのものと言われる物には影響しない。
つまりセリカの能力は「空気中に含まれる魔素の中和」であって、
「固体化した魔素の分解はできない」のではないか。

※魔素流動体であるアラクネは、CPでノエルを襲った際にセリカたちが突入したところで
 体に異常を感じて逃走しているところから、恐らくセリカの能力が効いていると思われる。

※タケミカヅチは事象兵器だが、CPにてセリカの魔素中和能力で動きが鈍っている。
 これはタケミカヅチ自体が「黒き獣と同じ」だと作中で語られていることから、
 黒き獣と同様に「周囲に魔素が必要な存在」だということだろう。