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hiyokonb27 2012年01月30日(月) 01:45:29履歴
フィオルン :気持ちいいね 風
シュルク :うん
忘れていたな この感じ
コロニー9って こんなに静かだったんだ
フィオルン :シュルク
いっつもラインといるんだもん
騒がしいのはそのせいよ
シュルク :――かもしれない
フィオルン :ほんとに静か――
これから先も
ずっと
こんな日が続けばいいのに――
シュルク :うん
忘れていたな この感じ
コロニー9って こんなに静かだったんだ
フィオルン :シュルク
いっつもラインといるんだもん
騒がしいのはそのせいよ
シュルク :――かもしれない
フィオルン :ほんとに静か――
これから先も
ずっと
こんな日が続けばいいのに――
ライン :――よう
――あれから ダンバンに会ったか?
シュルク :うん――
ライン :俺はまだ無理そうだ
――強いな お前
シュルク :そんなことないよ――
逆になぐさめられてきた
ライン :そっか――
そういう人だもんな ダンバンは
シュルク :うん――
モナドがなくたって
あの人は強い
――あれから ダンバンに会ったか?
シュルク :うん――
ライン :俺はまだ無理そうだ
――強いな お前
シュルク :そんなことないよ――
逆になぐさめられてきた
ライン :そっか――
そういう人だもんな ダンバンは
シュルク :うん――
モナドがなくたって
あの人は強い
シュルク :あの――
ダンバン :――シュルクか
身体 何ともないか?
シュルク :はい―― 僕は 大丈夫です
それより あの――
ダンバン :俺は―― 泣くつもりはない
シュルク :え――?
ダンバン :一年前――
俺は 今日と同じくらい
深い喪失感を味わった
シュルク :大剣の渓谷での決戦ですね
ダンバン :あの戦いで――
たくさんの仲間達が帰らなかった
動けない身体でここへ運ばれてくるまでの間
あいつらのことばかり 考えてたよ
――だが 泣かないと決めた
あの決戦で死んでいった彼らには
護りたいモノがあったんだ
家族や恋人や故郷――
それらを護って戦ったんだ――
――そして 勝利した
どんなに辛くても 悔やしくても
悲しむことはない――
そう思うことにしたのさ
シュルク :ダンバンさん――
ダンバン :シュルク――
フィオルンは 後悔していないはずだ
あいつは 俺達を――
いや お前を護りたかったんだ
そして お前は生きている
だから 俺は泣かない
シュルク :はい――
ダンバン :フィオルンがくれた命
そう思って大切に生きていってくれ―― 頼む
シュルク :――まだ わかったとは言えません
でも―― わかりたいと 思います
ダンバン :それでいい――
俺もずっと わかろうとしている途中だ
ダンバン :――シュルクか
身体 何ともないか?
シュルク :はい―― 僕は 大丈夫です
それより あの――
ダンバン :俺は―― 泣くつもりはない
シュルク :え――?
ダンバン :一年前――
俺は 今日と同じくらい
深い喪失感を味わった
シュルク :大剣の渓谷での決戦ですね
ダンバン :あの戦いで――
たくさんの仲間達が帰らなかった
動けない身体でここへ運ばれてくるまでの間
あいつらのことばかり 考えてたよ
――だが 泣かないと決めた
あの決戦で死んでいった彼らには
護りたいモノがあったんだ
家族や恋人や故郷――
それらを護って戦ったんだ――
――そして 勝利した
どんなに辛くても 悔やしくても
悲しむことはない――
そう思うことにしたのさ
シュルク :ダンバンさん――
ダンバン :シュルク――
フィオルンは 後悔していないはずだ
あいつは 俺達を――
いや お前を護りたかったんだ
そして お前は生きている
だから 俺は泣かない
シュルク :はい――
ダンバン :フィオルンがくれた命
そう思って大切に生きていってくれ―― 頼む
シュルク :――まだ わかったとは言えません
でも―― わかりたいと 思います
ダンバン :それでいい――
俺もずっと わかろうとしている途中だ
ライン :フィオルンがくれた命を大切に―― か
やっぱりあの人は強いな
シュルク :僕は決めたよ
ライン :え?
シュルク :命の使い道――
あの 顔の付いた機神兵を追う
ライン :シュルク――
シュルク :あいつらがこのコロニーを灼いて
フィオルンを――
僕は必ず見つけ出す
見つけ出して 必ず倒す――
あいつらを!
シュルク :笑うとこ!?
ライン :――わ 悪い
おかしくってさ――
まさか 先に言われると思ってなかったぜ
シュルク :ラインも――?
ライン :ああ 同じこと言おうと思ってたんだ
意外だよ――
シュルク :説教されると思った?
命を大切に使うってそういうことじゃない!
――とか?
ライン :そうそう そんな感じ
絶対そうくると思ってた
シュルク :――頭の中に 二人の僕がいるんだ
一人は そう言ってる
ダンバンさんの言葉をちゃんと聞けって――
ライン :もう一人は?
シュルク :――あいつらを許すな!
あいつらをやっつけろ!
――って ずっと怒鳴り続けてる
それも こっちの方がずっと声が大きいみたいだ
ライン :そりゃきっと シュルクの中に棲み着いた
俺なんじゃないか?
シュルク :納得!
――道理で 声でかいわけだ!
ライン :だろ!
――いつ 出発する?
シュルク :もちろん 今
ライン :――だな
やっぱりあの人は強いな
シュルク :僕は決めたよ
ライン :え?
シュルク :命の使い道――
あの 顔の付いた機神兵を追う
ライン :シュルク――
シュルク :あいつらがこのコロニーを灼いて
フィオルンを――
僕は必ず見つけ出す
見つけ出して 必ず倒す――
あいつらを!
シュルク :笑うとこ!?
ライン :――わ 悪い
おかしくってさ――
まさか 先に言われると思ってなかったぜ
シュルク :ラインも――?
ライン :ああ 同じこと言おうと思ってたんだ
意外だよ――
シュルク :説教されると思った?
命を大切に使うってそういうことじゃない!
――とか?
ライン :そうそう そんな感じ
絶対そうくると思ってた
シュルク :――頭の中に 二人の僕がいるんだ
一人は そう言ってる
ダンバンさんの言葉をちゃんと聞けって――
ライン :もう一人は?
シュルク :――あいつらを許すな!
あいつらをやっつけろ!
――って ずっと怒鳴り続けてる
それも こっちの方がずっと声が大きいみたいだ
ライン :そりゃきっと シュルクの中に棲み着いた
俺なんじゃないか?
シュルク :納得!
――道理で 声でかいわけだ!
ライン :だろ!
――いつ 出発する?
シュルク :もちろん 今
ライン :――だな
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