ゼノブレかるた

ライン ：おい シュルク
　　　　　あれを見ろよ

シュルク ：煙が昇ってる――

ライン ：誰かが焚き火してるのかもな
　　　　　何か旨いもんにありつけるかもしれないぜ

シュルク ：あんな場所でしないと思うけど――

　　　　　　 ま 気になるし 行ってみようか

ライン ：こんなとこにバギーが乗り捨ててあるぜ

シュルク ：妙だね――
　　　　　　 こんな所にバギーなんて――

　　　　　　 それに これまだ新しいよ？

ライン ：新品？

シュルク ：新品ってわけじゃないけど
　　　　　　 まだそれ程使いこんでない

　　　　　　 乗り捨てたってわけじゃなさそうだね
　　　　　　 ――誰のなんだろう このバギー

ジュジュの危機
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
シュルク ：男の子が襲われる！
　　　　　　 モンスターに！

ライン ：見たのか！
　　　　　――どこだ!?

シュルク ：わからない！
　　　　　　 でも どこかの水辺だった

ライン ：水辺か――
　　　　　でも何だって急にまた未来視が？

シュルク ：もしかしたら このバギーに触ったせいかも

ライン ：よし 探そうぜ
　　　　　この辺りで水があるとこを全部まわるんだ！

シュルク ：うん！

ライン ：シュルク! あそこだ！

??? ：うわああっ！

ライン ：無事か 少年！

??? ：あなたは――？

ライン ：自己紹介は後だ
　　　　　ここは任せて 早く逃げろ！

??? ：は はい！

シュルク ：行くよ！ ライン！

ライン ：おう！
　　　　　いつでもいいぜ シュルク！

（戦闘）

シュルク ：よし これでもう大丈夫

??? ：あの―― 助かりました
　　　 いきなり回路がショートしちゃって――
　　　 ありがとうございます！

シュルク ：回路は直したけど エーテルも空になりかけてる
　　　　　　 シリンダーさえ替えればすぐに動くよ

ライン ：さてと 後回しにしたことから 片付けとくか――

　　　　　俺はライン こいつはシュルク

シュルク ：よろしく

??? ：あ 僕は――
　　　 ジュジュです

ジュジュ ：あの お二人はこれからどこへ行くんですか？
　　　　　　 よかったら 僕達のキャンプへ寄ってってください

シュルク ：キャンプ？

ジュジュ ：ええ すぐそこです

ライン ：どうする？

シュルク ：寄らせてもらおうよ
　　　　　　 このあたりにホムスのキャンプなんて――
　　　　　　 何か事情がありそうだしね

ライン ：――そうだな

シュルク ：ジュジュ 道案内お願いしていいかな？

ジュジュ ：はい！

　　　　　　 さっきのオアシスまで戻ると
　　　　　　 塔の形をした石碑が見えると思います

　　　　　　 まずはそれを目印に進みましょう

ライン ：で その先は？

ジュジュ ：石碑の側にある森の奥に
　　　　　　 小さな坂道があります

　　　　　　 そこを下りた先が 僕たちのキャンプです

ライン ：よし わかった
　　　　　さっそく出発しようぜ