ゼノブレかるた

ダンバン ：あの大剣の渓谷で

　　　　　　 お前の戦いに
　　　　　　 ウソ偽りはなかった！

　　　　　　 それがなぜだ！

　　　　　　 なぜ 機神についた！

ムムカ ：貴様の目が
　　　　　 節穴だっただけよ！

　　　　　 俺はずっと

　　　　　 お前の寝首をかこうと
　　　　　 ねらってたんだぜ！

シュルク ：この揺れは――!?

ライン ：巨神の身震いかぁ!?

ムムカ ：そのモナドを奪って

　　　　　 俺が英雄になろうと
　　　　　 思っていたのよ！

ダンバン ：それが理由か!?

　　　　　　 そんな下らない理由で

　　　　　　 お前はコロニー９を！

　　　　　　 故郷（ふるさと） を！

ムムカ ：気持ちいいぜ！

　　　　　 この身体はよぉ！

　　　　　 （ｸﾞｩｱ）

　　　　　 ダンバン――

　　　　　 て てめぇはっ！

　　　　　 また また立つのかよ！

　　　　　 この俺の前にぃ！

ダンバン ：ああ 立つさ！

　　　　　　 そしてお前の心が
　　　　　　 汚れ歪んでしまったのなら

　　　　　　 それも断つ！

　　　　　　 このモナドの力で

　　　　　　 それがモナドを競いあった者への
　　　　　　 せめてもの情け！

ムムカ ：いるかよ！

　　　　　 そんなもん！

（雪崩とともに大量の顔つきが飛来）

シュルク ：あれは――!?

（金色の機神兵登場）

ダンバン ：何だ

シュルク ：こいつは――

　　　　　　 今までの機神兵とは違う！

エギル ：その通りだ

　　　　　 モナドを受け継ぎし者よ

　　　　　 これは始原にして
　　　　　 最強の機神兵

　　　　　 そを操る我は

　　　　　 機神界盟主

　　　　　 機神メイナスの代行者

　　　　　 エギル――！

シュルク ：機神界盟主――

　　　　　　 お前が

　　　　　　 お前が全ての機神兵を
　　　　　　 操っているのか！

エギル ：しかり――

　　　　　 巨神の支配から
　　　　　 世界を解放するまで

　　　　　 我らの戦いは続く

シュルク ：なぜだ！

　　　　　　 なぜ人間を機神兵に封じる！

　　　　　　 人と人を戦わせて

　　　　　　 何の意味がある！

エギル ：答える謂われなどない

　　　　　 今は――

　　　　　 この者を連れ帰らねばならん

ダンバン ：フィオルン！

シュルク ：返せ！

　　　　　　 フィオルンを返せ！

エギル ：欲しいものがあるなら
　　　　　 力を示せ！

　　　　　 追ってこい

　　　　　 我らが機神界まで！

ムムカ ：俺も待ってるぜ ダンバン！

ダンバン ：ムムカ――

シュルク ：追うさ――

　　　　　　 どこまでだって！

エギル ：そうだ 追ってこい

　　　　　 巨神の剣モナドよ――

　　　　　 彼の地にて迎え撃ってやろう

シュルク ：フィオルン――

　　　　　　 フィオル――ンッ!!

シュルク ：――フィオルン

メリア ：シュルク――

シュルク ：――フィオルン

ライン ：しっかりしろよ！
　　　　　シュルク！

　　　　　こんな所でぐずぐず立ち止まってる場合か!?

　　　　　どんな理由があるのかはわからん
　　　　　けど あれは間違いなくフィオルンだった

　　　　　失われてなかったんだ 命は！

　　　　　なら 取り戻そうぜ フィオルンを！

シュルク ：取り 戻す――

　　　　　　 そうだ！
　　　　　　 そのために僕達はここまで来たんだ！

ライン ：そうさ
　　　　　行こうぜ フィオルンを追って！
　　　　　機神界へ

アルヴィース ：あそこを抜ければもう大剣の渓谷だ

　　　　　　　　　 機神兵達が飛び去った方角には
　　　　　　　　　 《ガラハド要塞》がある

　　　　　　　　　 恐らくフィオルンもそこに

　　　　　　　　　 行くかい？ シュルク

シュルク ：行くとも

　　　　　　 フィオルンを 取り戻すために