ゼノブレかるた

ザザダン ：うあ――

　　　　　　　これは困ったことになったも

　　　　　　　どうしたらいいんだも！

　　　　　　　お前達　いい時に来てくれたも！

　　　　　　　実はこの前のハイモアキャビアを
　　　　　　　届けないといけないんだも

　　　　　　　でも遣いのノポンが来ないんだも――

　　　　　　　だから　どうしたらいいのか
　　　　　　　困っていたんだも

　　　　　　　そんな時に　お前らが
　　　　　　　声をかけてくれたんだも

　　　　　　　もちろん手伝ってくれるんだも？

カルナ ：運ぶだけなら　簡単な仕事なのかしら

　　　　　　それとも　これを持ってると
　　　　　　モンスターが寄ってくるとかあるの？

ザザダン ：それはないもー

　　　　　　　この前のは偶然だも

　　　　　　　きっとザザダンがあまりにも
　　　　　　　おいしそうだったからだも

カルナ ：そう　じゃあ―−
　　　　　　難しいことは何もないのかしら？

ザザダン ：ダボールという男に
　　　　　　　ハイモアキャビアを届けるだけだも！

　　　　　　　ダボールは燐光の地ザトールを越えた
　　　　　　　ずっと先で暮らしているから――

　　　　　　　お前達ならいずれ会えると思うも！

　　　　　　　こんな簡単な仕事はないも！？
　　　　　　　ぜひ頼まれてほしいんだも！

ザザダン ：あっれー？
　　　　　　　断られたも

　　　　　　　簡単な仕事なんだも？
　　　　　　　その判断はおかしいも！

ザザダン ：引き受けてくれて助かったも

　　　　　　　これで怒られずに済むも！

　　　　　　　無事届けてほしいも！
　　　　　　　頼んだも！！

ダボール ：遅いも！

　　　　　　　頼んでから　どれだけ
　　　　　　　待ったと思ってるも！

　　　　　　　って　いつもと違うヤツだも
　　　　　　　どうなってるも？

　　　　　　　――何で　ホムホムが持って
　　　　　　　来たのか　わかったも

　　　　　　　それで　頼まれたものをよこすも！

　　　　　　　はやく　はやくも！

　　　　　　　これが来るのを　ずっと待ってたも

　　　　　　　オマエ達　ご苦労だったも
　　　　　　　よく届けてくれたも

　　　　　　　これで――

　　　　　　　――ん？

　　　　　　　仕事が終わったなら
　　　　　　　一人にしてほしいも

　　　　　　　ダボールは忙しいんだも！