ヤミ金融事犯の取り締まり状況 (2003年〜2008年)
2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | |
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検挙事件数 | 556 | 432 | 339 | 323 | 484 | 437 |
検挙人数 | 1,246 | 919 | 706 | 710 | 995 | 860 |
被害人数 | 321,841 | 279,389 | 173.399 | 154,511 | 148,543 | 141,394 |
被害額等 | 322億3639万 | 348億2775万 | 237億7804万 | 199億7536万 | 303億8998万 | 293億3378万 |
上記の表は、ヤミ金に対する2003年〜2008年までの過去6年間の資料ですが、およそ毎年400件前後の摘発状況となっています。
全国で1日あたり、約1、2件の摘発が行われていることになります。
ヤミ金の被害者数は、検挙数に比べて明らかに多いです。
被害人数を検挙数で割れば、約400人前後になりますので、1つのヤミ金から約400人の被害者がいる計算になります。
2008年のデータを元に被害額を平均すれば、293億÷14万1千人となり、一人当たりの被害額は約20万円となります。
これらのヤミ金被害をまとめると、
- 被害人数は約400人。
- 1業者あたりの被害総額は6700万円。
- 一人当たりの被害金額は約20万円。
以下の表が、検挙に至ったかの内訳を表したものです。
この表を見ると、高金利で摘発されている無登録業者が約6割と、もっとも多いことが分かります。
次に多いのが、全体の約2割を占める、登録あり(一般の消費者金融業)の高金利です。
無登録・登録ありの両方をあわせた、高金利で摘発された事件は約8割となり、ヤミ金 = 高金利の金貸しというのは、やはり実情のようです。
それ以外の事件はどのようなものかというと、書面の不交付、取立て行為の規制などの貸金業法違反、詐欺、恐喝等が挙げられます。
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事犯 | 事件数 | 検挙人数 | 被害人数 | 被害額等 |
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無登録(高金利) | 250 | 498 | 89,866 | 116億6180万 |
無登録(高金利以外) | 59 | 97 | 4,438 | 13億3411万 |
高金利(登録あり) | 89 | 207 | 45,698 | 161億9791万 |
その他 | 39 | 63 | 1,392 | 1億3995万 |
総数 | 437 | 860 | 141,394 | 293億3378万 |
この表を見ると、高金利で摘発されている無登録業者が約6割と、もっとも多いことが分かります。
次に多いのが、全体の約2割を占める、登録あり(一般の消費者金融業)の高金利です。
無登録・登録ありの両方をあわせた、高金利で摘発された事件は約8割となり、ヤミ金 = 高金利の金貸しというのは、やはり実情のようです。
それ以外の事件はどのようなものかというと、書面の不交付、取立て行為の規制などの貸金業法違反、詐欺、恐喝等が挙げられます。
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