厨房 
| ショーコ |
 | ヒャッハァァァァァァ! パルミジャーノ・レッジャーノォォォォ! |
| ミユキ |
 | ありがとうショーコちゃん! |
| ハジメ |
 | ビーフシチュー、間もなくできあがります! できたものから運んでください! |
| ショーコ |
 | アクアパッツァ上がったぜぇぇぇ! ……お、お願いします。 |
| ギャルソン |
 | はいっ! |
美食王国スッパイス 
| 侍女・ナホ |
 | 女王陛下の御成りである! |
| 女王・ミドリ |
 | ええい、やかましいっ! 一体なんだと言うのじゃ! せっかく石畳の数を数えておったというのに! |
| 侍女・ナホ |
 | 陛下、石畳の数などまた数えればよろしいのです。 今日はどうか、あの者たちの話を聞いてほしいのです。 |
| 女王・ミドリ |
 | 軽く言うでないわ! わらわがどんな想いで56万1334まで数えたか…… |
| ミユキ |
 | 女王様! |
| 女王・ミドリ |
 | …………なんじゃ、そなたは。 |
| 侍女・ナホ |
 | シェフ・ド・見習いの、 ミユキ、ハジメ、ショーコにございます。 |
| 女王・ミドリ |
 | 見習いシェフ、じゃと? |
| ミユキ |
 | 女王様! あたしたちが作ったお料理を、食べてください! |
| ショーコ |
 | 美味しいぞ……ぜ、絶対に……。 |
| ハジメ |
 | 女王陛下のために、一生懸命作りました。 |
| 女王・ミドリ |
 | ……そなたらの料理を食せとな? 味のわからぬ、このわらわに? ……なるほど。確かに目にも鮮やかな料理の数々じゃ……。 |
| ハジメ |
 | 女王陛下、それでは…… |
| 女王・ミドリ |
 | 笑止! |
| 女王・ミドリ |
 | わらわは部屋に戻り、羽毛布団に詰まった羽毛の数を数える。 そなたらに付き合っているヒマなどないわ! |
| ミユキ |
 | そんなっ! 女王様!お願いです! ミユキたちのお料理を食べてみて! |
| ハジメ |
 | 女王陛下、どうかお願いします! |
| ショーコ |
 | 私のトモダチも、美味しいから…………。 |
| 侍女・ナホ |
 | 陛下、ひと口だけでも召し上がってはいただけないでしょうか。 城の中にある階段の段数など、 いつでも数えられるではありませんか。 |
| 女王・ミドリ |
 | わらわは、そんなものを数える気はないぞ。 ……フン、まあいい。 そこまで言うなら、ひと口ぐらい食してやろうではないか。 |
| ミユキ |
 | 女王様……ありがとうございます! |
| 女王・ミドリ |
 | ……………………。 ………………………………。 ………………………………こ、これは……! |
| ミユキ |
 | ど、どうかなあ……? |
| 女王・ミドリ |
 | な、なんじゃこれは! なんなのじゃぁぁぁぁぁぁぁ!! |
| 女王・ミドリ |
 | 口に入れた瞬間に濃厚かつ芳醇なソースの香りが 鼻孔を突き抜け、脳天にまで達するかのような 勢いとスピード感で四肢の先まで衝撃が走り、 |
| 女王・ミドリ |
 | 気がついた時には次のひと口に手を伸ばしてしまう、 小粋な味の系譜!後味は春風のごとく! 食べれば食べるほどに空腹を覚えてしまう! |
| 女王・ミドリ |
 | 抑えられない! 食欲が抑えられないっ……!! |
| 侍女・ナホ |
 | 陛下! 味がわかるのですね!? |
| 女王・ミドリ |
 | もっとじゃ!もっと寄越すのじゃ! わらわの腹を満たすのじゃ!! 次の皿を持てぇぇぇぇぇい!! |
| ショーコ |
 | 女王様……すごい勢いで食べてくれてるな……。 あ、トモダチが吸い込まれた……。 |
| ハジメ |
 | 喜んでいただけたみたいですね! |
| ミユキ |
 | うん!よかったね! |
| ショーコ |
 | でも、なんで味がわかるようになったんだろう……。 |
| ノア様 |
 | おそらくは……伝わったのよ。 丹精込めて育てられた食材、想いの詰まった調味料、 それらを用いて一生懸命作った料理……。 |
| ノア様 |
 | 女王のためにと、料理に込められた気持ちが……。 |
| ミユキ |
 | あっ、ノア様! ノア様、ミユキたち、やったよ! |
| ノア様 |
 | 見ていたわ……。 よくやったわね……貴女たちはもう見習いではない。 立派な一人前のシェフよ。 |
| ミユキ |
 | ……うんっ! |
| 女王・ミドリ |
 | ミユキ!ハジメ!ショーコ! おかわりをここにっ!! |
| ミユキ |
 | はーいっ♪ |
|
| かくして、見習いシェフの活躍により女王の味覚は復活を遂げ、 美食王国スッパイスは再びその栄華を取り戻したのだった…… |
攝影終了後 
| スタッフ |
 | お疲れさまでしたー! これにてオールアップとなりまーす! |
| スタッフ |
 | このまま打ち上げに入ります! キャストの皆さんが作られた料理をお楽しみください! |
| 美由紀 |
 | わあっ♪ やったー!無事に終わったよー! 肇ちゃん、輝子ちゃん、ありがとう! |
| 肇 |
 | こちらこそ、ありがとう。 美由紀ちゃんの頑張りと、輝子ちゃんのサポートのおかげで、 とてもよい作品と料理に巡り会えました。 |
| 輝子 |
 | 私も……楽しかった……。 |
| 肇 |
 | プロデューサーさん、お疲れさまです。 何かに打ち込むこと、挑戦することって、素晴らしいですね。 料理も陶芸と一緒でした。今回の役、やってみてよかったです。 |
| 輝子 |
 | 3人で毎晩、寮で料理の練習したの、楽しかった……。 皮むき、もうピーラーなくてもできるよ……フヒ。 |
| 美由紀 |
 | ねぇねぇプロデューサーさん、見て見てっ! |
| 美由紀 |
 | みゆきたち、こんなにいっぱい作れたんだよ! 難しいお料理だって、ちゃんとできたよ! 肇ちゃんと輝子ちゃんと……みんながいたから! |
| 美由紀 |
 | それに、みゆきずっと考えてたんだ。 みゆきが作ったお料理、美味しいって思ってくれたらなって。 セリフじゃなくて、翠ちゃんに本当に喜んでもらいたいなって! |
| 美由紀 |
 | だからがんばれたよ! 誰かのためにって思う気持ちって、すっごく力になるんだね! |
| 美由紀 |
 | 帰ったらお父さんとお母さんたちにお手紙書くんだ! ドラマのこと、お料理のこと、いっぱいお話したいの♪ |
| 美由紀 |
 | みゆき、がんばったよーって!えへへ♪ |
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