レッスンスタジオ | ||
泰葉 | お疲れ様です、プロデューサー。今日はお願いがあってきました。 私のヴィジュアルレッスンなんですが、方針を見直してもらえませんか? | |
泰葉 | トレーナーから、私には子役時代の経験があるから、他の子が受ける 基礎レッスンを受けなくてもいいって言われたんです。けれど… | |
泰葉 | 私、特別扱いされるのは嫌なんです。子役の経験がいくらあっても、 アイドルは素人…。だから一から勉強したいんです。 | |
泰葉 | どんな業界でも、まずは基礎をしっかり覚えないといけないと思います。 私には、まだアイドルの基礎がありません。だから…! | |
泰葉 | レッスンの予定まで組んでもらったのに、無理を言ってすみません。 だけど、その方が絶対いいと思うんです。お願いします…! |
レッスンスタジオ | ||
泰葉 | 子役の頃にも、一度だけ歌のお仕事を受けたことがあるんです。 でも、あのときは収録スタッフの指示通りに歌うだけでした。 | |
泰葉 | それに音程も店舗も、気にするなって言われました。指示はたった一つ。 大きな声で元気いっぱいに!…それだけでした。 | |
泰葉 | だから、本格的にヴォーカルレッスンをするのは初めてです。 新鮮ですし、やりがいもあります。それに、アイドルといえば歌ですよね! | |
泰葉 | 私、歌をもっと練習して、ちゃんと実力をつけたいんです。 子役の頃の人気だけじゃ、アイドルの世界じゃ通用しませんもんね。 | |
泰葉 | それに、私はもう子どもじゃないの。ちゃんと自分の歌声で ファンを振り向かせたい…。そのためにも、もっと練習しなくちゃ! |