プログラムスローライフ(わいずふぁくとりい) - シャットダウンスイッチを設ける
シャットダウンスイッチを設ける 〔raspberry pi zero の始め方 - 4〕
raspberry piの泣き所
raspberry piの泣き所はシャットダウンだと思う。
他のマイコンボードとは違い、Linuxパソコンであるraspberry piはいくら小さくなっても、常にシャットダウンの心配をしてやらないといけない。
今の私のように、キーボードもマウスもなく、ようやくSSHでリモート接続できるようになった状態では、いちいちコマンドによってシャットダウンしないといけないのは大変である。
電源ぶち切りは対応は当面あきらめるとしても、せめてスイッチでシャットダウンできないものか・・
いろいろ調べていくうちに、みんな同じようなことを考えているようで、たくさんの情報がでてくる。
結果的には設定ファイルに、1行付け足すだけで実現できた。
おまけに、起動スイッチとしても機能すようになった。
プログラムを作られている例も多く見かけたが、(今の?)Raspberry Pi OSには、最初から備わっているようである。
実はやっとプログラムが作れるかと思ったが、今回も設定だけで終わってしまった。
起動の確認
GPIO 3入力が、起動スイッチとして、最初から機能するらしい。
スイッチをはんだ付けする前に、試してみようと思う。
シャットダウンして、USB接続を抜かない(つまり電源は供給されている)状態で、ヘッダピンの5-6をピンセットで触ってみたところ、見事に起動した。
IOピンの状態の確認
「gpio readall」というコマンドをたたけば、IOピンの状態を表示してくれる。
テキスト表示ながら、ちゃんと表になっている。
今回使うのは反転部分です(反転はこの記事を書くため、私がテキストエディタで行ないました)。
コマンドで入力の確認
コマンド「gpio -g read 3」で、入力状態が確認できるということでやってみた。
何もしないと「1」が返り、ピンセットでショートすると「0」が返る。
シャットダウンの設定
config.txtの[all]のところへ、つぎの1行を付け足す。
dtoverlay=gpio-shutdown,debounce=1000
これだけで、シャットダウンスイッチとして機能するようになった。
シャットダウンスイッチの実装
ここまで確認して、起動/シャットダウンスイッチが可能なことが分かったので、実際にはんだ付けしてみた。
これでちょっと安心して、raspberry pi zeroが使えるようになった。
(参考)
「RaspberryPiにshutdownボタンを付けよう」
https://monomonotech.jp/kurage/raspberrypi/shutdow...
「Raspberry Pi Zero Wに電源ボタンをつける」
https://mktchang.hatenablog.com/entry/2018/05/19/2...