最終更新:ID:RX/kHwvHrw 2018年03月01日(木) 18:06:38履歴
喪子への執着心がすごいヤンにドン引きした喪男くんの独白です
ヤンも喪子も直接は出ません
書きなぐりですし、短いですしオチも何もありませんが失礼します
喪山喪子は俺の後輩だ。喪山はこれといって目立つ特徴のないよくも悪くも普通の女子だ。喪山には同い年の幼馴染がいる。名前は病崎ヤン。そいつがまたとんでもないスペックの持ち主で顔良し、頭よし、スポーツ良しと何をやらせても結果を出し、学校中の人気者だ。しかし、それは表向きの姿でとんでもなく面倒臭い奴なのだ。性格も穏やかで優しいと言われているが実際はとんでもなく尊大で傲慢でワガママな奴だ。喪山にはいつもちょっかいをかける。自分よりも成績の劣る彼女に2人きりの強制的に勉強会に参加させ、部活ですら半強制的に自分の所属する部活に所属させた。喪山は「ヤンに嵌められた!」と憤慨していた。喪山は俺の所属する文芸部に入りたかったそうだ。しかし喪山はヤンに口で勝てず、いつもヤンに振り回されているそうだ。
このやりとりだけ聞くと少女漫画でよくある俺様男と気の強い苦労人女子のラブコメかよと思っていた。だけどヤンの喪子に対する執着心は想像以上に強いものだった。
テスト期間中。喪山がテスト勉強に集中したいから逃すのを手伝ってくれと言った後でヤンが俺のところに乗り込んできたのだ。喪山は既に校舎から脱出済みである
「喪子知りませんか。俺の予想だと喪男先輩のところに来てたと思うんですけど」
そう言って爽やかに微笑むヤンだが目は笑っていなかったのをよく覚えている。
「喪山はもう帰ったよ」
「ふーんそうですか」
そう言ってヤンは笑った。
「そうそう喪男先輩に一つお願いがあるんです。こういう機会がなければ話すことってあまりありませんし」
「なんだ?」
「あまり喪子に近づかないでくれませんか。正直言って死ぬほどウザイんです。喪子と付き合うのは俺です。喪子が俺以外の男と話しているだけで虫酸が走るんですよ。それこそ喪子と話した男を地獄に叩き落としたい」
恐ろしい事はペラペラ話し始めたヤン。こいつかなりやばいんじゃ……
「あのさ、病崎くん勘違いしていると思うけど、俺は喪山に恋愛感情抱いてないし、敵視されても困るんだけどなぁ」
「そういう問題じゃないんですよ。とにかく喪子が他の男と仲良くしているのがムカつくんですよ。正直喪子のこと閉じ込めて俺だけを見つめるようになってほしいし、俺以外の男を視界に入れて欲しくないんです。2人だけの世界に行きたいとすら思っている」
ヤンの喪子へ対する熱い想いに正直ドン引きだ。どこか恍惚としたヤンの表情は美しくも怖い。普段は喪山のことを小馬鹿にするのにこんな感情を喪山に抱いてたのは驚きだった。
「喪男先輩があんまり邪魔するなら俺も手段を選びませんので。今日はこれだけ言いたかったんです。それでは失礼します」
言いたい事を言ってヤンは踵を返した。
俺は思った。きっと喪山はヤンからは逃げられないんだろう。
ヤンも喪子も直接は出ません
書きなぐりですし、短いですしオチも何もありませんが失礼します
喪山喪子は俺の後輩だ。喪山はこれといって目立つ特徴のないよくも悪くも普通の女子だ。喪山には同い年の幼馴染がいる。名前は病崎ヤン。そいつがまたとんでもないスペックの持ち主で顔良し、頭よし、スポーツ良しと何をやらせても結果を出し、学校中の人気者だ。しかし、それは表向きの姿でとんでもなく面倒臭い奴なのだ。性格も穏やかで優しいと言われているが実際はとんでもなく尊大で傲慢でワガママな奴だ。喪山にはいつもちょっかいをかける。自分よりも成績の劣る彼女に2人きりの強制的に勉強会に参加させ、部活ですら半強制的に自分の所属する部活に所属させた。喪山は「ヤンに嵌められた!」と憤慨していた。喪山は俺の所属する文芸部に入りたかったそうだ。しかし喪山はヤンに口で勝てず、いつもヤンに振り回されているそうだ。
このやりとりだけ聞くと少女漫画でよくある俺様男と気の強い苦労人女子のラブコメかよと思っていた。だけどヤンの喪子に対する執着心は想像以上に強いものだった。
テスト期間中。喪山がテスト勉強に集中したいから逃すのを手伝ってくれと言った後でヤンが俺のところに乗り込んできたのだ。喪山は既に校舎から脱出済みである
「喪子知りませんか。俺の予想だと喪男先輩のところに来てたと思うんですけど」
そう言って爽やかに微笑むヤンだが目は笑っていなかったのをよく覚えている。
「喪山はもう帰ったよ」
「ふーんそうですか」
そう言ってヤンは笑った。
「そうそう喪男先輩に一つお願いがあるんです。こういう機会がなければ話すことってあまりありませんし」
「なんだ?」
「あまり喪子に近づかないでくれませんか。正直言って死ぬほどウザイんです。喪子と付き合うのは俺です。喪子が俺以外の男と話しているだけで虫酸が走るんですよ。それこそ喪子と話した男を地獄に叩き落としたい」
恐ろしい事はペラペラ話し始めたヤン。こいつかなりやばいんじゃ……
「あのさ、病崎くん勘違いしていると思うけど、俺は喪山に恋愛感情抱いてないし、敵視されても困るんだけどなぁ」
「そういう問題じゃないんですよ。とにかく喪子が他の男と仲良くしているのがムカつくんですよ。正直喪子のこと閉じ込めて俺だけを見つめるようになってほしいし、俺以外の男を視界に入れて欲しくないんです。2人だけの世界に行きたいとすら思っている」
ヤンの喪子へ対する熱い想いに正直ドン引きだ。どこか恍惚としたヤンの表情は美しくも怖い。普段は喪山のことを小馬鹿にするのにこんな感情を喪山に抱いてたのは驚きだった。
「喪男先輩があんまり邪魔するなら俺も手段を選びませんので。今日はこれだけ言いたかったんです。それでは失礼します」
言いたい事を言ってヤンは踵を返した。
俺は思った。きっと喪山はヤンからは逃げられないんだろう。