まもるのはんたい
最近、隣人と会わない。
夜に電気がついている様子もないし、彼女はどこへ消えたのだろうか。
入れ替わりの多くないアパートなので、引っ越してはいないとおもうのだが…旅行だろうか。
事件に巻き込まれたのかも、警察に届けようかと友人に相談しても、なにを大げさな、とか彼氏でも出来て入り浸っているのだろうとか言われて終わりだった。
彼氏、あの隣人に彼氏…
確かに、彼女は見た目はよくはなかったが、守ってやりたくなるような人だ。
朝会ったとき、挨拶すると、柔らかく笑って挨拶を返してくれた。何故かそんな日は仕事がよくはかどったものだった。
彼女に彼氏…
なぜだか胸がムカムカしてきて、壁を殴りたい衝動に駆られた。
仕事も思うようにはかどらず、アパートまで帰ってくる。祈るような気持ちで隣人の窓を見た。
「!」
電気がついている…
カーテンをしているから中の様子は分からないが、彼女は帰ってきているのだ!
なぜだか急に気分が良くなり、足取りが軽くなった。
自分の部屋に入る。隣に彼女がいると思うだけでなんだか嬉しいようなくすぐったい気持ちになった。
しかし、しばらくすると、横の部屋の様子がおかしい。話し声がする。
しかも、彼女と話しているのは…男だ。
彼氏
その言葉が頭に浮かんでくる。
そんな、まさか。
その時、俺は気付いたんだ。彼女は騙されているのだと。
彼女の容姿は良くないし、人見知りだし、自分以外の人間が彼女に好意など向けるはずがない…
彼女が暖かく優しいことを知っているのは自分しかいない。
彼女の事を自分以上に知っている人間を許せない。自分以外が彼女に好意を寄せるなんてもってのほかだ。
しかし、優しく世間知らずに違いない彼女を騙して誑かそうとする奴はもっと許すことが出来ない。
彼女を守ってやれるのは自分しかいない!そう思った。
こらえられなくなって、自分の部屋を飛び出し、彼女の部屋の前に立つ。
胸がドキドキして、苦しくなる。
これが、恋か!
最近、隣人と会わない。
夜に電気がついている様子もないし、彼女はどこへ消えたのだろうか。
入れ替わりの多くないアパートなので、引っ越してはいないとおもうのだが…旅行だろうか。
事件に巻き込まれたのかも、警察に届けようかと友人に相談しても、なにを大げさな、とか彼氏でも出来て入り浸っているのだろうとか言われて終わりだった。
彼氏、あの隣人に彼氏…
確かに、彼女は見た目はよくはなかったが、守ってやりたくなるような人だ。
朝会ったとき、挨拶すると、柔らかく笑って挨拶を返してくれた。何故かそんな日は仕事がよくはかどったものだった。
彼女に彼氏…
なぜだか胸がムカムカしてきて、壁を殴りたい衝動に駆られた。
仕事も思うようにはかどらず、アパートまで帰ってくる。祈るような気持ちで隣人の窓を見た。
「!」
電気がついている…
カーテンをしているから中の様子は分からないが、彼女は帰ってきているのだ!
なぜだか急に気分が良くなり、足取りが軽くなった。
自分の部屋に入る。隣に彼女がいると思うだけでなんだか嬉しいようなくすぐったい気持ちになった。
しかし、しばらくすると、横の部屋の様子がおかしい。話し声がする。
しかも、彼女と話しているのは…男だ。
彼氏
その言葉が頭に浮かんでくる。
そんな、まさか。
その時、俺は気付いたんだ。彼女は騙されているのだと。
彼女の容姿は良くないし、人見知りだし、自分以外の人間が彼女に好意など向けるはずがない…
彼女が暖かく優しいことを知っているのは自分しかいない。
彼女の事を自分以上に知っている人間を許せない。自分以外が彼女に好意を寄せるなんてもってのほかだ。
しかし、優しく世間知らずに違いない彼女を騙して誑かそうとする奴はもっと許すことが出来ない。
彼女を守ってやれるのは自分しかいない!そう思った。
こらえられなくなって、自分の部屋を飛び出し、彼女の部屋の前に立つ。
胸がドキドキして、苦しくなる。
これが、恋か!