92: 彼氏いない歴774年 10/05/10 21:42 ID:wvcGgnBk(1/15) AAS
こんばんわ。
以前ここに長げえ敬語ヤンデレを投下した喪女ですフヒッ。
注意書きをば。
簡潔に言うと
関西弁ヤンデレ。
エロ。
犬。
鬼畜度は前より低め。
あと前回のおまけも投下。
ちらっと出てきたコンビニ店員の短い話。
ストーカーヤン男でキモ…って思ってくれたら嬉しいです。
エロとか書いてるけど所詮喪女。
期待しないで読んでくれるとありがたい。
「私がやったんです。」
新聞紙の上には割れてバラバラになった花瓶の破片。
教師の鼻先で俯く喪子をヤン男は内心面白くは思っていなかったが、それをおくびにも出さず喪子を視認する。
掃除の最中、男子生徒が不注意で割ってしまった花瓶を喪子は自発的に庇うと宣言したのだ。
男子生徒は喪子に感謝の言葉を述べ笑顔を喪子に向けた。
ヤン男の中の黒い何かが腹を燻ぶる。
そんなことをしたってお前は自分以外に好かれるなんてありえないのだと言ってやりたかった。
「次から気をつけてくれれば構いませんよ。失敗は誰にでもありますから、気に病まないで。」
「すみませんでした…。」
いけすかん教師やわあ…。
彼から解放された喪子は自分の隣の席へと腰を下ろす。
連絡事項を述べ始めた担任の言葉も無視してヤン男は喪子に笑みを向けた。
「なあー、今日俺んち寄ってかへん?」
「うん。別に用事ないし、大丈夫。」
「ほんまに?喪子来るん久々やし嬉しいわあ。」
「いや違うし。昨日行ったばっかりだし。」
そうやっけ?そうだよ。
くだらない会話を続けているとやがて担任の話も終わったようで帰りの挨拶と共に生徒たちは思い思いの場所へと散っていく。
ヤン男と喪子も肩を並べて家路を辿る。
チリチリと焼けるような嫉妬を隠しながら。
「ただいまーって、クロ以外は皆出払ってるけどな。」
「おじゃましまーす。」
クロはヤン男の家で飼われているラブラドール・レトリバーで、
兄弟のように過ごしてきたヤン男と喪子にとって家族同然の存在だった。
名前の由来は黒いからクロとそのまんまでなんの捻りもない。
喪子は家の奥へと進むヤン男の適当に脱ぎ散らかした靴を揃えて自分も彼の後へと続いた。
リビングのドアを開けるといつもある筈のなにかが無いような違和感を覚えた喪子だったが
その正体はクロなのだとすぐに気がついた。
「今日クロは?」
「昼寝でもしてるんやろ。飲み物何がええ?麦茶しかあらへんけど。」
「だったら聞くな!…まあ、ありがと。」
「ほい。」
喪子はソファに体を沈める。
その感触に相変わらず良い家具ばっかだなあとぼんやりと考える。
ほぼ毎日のように来ているせいで忘れがちだがヤン男は議員の息子で普通に金持ちだったっけ。
ガラス製のコップには玉の水滴が付き、氷の入っているそれは耳触りのいい心地よい音を出す。
差し出されたものを受け取り二人で喉を鳴らしながら飲み干した。
「今日、暑いね。」
「そうか?」
「うん。それに、なんか。眠た…、」
倒れこむ喪子をヤン男は己の方へと抱きとめる。
「計画通り!!…なんつって。
こんな上手くいくんやったらなんか張り合いないなあ」
どこぞの某神の真似をしてみるもあまりにも順調なのでどこか不安になるくらいである。
腕の中で眠る喪子をヤン男は愛おしげに見つめ、抱きかかえて自室へと向かった。
肌寒さに身を震わせ喪子は目を覚ました。
「さむ。」
「あ、おはよー。寒い?これからすぐ暖かくなるで。」
「は?え、ちょ。なんで私裸なの!?」
「ご丁寧に縛ってもみました!」
「みました!じゃねええええ、もおぉう、見るなー!!」
「ええやーん。俺ら何回も乳くりあってる仲やーん。あ、喪子真っ赤や、かわえー」
「乳くり合ってるとかいう表現やめろよおおお!」
後ろに回されガムテープで巻かれた腕を自由にしようと
がむしゃらに暴れてみる喪子だが意外とガムテープというものは頑丈だった。
そんな喪子をおかしそうに笑いながら眺めるヤン男に喪子は噛みつく。
「なんでこんなことするの?離してよ!」
「いやや。お仕置きやもーん。」
「私なにかした?だったら謝るから…、」
「喪子のそんなとこがな。」
ヤン男の目が細められる。
ベッド上で喪子は硬直してしまった。
上に立つ者の目だった。絶対的で揺るがない地位にいる者。
ヤン男の冷える眼差しに喪子は大人しくなる。
「今日さあ。なんで割ってもない花瓶を自分がやったって言うたん?」
「それ、は。」
「喪子のことやからどうせ、罪を被ってあげるカッコイイ私、
好感度アップ間違い無し!とかでも考えたんやろ。
アホとちゃうん。逆にキモイ。
そんなことして喪子の株が上がるとでも思た?ありえへんし。
なあ、喪子。ありがとう言われて、嬉しかった?好かれると思った?
喪子が俺以外の人間から好かれるわけないやん。
あいつからしてみたらただの都合いい奴って思われるだけやで?
ほんま喪子ってアホやわあ。」
いくらそんなことをしたって無駄だ。
喪子に近付いてきた輩や喪子が近づくものは男女問わず今まで全力で排除してきたのだ。
俯く喪子にヤン男は追い討ちを掛ける。
「クロー、おいで。」
ヤン男の足元に、艶のある毛並みのラブラドールが鎮座する。
「あんな。喪子の寝てる間にバター塗ってみてん。」
口元を吊り上げこれ以上愉快なことはないだろうというかのように笑うヤン男に喪子は息を飲む。
「や、やだよ。やめて…、」
「聞こえまっせーん。クロ、ゴー。」
「ひっ…。あ゛、ああああっ。やあああだあっ!あぁっ!」
「うわ、速効ぐちゃぐちゃやん。ふーん、そんなエエんや。」
「ぃやああっ!」
「は。おもろ。ほら喪子。こっち向いてピースして。って無理か。」
ブレザーの内側についているポケットから携帯を取り出しヤン男は喪子と犬が重なった姿を撮影する。
カーテンの閉められた少し薄暗い部屋でシャッター音は連続で鳴り響いた。
薄くて柔らかい犬の舌が喪子の弱い部分を容赦なくべろりと舐め上げる。
クロの荒い鼻息は恥部全体をくすぐり喪子の下腹を切なくさせた。
「喪子ー、犬に舐められて気持ちい?」
「あ、きもち、きもちぃっ!ひぃあんっ!」
「どこが気持ちええんか言えるやんなあ。」
「うぅ、おまんこぉ…、気持ちいよぉ!」
「恥じらいもなくなるくらいなんや。うーん…、」
ヤン男はクロの首輪を引き自らの傍へと呼びよせると、喪子は刺激が急に無くなり呆けた顔でヤン男を見る。
喘ぐことにより閉じられなかった口からは涎が首まで伝っていた。
「…いれてみよか。」
「え?」
「だーかーら。クロの、喪子の中に。」
「やだ、やだやだやだ!やめてよ。」
抵抗しようにも身動きが取れずヤン男の為すがままな喪子。
ヤン男の靴下を口に突っ込まれネクタイで目隠し。
後頭部を鷲掴まれ尻を高く持ち上げる格好への屈辱からとうとう喪子は泣きだしてしまうも
ネクタイの生地に涙が吸収されてヤン男に届くことは決してない。
割れ目に何かがあたっている…。
恐怖からおのずと体が震えた。
「なあなあ、猫のペニスって棘あって交尾するときにペニス抜けるん防ぐんやって。
痛いんやってさ。知らへんけど。」
「う゛ぶ。」
「犬にもあるんかな。なあ、喪子。」
恐怖を煽るだけ煽っておいて、犬のものが一気に喪子のナカへと挿入ってきた。
髪を振り乱してイヤイヤと首を振るが無情にも抜き差しを繰り返している。
怖い、気持ちが悪い。
「んぐっ。うえ…、」
「やっぱアカン。」
身体が急に仰向けになった。喪子はそんなことよりも体を支える手に違和感を覚えた。
ヤン男の手がどうして自分を支えているのだろう。
それにパニック状態に陥っていた為わからなかったが己のナカに入っているものは本当に犬のペニスなのか――?
額や背に流れる嫌な汗と煩いくらいの心臓の鼓動の音。
そっと開ける視界にはヤン男がいた。
「…あ。」
「びっくりした?」
「っく。う、う、うっ」
「ちょ。泣かんとってや、ゴメンやりすぎたな。ほんまゴメンなあ。
ほらーこれで話せるようになったでー。あーもうほんまごめん。」
「こっわかっ…、」
「怖かったな。よしよし。はい鼻ちーんしたるから。」
ちんこを女に突っ込みながらティッシュ片手にオタオタとする男と
何故気付けなかったんだと自己嫌悪に頭を抱える女の姿はそれはそれはシュールであったと後にクロは語る。
「なんで、おっきくなってんの。」
「いや、泣いてるん見たらこう、なんか。」
「ひどいよ。」
「続きしてもええ?」
「う、ん。」
「喪子も好きやなあ。変態喪子ちゃーん?」
「どっちが!っ。あ…、」
足を抱え直しヤン男は喪子に自身を打ちつける。
「喪子は俺と、ずっと一緒におってくれるやんな…っ。」
「んっ。いる、からぁっ!あああ。」
「約束やで。死ぬときも、俺と一緒やからな、絶対。」
「あっあっあっ!う、んっ。ああぁっ。」
唇を舐めお互いの舌を絡ませ合う。
喪子の膣内はヤン男の形がわかるほど締め付けていた。
子宮口のコリコリした辺りを突かれるとあっけなく喪子は果ててしまった。
しかしヤン男は尚も責めることをやめない。
「あ゛ああっ!も、やううぅっ。」
「あは、またイった?」
「やあぁ、ひぃっ…。ああ゛あああんん!」
「え。何回イくんよ…。ナカ出すわ…。」
「まっ…、」
ぐったりと眠っている喪子に服を着せてやりながらヤン男は浅くため息をついた。
ボタンを一つづつ閉めていく行為は脱がせることよりも好きだった。
「大事にしたいねんけどなあ。なー、クロ。」
喪子に目隠しをした後クロはヤン男によって自室から放り出された。
拗ねているのか、こちらには見向きもしないで喪子を拘束していたガムテープで遊んでいる。
足にくっついたそれをなんとか取ろうとしているのが少しおかしくて眉を八の字にさせて笑う。
「謝らんで、こんなやり方しか知らんし…、」
喪子の腹を撫でても起きる気配は全くない。
「俺の子産んでな。」
そしたら、喪子と俺と、子どもとクロで一緒に暮らそ。
静けさを保っていた家内にインターホンが鳴り響く。
夕飯時に尋ねて来る予定の客は居ただろうか。
カーテンの隙間から下の玄関辺りを覗くと例のいけすかない担任の姿があった。
これは長丁場になりそうだ。
今度こそ深くため息をつく。
ついでに喪子にキス一つ。
「行ってくるわ。」
黒い犬の目が暗い部屋で鈍く光る。
己の内包するこの気持ちもどす黒い。
知ったことか。
覚悟はとうに出来ている。
ヤン男は部屋を後にした。
こんばんわ。
以前ここに長げえ敬語ヤンデレを投下した喪女ですフヒッ。
注意書きをば。
簡潔に言うと
関西弁ヤンデレ。
エロ。
犬。
鬼畜度は前より低め。
あと前回のおまけも投下。
ちらっと出てきたコンビニ店員の短い話。
ストーカーヤン男でキモ…って思ってくれたら嬉しいです。
エロとか書いてるけど所詮喪女。
期待しないで読んでくれるとありがたい。
「私がやったんです。」
新聞紙の上には割れてバラバラになった花瓶の破片。
教師の鼻先で俯く喪子をヤン男は内心面白くは思っていなかったが、それをおくびにも出さず喪子を視認する。
掃除の最中、男子生徒が不注意で割ってしまった花瓶を喪子は自発的に庇うと宣言したのだ。
男子生徒は喪子に感謝の言葉を述べ笑顔を喪子に向けた。
ヤン男の中の黒い何かが腹を燻ぶる。
そんなことをしたってお前は自分以外に好かれるなんてありえないのだと言ってやりたかった。
「次から気をつけてくれれば構いませんよ。失敗は誰にでもありますから、気に病まないで。」
「すみませんでした…。」
いけすかん教師やわあ…。
彼から解放された喪子は自分の隣の席へと腰を下ろす。
連絡事項を述べ始めた担任の言葉も無視してヤン男は喪子に笑みを向けた。
「なあー、今日俺んち寄ってかへん?」
「うん。別に用事ないし、大丈夫。」
「ほんまに?喪子来るん久々やし嬉しいわあ。」
「いや違うし。昨日行ったばっかりだし。」
そうやっけ?そうだよ。
くだらない会話を続けているとやがて担任の話も終わったようで帰りの挨拶と共に生徒たちは思い思いの場所へと散っていく。
ヤン男と喪子も肩を並べて家路を辿る。
チリチリと焼けるような嫉妬を隠しながら。
「ただいまーって、クロ以外は皆出払ってるけどな。」
「おじゃましまーす。」
クロはヤン男の家で飼われているラブラドール・レトリバーで、
兄弟のように過ごしてきたヤン男と喪子にとって家族同然の存在だった。
名前の由来は黒いからクロとそのまんまでなんの捻りもない。
喪子は家の奥へと進むヤン男の適当に脱ぎ散らかした靴を揃えて自分も彼の後へと続いた。
リビングのドアを開けるといつもある筈のなにかが無いような違和感を覚えた喪子だったが
その正体はクロなのだとすぐに気がついた。
「今日クロは?」
「昼寝でもしてるんやろ。飲み物何がええ?麦茶しかあらへんけど。」
「だったら聞くな!…まあ、ありがと。」
「ほい。」
喪子はソファに体を沈める。
その感触に相変わらず良い家具ばっかだなあとぼんやりと考える。
ほぼ毎日のように来ているせいで忘れがちだがヤン男は議員の息子で普通に金持ちだったっけ。
ガラス製のコップには玉の水滴が付き、氷の入っているそれは耳触りのいい心地よい音を出す。
差し出されたものを受け取り二人で喉を鳴らしながら飲み干した。
「今日、暑いね。」
「そうか?」
「うん。それに、なんか。眠た…、」
倒れこむ喪子をヤン男は己の方へと抱きとめる。
「計画通り!!…なんつって。
こんな上手くいくんやったらなんか張り合いないなあ」
どこぞの某神の真似をしてみるもあまりにも順調なのでどこか不安になるくらいである。
腕の中で眠る喪子をヤン男は愛おしげに見つめ、抱きかかえて自室へと向かった。
肌寒さに身を震わせ喪子は目を覚ました。
「さむ。」
「あ、おはよー。寒い?これからすぐ暖かくなるで。」
「は?え、ちょ。なんで私裸なの!?」
「ご丁寧に縛ってもみました!」
「みました!じゃねええええ、もおぉう、見るなー!!」
「ええやーん。俺ら何回も乳くりあってる仲やーん。あ、喪子真っ赤や、かわえー」
「乳くり合ってるとかいう表現やめろよおおお!」
後ろに回されガムテープで巻かれた腕を自由にしようと
がむしゃらに暴れてみる喪子だが意外とガムテープというものは頑丈だった。
そんな喪子をおかしそうに笑いながら眺めるヤン男に喪子は噛みつく。
「なんでこんなことするの?離してよ!」
「いやや。お仕置きやもーん。」
「私なにかした?だったら謝るから…、」
「喪子のそんなとこがな。」
ヤン男の目が細められる。
ベッド上で喪子は硬直してしまった。
上に立つ者の目だった。絶対的で揺るがない地位にいる者。
ヤン男の冷える眼差しに喪子は大人しくなる。
「今日さあ。なんで割ってもない花瓶を自分がやったって言うたん?」
「それ、は。」
「喪子のことやからどうせ、罪を被ってあげるカッコイイ私、
好感度アップ間違い無し!とかでも考えたんやろ。
アホとちゃうん。逆にキモイ。
そんなことして喪子の株が上がるとでも思た?ありえへんし。
なあ、喪子。ありがとう言われて、嬉しかった?好かれると思った?
喪子が俺以外の人間から好かれるわけないやん。
あいつからしてみたらただの都合いい奴って思われるだけやで?
ほんま喪子ってアホやわあ。」
いくらそんなことをしたって無駄だ。
喪子に近付いてきた輩や喪子が近づくものは男女問わず今まで全力で排除してきたのだ。
俯く喪子にヤン男は追い討ちを掛ける。
「クロー、おいで。」
ヤン男の足元に、艶のある毛並みのラブラドールが鎮座する。
「あんな。喪子の寝てる間にバター塗ってみてん。」
口元を吊り上げこれ以上愉快なことはないだろうというかのように笑うヤン男に喪子は息を飲む。
「や、やだよ。やめて…、」
「聞こえまっせーん。クロ、ゴー。」
「ひっ…。あ゛、ああああっ。やあああだあっ!あぁっ!」
「うわ、速効ぐちゃぐちゃやん。ふーん、そんなエエんや。」
「ぃやああっ!」
「は。おもろ。ほら喪子。こっち向いてピースして。って無理か。」
ブレザーの内側についているポケットから携帯を取り出しヤン男は喪子と犬が重なった姿を撮影する。
カーテンの閉められた少し薄暗い部屋でシャッター音は連続で鳴り響いた。
薄くて柔らかい犬の舌が喪子の弱い部分を容赦なくべろりと舐め上げる。
クロの荒い鼻息は恥部全体をくすぐり喪子の下腹を切なくさせた。
「喪子ー、犬に舐められて気持ちい?」
「あ、きもち、きもちぃっ!ひぃあんっ!」
「どこが気持ちええんか言えるやんなあ。」
「うぅ、おまんこぉ…、気持ちいよぉ!」
「恥じらいもなくなるくらいなんや。うーん…、」
ヤン男はクロの首輪を引き自らの傍へと呼びよせると、喪子は刺激が急に無くなり呆けた顔でヤン男を見る。
喘ぐことにより閉じられなかった口からは涎が首まで伝っていた。
「…いれてみよか。」
「え?」
「だーかーら。クロの、喪子の中に。」
「やだ、やだやだやだ!やめてよ。」
抵抗しようにも身動きが取れずヤン男の為すがままな喪子。
ヤン男の靴下を口に突っ込まれネクタイで目隠し。
後頭部を鷲掴まれ尻を高く持ち上げる格好への屈辱からとうとう喪子は泣きだしてしまうも
ネクタイの生地に涙が吸収されてヤン男に届くことは決してない。
割れ目に何かがあたっている…。
恐怖からおのずと体が震えた。
「なあなあ、猫のペニスって棘あって交尾するときにペニス抜けるん防ぐんやって。
痛いんやってさ。知らへんけど。」
「う゛ぶ。」
「犬にもあるんかな。なあ、喪子。」
恐怖を煽るだけ煽っておいて、犬のものが一気に喪子のナカへと挿入ってきた。
髪を振り乱してイヤイヤと首を振るが無情にも抜き差しを繰り返している。
怖い、気持ちが悪い。
「んぐっ。うえ…、」
「やっぱアカン。」
身体が急に仰向けになった。喪子はそんなことよりも体を支える手に違和感を覚えた。
ヤン男の手がどうして自分を支えているのだろう。
それにパニック状態に陥っていた為わからなかったが己のナカに入っているものは本当に犬のペニスなのか――?
額や背に流れる嫌な汗と煩いくらいの心臓の鼓動の音。
そっと開ける視界にはヤン男がいた。
「…あ。」
「びっくりした?」
「っく。う、う、うっ」
「ちょ。泣かんとってや、ゴメンやりすぎたな。ほんまゴメンなあ。
ほらーこれで話せるようになったでー。あーもうほんまごめん。」
「こっわかっ…、」
「怖かったな。よしよし。はい鼻ちーんしたるから。」
ちんこを女に突っ込みながらティッシュ片手にオタオタとする男と
何故気付けなかったんだと自己嫌悪に頭を抱える女の姿はそれはそれはシュールであったと後にクロは語る。
「なんで、おっきくなってんの。」
「いや、泣いてるん見たらこう、なんか。」
「ひどいよ。」
「続きしてもええ?」
「う、ん。」
「喪子も好きやなあ。変態喪子ちゃーん?」
「どっちが!っ。あ…、」
足を抱え直しヤン男は喪子に自身を打ちつける。
「喪子は俺と、ずっと一緒におってくれるやんな…っ。」
「んっ。いる、からぁっ!あああ。」
「約束やで。死ぬときも、俺と一緒やからな、絶対。」
「あっあっあっ!う、んっ。ああぁっ。」
唇を舐めお互いの舌を絡ませ合う。
喪子の膣内はヤン男の形がわかるほど締め付けていた。
子宮口のコリコリした辺りを突かれるとあっけなく喪子は果ててしまった。
しかしヤン男は尚も責めることをやめない。
「あ゛ああっ!も、やううぅっ。」
「あは、またイった?」
「やあぁ、ひぃっ…。ああ゛あああんん!」
「え。何回イくんよ…。ナカ出すわ…。」
「まっ…、」
ぐったりと眠っている喪子に服を着せてやりながらヤン男は浅くため息をついた。
ボタンを一つづつ閉めていく行為は脱がせることよりも好きだった。
「大事にしたいねんけどなあ。なー、クロ。」
喪子に目隠しをした後クロはヤン男によって自室から放り出された。
拗ねているのか、こちらには見向きもしないで喪子を拘束していたガムテープで遊んでいる。
足にくっついたそれをなんとか取ろうとしているのが少しおかしくて眉を八の字にさせて笑う。
「謝らんで、こんなやり方しか知らんし…、」
喪子の腹を撫でても起きる気配は全くない。
「俺の子産んでな。」
そしたら、喪子と俺と、子どもとクロで一緒に暮らそ。
静けさを保っていた家内にインターホンが鳴り響く。
夕飯時に尋ねて来る予定の客は居ただろうか。
カーテンの隙間から下の玄関辺りを覗くと例のいけすかない担任の姿があった。
これは長丁場になりそうだ。
今度こそ深くため息をつく。
ついでに喪子にキス一つ。
「行ってくるわ。」
黒い犬の目が暗い部屋で鈍く光る。
己の内包するこの気持ちもどす黒い。
知ったことか。
覚悟はとうに出来ている。
ヤン男は部屋を後にした。