
マスター・メネルカーは、理解されづらく誤解されやすい人物ではあるが、彼が「レルム」最強の格闘家であることは広く知られている。
ミドリとメネルカー ―「双龍」― の二人は伝説のメムナークの息子である。二人は同じく優れた格闘家であり、同じく竜の姿をとる(それぞれ緑竜と黒竜)事ができる。しかしながら二人の哲学は正反対である。
ミドリが信じるのは育成と名誉である。
メネルカーが信じるのは勝利である。もし勝利のために、過酷な修行や"くだらん"策が必要となるというのなら、そうする。勝利は勝利だ。
メネルカーは「目的としての勝利」を体現している。
とは言え、メネルカーは無力な子供を傷つけることや非戦闘員と戦うことに興味はない。代わりに、彼は見いだせる限りで最も優れた相手に対して闘争を求め、そして相手が、勝つためにあらゆる手段を用いることを求める…彼自身がそうするように。メネルカーは「死合い」―死ぬまでの戦い―を行うことで知られる。しかしそれは戦う双方が、そのような真剣勝負に同意したときのみのことである。
過去、とうとうメネルカーは戦う価値のある相手を見つけられなくなってしまった。格闘大会『ファンタジー・ストライク』でさえも、彼にとってはただつまらぬものでしかなく、時間を費やすには値しないものだった。メネルカーはさらなる難敵を求めてレルムを去った。この間、多くの人々が彼を「追放されし龍」と呼び、彼が二度と戻ってこないことを願った。彼はどこへ行ったのか?私たちは北方の「ドレッドランド」についてのお伽話を聞いたことがあるだろう。しかし、メネルカーは敢えて、そこには真に何があるかを見てきたのだ。
彼はドレッドランドの「アンデッド・スカージ」を知り、(近く公開されるデッキ組み換え可能なカードゲームにおいて、これはプレイ可能な種族の一つとなる)いかなる想像をも越える脅威を見出した。
彼は、今はまだレルムの住民の誰一人も知らぬ名を、そこで耳にした―デーモンの女王、ヴァンディ・アナドローズ。(ときに「Dの女王」とも呼ばれる。)アンデッドの女王はこの世界にあるべきでない存在と取引を交わしていた。力の探求者であるメネルカーでさえ、求めるには危険過ぎる物事があると知っている。冥府との取引は必ずや自らの首を絞めることとなる。
メネルカーはかろうじてこの踏査を生き延びて終えることができた。彼の生命力そのものがもう少しのところで彼から吸いだされてしまうところであった。彼の半身はいまや灰色に変わり、所によっては死人のように青白くなっている。レルムへと戻った彼は、フラグストンが抱える何の役にも立たぬ歯車仕掛けの軍勢を見て、いま彼は価値ある相手をかつてないほどに必要としていると知った。かつてのように倒すためではなく、鍛えるために。レルムの全ての戦士の中で、彼はグレイヴ・ストームボーンに最大の才能を見出した。不運なことにミドリがグレイヴを縛り、闇の技と呼ばれるものの稽古を禁じていた。マスター・メムナークは勝利を導くためのあらゆる策略は正当であると認めており、メネルカーも同じ考えだった。グレイヴは次の段階へと進む必要があり、ミドリがまさにその障害になると、メネルカーは気づいていた。
追放されし龍、メネルカーは、ミドリへと死合いを挑むために帰還した。
ミドリはそれを受けた。
双龍は戦い、一方が残った。勝者は、死撃の龍。
グレイヴは怒りに燃えたが、彼はその怒りをよりいっそうの稽古へとぶつけた。グレイヴの目からすればメネルカーは悪の元凶であるのだが、究極的には、彼はグレイヴの真の師であるのだ。二人は続けて何度もの試合を行い、そのたびにグレイヴは自らの弱点を一つ一つ学んでいく。メネルカーは、グレイヴが考えたことすらないような"くだらん"策を如何にして濫用するのか、それを試合にてやってみせるからだ。
「『禁じ手』などで己を縛っておれば、命をかけて闘うときにそのことを後悔するであろう。」

黒の絵札(スートがクラブかスペードであるJ/Q/Kカード)の打撃をヒットさせたとき、自分はカードを一枚引き、相手はカードを一枚捨てる。
一つのコンボで複数回、黒の絵札がヒットしたならば、そのたびに効果が発動する。
- パンプアップに消費した絵札はヒットしていない。CPを使ってコンボに入れた絵札のみが対象である。
- 捨てる札を選ぶのは打撃を当てたメネルカーではなく相手の側である。
パワーアップフェイズで、Aカードの代わりにいずれかの黒の絵札を手に入れても良い。
- パワーアップフェイズにAカードを手に入れることも勿論可能。パワーアップフェイズでの選択肢が増えている。
- チェーンコンボによるA回収のときでも、黒の絵札を手に入れることが可能。
- 金バーストによるA回収はパワーアップではないため、黒の絵札を手に入れることはできない。
- パワーアップで「DECK (山札)」ボタンを使うとA札しか入らず、「DISCARD (捨て札)」ボタンでは数字を無視して入る。「VIEW DECK (山札を見る)」ボタンを使おう。
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