部分的学園異世界召喚ですが、主役は用務員さんです。生徒・教師ごと召喚されてしまいます。その際、得られる力をとある生徒にぶんどられてしまった一般人の用務員さん)。ぶんどられた用務員さんを不憫におもった神様に用務員さんがねがったことは……。


基本、名前が出てきた順


召喚者

蔵人 (クランド、支部蔵人 はせべくらんど)

 市立桜ケ丘高等学校の用務員。
 ちょくちょく余計なこというくせがある。(19話)
 親和性は、闇がぶっちぎりで高く、次いで氷、それから順に、土、水、風、雷と続き、火を挟んで、光がぶっちぎりで相性最悪。
 最大魔力を増やした影響で、約八時間ほどの睡眠で魔力が半分ほどしか回復しない。
戦闘関係
 一般的な魔法兵など問題にならない魔力量。
 アカリを一般的な魔法兵だと仮定すると、蔵人はその五倍近い魔力量。
 命精魔法と自律魔法、それぞれの物理・魔法障壁を合計四枚張りつづけている。

脳名に響く声の主 (仮)

 クランドたちに言葉と、適応できる身体と、その身と仲間を守る剣(ちから)を与えた。

アカリ (藤城明里 ふじしろあかり)

 勇者の一人。黒髪の少女。
 ショートカットに小柄で華奢な身体付き、真面目で大人しい。(蔵人の印象)
 ハヤトに対し、どうにも信用できない。
 召喚者にハヤトを批判する者はいない、意見する者もいないのを、気持ち悪いと感じている。
 マクシームの誘いに乗った。
 十七歳。(14話時点)
 政治取引の結果、アカリがドルガンに貸し出されることになった。
 命精魔法の治療は得意。
 治療の時はサディストそのもの。
 召喚当時は高校一年生
加護 : 不安定な地図と索敵 (レーダーマップ)
 地図とマーキング。
 脳内に自身を中心にした一定の範囲内の地図が表示され、そこに少女に対して一定以上の敵意や害意を持った、一定以上の力のある存在をリアルタイムで赤くマーキングする。
 範囲と力の基本値というのが定かではなく時には草原の兎がマーキングされることもある。さらにその敵意や害意にしても反応には幅があり、僅かな悪感情から殺意まで、どのくらいの敵意で反応しているのかも一定ではなかった。
 赤点としてあらわされる一定以上の力というのは不安定だが、目視できる範囲で自らが敵いそうもないと思った相手はまず間違いなく赤くマーキングされる。

ハヤト (一原颯人 いちはらはやと)

 蔵人の力を盗んだ。
 召喚者の中で唯一、二つの『神の加護』を持った。
 召喚されて一カ月もしないうちに学校に飛来した人食い鳥を討伐して、その後も人身売買組織を壊滅させ、王女の病を治す薬を調達し、召喚された学校の学食を改善した。 
 ハンター、探索者、開拓など、さながら冒険者のように生活しつつ、国と関わりをもって内政チートをしている。
 その取り巻きも召喚された全学年をまたいで存在し、教師も一人そこに加わっている。
 召喚した魔法使いも一緒におり、召喚者中最大勢力。(13話時点)
 召喚者最大勢力のリーダー。
 最大目標は『日本に帰ること』らしい。
 暁の翼(ペナントオブドーン)のリーダー。
 一年で一つ星になった。
 黒髪に、常に隙を見せない強気な黒瞳、頬には一本の太い爪痕、常にふてぶてしい、不遜な顔つきをしている。蔵人にはどこか危うく見える。
 黒い革鎧の上からでもわかる、しなやかな身体つき。当たらなければどうということはないという柔軟で爆発的な力を秘めている。
加護 : 聖剣、精霊の最愛(元・蔵人の加護)
**聖剣 (ソード)
 協力者を含めたパーティの能力上昇と全員へ聖霊を自動付与、伸縮自在の光剣を具現化、光精への親和力特化、闇精への親和力低下。
**精霊の最愛 (ボニー)
 精霊の姿をみて、精霊の声を聞き、精霊に触れることができるといわれている。
 闇の精霊を除いた、判定可能な全ての精霊との親和性がエリプスの歴代最高記録を全て塗り替えた。
 闇の親和性が低いのはが低いのは、恐らく聖剣の影響。
 おそらくほぼ全ての精霊に対して親和力が上昇し、消費魔力が軽減、魔法威力が上昇する。精霊の姿を見て、触れて、話して、声を聞くことができる。
容姿。
 なめらかな光沢のある黒い革鎧を着こみ、長剣を二本、背中に差している。腰にまわした革のベルトには構造のわからない鉄の塊を二つ吊るしている。
 さっぱりと切られた黒髪に、強気な黒瞳、頬には一本の太い爪痕、まだ十代であろう顔には光と危うさがないまぜになった表情。

アオイ (アオイ・ゴウトクジ 豪徳寺葵)

 召喚時、三年生。凛々しい人。警察官か弁護士になりたかったらしい。(アカリ談)
 黒いフレームのメガネにひっつめ髪、卵型というよりは鋭い輪郭。アカリとそれほど変わらない体躯、アカリと違い胸部にしっかりとふくらみがある。

彼女が力の行使に当たり、求めた条件
19話時点

43話時点。当初のルールとそれほど変わらない。

加護 : 事実の大鎌 (ファクトサイス)
 『彼女』の問いに対し、嘘をつけば最悪死に至る。事実なら傷一つ付かない。

???

 二年生。
加護 : アイテムボックス
 輸送・商売関係の仕事についた。入れられる物に制限はない。

エリカ (エリカ・キリタニ)

 ふんわりした黒髪の巻き毛。気の強そうな目つき。
 六つ星。
 暁の翼(ペナントオブドーン)のメンバー。
 ずいぶんと気分屋。
 騙された時、ハヤトに救ってもらったらしい。
 ドラゴンの骨を盾として装備している。
加護 : 朱雷のブーツ (トワイライトブーツ)
 

??? (ハヤトの仲間)

 学校の制服を着た女。
 制服姿の刀をもった女。(多分、上と同一)
 アカリと同じくらいの年齢であろうが、背はアカリよりも高い。
 長い黒髪を一つにしばり、スラリとした身体に無駄も、隙もない。
 頼りない剣をもってはいるが、近接的にヤバイとマクシームは本能で感じる。

??? (ハヤトの仲間)

 黒づくめの忍者のような衣装を着こんだ、黒い兎耳少女。
 感情のない瞳。乏しい表情。音をたてない身のこなし。張り詰めた雰囲気。
 暗殺者。
 用いる魔法毒は武器に魔法陣、発動体を組んだ暗殺組織の秘匿技術

??? (ハヤトの仲間)

 尖った帽子をかぶった魔法少女。

フォン (ハヤトの仲間)

 背の高い虎系獣人の女。
 巨人種であるイライダに迫るほど、大きい。色々と。
 白色。短く切られた髪は白く、そこからのぞく耳と臀部から生えた尻尾は白毛に黒の縞模様。
 だ。ひいてはくれまいか?」
 ハヤトに奴隷とされたところを助けられ、恩を返さねばならないと思っている。

アリス・キングストン

 学園の麒麟児と謳われた。
 勇者と一緒に行動している。


その他

雪白

 白毛に黒い斑紋をもった、雪豹にも似た魔獣。
 雪豹の成獣ほどの大きさ。成獣には程遠い。(3話時点)
 クランドが異世界で最初に出会った魔獣の子。
 イルニーク。
 蔵人の手にすっぽりと収まる。(8話時点)
 至近距離まで獲物には気付かれない。
 メス。
小さい時
 「みっ、みーみぃーっ」と鳴いていた。
 蔵人が腹に手を添えてひょいと抱き上げれる大きさ・質量。
九〇日ほど経った頃
 中型犬ほどの大きさ。大きさ以外は親魔獣にそっくり。
五八〇日
 成獣並みかそれ以上、体長にして蔵人とそれほど変わらない。
 地力たるや蔵人を凌駕している。

雪白の親魔獣 : ?話、、、24話

 クランドが異世界で最初に出会った魔獣。
 雪豹に似た魔獣。(サイズは後述)
 全体として雪豹よりも黒い斑紋は少ない。
 灰金色の双眸。
 蔵人の顔の位置に魔獣の顔がある。
 蔵人よりも圧倒的に魔法技術が上。(5話時点)
 飛翔し、前足と後足の間にある皮膜でモモンガのように滑空できる。
 グオンっと鳴く。
 イルニーク。
 雪の衣を纏い、物理・魔法障壁とすることができる。
 今までに狩られた個体の三倍はあるのではないかと推測され、年齢は測定不能。
 象を連結したみたいな大きさ。

ポタペンコ男爵 : 29話

 オーク似の人種。
 旧貴族。
 周囲の声 : 「豚男爵」「道楽貴族」「食いもんで身代食いつぶしたって話」
 ポタペンコ男爵家当主。
 背中もオークにそっくり。
 青い血の持ち主


ハンター

マクシーム・ダール

 巨人種雪白の親魔獣を殺した。巨人種。
 五十年ぶりの白幻討伐を成した。
 強化状態で、常人では半日はかかるであろう距離をその半分ほどで走破する。
 強化中は上半身裸で、身体のいたるところから湯気を立ち昇らせる。蔵人に鬱陶しいと評されている。
 大棘地蜘蛛を担いで移動できる。
容姿
 蔵人を縦に二つ重ねたほどもある体躯。
 青い目。
 西洋彫刻のような神話の赤毛赤髭の巨人。
資格・地位
 ローラナ王室のごり押しで派遣された。
 『白槍』の隊長。
 国所属のハンター。(20話時点)
 仇名は『破城鎚』。

ザウル (ザウル・ドミトール・ブラゴイ) : 11話、22話、24話、30話

 「卑怯者のローラナ」と公言して憚らない。
 中央政府のあるローラナを敵視している。
 有力なハンターが軒並み断ったため、イルニーク討伐に指名された。
 アカリを嵌めた。
容姿
 大柄な金髪の人種。
 ウェーブのある金髪をきちんと整えており、髭などもない。
 アングロサクソン系のほりの深い顔立ちはなかなかに精悍で、背丈も蔵人の頭一つ分以上高く、筋肉もほどよくついている。
 品のいいハンターといった容姿であった。 
 目だけは険しく、常に見下しており、蔵人には自尊心の塊にしかみえない。
資格・地位
 エルロドリアナ連合王国ドルガン議会旧貴族系議員の三男。
 四つ星。旧貴族ブラゴイ家のご子息。
 優秀なハンターを雇って星を上げたらしい。実際は六つ星くらい。(アカリ談)
 サレハド辺りの(自称)筆頭パーティである『巨狼(ギガーヴォ)』のリーダー

ヤコフ・セルゲリー・マイゼール

 ハンター協会サレハド支部、支部長。
 権力の濫用、服務規程違反をオーフィア氏に問われ、拘束されていたが、怪物の襲撃エクスプロードによる混乱の最中に逃走を試みるも、怪物モンスターに五体を食われ、バラバラの死体と成る。

イライダ(イライダ・バーギン) : 28話、30話

 巨人種の女。
 立ち寄った街や村で多くのハンターの先導者を務め、地元のハンターたちと酒を酌み交わし、時には助言や狩りの手伝いまでするなど面倒見がよい。
 いざ狩りとなると先陣を切ってその豪槍を振り回し、その一突きは人食い鳥を落とす。それでいて統率、指揮には一切の乱れはない。
 集団での狩りを得意とし、殺人蜂のような一撃をもつ、そんなところから『蜂撃』といわれている。
容姿
 褐色の肌。鋭く精悍な顔立ちにはどこか色気が漂っている。
 ちりちりとした赤毛はライオンの鬣たてがみのようにもみえるが適当になでつけているだけ。
 胸は大きく膨らみ、腹筋は割れ、下半身はがっちりとむっちりとしている。
 簡易な黒革の装備で露出が多く、胸の谷間や臀部の一部が見えている。
 若くはないが、老けてもいない。
 チリチリしたライオンのような髪を後ろで一つに括っている。
資格・地位
 四つ星。
 男を差し置いて活躍するイライダを妬んだハンターから、他のハンターをはべらして、悦に浸っているという意味で、『女王蜂』と陰口を叩かれたこともある。

グロッソ・スレイノフ

 氷の襲撃に居合わせた。
 高レベルのハンター

イヴァン・ミナエフ。

 ヤコフ・セルゲリー・マイゼールの庶子。ハンター協会サレハド支部、職員。


月の女神の付き人

オーフィア

 ほっそりとした上品な老女。背筋はピンと伸び、シルエットの細い、深緑色のローブを着ている。
 耳が長く、尖っている。いわゆるエルフ。美人。
 『月の女神の付き人』を取りまとめている。
 すでに二〇〇年以上『月の女神の付き人』のトップである女官長を務め、歴代で最も影響力があるといわれている。
 エリプスで起こった最初の世界大戦でも戦争には関わることなく、各国がおろそかにした辺境や小村の魔獣災害を解決していった聖女。(アカリ談)
 協会にあるタグ読み取り魔法具の原典の自律魔法を持っている。
 青き森の氏族が一つ。
 オーフィア・オル・ヴェルデ・ヴァ・クゥウフォルニア・エルィオァル。
 なんとなくそこに精霊がいると感じられる。(エルフならたいていわかる)
 『紅蓮のエルフ』『魔道を極めし者』『月の女神の愛し子』と数多くの異名をもつ。

マーニャ

 猫系獣人。
 寝癖のようにとびはねた茶髪からは先端の黒い茶色の猫耳が生えている。
 くりっとした瞳と口を開くと見え隠れする八重歯、小柄でしなやかな細身の快活そうな少女。
 蔵人に「ファイア・ハッピー」と言われるほど楽しそうに炎を放つ。

ディアンティア

 大棘地蜘蛛アトラバシクと一戦したというハンター。
 オーフィアの補佐。水晶系地人種。
 蔵人ほどの背丈をした紅水晶ローズクォーツのマネキンと表現するとわかりやすい。通常の人種のように顔の造作は目と鼻と口がほんのりある程度でしかないが、不思議と美人に見える。
 ワイングラスを鳴らしたような声。
 耳がくすぐったいほど、いい声すぎる。
 風鈴の音のような、それでいて柔らかい声。
 蔵人がその声を聞きたくて、何度か聞き直しているとアカリから背後からの膝蹴りを受けた。

アリー

 大棘地蜘蛛アトラバシクと一戦したというハンター。
 オーフィアの補佐。
 サレハドにいるような白系人種で、背は小柄。金髪碧眼のおっとりした女性。
 のんびりした口調。

アン、メッティ、イース、ルゥシエ、オルガ

 聖霊魔法が使える。
 戦闘力に乏しい。


その他

アレクセイ・イヴァール・ブラゴイ

 タンスクの憲兵長。
 アカリを捉えようとした。

ボリス・エゴール・グリンカ

 エルロドリアナ中央議会より事実の審判の見届け人としてサレハドに来た。
 中央政府・内務調査官。

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