歌人未満・作家志望の作品発表の場

本郷保長(西山保長)の作品を公開します。

短歌

歌歴
2005年にラジオ番組「土曜の夜はケータイ短歌」に生まれて初めて作った短歌を投稿する。その歌が放送で取り上げられて、ラジオの公開収録に招待された。それをきっかけに短歌を始める。およそ2年のあいだ短歌を続けたが、その後は中断していた。2017年、10年ぶりに作歌を再開。

En-Soph「西山保長短歌」で作品を公開しています。

小説・評論
(noteへのリンクがあります)

自作解説はこちら

【小説】2017/11/23文学フリマ東京で頒布
note:世界線

【小説】2017/1/21公開
note:大久保チチョリーナ

【小説】2016/5/1文学フリマ東京で頒布
note:バスケット・ケース
note:グリーン・バスケット・ケース

【評論】2015/10/25公開
PDF渇望する魂――小林美代子について

【評論】
群像新人文学賞評論部門2次通過
PDF詩から神々は生まれた――本居宣長

【小説】
文學界新人賞2次通過
note:ローズレッドの町に生まれた

【小説】
すばる文学賞1次通過
note:母よりも、美しく

いずれも、応募当時の原稿です。誤字脱字の修正程度しか直しておりません。


小説自作解説〜これまでどういうものを書いてきたか、その遍歴〜

〈無知蒙昧時代〉
まったくの駄作の連発。公開するつもりはない。

譫妄』(2005)
初めて書いた小説。田舎の若者が満月の夜、神社で謎の美女と出会う話。この頃はまだ小説を書くということがどういうことが分かっていなかった。

綾波助教授の初恋』(2006)
20代で大学助教授になった男が、メイド喫茶に勤める教え子の女子大生と恋に落ちる話。幼稚な作品だったと思う。妄想を書いても、他人が読んで面白いと思えるような物語にはならない。

処女のレリア』(2006)
インターネットのチャットサイトに「レリア」を名乗る謎の少女が登場する。やがてレリアは男どもを従えて、東京の街をデモ行進する。インターネットという自分の創作活動のモチーフとなるものが発見できた作品だった。

月曜日に叫ぶ』(2007)
精神を病みつつある大学生が月曜日に便所で叫ぶまでのストーリー。文章を構成する力がなかったため、小説として成立しなかった。

〈萌芽時代〉
文芸誌の予選を通るようになり、希望が見え出した時代

母よりも、美しく』(2008)
渋谷の女子高に通う鈴代華子は、ある日、書店で哲学好きな男子高校生と出会う。ふたりの関係を軸に、将来について悩む華子の日常が語られる。書き手が若い女性であったなら、もっと評価されたはず(≒おっさんが女子高生を書いているのでちょっとキモいという欠点)。すばる文学賞1次通過。

ローズレッドの町に生まれた』(2010)
東京でニート生活を送る少女と、ネットでつながっている三重県の引きこもり男。近世末期からの男の家の歴史と、少女の街歩きが交互に語られる。男はやがてある事件を起こし、少女は三重県のその家を訪ねることになる。はたしてその家は、ローズレッド色の看板を掲げるジャスコに支配された町にあるのだった。文學界新人賞2次通過作。

〈反動時代〉
自分にとって本質的なこと、書かれるべきことを書こうと思った。新人賞ではまったくかすりもしなかった。しかし思い入れの強い作品であり、文学フリマで製本して販売した。

グリーン・バスケット・ケース』(2011)
統合失調症の若者たちが集まって、ネットラジオを運営しようとする話。主人公の独善的な性格が原因で、サークル運営は破綻する。それでも、いろいろな人と接触し、生きる道を探していく。

バスケット・ケース』(2013)
精神を病んだ過去がある青年が、百貨店で清掃の仕事をする、その朝から夜までの1日を描く。今までについて何度も反芻しながら、目の前の仕事をこなしていく。インターネットへの書き込みが元で、青年の周りの世界が狂いだし、自分の狂気を自覚するのだった。
文学フリマでのキャッチコピーは次のとおり。
「労働」×「メンヘラ」
トップアイドル桜庭七子が突然のグループ卒業宣言!それにショックを受けた東大生が自殺したらしい?インターネットの海は大混乱し、やがて「僕」が働く世界も崩壊していく。「精神病者が働くこと」をテーマにぶっとばす青春メンヘラ文学、ここに登場!

〈悪あがきの時代〉
もう作家デビューするのは無理なのではないかと自問自答しながら、それでもあがくようにして書く。

大久保チチョリーナ』(2016)
前作2作が私小説的なものを書いて評価されなかったので、まったく自分とは関係のない世界を書いた。AV女優「大久保チチョリーナ」が選挙に立候補する。その選挙期間中、不可解なことが連続し、東京はやがて錯乱状態に陥っていく。何者かになりたい人、なった人、あるいは何者かになった後の人生について。描かれる出来事は、私小説ではないけれど、書かれている内容は今の自分の魂の叫びになっていたと思う。サイバーパンクな一作。

世界線』(2016)
ブログで作家志望卒業宣言をした時期に書いていた小説をまとめたもの。作家志望をあきらめるまでの道程とそれからの希望について書いた。
文学フリマでのキャッチコピーは次のとおり。
アイドル×作家志望×ガチ恋×パラレルワールド×メンタルヘルス×青春の終わり×障害者雇用×未来型私小説。ありえなかった過去と未来、あり得たかもしれないもうひとつの自分。作家になることをあきらめ、自らの青春にピリオドを打つ。もう一度、生まれ変わるために、夢を終わらせる「最後の小説」が書かれました。

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