過激派の極端な行動は多くのファンが把握している
上記のような過激派の行動に腹が立つのは仕方がないことだと思います。また、逆にネット上の晒し行為に恐怖感を覚え、自分が弱者のように感じている人もいることでしょう。
しかし、いくら負の面に感情を揺さぶられても、今はあくまで静観する時だと思います。
相手の気にくわない行為に攻撃性を剥き出しにして悪口雑言で応えるのでは、過激派とやっていることが変わらなくなってしまいます。
通常は、公式や版権元に不満があるファンがいても、それはごく普通のことだと思います。たった1クールしか放送されなかった本作ですから、放送中に駆け足すぎて理解できなかった描写があったり、不足を感じた人がいて当然だし、放送終了後のイベントや商品発売の発表が遅く予算や予定が狂って困った人がいることも想像に難くありません。また、グッズなどはブラインドではなく、ほしいものを選んで買いたいと思った人もいるでしょう。
小さな不満や不信があっても思うところは人それぞれ。普通はそれで片付くはずです。
しかし、過激派は、そういった小さな不満を消化してきた普通のファンと違って他者に対して非常に攻撃的です。
「自分たちの意見に賛同しない者」
を徹底的に叩きます。
自分たちの意に沿わなければ本作を作った創作者側すら攻撃するのが過激派です。作品を最も理解している真のファンは自分たちであり、当然あらゆる面で『優遇』されるべき存在であり、自分たちの望む作品や商業展開こそが正しいと言わんばかりの過激派の主張はもはや純粋なファンの要望ではなく迷惑な押し付けでしかありません。
好きな気持ちを最優先して、過激派とは一線を引く意味
公式に賛同しただけでお花畑呼ばわりされたり、過激派に対して意見をしただけで晒され、ありもしない話を拡散されるような現状がおかしいのは、誰の目にも明らかでしょう。
腹に据えかねて意見したり、あるいは酷い言葉に対して行き過ぎた怒りをあらわにしてしまう気持ちもわかります。
しかし、彼女らと同じ土俵に立つことに何のメリットがあるのでしょう。
他のファンが、彼女らを切り離して静観し、自分たちなりの作品が好きな気持ちを大切にしていけば、過激派の異様さは今よりもますます浮き彫りになるはずです。
その時に、彼女らと十把一絡げにならないためにも、泥仕合を避け、冷静な目で彼女たちの怒りや狂乱を眺めている方が、内にも外にも効果的だと思うのですが、いかがでしょう。