sw2.0のコミュ希望亭wikiです。

導入
 傭兵団の皆はある国のある村に辿り着き、ここにある冒険者の店《聖者の施し亭》から依頼を受けようとする。店の中は貴方達からしたらまだ新米レベルの冒険者が依頼を受けている姿でいっぱいだ。そんな中、亭主は貴方達に「おう、アンタらも冒険者か。なら一件依頼が入ってきているぞ。いやぁ、誰もこの依頼を受けてくれなくてな。困っていたところだ」と一枚の紙を渡す

  依頼内容:浮気調査 依頼人:マリナ・アマダール(37歳 ソレイユ女性)
  内  容:最近、夫であるジェイムスの帰りがおそい。これは浮気と言うか、どこかで女遊びをしているに
       決まっている。
       なんとかしてほしい。
  報  酬:(成功しても失敗しても)2250ガメル、1500経験点、成長一回、15名誉点、特典1P

 そのほかの依頼は新人や相応の冒険者が持っていっており、貴方達が受けられる依頼はこれしかないようだ。

依頼人マリナ・アマダールの証言

 詳細を聞くべく彼女の家を訪れると「まぁ、アンタらが私の依頼を受けてくれるっていう冒険者かい?! ありがとう、恩に着るよ」と握手してくる。ソファに座るよう勧めお茶を出すと、彼女は口を開く。

「依頼にも書いたとおりだがね、最近旦那の帰りが遅いんだよ。いや、私の種族柄夜に弱いから正確には把握できないが、それでもわかるレベルで帰りがおそいんだ。朝に帰ってきた事もあった。これはきっと浮気か何かをしていると思ってね、私ゃ夜は弱いし協力者が欲しかったんだ。」

 そこから先は愚痴っぽく「帰りがおそい」「金遣いも荒くなっている」「これは誰かに貢いでいるに違いない……真相がわかったらただじゃおかないよ!!」とマリナはぼやく。いわく、旦那は美女にめっぽう弱く、過去にもキャバクラ遊びとかして自分を困らせた事があるらしい。
 期間は概ね半月〜一ヶ月近く前のこと。期間について尋ねた時「そういえば、あの劇団がこの村に逗留しだしたのもそのくらいかね」と呟く。
 劇団について追究すると「ああ。私は行った事ないけどそのくらいからある劇団が村に逗留してるんだ。」と情報をくれる。

 ・劇団の名は《月下夜行(げっかやこう)》、夜に公演をしている(そのためマリナは行った事が無い)。
 ・噂によると日によってアクションものだったり恋愛ものだったりとジャンルが違う演目をしているらしい。
  座長および花形役者である女性が美人と言う話を聞いており、少し不安はあるとのこと。


 マリナと会話をしていると休憩で家に戻ってきた夫のジェイムスと遭遇する。貴方達の事を聞かれるとマリナは「近隣の事件について調査している冒険者で、この辺に起きた事を聞かれていたのさ」とごまかしてくれる。ジェイムスは貴方達を一瞥すると部屋に直行した。
 「あとは頼んだよ」と、貴方達はここでマリナと別れることになる。


行動フェイズ
 現在の時刻は昼。冒険者達は、ここから自由に行動してもらうことになる。
 時間経過は朝・昼・夕・夜・深夜・未明のタイミングでお送りする。

村の中
 昼:平穏。聞き込み可能
   《月下夜行》関係 ・座長兼花形役者の名前がリアドラルで、大層な美人であることがわかる
            ・美女が多数在籍していることから男性客が多く、富裕層の男性中心にパトロンを
             築いている
            ・客層は男性のほうが多数だが、女性客もいる
             何でも演者の中にはジェンシェンという、女性受けする“男前”がいるとか……?
            ・これまで夜間は静かだったが、劇団が来てから多少夜も賑やかになった
           (聞き込み判定 任意の技能+知力ボーナス≧13)
            ・雑用のコボルトを除いて、あそこから外出している人を見ない
            ・昼間の公演を望む声があるも頑なに拒んでいる

   ジェイムス関係  ・ソレイユの妻をもつ以外はこれといった特徴のない人間の男性
            ・村の役人的立場にいる、さえない人という印象
            ・役人と言う立場にいる以上、家庭はそれなり〜やや裕福らしい
            ・《月下夜行》に足しげく通っている姿を目撃している人がいるが、いわく
             「花形役者があんなに美人なんだ、入れ込んでも仕方ねぇよ」と心境はわかる様子
           (聞き込み判定 任意の技能+知力ボーナス≧17)
            ・《月下夜行》に足しげく通っているのはジェイムスだけではない
             聞き込みをしていると「あら、アマダールさんのところも? 私も」「うちの夫も」
             と比較的裕福そうな主婦を中心に井戸端会議が繰り広げられる
            ・また、その夫達はある時から肌の露出を避けるようになったのが怪しく思える
 夕:ややざわついている。どうやら村人の何割かは《月下夜行》の公演チケットをとろうとしているらしい
 夜:《月下夜行》近隣を除けば静か

《月下夜行》
  
 昼:小屋の中を覗くと次の演目の為の台詞合わせやセットの調整をしている姿がみられる。
   もし、「見学をしたい」「劇団に入りたい」とあれば傍にいたコボルトが困ったようにするが
   「いいじゃねぇの、面白そうだ。上にはよく言っておくからよろしく頼むぜ?」と、ジェンシェンと
   名乗るシャドウの女性が劇団内を案内してくれる。
   案内していると美女と遭遇し、彼女がこの劇団の座長であり花形役者のリアドラルであることが紹介
   される。見学・入団に対して最初少ししかめた反応をするが、ジェンシェンの顔をみて許可をしてくれる。
   なお、この時に彼女との関係を聞いてもリアドラルもジェンシェンもはぐらかし、詳細をいわない。
   ジェンシェンからは「首に気をつけな」と魔動機文明語で楽しげに耳打ちされ、立ち去られる
 夕:公演に控え最終チェックをしている。また、周辺は観客になる人達で賑わっており席のチケットの取引が
   行われている。支払う価格によって上等な席をとれるらしく、冒険者の皆も席の取引が可能。
   男性陣は個室めいた特別観覧席を所望する傾向にあるらしい。
 夜:公演が行われている。その間聞き込みをすることは不可能
   見学している者は観客席でみるよう促されるし、入団者は裏方作業で大わらわとしている。
   演目内容は1D6で
    1=アクションもの 2=恋愛もの 3=歴史もの
    4=ミュージカル  5=推理もの 6=演劇と言うよりサーカスみたいな演目  と判定
 深夜:入団者は食事を取り、入浴をし、就寝となる。
    聞き耳判定(目標値18)をすること。成功すると、何かの物音に気付き貴方は目を覚ます。
    物音の正体はリアドラルが使用しているテントからだ、覗き見するなら冒険者レベル+知力ボーナスで
    21以上を出せ。成功するとリアドラルがパトロンとしている男性を吸血している姿を目撃する事が
    できる。

ジェイムス
 昼:夫婦団欒をとっている。見た感じ子供はいないっぽい。
   食事を取ってしばらくすると、職場である役場に戻っていく姿がみられる。職場に戻ったら真面目に労働
   しているようだ。少なくとも不審な様子はない。
 夕:そろそろ仕事が終わるのか、身支度を整えている
 夜:家とは別方向へ歩いていく。
尾行判定(目標値17)に成功すると《月下夜行》に向かっていることがわかる

 もし、奇襲を仕掛けるなら不意打ち判定をすること。距離に応じてプラスのボーナスをつける
 ジェイムスを取り押さえることに成功した場合、隠された首筋に噛み痕のような傷を発見できる

クライマックスフェイズ
 ・ジェイムスを取り押さえることによる傷を発見した
 ・ジェンシェンの忠告を理解した
 ・深夜に《月下夜行》に侵入し、リアドラルが男に噛みついている現場を目撃した
 まぁ何にせよ、いずれかの条件を満たすことで発動する。
 《月下夜行》の舞台またはリアドラルの私室にはリアドラルと(リアル時間が早ければ)リャナンシーが4体佇んでいる。

「あら、知っちゃったの? なら、――消えてもらうしかないわね」

 魔物知識判定および先制判定をすること。リアドラルの正体は、《剣のかけら》入りのリャナンシーアサシン(15レベル)である。
 彼女は敵後方エリアにおり、(リアル時間が早ければ登場する)リャナンシー4体は前線エリアにいる。

エンディングフェイズ
 リアドラル(およびリャナンシー)を倒すと「ご主人様、ごめんなさい……」と屍になる。
 また、リアル時間が3時間を経過しそうになるなどグダつくとジェンシェンが姿を現し、リアドラルの胸に穴をうがつ。
 いずれにせよ、リアドラルを倒した後ジェンシェンがパチパチと拍手をし、「よくもまぁ、やってくれたよ」と賞賛の声を贈る。その表情はニタニタとした笑みがはりついていた。正体を追究しようとするとジェンシェンは若干うざったそうに「いいじゃねぇかよオレのことは。そんなことより、吸血鬼にやられたヤツ等の治療が先だろ?」と返し、「また会えたら面白いね」と姿を消す。
 ソーサラーがその場にいたらそれが【テレポート】によるものだと判断ができるだろう。貴方達のこの戦いは終わったのだ。

 探索判定(目標値17)を行い、成功したならリアドラルの懐から「無数の水滴が同心円状に渦を巻いている」意匠のメダルを発見する。
 見識判定(目標値25)に成功すれば、それが「小神・キュリアドラルの聖印」だとわかる。プリーストを持ってるなら失敗しても「何らかの神を信仰している聖印のようなもの」というのが判明する。

 後日、リャナンシーの虜になっていた男達はその血を飲んで正気に戻り、ゆっくりと日常に戻っていく。事件の発覚から《月下夜行》も解体。解散。そこで演劇をみることはもうないだろう。
 マリナも貴方達にお礼を述べ、報酬を渡す。なお、ジェイムスの処理については蛮族の魅了も鑑みてゲンコツ一発で許したそうだ。
 貴方達は再び要塞にのりこみ旅をする。また新たな冒険の為に





余談っていうか裏話
 ジェンシェンという女
  彼女はシャドウでもなければジェンシェンという名前でもない
  真の名はヴィルジニア、哄笑を司る吸血鬼・ヴァンパイアリールの一端である
  「面白そう」という理由だけで劇団員として混じっていた


  
“五姉妹四女の”ヴィルジニアヴァンパイアリール・マギテックシーフ(モンスターレベル13)※剣のかけら13個入れたデータです
知能:高い知覚:五感(暗視)反応:気まぐれ
言語:交易共通語、汎用蛮族語、ノスフェラトゥ語、魔法文明語、魔動機文明語、シャドウ語生息地:さまざま

知名度/弱点値:23/29 弱点:物理ダメージ+2点

先制値:26 移動速度:21/50(飛行)
生命抵抗力:22(29) 精神抵抗力:22(29)

【武器】命中力:21(28) 打撃点:2d+16 回避:17(24) 防護点:15 HP:206 MP:136


〆真語魔法、魔動機術13レベル/魔力20(27)
神聖魔法(フラクシス)5レベル/魔力12(19)

○魔法適性
戦闘特技《マルチアクション》《魔法誘導》《魔法収束》《魔法制御》
《鷹の目》《魔法拡大/数》《ルーンマスター》を習得しています

○飛行
近接攻撃の命中力・回避力に+1のボーナス修正を得ます

○通常武器無効

○盗賊の本性:戦闘特技《ファストアクション》《影走り》を習得しています

○再生=3点
手番の終了時にHPが「3」点回復します
HPが0以下になると、この能力は失われます

○吸血鬼の身体:太陽の下にいる限り、手番の終了時に「6」点の魔法ダメージを受けます
このダメージは、いかなる効果でも軽減できません
更に命中・回避に-2のペナルティ能力を受け、特殊能力「○通常武器無効」「○再生」を失います

○月夜の演舞:1回の手番で移動と主動作をそれぞれ2回行えます
また、主動作の後に移動を行えます

▼吸血鬼:この手番で武器の攻撃が命中した時に、対象に牙で噛みつくかどうかを選択します
噛みつきを選んだ場合、対象に与える攻撃は「2d+8」点となり、適用ダメージと同じだけHPが即座に回復します
この効果でHPが0になった対象は、生死判定に-7のペナルティ修正を受けます
死亡すれば即座に“穢れ”が5点上昇し、ブラッドサッカーもしくはマッドブラッドとして動き出します
この魔物は7日「▼吸血鬼」を使わなければHPとMPの最大値が11点減少し、特殊能力「○再生」を失います
HPとMPの現象は累積しますが、「▼吸血鬼」を行うと即座に回復します

○哄笑の世界/17(24)/精神抵抗力/消滅
この魔物から半径30m内に存在するキャラクターを笑わせます
対象は手番の終了時に抵抗を行い、失敗した場合10秒(1ラウンド)の間、発声が必要な全ての動作が行えなくなり、会話ができなくなります
この効果は、呪い+精神効果属性として扱います

○七つの鍵・哄笑:この魔物はHPが0以下になった時にも気絶せず、消滅しませんが、蝙蝠の姿となり、乱戦エリアからの離脱以外の主動作が行えなくなります
この時、この魔物は即座に自らの定めた聖地に戻り、そこで笑い続けます
七日間連続で笑い続けることにより、蝙蝠の姿から元の姿に戻り、HP、MPが最大まで回復します

○気まぐれな武器
この魔物は手番ごとで気まぐれに武器を持ち帰ることがあります
手番の始めに1dを振り、その出目の結果で振るう武器が変化します
武器によって、上記の【武器】の命中力および打撃点に変動が現れます
1 メイス命中+1、打撃-2
2 スピア命中-1、打撃+2
3 ソード変化なし
4 アックス変化なし
5 ウォーハンマー命中-1、打撃+2
6 スタッフ命中+1、打撃-2

【戦利品】
自動武器入りのフローティングスフィア(大)×6(15000G)
2〜6 なし
7〜12不死者のマント(10000G)
13〜七鍵紋章の飾り(22000G)


 シナリオフックに使えるかな?
  「無数の水滴が同心円状に渦を巻いている」意匠のメダル
  わかる人には、わかる

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