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推進力・機動性強化モジュールの基本

推進力強化・機動性強化のモジュールは、アクティブモジュールとパッシブモジュールの2種類に分かれます。


アクティブモジュールは、オンにすると速度が増加するモジュールです。特定のサイクル時間があり、そのサイクルごとにONからOFFの切り替えを行うことができます。また、1サイクルごとにキャパシタを消費します。



中でもマイクロジャンプドライブは、再起動までに待機時間が発生するために注意が必要です。



推進力系のモジュールは、いずれもミディアムパワースロットに装備するため、シールド防御などと競合します。



パッシブモジュールは、搭載しているだけで効果を発揮するモジュールです。それぞれペナルティも多いので、FITの際は気をつける必要があります。

機動性能強化系のモジュールは、いずれもローパワースロットに装備するため、アーマー防御や武装強化系モジュールなどと競合します。


記載されている推進力・機動力強化の数字は、Tech 1とTech 2を比較したものです。このジャンルのモジュールは、Tech 1よりもTech 2の方が数字の増加が良いという強化がなされています。その分パワーグリッド等を多めに消費しますが、スキルが足りているのであれば検討した方が良いでしょう。

推進力・機動性強化の意義

これらのモジュールを搭載する意味はどのあたりにあるのかを知っておきましょう。

スピードタンク

スピードタンクとは、速度を上げることにより「敵のトラッキングを振り切る」「ミサイルの爆発よりも速く飛ぶことでダメージを軽減する」「素早く射程外に逃げる」などの行動を取り、実質的な被弾を減らすことで防御に代える方法です。

性質上弾に当たる=死なのですが、速度と機動で優越すれば敵の攻撃を完全に無効化することができるので、主にPvPシーンなどで登場します。
(適したモジュールは後ほど説明します)

ちょっとした移動

ミッションなどでアクセラレーションゲートを何個も通過する場合があります。そして時にはその間が50km以上離れていることも。このような場合、敵を殲滅した後にのんびり移動しているのはとても面倒です。装備にマイクロワープドライブが1個あれば、この移動時間を短縮することができます。

また、近距離兵装を使って敵を一気に殲滅したい場合も、一気に距離を詰める装備が欲しくなりますね。

コンマ秒、ほんの少しの速度の差が勝敗を分けるPvP

近年のPvP戦闘は速度の支配する世界です。わずかな機動性の差でワープ妨害が届かず、わずかな速度の差で敵を取り逃がすことも多々あります。やれることは全てやっておくんだ!だって勝ちたいだろ!
特に敵を捕獲する役目のタックラーは、可能な限りの速度強化が求められる場合があります。

ドンガメの移動に

輸送艦、採掘艦、フレイター、戦闘用でない艦は総じて機動性に優れておりません。これらの艦の移動を少しでも改善するために、機動力強化モジュールは使用されます。

推進力強化系モジュールの種類

アフターバーナー(Afterburners)



アフターバーナーはアクティブモジュールのひとつで、艦船の最高速度を増加させます。サイズに関わらず起動待機時間(サイクル時間)は10秒で、質量が増加することで若干機動性が低下すること以外は、ペナルティがありません。

・質量増加値
サイズ増加値
100MN AB+ 50,000,000 kg
10MN AB+ 5,000,000 kg
1MN AB+ 500,000 kg

名前の数字は増加する推進力の値であり、パワーグリッド的に搭載可能な艦が制限されています。
(正確には名前の1.5倍増加するのだが、名前的に折り合いが良いのだろう)
ABのサイズ艦の等級
1MN ABフリゲート(Frigate)
駆逐艦(Destroyer)
10MN AB巡洋艦(Cruiser)
輸送艦(Hauler)
採掘艦(Mining Barge)
巡洋戦艦(Battlecruiser)
100MN AB戦艦(BattleShip)以上の全ての艦

これは、無理せず積んだ場合の表です。パワーグリッドを超強化して1個上のランクのアフターバーナーを積むことにより、機動力増加を適正サイズの10倍にするFITが存在します。
なお、適性サイズよりも小型のモジュールはもちろん搭載できます。しかし艦の質量と増加する推進力の都合上、ちっとも加速しないということになるので、やめましょう。
また、主力艦級をアフターバーナーで加速というのも気が遠くなるのでオススメしません(これも質量の都合上、ちっとも加速しない)。

アフターバーナーはマイクロワープドライブと比べると推進力の増加が非常に少ないです。その値は、艦船の速度を115%〜135%増加というものですが、その分ペナルティが無いことそれ自体を利点とします。よほどマイクロワープドライブに適した船でなければ、PvPシーンで選択するのはコチラにしたほうが良いでしょう。

マイクロワープドライブ(Micro Warp Drives)



アフターバーナーはアクティブモジュールのひとつで、艦船の最高速度を飛躍的に増加させます。その値、なんと艦船速度500%〜510%増加という数字で、戦艦でも火事から逃げるネズミのような速度で飛ばすことができます。
また、サイズに関わらず起動待機時間(サイクル時間)は10秒です。

その代わり、マイクロワープドライブには2つのペナルティがあります。
ひとつは艦船のシグネチャ半径の激増です。このペナルティも500%〜510%増加という数字で、例えば巡洋艦(シグネチャ半径170m)が戦艦(シグネチャ半径470m)をはるかに超える数字になってしまいます。つまり攻撃する側にしたら、的のサイズが5倍になったのと同じこと。弾は大変よく当たることでしょう。
もうひとつはキャパシタ総量の減少です。これは25%〜20%(Tech 2だと減りが小さい)減少となります。しかもこのマイクロワープドライブはキャパシタをバカ食いするので、搭載しているだけでキャパシタがカツカツということにもなりかねません。
また、マイクロワープドライブにはアフターバーナー同様、質量の増加による機動性の減少が発生します。

・質量増加値
サイズ増加値
100MN MWD+ 50,000,000 kg
10MN MWD+ 5,000,000 kg
1MN MWD+ 500,000 kg

名前の数字は増加する推進力の値であり、パワーグリッド的に搭載可能な艦が制限されています。
(正確には名前の1.5倍増加するのだが、名前的に折り合いが良いのだろう)
MWDのサイズ艦の等級
1MN MWDフリゲート(Frigate)
駆逐艦(Destroyer)
輸送艦(Hauler)
採掘艦(Mining Barge)
10MN MWD巡洋艦(Cruiser)
巡洋戦艦(Battlecruiser)
100MN MWD戦艦(BattleShip)以上の全ての艦

マイクロワープドライブはアフターバーナーと比べて多くのパワーグリッドを消費し、非戦闘用の艦に搭載するには荷が重いものとなっています(Tech 2艦ならまあイケる)。
なお、適性サイズよりも小型のモジュールはもちろん搭載できます。しかし艦の質量と増加する推進力の都合上、そんなに加速しないということになるので、やめましょう。
主力艦級に積むこともありますが、そこまで激しい機動をしないので、おまけのようなものだと考えておいてください。

マイクロジャンプドライブ(Micro Jump Drives)



マイクロジャンプドライブは、名の通り艦船を一瞬で100km先にジャンプさせるモジュールです。

マイクロジャンプドライブは、起動するとまず起動待機(サイクル)時間のカウントが始まります。
その間、艦の前方に円錐状の空間の歪みが発生します。





なお、この間はペナルティとして艦のシグネチャ半径が150%増加します(2.5倍になる)。
サイクルが完了すると艦はその時艦首が向いていた方向に閃光と共に100km先にジャンプします。
そして、180秒のリアクション遅延(ディレイ)が発生します。



アイコンの周りの黒いサークルが、リアクション遅延の残り時間を示しています。

マイクロジャンプドライブの起動待機時間はマイクロジャンプドライブオペレーション(Micro Jump Drive Operation)のスキルで5%/Lvずつ短縮することができます。また襲撃型戦艦(Marauder)にはこの起動待機時間を70%削減するボーナスがついているので、かなり飛び放題になります。

マイクロジャンプドライブは主に、ちまちまと移動するのが面倒な狙撃艦が使用します。距離を詰められてもまた起動して一瞬で100km引き離せばよく、100km以上の射程を持つ艦にとっては戦況を有利に保つことができるステキアイテムです。また、このモジュールのジャンプはバブルの内側からも起動可能です。ワームホール空間やヌルセクで艦を安全地域まで逃がすために大変有効といえるでしょう。

マイクロジャンプドライブは大型(Large)中型(Medium)の二種類が存在し、それぞれ装備可能な艦が制限されています。
MJDのサイズ艦の等級
大型
(Large)
戦艦(BattleShip)
秘密工作戦艦(Black Ops)
襲撃型戦艦(Marauder)
中型
(Medium)
巡洋戦艦(Battlecruiser)
指揮型巡洋戦艦(Command Ship)
特化型輸送艦(Transport Ship)
※Deep Space Transportのみ
つまり重トラのみ

マイクロジャンプフィールドジェネレーター(Micro Jump Field Generator)

機動力強化系モジュールの種類

慣性スタビライザ(Inertial Stabilizers)



慣性スタビライザは、名前の通り慣性修正乗数を減少するモジュールです。慣性制御乗数は少なければ少ないほど機動性が高くなるので、これはかなり優秀・・・に見えます。
その実ペナルティとしてシグネチャ半径が増加するので、少なくとも戦闘に関連する場合、スピードタンクとする場合などには絶対に搭載してはいけないモジュールです。

反面輸送艦など、特に鈍重なフレイターを移動させる場合はかなり有益なモジュールになります。

同一種類のモジュールを複数搭載すると、スタッキングペナルティにより性能が減少していきます。

オーバードライブ(Overdrives)



オーバードライブは艦船の最高速度を増加するモジュールです。速度を上げることで相手のトラッキングを振りきる類のスピードタンクに適しています。
ペナルティとしてカーゴ容量が減少しますが、性質上これはPvP専用の装備なので、よほどキャップブースターチャージを大量に積んでいるとか、ナノマシンリペアペイストとか弾薬を積み過ぎているとか、そのようなことが無い限りはほぼ無視できるペナルティと言ってよいでしょう。

同一種類のモジュールを複数搭載すると、スタッキングペナルティにより性能が減少していきます。

ワープ加速器(ハイパースパシャル加速器)(Hyperspatial Accelerator)



超空間加速器なるこのモジュールは、ワープ速度と加速度を増加させます。特にペナルティはありませんが、1つの艦に搭載可能なのは3基までです。
リミテッド(Limited)、実験的(Experimental)、プロトタイプ(Prototype)の3種類があり、前者になればなるほど普及用であり、性能が低いものになっています。

ナノファイバー内部構造(Nanofiber Internal Structure)



このカッコイイ名前のモジュールは、艦船の速度を増加し、慣性修正乗数を減少します。どちらも専門のモジュールに比べるとほどほどの性能ですが、ペナルティとなっているのが船体のHPを減少''なので、防御によってはまったくノーペナルティとして扱ってよいようなものです。
(ジャンル上、船体強化のモジュールに含まれます)

このモジュールはスピードタンク系のPvP FITに搭載する鉄板のモジュールといってよいでしょう。防御は減るけど鉄板。

同一種類のモジュールを複数搭載すると、スタッキングペナルティにより性能が減少していきます。

その他の機動性強化系モジュール

ジャンプドライブエコノマイザー(Jump Drive Economizer)



ジャンプドライブ専用のモジュールです。ジャンプドライブに使用する同位体燃料を削減します。ジャンル的に機動力強化に含まれますがどうなんでしょう。

この装備はジャンプドライブ搭載型輸送艦(Jump Freighter)Rorqual(ロークアル)専用装備です。
特に前者は燃料をバカ食いするため、移動の際に搭載するのはかなり有力な選択肢になります。
リミテッド(Limited)、実験的(Experimental)、プロトタイプ(Prototype)の3種類があり、前者になればなるほど普及用であり、性能が低いものになっています。

同一種類のモジュールを複数搭載すると、スタッキングペナルティにより性能が減少していきます。



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