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23.EB-477棲息変異個体 - 18/03/15 21:19:28 - ID:ZFTxhO47+Q
―20039_10_22_0102
事後処理もほどほどに、遊撃部隊は隊舎で休憩を取っていた。うぃきが頬をとろけさせる。
「戦いの後のパジャマパーティー…愛ですわ、愛らしいですわ!!」
ふわふわとした飾りのついた、黄色いクローバー柄のパジャマを着たろりは可愛らしい風情である。ごりの寝間着はシンプルな作りだが、ワンポイントのうさちゃんが主張している。のらきゃっとは滑らかな絹のそれである。シルクの密着感が、何とも言えない艶然さだ。そして―
「あの…そげどの…」
予想してはいた。そげの寝着は、胸に“野良道”と、デカデカとプリントされたTシャツ一丁、ピチピチのそれと、下着だけしか穿いていない下半身が、何故か、色っぽい。
「あの…せめて、う、上も…」
ノーブラTシャツ。それはやはり外法であるが、静かなる禁断の領域―
「のら、大丈夫です、これはですね、テレビによると。外気からマナを蒐集する為の礼装であるからして…うわなにをするのですかやめ(ry」
のらきゃっとに速攻で付けられた。手際良く付けられた。フロントホック式であったのと、やさしくキッチリと包み込まれるように装着させたのは、ちょっとした教育の一環であろう。
さらに、のらきゃっとはうぃきの方を向いた。
「うぃき…」
「なんでしょう、のら様。嗚呼アレですわね、“愛狂羅菜気”(マクラナゲ)ですね?
では私は此処に挟みますのでのら様は其処に擦[お上品規制]」
流石にうぃきは完全武装だ。その薄く透けた武装には“I LOVE LOVE”とデカデカと織りこまれている。ドヤ顔で何処に枕を挟むのか、恐るべきアンドロイドだ。
のらきゃっとは、一瞬、何も言えなかった。
そして、当然の如く“愛狂羅菜気”は開催中止としたい。のらきゃっとには、それが隊舎のロビーでしても良いアソビだとは、とても思えなかった。と、いうわけで。
「うぃき、まくらより、私のひざまくらはどうでしょうか?」
「嗚呼!!この世に枕なんていらなかったのです!!」
のらきゃっとが甘い声でうぃきを膝もとに誘う、うぃきはすぐさま枕をポイ捨てして、柔らかなキャットヘヴンに転がり込んでいった。
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