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ギャグSS投稿スレ
23.タンスの引き出し - 18/04/01 23:55:05 - ID:N9jq8qssow
私は目を覚ました
春の暖かな日差しがカーテンを透過して部屋を照らす
カーテンを開け窓を開けると春風と共に桜の花びらが舞い込んでくる
今日は4月1日、始まりの日
空も快晴で突き抜けるような蒼い空を眺めると心まで晴れやかになりそうだ
ふとベーコンの焼けるいい香りがリビングの扉から漂ってくる
今日ものらが朝ご飯を作ってくれているのか、嬉しいことだ。
私は扉を開け「おはよう、のら」と朝の挨拶をした。が
「あ、お目覚めですかご主人様!」
聞こえて来た声はのらではない、別人だ
フリルをふんだんに使用したゴシック調のメイド服 頭にはヘッドドレスを付けた完璧なメイド
ブロンドの髪にのらより少し背の高いメイドがそこにはいた
「誰だお前ぇぇぇ!」
「誰ってひどいですよマスター!うぃきですようぃき!!」
彼女は顔を赤くしながら私に答える
「うぃき?なんでそんな恰好してるんだ…」「ふふっ、驚いてくれましたかマスター?」
そんなうぃきの後ろからぴょんとのらが顔を出してきた
「うぃきには罰ゲームで一日メイドさんになってもらったんですよ?」
いつものようににんまりとした笑顔で私に近づいてくる、今でも慣れない…
うぃきは私が来てからそわそわして落ち着きがない
「ま、マスター?ああ朝ご飯もうすぐで、できますから!」
「うぃき?今日はマスターじゃなくってご主人様って言わなきゃダメですよ♡」
のらはうぃきに近づくとどうやら耳元で何かを囁いている
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